マレーシアってどんな国?観光・旅行に知っておきたい情報をまとめました

東南アジアに所在する熱帯の国、マレーシア連邦。
名前は聞いた事があれど、具体的なイメージがある方はあまりいないかもしれません。
ですが近年、マレーシアはロングステイ先として大変な人気が出ています。
また、ボルネオ島・ランカウイ島は自然あふれるリゾート地として、日本でも人気のあるスポットです。

そんな近年注目を集めているマレーシアの基本的な情報をまとめてみました。
また、私自身は合計2週間程度マレーシアに観光で訪れていますので、実際に訪れて感じたこともあわせて記載しています。

マレーシアの主要観光地の選び方はこちらの記事でまとめています。
マレーシア観光案内 おすすめ都市&有名スポットの選び方・ポイントまとめ

マレーシア基本情報

基本情報は外務省公表のデータを確認頂くのが一番正確です。以下、適宜補足を入れます。

場所・地図

このあたりです。
大きく東側のマレー半島側と、西側のボルネオ島側に分かれます。

マレーシアは大きく、マレー半島とボルネオ島に分かれます。
下図左側、マレー半島となっている箇所がマレー半島です。
サバ州、サラワク州となっている箇所がボルネオ島のマレーシア領域です。

マレーシア全体図

名称・国体

正式名称は「マレーシア」。漢字での表記は「馬来西亜」。日本との二国間関係は、「日馬関係」等と表記される事もあります。
13州と、3連邦直轄領からなる連邦国家です。
但し、ボルネオ島側に所在する2州は物理的にも歴史的にも隔たりがあるために、マレー半島側の11州と比べ高度な自治権が認められています。

マレーシア連邦と表記されることもありますが、正式な国名には「連邦」の表記は含まれません。
旧イギリス植民地であり、旧イギリス植民地下にあった国々で構成されるイギリス連邦の加盟国です。

面積

33万平方キロ。
日本列島から、九州と四国を差し引いた面積に近いです。

人口

3119万人。
一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の人口(3487万人)よりやや少ない程度です。

首都

現在の首都はクアラルンプールです。
1896年のマレー連合州成立の際に首都となって以来、マレー半島の中心都市の座を保ち続けています。
場所は以下の地図に示します。

但し、クアラルンプール中心部の人口過密に対する懸念から、首相官邸や連邦裁判所等一部の首都機能はプトラジャヤへ移転されています。
プトラジャヤはクアラルンプールの南25キロ程の場所にあります。
また、旧都は歴史的にマラッカ(ムラカ)とされることが多いです。

マレーシア首都の歴史に関しては、以下記事にまとめています。
マレーシア首都事情 クアラルンプールの現状、機能移転や昔の首都について

国旗

マレーシア国旗/コタキナバル

名称は「Jalur Gemilang」。Jalurは14本のストライプの模様を指し、Gemilangには荘厳、豪華、雄大といった意味があります。
なお、ストライプ数の14本は、マレーシア成立当時の14州を意味していましたが、途中でシンガポールが独立します。
国旗は変更せずそのまま使っていましたが、新たにクアラルンプールが連邦直轄地として指定されたため、現在は13州+連邦直轄地、という意味合いになっているようです。
(連邦直轄地は現在、ラブアンとプトラジャヤが増え3つあるのですが、まあ国旗を変えるのは大変ですからね・・・)
月と星はイスラム教のシンボルですね。

元首

ムハマド5世第15代国王陛下(クランタン州スルタン)

マレーシアは連邦国家で、各州ごとに国王(スルタン)がいます。(いない州もあります)
マレーシア全体の国王はこの各州のスルタンから選ばれる決まりになっています。
現在の国王陛下は2016年12月に就任され、任期は5年です。

首相はナジブ・ラザク閣下です。

言語

公用語はマレー語です。

但し、その民族構成から中国語、タミール語も多く使われるため、町中でも見ることは多いです。
またイギリスの植民地であった影響から英語は1967年まで準公用語となっていたため、英語も非常に広く使われています。
概ねの人が(綺麗かブロークンかの違いはあれど)簡単な英語でのコミュニケーションが取れます。

感覚的に、街中歩いていて見るのはまずマレー語、次に英語、次に中国語といったところでしょうか。
タミール語は見かけますが頻度は高くないです。
中国語は都市部ほどよく見かけます。

マレーシアの言語事情については、次の記事でまとめています。
マレーシア言語事情 公用語はマレー語・英語力アジア2位に旅して感じた実態

天候

  • 天気
    • 熱帯性のため、年間通して日本の8月(29度前後)です。台風は無く、スコールが発生するのが大きな違いでしょうか。
  • 雨季
    • 場所により異なるため、後述する別記事でまとめています。なお、雨季でもスコールの多少が異なる程度で、一日中雨が降り続くような状態はあまり多くありません。
  • ベストシーズン
    • ヘイズが発生せず、かつ雨季ではない時期に訪れられればベストですが、そこまで強く気にするほどではないでしょう。
  • 服装
    • 日本の真夏の恰好で良いです。但し、蚊による感染症対策のため、肌の露出は避ける事をお勧めします。またショッピングモールはかなり冷房が強いため、冷え性の方は上着を持ち歩くことをお勧めします。

お天気に関する各種情報は、こちらにまとめています。
マレーシアお天気事情 ベストシーズンや天候、雨季・スコール対策まとめ

通貨

マレーシアの通貨はマレーシア・リンギット。補助単位はセン。
為替レートはここ10年間、25~35円の幅で推移しています。
リンギットについての概要と歴史、レート推移といった基本情報は、こちらにまとめています。
マレーシア通貨リンギットについて レートや利用時の注意事項まとめ 実際にリンギットを両替する際の注意事項は別記事にまとめています。
マレーシアリンギットの両替をお得にする方法 1万円毎に2千円損する事も クアラルンプール、コタキナバル、ランカウイの具体的な両替所の場所は、こちらの記事でまとめています。
クアラルンプール・コタキナバル・ランカウイ両替所案内 レートはWeb確認可能

時間・時差

マレーシアが日本より1時間遅れています。
時差についてはこちらの記事でまとめています。
マレーシアの時差まとめ KL/KK等国内各所と近隣国との差について

民族構成

マレーシアは多民族国家。民族構成は以下の通りとなっています。

  • マレー系(約67%)
  • 中国系(約25%)
  • インド系(約7%)

但し都市によって民族構成は異なります。
概ね都市部になるほど中国系は増える傾向にあります。

マレーシアの観光について

行き方・アクセス

マレーシアへは、クアラルンプールへの直行便が国内各空港から出ています。
またボルネオ島・コタキナバルへの直行便も週2便のみですが成田空港から出ています。
行き方についてはこちらの記事でまとめています。
飛行時間は飛行機の出発地にもよりますが、東京からだと大体行き8時間前後、帰り7時間前後を見る形となります。
マレーシア・クアラルンプールへの航空便について 国内空港別行き方まとめ

出入国

基本的には出入国で特別な手続きは不要です。
ビザは、観光・商用目的で90日以内の場合には不要となっています。
但し、パスポートの残存期間が6か月以上必要です。
なお、出入国カードは2012/6/1より廃止となっており、何も書かなくてOKです。

また、同じマレーシア国内でも、マレー半島側~ボルネオ島の行き来には、パスポートでの手続きが必要です。
ご注意下さい。

このあたりの情報は、マレーシア政府観光局のページが詳しいですのでご参照下さい。

公共交通機関

タクシー利用が一般的

基本的にはマレーシア国内、タクシー利用が最もメジャーです。
ただマレーシアのタクシーは質が良くない事で有名です。
場合によっては犯罪に巻き込まれたなんてこともきくので油断はできません・・・。
特に女性の夜のタクシー利用は基本的にしないよう言われることも多いです。
またクアラルンプールだと、ビジネスアワー前後は渋滞しまくってて使い物にならないので要注意です。

安全&ぼられないのは、たとえば空港であればチケット制の乗り場があるのでこちらを使う事。
またホテルのタクシー等は、最初から料金が高いですがやはりその分安全性が高い&快適です。
高級なショッピングモールであれば、専用のタクシー乗り場があったりします。こちらも高級タイプであることもあります。
こういったタクシーを優先で使うほうが安全に旅をできるでしょう。

流しのタクシーを使う場合は、事前に料金を交渉してから乗るのがお勧めです。
相場はわからないでしょうが、乗った後にもめるのは防げるのでまだましです。
基本的に市内の移動であれば5~25RM程度でしょう。
タクシーのレートはこちらを参照。
車のランクで異なりますが、一番安いクラスでは3Kmが3RM、そのあと200m毎に0.25RMというのが相場になるのは頭に入れておきましょう。

また最近はタクシーはアプリ利用も一般的です。UberやGrab等ですね。
近年、マレーシアの法律改正によりどちらも合法になったようです。
ただどちらも、非合法時代に利用者に犯罪被害が発生したことが、法律改正の機運になっています。
利用に当たってはいずれにしても警戒が必要です。

電車・バスはあまり多くない

電車は長距離用途ではあまり使われません。
電車が使われるのは、クアラルンプール市内の移動ぐらいでしょうか。

クアラルンプール市内の鉄道模様については以下にまとめています。
クアラルンプールにMRT(地下鉄)が2017年開通 駅や他の鉄道との比較まとめ

比較的利用者が多い、クアラルンプール国際空港からクアラルンプール中心部まで等は、バス便も豊富。
10RM程度から利用できるので、安くあげたいときはお勧めです。

各都市への観光について

主要都市への観光の選び方は、次の記事でまとめています。
マレーシア観光案内 おすすめ都市&有名スポットの選び方・ポイントまとめ

主要リゾートの選び方は、次の記事でまとめています。
マレーシア3大リゾート徹底ガイド 選ぶためのポイントをまとめました

世界遺産・世界ジオパークについては、次の記事でまとめています。
マレーシアの世界遺産・世界ジオパーク案内 必見スポットの情報まとめ

おすすめ絶景スポットは、次の記事でまとめています。
マレーシア観光で是非訪れたい絶景スポット7箇所

クアラルンプール

クアラルンプール全体の案内はこちらの記事でまとめています。
クアラルンプールってどんなとこ?コスパ世界一に認定された常夏の街を徹底ガイド

クアラルンプールの観光ガイドはこちらの記事でまとめています。
クアラルンプール観光地ガイド 旅行で訪れたいスポットをまとめました

ランカウイ島

ランカウイ島全体の案内はこちらの記事でまとめています。
ランカウイ島ってどんなとこ?注目の南国リゾートに行ったので情報まとめ

ランカウイ島の観光ガイドはこちらの記事でまとめています。
ランカウイ島おすすめ観光スポット案内 のんびりリゾートを求める人は必見

ボルネオ島(コタキナバル)

ボルネオ島・コタキナバル全体と観光案内はこちらの記事でまとめています。
ボルネオ島ってどんなとこ?コタキナバルを中心におすすめの観光方法まとめ

お土産

マレーシアの特産品は胡椒、紅茶や、代わり処ではなまこ石鹸等。
結構都市により特色もあり面白いです。
おもなお土産や、お勧めのお店等はこちらの記事でまとめています。
マレーシアお土産案内 定番・ばらまき用から都市別オススメ店舗までまとめ

空港

マレーシアの各空港については、次の通り記事でまとめています。
クアラルンプール国際空港ガイド KL市内へのアクセスや利用上の注意点等 コタキナバル国際空港ガイド ボルネオ島の玄関口をスムーズに利用するために ランカウイ国際空港(LGK)ガイド 小規模空港なため設備が少ない事に注意

モデルコース

マレーシア訪問のおすすめモデルコースは、次の記事でまとめています。
マレーシアお勧めモデルコース 4泊6日あると余裕ある旅行が楽しめます ランカウイ島モデルコース 4泊6日でのんびりリゾートを楽しむプランがお勧め

費用

私自身が行った際の費用と、安くするために頑張ったことは次の記事でまとめています。
マレーシア旅行費用をお得にしたい!航空券・ホテルを安く取る方法まとめ

マレーシアの文化について

食文化

マレー民族としての料理、マレー料理が基本です。ナシゴレン等が有名ですね。
またこれ以外にも、中華系民族、インド系民族がそれぞれマレーシアで育んだ独自料理があり、これらは本国では見られません。
バクテーやロティチャナイ等が有名です。これらも広い意味でマレー料理として楽しめます。

代表的なマレー料理と、クアラルンプールで楽しめる場所を次の記事で詳しくまとめています。

マレーシア料理ガイド クアラルンプールで食べれるおすすめ店と一緒にまとめました

なお、日本にもマレー料理店はいくつかあります。お店についてはマレーシア政府観光局のガイドが詳しいです。
東京都北区のお店については実際に行っているのでレポートをまとめました。
肉骨茶(バクテー)ってどんな料理?本国の評判店や東京の専門店情報まとめ

コーヒー

豆知識くらいの情報ですが、マレーシアではコーヒーに、砂糖とミルク(練乳)をたっぷり入れるのが普通のようです。
ノンシュガー、とだけ伝えると、練乳がたっぷりはいったコーヒーが出てきます。
ノンミルクかブラック、と伝えると、砂糖がたっぷり入ったコーヒーが出てきます。
甘くないのを望む場合には、ノンシュガーノンミルクと、両方をきちんと伝える必要があるので注意しましょう。
(私自身はよく事情が分かっておらず、上記の通り頼んで飲んだら甘くてびっくりしました)

むしろ日本の、お茶&コーヒーは基本無糖の文化のほうがおかしいみたいですね。海外だと甘いのが普通のようです。
実際何も言わないで無糖だったのは、中華料理店の中国茶くらいでしょうか。

宗教

国教はイスラム教ですが、それ以外の信者も多いです。

  • イスラム教(61%)
  • 仏教(20%)
  • 儒教・道教(1.0%)
  • ヒンドゥー教(6.0%)
  • キリスト教(9.0%)
  • その他

近年、イスラム教はいろいろありました。
ですが、ブルカ(厳密には多くのマレーシア人が着用しているものはヒジャブと呼ぶ)をかぶっている以外は普通です。
何ならこのヒジャブ、ファッション誌でどう着こなすか特集されていたり、町中には非常にカラフルなヒジャブが売っています。
またクリスマス時期にはクアラルンプールのショッピングモールにはクリスマスツリーが出現します。
そもそもクリスマス、マレーシアの祝日です。更に、仏陀の誕生日も祝日になっています。
街中にいる分には、ヒジャブを被っている人が多い以外の差を感じることは多くありません。

そんなマレーシアの宗教事情については、別時期でまとめています。
マレーシアの国教はイスラム教 町中の宗教事情について観光客が感じたこと

チップ

基本的にはチップ文化はありません。
ホテルやレストラン等でも、すでにサービス料が含まれていることは多いですね。

但し、欧米人観光客は非常に多いため、彼らはチップを渡しているでしょう。
この辺りのバランス踏まえて、ご自身で決めてください。

私自身はなんか外れるのがいやなので頑張って渡したりもしましたが、やっぱりよくわかりませんでした。
日本にない文化ですよね、チップ。ほんと困ります・・・。

マレーシアの現状について

治安

世界的に見た場合には比較的安全とはされますが、日本よりは犯罪発生率は高いため注意は必要です。
治安についての詳細は次の記事で詳しくまとめています。
マレーシアの治安について 要注意の大使館発表情報や主要都市の状況まとめ

クレジットカード

特に治安上気を付けたいのがクレジットカード。
マレーシアではクレジットカード犯罪の専門的な集団を国内に抱えているため、クレジットカード犯罪が非常に多いです。
このクレジットカード犯罪集団は、日本に出張に来ることもあり、日本で摘発されていることもしばしば。

とは言え、1点だけ気を付けたい事があります。
殆どのホテルでは、チェックイン時にデポジットとしてクレジットカード提示が必須になっています。
クレジットカードを提示しない場合、高額の現金(宿泊料金の数倍)をデポジットとして出す必要がある事がほとんどです。
(もちろん使ってない分はチェックアウト時に戻ってきますが)
これは海外だと普通なので気を付けましょう。日本でも外資系だと、最近はチェックイン時の提示求められる事がほとんどです。

ただクレジットカード犯罪の多いマレーシアだとこれも悩ましい所。
ある程度信頼のおけるランクのホテルに宿泊することを基本的にはお勧めします。
そんなマレーシアのクレジットカード事情は次の記事でまとめています。

マレーシアでのクレジットカード利用は要注意 スキミング被害が多発中

物価

概ね三分の一程度とされていますが、物によります。
物価についての詳細は次の記事で詳しくまとめています。
マレーシア物価事情 クアラルンプールはアジアで最もコスパが高い都市に認定

インターネット利用

最近は海外旅行でもスマートフォンを活用したくなります。
そんなマレーシアのインターネット利用の事情については、次の記事でまとめています。
マレーシアのスマホ事情 Sim入手法やWifi状況、対応Band等まとめ

コンセント形状・電圧

こんな形です。

マレーシアのコンセント

詳細はこちらの記事でまとめています。
マレーシアのコンセント事情 有名ホテルでは変換アダプタが標準装備な事も

トイレ

場所によります。大型ショッピングモールの有料トイレなどを普段は使うのをお勧めします。
かなり入り組んだところにあるようなところのトイレは、相当覚悟して利用してください。
空港ぐらいならまだ使えるレベルです。

なお、こちらの国だとホースの水でいろいろ洗うのが当たり前なので、シャワー的なホースがついています。
このため床びちょびちょになっていたりして、かなりえげつないことになっていることもあります。
本当、入り組んだところでのトイレ利用は覚悟してください。

まとめ

以上、マレーシアに関して当サイトで扱っている情報を掲載しています。
各都市に関しては、また各都市のページがありますのでそちらでさらに詳しい情報を掲載しています。

実際に2週間行ってみて、こうして記事にまとめてみて思いましたが、マレーシア、非常に面白い国です。
日本にないものがいっぱいある国だなあと思いました。
日本にいて当たり前だと感じていたことが、世界で見てみて違うんだな、ということを実体験で感じさせてくれます。
それでも比較的、日本人にはなじみやすい国かなと思います。

特にコスパ良く豪遊したい方、自然がたくさんの場所でホテルおこもりのリゾートを楽しみたい方、ボルネオ島の大自然を全身で楽しみたい方。
この辺りのピンときた方には非常に楽しめるのではないでしょうか。

マレーシア、魅力ある国です。
是非皆様も一度、体験してみてください。

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