マレーシアお天気事情 ベストシーズンや天候、雨季・スコール対策まとめ

海外旅行をするにあたり、気になるのはその国のお天気事情。
日本は温帯性の気候に属するため、夏は熱く、冬は寒いという、温帯性の国の気候が当たり前の感覚があります。
しかし、マレーシアの気候は熱帯性。日本人にはあまり馴染みがないため、一体どんな気候なのか、感覚的になかなか掴みづらいもの。

実際にマレーシアへ訪れる人が気になるのは、大体次の点でしょうか。

  • 赤道に近いことはわかるけど、実際ずっと夏なの?冬はないの?
  • スコールって、降るとどうなるの?台風は来るの?
  • 服装はどんなもんなの?

このページではマレーシアを訪れるにあたって気になる、上記のような点についてお天気事情をまとめてみました。

ちなみに実際の天気予報として、例えば首都であるクアラルンプールの天気予報はこちらをご参照ください。
といっても大体晴一時雨か、曇り時々雨とかでほとんど役に立ちません。
理由は後述します。

当サイトのマレーシア記事の一覧はこちらです。
マレーシアってどんな国?観光・旅行に知っておきたい情報をまとめました

マレーシアの主要観光地の選び方はこちらの記事でまとめています。
マレーシア観光案内 おすすめ都市&有名スポットの選び方・ポイントまとめ

マレーシアのベストシーズンは場所により異なる

マレーシアのベストシーズンは都市により異なります。
基本的にはマレー半島側が1月前後、ボルネオ島は場所によりさらに異なります。

クアラルンプールは1月~2月頃

雨季は大体が3~4月前後、11月前後の時期になります。
1月~2月前後が雨も少なく、ヘイズも無い傾向にあるためおすすめです。
7月前後も雨は少ないですが、この時期はヘイズの影響を受けやすい傾向にあります。

ランカウイ島

12月、1月、2月頃が雨が少なくベストシーズンです。
ランカウイ島は7月前後は雨季にあたるため、この時期が一番ベストです。
詳細は次の記事にまとめています。

ランカウイ島のベストシーズンは?天気の傾向、雨季やスコール対策について

ボルネオ島(コタキナバル)

ボルネオ島側は、基本的に一年中雨は降ります。
明確な雨季、乾季の境目はないようです。

ただ傾向として、訪れる方が最も多い、中心都市コタキナバル周辺は1~3月ごろが雨が少ないです。
ですのでこの時期は比較的ベストかと思われます。
都市により結構ことなりますので、詳細は次の記事にまとめています。

ボルネオ島(コタキナバル)のベストシーズンは?雨季やスコール等お天気まとめ

マレーシアではそこまでベストシーズンは意識しなくてよい

マレーシア、基本的にこの時期が強くおすすめ!といったベストシーズンはあまりありません。
理由は、赤道が近く気温が年間を通じて一定であること。
そして雨季でも雨が降り続くような天気は少なく、スコールの多少に差がある程度のためです。
このため基本的には、一年中通じてどの時期に訪れても問題ありません。
どちらかというと、ヘイズ時期を気にしたほうが良いでしょう。

条件がより良い状態で訪れたい、という場合には、「訪問都市の乾季が、ヘイズ時期でない場合にはその時期に行く」となります。
理由は次の通りです。

基本的には乾季に行く

基本的には、乾季の訪問がお勧めです。
特にビーチリゾートに行く場合は乾季のほうが良いでしょう。
雨季でもスコールが多い程度ではありますが、少ないほうがビーチリゾートはより楽しめます。

ただし、スコールにもメリットはあります。
スコールが降った後は空気が落ち着いて少し涼しくなるため、外が過ごしやすくなります。
また次に示すヘイズ等が発生している場合でも、スコールが空気中のヘイズを地面に流してくれて、景色が見えやすくなる、などです。
スコールが多い時期は場所により異なりますので、ヘイズ時期が雨季の場合にはむしろプラスの場合もあります。

ヘイズがない時期である

外務省のヘイズ情報ページから引用すると、以下の通りということです。

インドネシア・スマトラ島などにおける大規模な野焼きや森林火災により生じ
た煙が,南西季節風(モンスーン)により,マレー半島やシンガポールに流される
ことにより生じる煙害を指します。例年は,5月~10月にシンガポール,マレーシ
アの一部地域で観測されます

この時期はヘイズが発生します。霧のような感じで、ひどい場合には先が全然見えません。
観光であればせっかくの景色が綺麗に見えなかったりします。
PM2.5等アレルゲン物質が大量に浮遊しており、人により体調を崩したりします。マスク必須です。

ヘイズが発生しているときにスコールが降った場合、空気中のヘイズを落としてくれるのでだいぶ景色が見やすくなります。
ですのでこの時期が雨季である場合には、概ねそこまで激しいヘイズに当たることは多くないでしょう。

マレーシアのお天気傾向は、東京の8月頃の天気が1年中続く

マレーシアは1年を通して、最高気温は33度前後

パビリオン/クアラルンプール

マレーシアは赤道に近く、気候としては熱帯性です。
俗にいう、「常夏」の街になります。
気候は大体そのイメージの通りで、気温は年間を通じて気温は33度。
常に日本の8月くらいの夏である、といったイメージを持っていれば大体あっています。

湿度も同じ程度

実は湿度も、マレーシアは年間通じて80%程度になります。
東京も8月ごろであれば、80%程度の湿度になるのでほぼ同じです。
高温多湿、日本の夏が延々と続いているイメージを持っていただければ合っています。

島国の気候は基本的に高温多湿

これは、マレーシアが半島にあり、ほぼ島国と同じ気候を持っている事によります。
大体島国の夏は高温多湿になります。(よっぽど寒い所に居ない限りは)
ですので、マレーシアも日本も、夏の性質に関して言えばほとんど変わりません

実際の天候情報

具体的な数字で見てみましょう。
マレー半島代表はクアラルンプール、ボルネオ島代表をコタキナバルとします。
高地にあるキャメロンハイランドのような場所は別ですが、基本的にはマレーシア全体で大きく天気傾向は変わりません。

クアラルンプールの天候

気象庁のクアラルンプールの天気情報を参考に、以下のグラフを作成しました。

東京ークアラルンプール 天気比較グラフ

青がクアラルンプール、赤が東京の月ごとの気温・降水量になります。
ぱっと見ていただければわかる通り、クアラルンプールは一年中とおして気温はほぼ一定。
数字としては東京の8月より少し暑いくらいです。

 月平均気温平均気温平均降水量平均降水量
(クアラルン
プール)
(東京)(クアラルン
プール)
(東京)
1月26.95.2210.352.3
2月27.35.7203.656.1
3月27.68.7273.7117.5
4月27.713.9286.7124.5
5月2818.2198.1137.8
6月27.921.4139.7167.7
7月27.525150.3153.5
8月27.426.4164168.2
9月27.222.8200.2209.9
10月27.117.5256.6197.8
11月26.812.1333.592.5
12月26.77.6255.651

コタキナバルの天候

同じように、気象庁のコタキナバルの天気情報を参考に、以下のグラフを作成しました。

東京ーコタキナバル 天気比較グラフ

もう誤差の範囲といっていいでしょう。ほとんど変わりません。
唯一雨季だけ異なるため後述しますが、基本的にはクアラルンプールとほぼ同じです。
やはり気温は一定で、日本の8月より少し熱い感じですね。

ボルネオ島各都市の情報は以下の通りとなります。

月平均気温月降水量
東京
(参考)
コタキ
ナバル
サンダ
カン
クチンミリ東京
(参考)
コタキ
ナバル
サンダ
カン
クチンミリ
1月5.226.626.725.626.352.3117.2396.9716.2278.4
2月5.726.826.925.926.456.171.6369.5465.5154.6
3月8.727.427.426.326.9117.588.1216.1358.5154.5
4月13.9282826.627.5124.5130.7174.2275.8167.1
5月18.22828.32727.7137.8233.8132.2252.7204.5
6月21.427.72826.927.4167.7275.8168.7228.5223.5
7月2527.427.726.627.2153.5286211.1209.7210.4
8月26.427.527.826.727.4168.2276.2230.8231.4240.6
9月22.827.327.626.327.1209.9297.6287.4263.7237.9
10月17.527.127.426.126.8197.8361.3332.5343.9316.2
11月12.12727.225.926.892.5310.9321.6362.7282.3
12月7.626.926.925.726.651207.9449482.2355.9

マレーシアと日本の差は台風とスコール

マレーシアには台風は来ない

マレーシアに台風が来ることはありません。
くる場合は相当なレアケースのようです。
これは赤道の温まった気温で作られた台風が、基本的には北に流れるためです。
マレーシア北部の海上で発生した台風は、そのまま北に流れるためマレーシア本土に上陸することは起こりません。
これは赤道に近い国に共通した特徴です。

ですので、マレーシアに来るさいに台風の心配は不要です。
どちらかというと、入出国の際に日本が大丈夫かのほうが不安です。

ですが、台風が来ないからといって雨の心配がないわけではもちろんありません。
熱帯の国の特徴「スコール」があります。

スコールとは

百聞は一見にしかず。
ということで、スコールの様子を動画でご覧ください。
こちらはランカウイ島でのスコールの様子ですが、基本的にマレーシアどこでもスコールはこんな感じです。

マレーシアではスコールが一年中発生する

スコール/クアラルンプール

熱帯の国ならでは、スコールがマレーシアでは多発します。
日本でもゲリラ豪雨が最近比較的よく話題になります。
大体夕方ごろが多いイメージですが、マレーシアではあまり時間は関係ありません。
スコールは午前中からいつでも降ります。
強いて言えば朝一はあまりスコールは多くない傾向にはあります。

ゲリラ豪雨がいつでもくる、と考えると、大体怖さが分かるもの。
とは言え、日本と異なる点は、一日中雨、といった気候にはならない点でしょうか。

スコールが一気に1時間前後ふって、止む。はれて、くもって、またスコール。
大体毎日がこんな天気です。

スコールがいつ降るかは完全に読めないため、このあたりはもう運しだいです。
実際のクアラルンプールの天気予報が分かりやすいですね。
大体晴一時雨か、曇り時々雨。ほとんど役に立ちません。これはスコールのせいですね。

折り畳み傘は持っておいたほうが使えることもありますが、なんせスコール。

強い時はほんとうに強いので、そういった場合には役に立たないこともおおいです
ですので少し弱まったかな、といったところで、ちょっとした移動に使えるかな、程度。
しかもまた突然強くなったりすることもあるので、油断はできません。

雨季が避けられる場合には避ける

ではまったく対策ができないのかというとそういうわけではありません。
マレーシアにも雨季があり、雨季の時期にスコールが多く発生します。
台風はマレーシアには来ません。
ですので前述したお天気グラフ、降水量のところがスコールの量と思っていただければいいでしょう。
日本の梅雨とは異なり、一日中雨が降り続くといった陽気にはあまりなりません。
スコールが多いか少ないか、といった形です。

ですがあまり雨季だから、といって避けなければいけないかというとそうではないかと思います。
結局いつでもスコールは降りますので。
あまりこの点は気にしなくても良いかとは思われます。
この時期に行けたら理想、くらいでしょうか。

 

服装は基本的に半袖、但し羽織るものは必要

服装は基本的に半袖

こういったお天気事情なので、服装は基本的に半袖です。
現地でもだいたいの人が半袖、ビジネスマンでもない限りは半袖です。
但し1店、マレーシア独特なのが、現地マレー人の女性はだいたいがイスラム教徒です。
そのため、ブルカに長袖という衣装の方も良く見かけます。
半袖の女性の方ももちろんいて、これはだいたい中華系かインド系ですね。

ただ女性的には紫外線など気になる所でしょうから、むしろ長袖でも浮かないのはメリットでしょうか。
マレー人的にはむしろ肌の露出が少なくあるべきですので、好まれると思います。

こういった服装の差で文化を感じられるのもまたマレーシアならではですね。

ショッピングモールのエアコンはききすぎている事に注意

年中こういった気候なので、エアコンはどこでも大活躍しています。
ただし、ショッピングモールのエアコンは、だいたい効きすぎています。
日本人の感覚だとまあまあ寒いですね。
特に女性の方は、簡単な羽織るものはあったほうがいいです。
正直寒暖差きついので、体調は崩しそうになりますね・・・。

ちなみに服装は半袖がほとんどなのですが、なぜか12月ごろにヒートテックを売りに出します。

ファーレンハイト88/クアラルンプール

このあたりはなんでなんでしょうか・・・。北半球への旅行者向け?だいぶニーズ限られてませんかね。
この謎だけは解けませんでした。売れるんでしょうか。

まとめ

結論としては、大体東京の8月くらいが一年中続いている、と思ってもらえれば問題ないです。
ゲリラ豪雨のひどいのが、一日中どっかで1度、2度あります、といったところ。
恰好は半袖で問題ないですが、スコールのあとや屋内は冷えるので、羽織るものはあったほうが安心。
また日焼けもきになるなら羽織っておいたほうが良いです。
マレー系の女性は長袖なので、あまり浮くこともありません。

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