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クアラルンプールはアジア随一のイスラム国家であるマレーシアを象徴するような、非常に美しいイスラム様式の建築物が数多くあります。どのスポットも非常に目を奪われる美しいスポットばかりなのですが、この国にはイスラム建造物以外にも素晴らしいスポットが数多くあります。
その筆頭格に挙げられるのが、ここバトゥ洞窟です。ヒンドゥー教の軍神、スカンダを祭るこの寺院は、入口にある非常に巨大なスカンダ像で有名です。どの観光雑誌をみてもこの写真は乗っているので、この風景を見たことがある方は非常に多いのではないでしょうか。
こちら、2018年に階段が塗装されなおしており、昔の落ち着いた厳かな風景からは一転、インドっぽい極彩色の派手なスポットに様変わりしました。現地ではいろいろ賛否両論あったようですが、個人的にはアリです。行ってみればわかるのですが、いろんな意味で圧倒されます。面白いです。
個人的にはより魅力のあるスポットになったのではないかなあと、思います。
ここではそんなバトゥ洞窟の情報をまとめてみました。
もしよろしければ、以下のマレーシア関連の記事も併せてご覧ください。
バトゥ洞窟は現在も運営されています。
ですが、バトゥ洞窟から行ける、ダークケイブという洞窟探検ツアーがありました。渓谷の暗い洞窟の奥深くまで、ガイド付きで行けるので人気でしたが、残念ながら2019/01/28をもって運営は終了したとのメッセージが公式Facebookおよび公式サイトで発表されています。
こちらも大変興味深いツアーでおすすめだったのですが、残念です・・・。
なので現在はバトゥ洞窟のみ訪問可能です。こちら訪れる予定があった方は注意してください。最後のほうにどんなツアーだったのかは簡単にまとめてあります。
バトゥ洞窟自体の参拝料金は無料です。ただし女性の場合、生足NGですので生足の場合は隠すためのスカーフを借りる代金、5リンギット(150円程度)が必要になります。詳しい所は後述します。
また、周辺にはいろいろお土産屋さんがありますが、クアラルンプールの市中価格よりはだいぶん割高な事が多いため、この点は注意してください。
バトゥ洞窟は、厳密にはクアラルンプール市中にはありません。クアラルンプールと、そのお隣セランゴール州との州境にある、セランゴール州の観光スポットになります。地図でいうとこんな場所です。
立地的にはクアラルンプール中心部、KLセントラルから北に15キロ程度、車だと20分が目安になります。
アクセス手段はタクシーか電車になります。
電車の場合、KTM(KTMコミューター)でのアクセスになります。KLセントラルやクアラルンプール駅から1本でそのまま乗車できるのがメリットですね。KLセントラルからだと8駅30分程度、2.6リンギット(78円程度)になります。
但し、直通の電車に関しては現在工事か何かが入っているらしく、公式ページを見る限り(KTM KOMUTERのTIME TABLE参照)直通便は1時間に1本程度しかありません。(このあたり最近流動的でかわりやすいので、利用される方はきちんと公式サイトを見る事をお勧めします。)あとは途中でバス乗り継ぎが必要だったりと結構手間がかかるなあ、という感じですね。
なので個人的におすすめはGrabです。Grabだと自分の場合、KLセントラルからで17リンギット(510円程度)でした。時間にして20分程度です。
電車ですとまず出発地であるKLセントラル周辺までいかないといけませんし、そもそも電車の時間に合わせて行動したりしないといけなかったりすると時間の制約も出てきますから、個人的にはGrab一択ですね。値段も安いですし。午前中・夕方のピークタイムさえさければ快適です。
あとGrabで行く場合、本当の入り口まで車で行こうとすると、渋滞が激しく無駄に時間がかかっておススメできません。ちょっと手前ぐらいのところでおろしてもらって、200メートルくらい歩いて行ったほうが早いのでお勧めです。Grabのドライバーも渋滞にはまらないので喜ばれます。近くなってきたら聞いてみてください。
見どころはなんといってもこの極彩色の建物ですよね。
最近カラフルに塗り替わった影響で、地元からはかなり賛否両論はあったようです。歴史と伝統をなんだと思ってるんだ、とか。そんな感じですね。
ただこの色ってかなりインドを感じさせる色合いなので、個人的には結構ありだと思うんですけどね。何よりみんな写真撮りまくってますからね。昔ここまで写真とられてなかったんじゃないでしょうか。インパクトが非常に強いので、非常に観光客も多いです。
観光的にはプラスだったんだと思います。自分の素直にすごいな、と思いました。これはぜひ見て頂きたい。
そして何より洞窟の中が非常に神秘的です。自分の写真が下手で、この神秘的な感じが伝えられないのが悔しい・・・。
非常に高さのある洞窟の中に、極彩色のインド様式の建物が建っていて、皆様熱心にお祈りをされています。この非常に神秘的な雰囲気を味わうために、頑張って階段上ってよかったなあと思えます。
洞窟の中のかなり大規模な施設ですが、クアラルンプール市中から混んでなければ車で20分弱で到着できるのはかなりメリット大ですね。迫力のある施設ですが、ブルーモスクやプトラジャヤよりも近く、訪れやすいのでお勧めです。
そもそもバトゥ洞窟、どんな場所なんでしょうか。(歴史的な話なので興味ない人は飛ばしてください。)
洞窟を形成する石灰岩は、およそ4億年前のものとされています。洞窟の入り口に立つスカンダの像の高さは約42メートル。奈良・鎌倉の大仏が約14メートルですから、その三倍と考えると大きさが分かっていただけますでしょうか。非常に迫力のある像です。
バトゥー洞窟の入り口は地上約100メートルほどの高さにあるため、ここへ訪れるためには272段の階段をのぼる必要があります。正直かなりしんどいです。油断してると痛い目に合うので、注意してください。しかも暑いのでかなりきついです。
こちらが建立されたのは1890年。クアラルンプールにあるヒンドゥー系寺院、スリマハマリアマン寺院と近い時期に、同じ方が建立されています。マレーシアの人口のうち、インド系の人口は8%、約140万人です。宗教的にはそのほとんどが、ヒンドゥー教を信仰しており、ここバトゥ洞窟もヒンドゥー教の寺院になります。
こちらの寺院はヒンドゥー教の軍神、「スカンダ」を祭った寺院です。この神様「スカンダ」は、仏教にも取り入れられていて、仏教では「韋駄天」という神様になります。こちらは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。入口に建立されている巨大な像は、この「スカンダ」の神様の銅像になります。
マレーシアのヒンドゥー教の寺院としては、イポー・ペナン・マラッカにそれぞれ大きな寺院があり、それにこのバトゥ洞窟の寺院をたした、4つの寺院は宗教的に非常に重要な寺院とされています。
ではバトゥ洞窟の様子をご案内します。
入口の外側にもこんな感じでお店が並んでいます。みんなこんな感じのものを売っていたので、なにか宗教的に意味があるものなのでしょうか。きれいですけど。
では入口から入ります。遠くに像がすでに見えます。でかい。
まず入るとこんな感じでお店屋さんが目につきます。ただ観光客向けのお土産屋さんなので、値段はあんまり安くないです・・・。というか、正直高いです。クアラルンプールのリトルインディアとかそういうところで安く売ってるので、こちらでは買わずにそっちで買うのがおススメです。
両替所も一応ありますが、レートは最悪です。クアラルンプールの空港と同じ程度ですね。なので極力両替は避けて、出発前か出発後にクアラルンプール市中で両替しておくのをお勧めします。
真っ先に入ってくるのはやはりこの像ですよね。ヒンドゥー教の神様、スカンダの像です。見事で圧倒されます。でかい。
すぐそばにはインド様式の寺院もあります。めちゃくちゃカラフルでインパクトがあるため、みんなここで自撮りしまくっています。すごい人気。
でも本当にこの極彩色の寺院は、圧倒されます。日本人ではこれは見つけられないですね。
寺院の中もこんな感じで極彩色。すごい。
バトゥ洞窟に行くためには、この階段272段を登らないといけないんですが、はっきりいってキツイ。しかも階段がかなり急こう配。普通に危ない。体力に自信がない人やお子様はやめておいたほうがいいレベルですね。転がり落ちたら本当シャレになりません。かなり急です。
ヒンドゥー教も肌の露出は厳しいため、生足出ている方はNGです。この場合スカーフをかりるための代金がかかります。写真で例示が出ているのでこんな感じです。ジーンズとかはOKみたいなので、ジーンズで行くといいでしょう。
また、そもそもこのサンプル例がヒールがある靴ですが、かなりの急こう配の階段を272段上るので、ヒールは当たり前ですがかなり危険です。ぺたんこ靴をお勧めします。
上るときはただひたすら、心を無心にして上ってください。本当しんどいです。私はしんどかった。日頃の運動不足がたたります。
さらにそんなしんどそうにしている観光客を狙って、猿が襲撃してきます。これも本当危ない。食べ物は持ち歩いちゃダメです。絶対。飲み物も奪おうとするので、鞄の中閉まってください。
猿は我が物顔で闊歩しています。十分注意してください。かわいいんですけどね。
どかやっている間に、バトゥ洞窟の入り口に到着します。ここまできちゃえばあとはそこまできつくありません。帰りがしんどいですが。
なお登りきったところでジュースを売っています。商売上手ですね・・・。もちろんお値段は割高です。が、飲みたくなりますね。
階段の上から。高いです。かなり高いので、天気が良ければ場所によってツインタワーやKLタワーが普通に見えたりします。
では早速中にはいります。まず入口から洞窟の天井の高さに驚かされます。空気はかなり神秘的です。
奥にいくとまた少し階段があり、そちら側にも寺院があります。
この天井の高さと寺院の感じ、圧倒されます。
自分の写真が下手であんまり伝えられてない感があるので・・・これは現物を見てほしいですね。すごい高さの洞窟の中に、こういった異国間のある寺院があるのは、非常に見ごたえがありました。
この感じは本当、ぜひ訪れてほしいですね。必見です。
もちろん、奥にも猿はいて狙ってるので気を付けてくださいね。本当うようよいます。
冒頭にもある通り、バトゥ洞窟の入り口から、更に奥深くの洞窟まで訪問できるツアー、ダークケイブというものがありました。
こんな感じで、光の入らない洞窟の奥深くまで連れて行ってくれるツアーです。
こちら私が訪れた際も非常に人気で、観光客はひっきりなしに入っていた感じだったのですが、残念ながら現在はクローズされたようです・・・。
残念です。入口で全編英語のツアーを随時受付していて、45分のツアーで35リンギット(1050円程度)のお値段でした。
ということで、2019/01/28からクローズしているようです。復活しないんですかね?かなり人気があっただけにもったいないと思うのですが、何かあったのでしょうか・・・。いずれにせよ公式Facebookおよび公式サイトの記載の通りになりますので、こちらで復活のアナウンスが入るのを待つしかないですね。復活しなそうな書きっぷりではありますが・・・。
ということで、ダークケイブがクローズになったのは非常に残念ですが。
とはいえ、それでもバトゥ洞窟だけでも魅力たっぷりです!このインド感があふれる感じにリニューアルされたバトゥ洞窟、個人的には全然アリです。インパクトがあります。そしてなにより洞窟の中にある寺院の様子は非常に神秘的で、これぞパワースポット、といった感じでした。
クアラルンプールに訪れたら、ぜひぜひ観光に行ってみてください。