リゾート地を訪れるときに気になるのは、ベストシーズンがいつなのかです。
せっかく旅行に行くのですから、ある程度落ち着いた気候の雨の降られない時期に行きたいもの。
ではランカウイ島訪問のベストシーズンはいつ頃なのでしょうか?
雨季や天気の傾向についてまとめてみました。
ベストシーズンは12月、1月、2月
先に結論から。
ランカウイ島の乾季は12月、1月、2月。
気温は南国のため年間通じて27度前後と一定なので差はほとんどありません。
ですのでこの時期に訪れることができると、スコールも少なくよりベストです。
この時期にいける人はこの時期に訪れましょう。
と、ベストシーズンの話だけだとこれで終わってしまうので、これ以外の天気の傾向についてもご案内します。
ランカウイ島の天気の傾向について
平均気温、平均降水量について
気象庁のページに世界各地の平均気温、平均降水量が掲載されています。
ランカウイ島にピンポイントにあったものはないのですが、近隣ペナンの数字がありますのでこちらを引用します。
同じ島、かつ、距離も100キロちょっとと箱根駅伝片道分くらいの距離とそこまで離れておらず、傾向も似ているためこちらが参考になります。
数値的には以下の通りとなります。
月 | 平均気温 (ペナン) |
平均気温 (東京) |
平均降水量 (ペナン) |
平均降水量 (東京) |
1月 | 27.5 | 5.2 | 66.6 | 52.3 |
2月 | 27.9 | 5.7 | 87.1 | 56.1 |
3月 | 28 | 8.7 | 161.3 | 117.5 |
4月 | 28.1 | 13.9 | 204.3 | 124.5 |
5月 | 28.1 | 18.2 | 207.4 | 137.8 |
6月 | 27.9 | 21.4 | 169.4 | 167.7 |
7月 | 27.5 | 25 | 197.6 | 153.5 |
8月 | 27.3 | 26.4 | 260.6 | 168.2 |
9月 | 27 | 22.8 | 319.2 | 209.9 |
10月 | 26.8 | 17.5 | 347.4 | 197.8 |
11月 | 27 | 12.1 | 215.9 | 92.5 |
12月 | 27.2 | 7.6 | 116 | 51 |
気温は年間を通じて27~28度
気温は年間差がほとんどありません。
27~28度と、ほぼ一定の安定した南の島の気温です。
東京の8月よりやや暖かい位の、南国の気温です。
日本で例えるなら夏の九州くらいの気温です。沖縄まではいかない、と考えると少し意外ですね。
このため服装などを気にされているのであれば、普通の夏の恰好をしていけば問題ないかと思います。
ただしこの国、エアコンが非常に強いです。
特にショッピングモール等のエアコンはかなり強力で多少肌寒いほど。
特に女性の方であれば、お店に行く場合には羽織るものを用意していくのがいいでしょう。
また、近年は蚊を媒介したいろいろな疫病も流行っています。
男性女性問わず、あまり肌は露出しておかないほうがいろいろ安全だと思います。
特にランカウイ島は自然が多いせいか、場所により蚊も結構います。
日本から虫よけも持参で訪れるのをお勧めします。
降水量は12月、1月、2月が少ない
降水量は12月、1月、2月が少ないです。
ですのでこの時期に訪れるのがベストではあります。
ただ、この降水量は後述しますがスコールの多さ・少なさになります。
そのためこれ以外の時期だからといって、そこまで心配する必要もないかなとは思います。
あくまでこの時期にいけるのであれば行けたらいいかな、くらいの時期ですね。
ランカウイ島の雨季は8、9、10月
ランカウイ島の雨季は8、9、10月です。
日本だと台風ピークの9月が一番降水量が多いですが、ランカウイ島のピーク10月は日本の9月の七割増し程度の降水量があります。
・・・と、こう聞くと日本と同じようなイメージを持たれるかもしれません。そしてずっと雨が降り続きそうとも。
ですが、こちらは南国マレーシアです。
実は赤道近辺は台風が発生しません。そのため、マレーシアで台風の被害にあうことはほぼありません。
ですので、ずっと雨が降り続くような天気は(まったくないわけではないですが)あまり多くありません。
基本的にはこの降水量は、スコールの降水量です。
スコールはとにかく猛烈な雨なので、一気に雨が降り注ぎます。反対に止むときもさっとやみます。
あまりじとじとしとしとした弱い雨が続くようなことは、マレーシアでは少ないですね。
この雨季は、スコールが多いんだな、くらいと考えてください。
この間は割り切って屋内でのんびりするのが良いでしょう。
スコール対策
ではスコールってどんなもんなのでしょう。
見たほうが早いと思います。こんな感じです。
これはダタイ宿泊時にスコールが着た時の映像です。
最近だと日本でもゲリラ豪雨でガンガン強い雨ふりますが、あれがより強力に、雨の強い時間が長くなったようなイメージです。
ただゲリラ豪雨と同じように、やむときはすぱっとやみます。
有名リゾートホテルであれば、部屋に傘は基本的に置いてあります。
近くにスタッフがいる場所であれば貸してもくれるでしょう。
ただこの雨なので、降った場合には傘はあまり役に立たないのも事実ですね。
降り出した場合には屋内でおとなしくしておくのがベストです。
スコール対策として午前中の外出をお勧め
一般論ですが、スコールは日中に気温がだんだんと温まってきたときに発生しやすいです。
そのためお昼~午後にかけて多く発生する傾向にあります。
反対にまだ気温が高くなっていない午前中はそこまで発生しません。
(もちろん例外はあるのですが)
ですのでビーチや、特にケーブルカー等の観光をする場合には午前中、可能であれば朝一番に訪れることをお勧めします。
ケーブルカーであればオープンと同時にかけこむくらいでもいいです。
ですが、1点だけ注意を。
これはボルネオ島の例になってしまうのですが。


キナバル山
東南アジア最高峰、ボルネオ島のキナバル山です。
朝一番にいったので見事な快晴、綺麗な景色が見えました。
ですがこれだけ晴れていても、15分後にはスコールがやってきてとんでもないことになりました。
もちろん景色なんて見れた状態じゃないです。
といった風に、すごい晴れていたとしても、スコールは突然やってきます。
こればっかりは運なのでどうしようもないです。
ただ、スコールにあったとしても、しばらくしたら必ずやみます。
ですので降られた場合には諦めて、おとなしく屋内メインの観光を楽しみましょう。
例えばケーブルカーであれば、ふもとのオリエンタルヴィレッジでお土産ショッピングやお食事でもしてのんびりですね。
スコールが降った後には雲が晴れて、良い景色が見れるかもしれませんよ。
(海行く場合だけは海が濁ってしまいますが・・・)
まとめ
最後に。
実は私自身は一番雨真っ盛りの10月にランカウイ島に行きました。
確かにスコールはいっぱい降った記憶がありますが、そんなに困るほどでもなかったです。
一日に1~2回程度、だーっと降るくらいなので、うまいこと切り替えながら行けば全然楽しめます。
むしろスコールもアクティビティと割り切って、せっかく南国に来たのだから遭遇するのもわるくないと思います。
スコールの中ボートにのったのは、むしろ気持ちよかったくらいです。
ですので、もちろんあえて雨季に行く必要はないかもしれませんが、逆に雨季だからあきらめる必要もないかなと思っています。
南国の天気はどちらにせよ変わりやすいので、雨季ではない時期にいってもスコールを完全に避ける事はできません。
自分のタイミングに合わせて訪れても、それはそれで楽しめるのではないかなと思います。