マレーシアってどんな国?観光・旅行に知っておきたい情報をまとめました

東南アジアの熱帯の国、マレーシア。名前は聞いた事があれど、具体的なイメージがある方はあまりいないかもしれません。

最近はテレビでもマレーシア特集を見かける場合が多く、その場合はその物価の安さと、設備の豪華さにスポットが充てられている事が多いですね。実際その通りだと思いますし、少し古い調査にはなりますがエクスペディアの観光コスパランキング調査ではクアラルンプールが一位になっています。非常に安く、でも良い旅ができるのは、マレーシアならではと言えるのではないでしょうか。

そんな近年注目を集めているマレーシアについて、観光をする上で必要となる基本的な情報をまとめました。私自身は、マレーシアへは個人的に7回入国しており、マレーシアの主要都市(クアラルンプール、ランカウイ島、ペナン島、ジョホールバル、マラッカ、ボルネオ島)へは全て観光で訪れています。在住者にはかなわないですが、観光客の目線で皆様のマレーシア観光にお役に立てる情報が提供できれば幸いです。

マレーシアってどんな国?

まず、マレーシアがどんな国なのか、あまり皆さんイメージがわきにくいのではないでしょうか。 マレーシアは、東南アジアでは随一の経済的発展を遂げている国で、国民一人当たりGDPでは、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国ではシンガポールとブルネイに次ぐ第3位となる規模に成長しています。

ペトロナスツインタワー/クアラルンプール
ペトロナスツインタワー/クアラルンプール

首都クアラルンプールには超大型の高層ビルが林立しています。例えば有名なペトロナスツインタワーは当時世界一の高さを誇るビルでしたし、現在でもツインタワーとしては世界一の高さを誇っています。現在では中国の上海中心を抜いて東南アジア最高の高さを誇る予定のビル、KL118が現在建設中。このKL118よりも大きいビルも現在計画中です。

そんな発展著しいマレーシアですが、観光する上で楽しめるポイントは、大きく次の3点になります。

  • 文化:多民族国家らしい様々な民族の文化が融合してできた街並み
  • 自然:ユネスコに認定され保護された自然と、隣接する高級リゾート
  • 食事:本格的なマレー&中華&インド料理の数々

それぞれについて、実際の写真を交えながらご案内します。

文化

マレーシアは多民族国家。マレー系・中国系・インド系のそれぞれの民族の文化に加えて、独立前まではイギリス植民地であったためにヨーロッパの文化も混ざった、独特の雰囲気が魅力です。都市風景と、世界遺産に分けてご案内します。

都市風景

KLCC公園/クアラルンプール
KLCC公園/クアラルンプール

クアラルンプールの象徴といえばやはりペトロナスツインタワー。1998年の完成時から2003年に台北101に抜かれるまで、世界一の高さを誇ったビルになります。現在でもツインタワーとしては世界一の高さを誇るこのビルは、クアラルンプールの象徴として市民の間でも親しまれています。

独立記念公園/クアラルンプール
独立記念公園/クアラルンプール

クアラルンプールの中心部、独立記念公園周辺には、旧連邦事務局などのイギリス植民地時代から残されている多くの建造物を楽しむことができます。ヨーロッパ様式にイスラム様式が合わさった、当時独特のオリエンタルな建造物が多く立ち並ぶその姿は圧巻です。

バトゥ洞窟入口/クアラルンプール周辺
バトゥ洞窟入口/クアラルンプール周辺

クアラルンプールの郊外から少し離れた場所にあるのはバトゥ洞窟。ヒンドゥー教の寺院で入口にある巨大な神様の銅像と、極彩色に塗られた独特の建造物や階段は必見のスポット。

世界文化遺産

マレーシアの世界文化遺産は、マレー半島側に「マラッカ海峡の歴史的都市群」「レンゴン渓谷の考古遺跡」という二つの世界遺産があります。「レンゴン渓谷の考古遺跡」 は、旧石器時代の考古学的に非常に貴重な遺跡があるようなのですが、正直絵的に地味で旧石器時代にそこまで興味がある人が多くないのか不人気のようです・・・。アクセスもかなり悪いというのもあると思います。

というので、こちらでは人気の高い「マラッカ海峡の歴史的都市群」をご案内します。マラッカ海峡で古くから欧米諸国の植民地として栄えた港湾都市、「マラッカ」「ペナン」の2都市にある各種施設が認定を受けています。

ペナン市庁舎/ペナン島
ペナン市庁舎/ペナン島

個人的におススメはペナンです。ペナンはイギリスの植民地支配を受けていた都市なのですが、非常に美しいイギリスの建造物と、アジアらしい混沌とした建造物が混在している独特の街並みに圧倒されます。

セントジョージ教会/ペナン島
セントジョージ教会/ペナン島

こちらは植民地時代に建立された教会、セントジョージ教会。ペナン観光の目玉で多くの人が訪れます。このヨーロッパ風の美しい建造物がこのあたりはずっと続いていて、歩いているだけで楽しめるエリアです。

観音寺/ペナン島
観音寺/ペナン島

一方、やはり同じ時代に中国系移民によって建立された寺院、観音寺。このいかにもアジア!といったたたずまいで、ヨーロッパ風の建築物が続いていたエリアからほんの100メートルも離れていない場所にこれがあるのがペナンです。ほかにもヒンドゥー教の寺院もまた100メートル前後の場所にあります。文化のごった煮感が激しい町並みは、ペナン独特のものです。

オランダ広場/マラッカ
オランダ広場/マラッカ

そしてもう一つの世界遺産都市、マラッカ。こちらは更に古く1600年代のオランダ植民地時代、そしてそのあとのポルトガル植民地時代、そしてイギリス植民地と欧州列強3か国の植民地支配を受けてきた歴史があります。それぞれの時代の建造物がマラッカには残っており、ヨーロッパとアジアの歴史が混ざった都市です。

セントポール教会/マラッカ
セントポール教会/マラッカ

代表的なものはセントポール教会でしょうか。こちらにはキリスト教宣教師、フランシスコ・ザビエルも布教の拠点として滞在していたこともあり、銅像も作られているほどです。ザビエルはここマラッカを拠点にして日本に訪れたことから、当時の日本とのつながりを感じられるスポットとしても人気です。

自然

マレーシアには自然も豊富。その多くの自然の中から、ユネスコによって2か所が世界自然遺産に、1か所が世界ジオパークとして認定されています。

世界自然遺産

マレーシアの世界自然遺産としては、ボルネオ島の二か所、「キナバル公園」と「グヌンムル国立公園」が認定されています。うち「グヌンムル国立公園」は、プロペラ機で山中の空港に降り立ち本気のボルネオ島の奥地に飛び込むかなりトリッキーな公園。大変魅力的な自然が美しいのですが、体力的な挑戦も必要で一般的ではないので省略します。

ここでは人気の高い「キナバル公園」と、その周辺部にあるおススメスポットをご案内します。

キナバル山/ボルネオ島
キナバル山/ボルネオ島

富士山より高い東南アジア最高峰、4095メートルを誇るキナバル山。その周辺部に広がっているのがキナバル公園です。周辺の高所から眺めるキナバル山の景色は圧巻。ふもとに広がる公園では、自然を生かしたキャノピーウォークを楽しむことができます。

ラフレシア/コタキナバル郊外
ラフレシア/コタキナバル郊外

そして好き嫌いはかなりあると思うのですが・・・。ここでしか見られない世界最大の花、ラフレシアもあります。人工的に咲かすことはできないようで、天然物が咲いているのを見れるのは運がいいのだとか。このため日本では模型展示はあれど、本物はどうがんばっても日本では展示ができないため、大変貴重な花です。 地元の人たちが一生懸命探したお花を、一人30リンギット(900円程度)払って見に行くことになります。結構高い。

リバークルーズ/ボルネオ島
リバークルーズ/ボルネオ島

また世界遺産ではありませんが、ボルネオ島の中心都市・コタキナバル周辺ではリバークルーズも人気です。ボルネオ島の大自然を眺めながらのリバークルーズは、時折テングザル等の野生動物が眺められることも。

リバークルーズ/ボルネオ島
リバークルーズ/ボルネオ島

特に川から見る夕焼けは非常に美しく、圧巻の一言です。ボルネオ島にきたらこちらも是非訪れてみてほしいですね。

ランカウイ島の自然

続いてこちらもユネスコに認定された世界ジオパークである、ランカウイ島。世界ジオパーク自体があまり有名ではないのですが、「地質学的な遺産を保護し、自然と人間とのかかわりを理解する場所として整備がなされ、教育の場や観光資源として生かされている」場所が認定されている事業です。日本だと洞爺湖や阿蘇山等が認定されています。

ケーブルカー/ランカウイ島
ケーブルカー/ランカウイ島

自然を生かした島のため、ランカウイ島には目立った繁華街がない落ち着いた田舎の島です。ただその自然を生かした多くの高級リゾートや、落ち着いたビーチが大変観光客に人気です。

マングローブリバークルーズ/ランカウイ島
マングローブリバークルーズ/ランカウイ島

私自身はこちらのランカウイの川をカヤックでこぎながら進むツアーに参加しましたが、こちらは非常に興味深いツアーでした。面白い。特にランカウイ島の最奥部は、大型の生物が一切いないこともあって、自然の中なのに物音一つしなくて静かなんですよね。この独特の自然が楽しめるのが、ランカウイの良さなんだなと思います。

夜景/ジ アンダマン ランカウイ
夜景/ジ アンダマン ランカウイ

そして何よりこの星空。ランカウイ島は夜は本当に真っ暗なので、星空が非常に美しく見えるのです。雲がかかってしまったときは残念ながら見えないのですが、雲が消えたときの星は非常に圧巻。是非見てほしいスポットです。

ランカウイ島はリゾートとしても人気が高く、このあとリゾートのご案内もします。

南国のリゾート

マレーシアのリゾートといえばやはりランカウイ島。フォーシーズンズ、リッツカールトンといった超有名リゾートホテルが数多く林立する島ですが、島自体は非常に落ち着いた田舎の島で、そののんびりした島の空気感に魅了される方は多いのではないでしょうか。

ロビー/ジ アンダマン ランカウイ
ロビー/ジ アンダマン ランカウイ

私自身のおすすめは、やはり島の最奥部に位置するホテル。ダタイとジ・アンダマン。どちらかというとダタイがよりラグジュアリーなホテルで、アンダマンがカジュアルなホテルになります。とはいえ、そのアンダマンでもロビーは写真の通り、非常に高さと広さのあるロビーに圧巻されます。もちろんこちらでウェルカムドリンクのサービスも受けられます。

夜景/ジ アンダマン ランカウイ
夜景/ジ アンダマン ランカウイ

そして最奥部、夜には非常に光が少なくなります。海辺からは天気さえよければ、非常に美しい星々が見られます。この満天の星空は、マレーシアの中でも奥深いランカウイの、さらに奥深いこのエリアだからできる景色ですね。

ビーチ/ジ アンダマン ランカウイ
ビーチ/ジ アンダマン ランカウイ

もちろんビーチはプライベートビーチ。どちらかというと泳ぐというよりかは、落ち着いてのんびり過ごすためのビーチですね。ビーチには数多くのビーチチェアが並べられていて、タオルを引いてのんびりごろんと過ごす落ち着いた時間は、まさに南国のリゾート、といった感じで落ち着けます。ランカウイは透明度はそこそこですが、 その非常に落ち着いた雰囲気と美しい白砂が評価され、ナショナルジオグラフィックの世界Top10ビーチにも選ばれています。

デラックスファミリールーム/シャングリラ ラササヤンリゾート
デラックスファミリールーム/シャングリラ ラササヤンリゾート

ランカウイ島はリゾートに偏っているため、基本的にはリゾートホテルに籠りきりになります。リゾートでももっとアクティブに過ごしたいなら、ペナン島がおススメ。シンガポールでも世界中の要人が宿泊する事で有名なシャングリラリゾートは、ペナンにもあり、こちらも大人気のホテルです。

プール/ゴールデンサンズリゾート
プール/ゴールデンサンズリゾート

こちらはビーチがパブリックビーチのため、そこまで整備されておらず(人はあまりいないので落ち着いてはいるのですが)ちょっと残念ではあります。ですが、それを気にしなくなるぐらいのプールや、各種設備、そしておいしいレストランが人気のホテル。特にファミリー向けには、お隣のホテルの子供向け設備やプールも利用できるためおススメ度が高いです。

デラックスファミリールーム/シャングリラ ラササヤンリゾート
デラックスファミリールーム/シャングリラ ラササヤンリゾート

もちろんお部屋も広々リゾートで大変快適です。しかもこちらのホテルはお値段も比較的リーズナブル。ペナンの世界遺産観光と合わせて、リゾートもセットで楽しめる、大変贅沢な旅が過ごせます。

食事

海外旅行といえば、個人的には食事は非常に重視したいところ。マレーシアといえばまずナシゴレン等のマレー料理をイメージしますが、多民族国家のマレーシアでは、中華料理やインド料理も独特の進化を遂げていて、マレーシア発祥の中華料理がインド料理があるのが特徴です。

ナシレマ/マダムクアン
ナシレマ/マダムクアン

まずは定番ナシレマ。ナシはマレーシア語で「お米」、レマは「ココナッツミルク」を意味しています。その名前の通り、ココナッツミルクで炊いたご飯に、様々なおかずを付けたものをナシレマと言います。ちなみにゴレンは「揚げる」という意味で、なのでナシゴレンの場合には揚げたごはんがでてきますね。

バクテー/新峰肉骨茶
バクテー/新峰肉骨茶

ちなみにマレー料理を食べてみて、あまり口に合わない・・・という方。これはもう好みの問題なので仕方ないです。ただちょっと待ってください!そういった方におススメできるのが、マレーシアの中華系民族の間で独自に発展した中華料理。代表格はバクテーですね。独特の香辛料で煮込まれた豚肉は、柔らかくて絶品です。こういったものを試してみるのもおススメです。

Heun Kee Claypot Chicken Rice/セントーサ島
Heun Kee Claypot Chicken Rice/セントーサ島

また個人的におすすめなのはクレイポットチキンライス。あまり出しているお店は多くないのですが、クアラルンプールのお店の物は非常に人気が高く、シンガポールはセントーサ島に支店を出すほど。土鍋で煮込まれた鶏肉とごはんの組み合わせは、日本人には非常にとっつきやすいのではないでしょうか。

小籠包/鼎泰豊
小籠包/鼎泰豊

それでもだめなら鼎泰豊はいかがでしょうか。こちらはもちろん台湾のお店なのですが、マレーシアの鼎泰豊は台湾本国より安く、おそらく世界一安く小籠包を楽しめるお店です。クアラルンプールやペナンにお店があるので、一度訪れてみる事をおススメ。

シーフードビュッフェ/スパイスマーケットカフェ
シーフードビュッフェ/スパイスマーケットカフェ

また他にも高級ホテルのディナービュッフェ等もおすすめ。写真はペナンのシャングリラリゾートのものです。お値段は概ね日本と同じ、1人5000円~10000円程度の間が多いため、お値段的にはそこそこはします。ですが、日本とは比べ物にならないくらい圧倒的に多くの種類の料理が出てきて、そして質も圧倒的に高いため、非常におススメできます。

また他にも、リッツカールトン・クアラルンプールの中華レストランは、ランチタイムには非常なお手頃なお値段で楽しめ、こちらも絶品です。こちらもおすすすめですね。

カヤトースト/オールドタウンホワイトコーヒー
カヤトースト/オールドタウンホワイトコーヒー

そしてマレーシア定番の朝食といえばカヤトースト。シンガポールでもおなじみで、この界隈では鉄板の朝食です。独特の甘いカヤと呼ばれるクリームが塗られたパンは、食べた瞬間直感的にカロリーがどのくらいあるのか気になるくらい甘い魅力的なパンです。非常にリーズナブルなお値段で楽しめますので、おススメです。

OldTownwhiteCoffeeFreezy/オールドタウンホワイトコーヒー
OldTownwhiteCoffeeFreezy/オールドタウンホワイトコーヒー

またこちらも甘々な、マレーシアはイポー発祥のホワイトコーヒー。マレーシアローカルのコーヒーチェーンとして非常に有名である、オールドタウンホワイトコーヒーにてお手軽に楽しむことができます。是非こちらは甘いまま楽しんでほしいところ。カヤトーストとセットで食べてしまいましょう。旅行中はカロリーの事なんて忘れてしまいましょう。

StrawberryPuddingSmoothies/tealive
StrawberryPuddingSmoothies/tealive

tealiveもマレーシアでは欠かせないですね。有名な台湾ティーショップで、タピオカドリンクテ等も売っているのですが、それ以外にも様々な果物やお茶をベースにしたドリンクを売っているのでおススメ。とくにマレーシア、暑いので、飲み物は定期的に補給して熱中症にならないように注意しましょう。

マレーシア基本情報

ここまでざっくりとマレーシアの観光情報をお伝えしたところで、ではマレーシアが具体的にどんな国なのか、基本情報をご案内します。

基本情報は外務省公表のデータを確認頂くのが一番正確です。以下、適宜補足を入れます。

場所・地図

このあたりです。
大きく東側のマレー半島側と、西側のボルネオ島側に分かれます。

マレーシアは大きく、マレー半島とボルネオ島に分かれます。
下図左側、マレー半島となっている箇所がマレー半島です。
サバ州、サラワク州となっている箇所がボルネオ島のマレーシア領域です。

マレーシア全体図

名称・国体

正式名称は「マレーシア」。漢字での表記は「馬来西亜」。日本との二国間関係は、「日馬関係」等と表記される事もあります。
13州と、3連邦直轄領からなる連邦国家です。
但し、ボルネオ島側に所在する2州は物理的にも歴史的にも隔たりがあるために、マレー半島側の11州と比べ高度な自治権が認められています。

マレーシア連邦と表記されることもありますが、正式な国名には「連邦」の表記は含まれません。
旧イギリス植民地であり、旧イギリス植民地下にあった国々で構成されるイギリス連邦の加盟国です。

面積

33万平方キロ。
日本列島から、九州と四国を差し引いた面積に近いです。

人口

3119万人。
一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の人口(3487万人)よりやや少ない程度です。

首都

現在の首都はクアラルンプールです。
1896年のマレー連合州成立の際に首都となって以来、マレー半島の中心都市の座を保ち続けています。
場所は以下の地図に示します。

但し、クアラルンプール中心部の人口過密に対する懸念から、首相官邸や連邦裁判所等一部の首都機能はプトラジャヤへ移転されています。
プトラジャヤはクアラルンプールの南25キロ程の場所にあります。
また、旧都は歴史的にマラッカ(ムラカ)とされることが多いです。

マレーシア首都の歴史に関しては、以下記事にまとめています。
マレーシア首都事情 クアラルンプールの現状、機能移転や昔の首都について

国旗

マレーシア国旗/コタキナバル

名称は「Jalur Gemilang」。Jalurは14本のストライプの模様を指し、Gemilangには荘厳、豪華、雄大といった意味があります。
なお、ストライプ数の14本は、マレーシア成立当時の14州を意味していましたが、途中でシンガポールが独立します。
国旗は変更せずそのまま使っていましたが、新たにクアラルンプールが連邦直轄地として指定されたため、現在は13州+連邦直轄地、という意味合いになっているようです。
(連邦直轄地は現在、ラブアンとプトラジャヤが増え3つあるのですが、まあ国旗を変えるのは大変ですからね・・・)
月と星はイスラム教のシンボルですね。

元首

アブドゥラ第16代国王陛下(パハン州スルタン)

マレーシアは連邦国家で、各州ごとに国王(スルタン)がいます。(いない州もあります)マレーシア全体の国王はこの各州のスルタンから選ばれる決まりになっています。現在の国王陛下は2019年1月に就任され、任期は5年です。

首相はマハティール・ビン・モハマド閣下。1981年~2003年まで首相を務めていましたが、2018年に再度首相へ就任しています。

言語

公用語はマレー語です。

但し、その民族構成から中国語、タミール語も多く使われるため、町中でも見ることは多いです。
またイギリスの植民地であった影響から英語は1967年まで準公用語となっていたため、英語も非常に広く使われています。
概ねの人が(綺麗かブロークンかの違いはあれど)簡単な英語でのコミュニケーションが取れます。

感覚的に、街中歩いていて見るのはまずマレー語、次に英語、次に中国語といったところでしょうか。
タミール語は見かけますが頻度は高くないです。
中国語は都市部ほどよく見かけます。

マレーシアの言語事情については、次の記事でまとめています。
マレーシア言語事情 公用語はマレー語・英語力アジア2位に旅して感じた実態

天候

  • 天気
    • 熱帯性のため、年間通して日本の8月(29度前後)です。台風は無く、スコールが発生するのが大きな違いでしょうか。
  • 雨季
    • 場所により異なるため、後述する別記事でまとめています。なお、雨季でもスコールの多少が異なる程度で、一日中雨が降り続くような状態はあまり多くありません。
  • ベストシーズン
    • ヘイズが発生せず、かつ雨季ではない時期に訪れられればベストですが、そこまで強く気にするほどではないでしょう。
  • 服装
    • 日本の真夏の恰好で良いです。但し、蚊による感染症対策のため、肌の露出は避ける事をお勧めします。またショッピングモールはかなり冷房が強いため、冷え性の方は上着を持ち歩くことをお勧めします。

お天気に関する各種情報は、こちらにまとめています。
マレーシアお天気事情 ベストシーズンや天候、雨季・スコール対策まとめ

通貨

マレーシアの通貨はマレーシア・リンギット。補助単位はセン。
為替レートはここ10年間、25~35円の幅で推移しています。
リンギットについての概要と歴史、レート推移といった基本情報は、こちらにまとめています。
マレーシア通貨リンギットについて レートや利用時の注意事項まとめ
実際にリンギットを両替する際の注意事項は別記事にまとめています。
マレーシアリンギット両替おすすめは?KL・ランカウイ等各地のレートを徹底調査
クアラルンプール、コタキナバル、ランカウイの具体的な両替所の場所は、こちらの記事でまとめています。
クアラルンプール・コタキナバル・ランカウイ両替所案内 レートはWeb確認可能

時間・時差

マレーシアが日本より1時間遅れています。
時差についてはこちらの記事でまとめています。
マレーシアの時差まとめ KL/KK等国内各所と近隣国との差について

民族構成

マレーシアは多民族国家。民族構成は以下の通りとなっています。

  • マレー系(約67%)
  • 中国系(約25%)
  • インド系(約7%)

但し都市によって民族構成は異なります。
概ね都市部になるほど中国系は増える傾向にあります。

マレーシアの観光について

行き方・アクセス

マレーシアへは、クアラルンプールへの直行便が国内各空港から出ています。
またボルネオ島・コタキナバルへの直行便も週2便のみですが成田空港から出ています。
行き方についてはこちらの記事でまとめています。
飛行時間は飛行機の出発地にもよりますが、東京からだと大体行き8時間前後、帰り7時間前後を見る形となります。
マレーシア・クアラルンプールへの航空便について 国内空港別行き方まとめ

ホテル

マレーシアの観光で注目したいのはホテル。
実はマレーシア、世界で一番五つ星ホテルのお値段が安い国なのです。
首都クアラルンプールは、エクスペディアの調査で世界で一番安く5つ星ホテルに宿泊できると認定されました。
実際、日本だと泊まるのに躊躇する超高級ホテルが、お値段だけは東横インクラスなのです。
もちろん部屋のレベルや、受けられるサービスは超高級ホテルそのものです。

と、いうので、個人的にはかなりホテルは気合入れて選んでいただきたいポイントですね。
首都クアラルンプールで言えば、パークロイヤルとかヒルトンとかは1泊1万円ちょっと。
マンダリンオリエンタルとかハイアットとかマリオットとかはもう少ししますが、それでもかなり破格。
日本だとこのクラスのホテル、普通に3~6万円コースですから・・・。

ただ、さすがにリゾートホテルはもう少ししますね。
ランカウイ島のリゾートホテルだと、ダタイジアンダマンあたりがおすすめ。
ボルネオ島のリゾートホテルはシャングリラ ラサリアが鉄板です。
それでも2万円~ですし、ほかのリゾートと比べたらかなり割安です。

個人的にはせっかくなので、がっつりホテルライフを楽しむのもおススメです。

海外のホテル予約サイトはいくつかあり、どこを使って良いのか非常に分かりにくいです。
次の記事にて、おすすめのホテル予約サイトをまとめていますので、よろしければご参考にご覧ください。
海外旅行時におすすめのホテル宿泊予約サイトについて 大手各社を比較しました

出入国

基本的には出入国で特別な手続きは不要です。
ビザは、観光・商用目的で90日以内の場合には不要となっています。
但し、パスポートの残存期間が6か月以上必要です。
なお、出入国カードは2012/6/1より廃止となっており、何も書かなくてOKです。

また、同じマレーシア国内でも、マレー半島側~ボルネオ島の行き来には、パスポートでの手続きが必要です。
ご注意下さい。

このあたりの情報は、マレーシア政府観光局のページが詳しいですのでご参照下さい。

公共交通機関

タクシー利用が一般的

基本的にはマレーシア国内、タクシー利用が最もメジャーです。
ただマレーシアのタクシーは質が良くない事で有名です。
場合によっては犯罪に巻き込まれたなんてこともきくので油断はできません・・・。
特に女性の夜のタクシー利用は基本的にしないよう言われることも多いです。
またクアラルンプールだと、ビジネスアワー前後は渋滞しまくってて使い物にならないので要注意です。

安全&ぼられないのは、たとえば空港であればチケット制の乗り場があるのでこちらを使う事。
またホテルのタクシー等は、最初から料金が高いですがやはりその分安全性が高い&快適です。
高級なショッピングモールであれば、専用のタクシー乗り場があったりします。こちらも高級タイプであることもあります。
こういったタクシーを優先で使うほうが安全に旅をできるでしょう。

流しのタクシーを使う場合は、事前に料金を交渉してから乗るのがお勧めです。
相場はわからないでしょうが、乗った後にもめるのは防げるのでまだましです。
基本的に市内の移動であれば5~25RM程度でしょう。
タクシーのレートはこちらを参照。
車のランクで異なりますが、一番安いクラスでは3Kmが3RM、そのあと200m毎に0.25RMというのが相場になるのは頭に入れておきましょう。

また最近はタクシーはアプリ利用も一般的です。UberやGrab等ですね。
近年、マレーシアの法律改正によりどちらも合法になったようです。
ただどちらも、非合法時代に利用者に犯罪被害が発生したことが、法律改正の機運になっています。
利用に当たってはいずれにしても警戒が必要です。

電車・バスはあまり多くない

電車は長距離用途ではあまり使われません。
電車が使われるのは、クアラルンプール市内の移動ぐらいでしょうか。

クアラルンプール市内の鉄道模様については以下にまとめています。
クアラルンプールにMRT(地下鉄)が2017年開通 駅や他の鉄道との比較まとめ

比較的利用者が多い、クアラルンプール国際空港からクアラルンプール中心部まで等は、バス便も豊富。
10RM程度から利用できるので、安くあげたいときはお勧めです。

各都市への観光について

主要都市への観光の選び方は、次の記事でまとめています。
マレーシア観光案内 おすすめ都市&有名スポットの選び方・ポイントまとめ

主要リゾートの選び方は、次の記事でまとめています。
マレーシア3大リゾート徹底ガイド 選ぶためのポイントをまとめました

世界遺産・世界ジオパークについては、次の記事でまとめています。
キナバル山/ボルネオ島マレーシアの世界遺産・世界ジオパーク案内 必見スポットの情報まとめ

おすすめ絶景スポットは、次の記事でまとめています。
リバークルーズ/ボルネオ島マレーシア観光で是非訪れたい絶景スポット7箇所

クアラルンプール

クアラルンプール全体の案内はこちらの記事でまとめています。
クアラルンプールってどんなとこ?コスパ世界一に認定された常夏の街を徹底ガイド

クアラルンプールの観光ガイドはこちらの記事でまとめています。
クアラルンプール観光地ガイド 旅行で訪れたいスポットをまとめました

ランカウイ島

ランカウイ島全体の案内はこちらの記事でまとめています。
ランカウイ島ってどんなとこ?注目の南国リゾートに行ったので情報まとめ

ランカウイ島の観光ガイドはこちらの記事でまとめています。
ランカウイ島おすすめ観光スポット案内 のんびりリゾートを求める人は必見

ボルネオ島(コタキナバル)

ボルネオ島・コタキナバル全体と観光案内はこちらの記事でまとめています。
ボルネオ島ってどんなとこ?コタキナバルを中心におすすめの観光方法まとめ

お土産

マレーシアの特産品は胡椒、紅茶や、代わり処ではなまこ石鹸等。
結構都市により特色もあり面白いです。
おもなお土産や、お勧めのお店等はこちらの記事でまとめています。
マレーシアお土産案内 定番・ばらまき用から都市別オススメ店舗までまとめ

空港

マレーシアの各空港については、次の通り記事でまとめています。
クアラルンプール国際空港ガイド KL市内へのアクセスや利用上の注意点等
コタキナバル国際空港ガイド ボルネオ島の玄関口をスムーズに利用するために
ロビーランカウイ国際空港ランカウイ国際空港(LGK)ガイド 小規模空港なため設備が少ない事に注意

モデルコース

マレーシア訪問のおすすめモデルコースは、次の記事でまとめています。
マレーシアお勧めモデルコース 4泊6日あると余裕ある旅行が楽しめます
ランカウイ島モデルコース 4泊6日でのんびりリゾートを楽しむプランがお勧め

費用

私自身が行った際の費用と、安くするために頑張ったことは次の記事でまとめています。
マレーシア旅行が安い時期はいつ?航空券・ホテルの費用を抑えるポイントまとめ

マレーシアの文化について

食文化

マレー民族としての料理、マレー料理が基本です。ナシゴレン等が有名ですね。
またこれ以外にも、中華系民族、インド系民族がそれぞれマレーシアで育んだ独自料理があり、これらは本国では見られません。
バクテーやロティチャナイ等が有名です。これらも広い意味でマレー料理として楽しめます。

代表的なマレー料理と、クアラルンプールで楽しめる場所を次の記事で詳しくまとめています。

マレーシア料理ガイド クアラルンプールで食べれるおすすめ店と一緒にまとめました

なお、日本にもマレー料理店はいくつかあります。お店についてはマレーシア政府観光局のガイドが詳しいです。
東京都北区のお店については実際に行っているのでレポートをまとめました。
肉骨茶(バクテー)ってどんな料理?本国の評判店や東京の専門店情報まとめ

コーヒー

豆知識くらいの情報ですが、マレーシアではコーヒーに、砂糖とミルク(練乳)をたっぷり入れるのが普通のようです。
ノンシュガー、とだけ伝えると、練乳がたっぷりはいったコーヒーが出てきます。
ノンミルクかブラック、と伝えると、砂糖がたっぷり入ったコーヒーが出てきます。
甘くないのを望む場合には、ノンシュガーノンミルクと、両方をきちんと伝える必要があるので注意しましょう。
(私自身はよく事情が分かっておらず、上記の通り頼んで飲んだら甘くてびっくりしました)

むしろ日本の、お茶&コーヒーは基本無糖の文化のほうがおかしいみたいですね。海外だと甘いのが普通のようです。
実際何も言わないで無糖だったのは、中華料理店の中国茶くらいでしょうか。

宗教

国教はイスラム教ですが、それ以外の信者も多いです。

  • イスラム教(61%)
  • 仏教(20%)
  • 儒教・道教(1.0%)
  • ヒンドゥー教(6.0%)
  • キリスト教(9.0%)
  • その他

近年、イスラム教はいろいろありました。
ですが、ブルカ(厳密には多くのマレーシア人が着用しているものはヒジャブと呼ぶ)をかぶっている以外は普通です。
何ならこのヒジャブ、ファッション誌でどう着こなすか特集されていたり、町中には非常にカラフルなヒジャブが売っています。
またクリスマス時期にはクアラルンプールのショッピングモールにはクリスマスツリーが出現します。
そもそもクリスマス、マレーシアの祝日です。更に、仏陀の誕生日も祝日になっています。
街中にいる分には、ヒジャブを被っている人が多い以外の差を感じることは多くありません。

そんなマレーシアの宗教事情については、別時期でまとめています。
マレーシアの国教はイスラム教 町中の宗教事情について観光客が感じたこと

チップ

基本的にはチップ文化はありません。
ホテルやレストラン等でも、すでにサービス料が含まれていることは多いですね。

但し、欧米人観光客は非常に多いため、彼らはチップを渡しているでしょう。
この辺りのバランス踏まえて、ご自身で決めてください。

私自身はなんか外れるのがいやなので頑張って渡したりもしましたが、やっぱりよくわかりませんでした。
日本にない文化ですよね、チップ。ほんと困ります・・・。

マレーシアの現状について

治安

世界的に見た場合には比較的安全とはされますが、日本よりは犯罪発生率は高いため注意は必要です。
治安についての詳細は次の記事で詳しくまとめています。
マレーシアの治安について 要注意の大使館発表情報や主要都市の状況まとめ

クレジットカード

特に治安上気を付けたいのがクレジットカード。
マレーシアではクレジットカード犯罪の専門的な集団を国内に抱えているため、クレジットカード犯罪が非常に多いです。
このクレジットカード犯罪集団は、日本に出張に来ることもあり、日本で摘発されていることもしばしば。

とは言え、1点だけ気を付けたい事があります。
殆どのホテルでは、チェックイン時にデポジットとしてクレジットカード提示が必須になっています。
クレジットカードを提示しない場合、高額の現金(宿泊料金の数倍)をデポジットとして出す必要がある事がほとんどです。
(もちろん使ってない分はチェックアウト時に戻ってきますが)
これは海外だと普通なので気を付けましょう。日本でも外資系だと、最近はチェックイン時の提示求められる事がほとんどです。

ただクレジットカード犯罪の多いマレーシアだとこれも悩ましい所。
ある程度信頼のおけるランクのホテルに宿泊することを基本的にはお勧めします。
そんなマレーシアのクレジットカード事情は次の記事でまとめています。

マレーシアでのクレジットカード利用は要注意 スキミング被害が多発中

物価

概ね三分の一程度とされていますが、物によります。
物価についての詳細は次の記事で詳しくまとめています。
マレーシア物価事情 クアラルンプールはアジアで最もコスパが高い都市に認定

インターネット利用

最近は海外旅行でもスマートフォンを活用したくなります。
そんなマレーシアのインターネット利用の事情については、次の記事でまとめています。
マレーシアのスマホ事情 Sim入手法やWifi状況、対応Band等まとめ

コンセント形状・電圧

こんな形です。

マレーシアのコンセント

詳細はこちらの記事でまとめています。
マレーシアのコンセント事情 有名ホテルでは変換アダプタが標準装備な事も

トイレ

場所によります。大型ショッピングモールの有料トイレなどを普段は使うのをお勧めします。
かなり入り組んだところにあるようなところのトイレは、相当覚悟して利用してください。
空港ぐらいならまだ使えるレベルです。

なお、こちらの国だとホースの水でいろいろ洗うのが当たり前なので、シャワー的なホースがついています。
このため床びちょびちょになっていたりして、かなりえげつないことになっていることもあります。
本当、入り組んだところでのトイレ利用は覚悟してください。

まとめ

以上、マレーシアに関して当サイトで扱っている情報を掲載しています。
各都市に関しては、また各都市のページがありますのでそちらでさらに詳しい情報を掲載しています。

実際に何度も行ってみて、こうして記事にまとめてみて思いましたが、マレーシア、非常に面白い国です。
日本にないものがいっぱいある国だなあと思いました。
日本にいて当たり前だと感じていたことが、世界で見てみて違うんだな、ということを実体験で感じさせてくれます。
それでも比較的、日本人にはなじみやすい国かなと思います。

特にコスパ良く豪遊したい方、自然がたくさんの場所でホテルおこもりのリゾートを楽しみたい方、ボルネオ島の大自然を全身で楽しみたい方。
この辺りのピンときた方には非常に楽しめるのではないでしょうか。

マレーシア、魅力ある国です。
是非皆様も一度、体験してみてください。