MENU
日本国内の両替
国別両替まとめ
東アジア
東南アジア
北アメリカ
ヨーロッパ
オセアニア

マレーシアの物価はどのくらい安い?日本+世界13か国と物価を徹底比較

このサイトは一部に記事と関連する広告を表示します

マレーシアの物価は安いと言われることが多く、一般的には半分~3分の1程度とされる事が多いです。

とはいえ、実際の所どうなの?と思うのは正直な所ですね。

マレーシアの場合、全体的に安い!と感じる事が多いですが、もちろんモノによってはそうではないものもあります。

そこで、このページでは、マレーシアの物価がどのくらいなのか、全体の傾向と、個別の具体的な価格についてもご案内します。

のぶ

私はここ数年、マレーシアには年1回以上訪問しており、その経験からマレーシアの物価情報をまとめました。

なお、物価が安いとはいえ、肝心のリンギットの両替をレートが悪い場所でやると意味がなくなってしまいます。

両替のポイントについては次の記事でまとめています。

もくじ

マレーシアの総合的な物価の評価

ではまずその安い安い言われるマレーシアの物価、実際にどのくらいに安いのでしょうか?

当サイトでは、旅行者に人気の14ヵ国について、旅行者が特に気になる食費・交通費、宿泊費を独自に集計してまとめた物価指数がありますので、こちらをご紹介します。

マレーシアの物価を世界と比較
マレーシアの物価を世界と比較

という事で、マレーシアではこれらの国ではぶっちぎりの最安値です。国で言うと、ベトナム、フィリピン、インドネシアと同程度。

私自身の体感としても、物価はこの通りだな、と思います。

ではもう少し他の統計も当たってみましょう。

物価統計からマレーシアの物価を確認

世界の物価を比較する際によく見る図として、英movehubの世界の物価比較の図があります。こちらもわかりやすいので非常に参考になりますね。

この図の元となるデータとして利用されているのが、世界の物価情報をまとめているNUMBEOというサイト。こちらはニューヨークを100とした場合の物価を出しています。

こちらの統計によれば、東アジア諸国の物価は以下の通りとなっています。

東アジア諸国の物価

7位:日本(87.77)
14位:韓国(81.20)
16位:香港(79.94)
33位:台湾(65.25)
76位:中国(42.54)

ではこの数値を踏まえた上で、マレーシアとその近隣の東南アジア諸国の物価をみてみましょう。

東南アジア諸国の物価

10位:シンガポール(85.59)
65位:タイ(49.32)
69位:カンボジア(47.91)
85位:フィリピン(40.65)
90位:マレーシア(39.51)
95位:ベトナム(38.05)
97位:インドネシア(37.44)

こちらのデータも見ても、やはりマレーシアはかなり物価が安い国という事が分かっていただけるかと思います。

(なおこちらの指標は不動産価格等も入っているため、旅行者の感覚とはずれる点にご注意ください。ターゲット的には、居住者の感覚により近いデータになると思います。)

アジアの観光コスパランキングからマレーシアの物価を確認

続いてエクスペディアが、アジアの観光コスパランキングを出しています。(少し古い記事にはなりますが)

エクスペディアが調査した、アジアの観光コスパランキングで、クアラルンプールは一位になっています。こちらはホテル代金、飲食や交通費等も含めた総合的なランキングです。

ただ、クアラルンプールの5つ星ホテルが安すぎるため、こちらにより1位になっている感がかなり強いです。

とは言えタクシーでは3位、電車で4位、食事では5位と全体的に高順位。基本的に現地滞在費としてはホテル代が一番高くなりがちなため、この点が安いというのはクアラルンプールに滞在する上で価格面で大きなメリットになると言い切って良いでしょう。

記事ではクアラルンプールでの調査結果とはなっていますが、マレーシア全土でお値段はほぼ同じです。

物価を比較する上では為替レートも重要

リンギットのレートにより、日本人が感じる物価ももちろん変わってきます。ここ数年のレートですと、1リンギットは25円~35円の範囲で推移しています。

例えばマレーシアで人気のある代表的なソフトドリンクで、100PLUSというものがあります。ペットボトルにはいったこちらのお値段は、大体3.5RM程です。

一番レートが良い1RM=25円の時に行くと、87.5円。

一番レートが悪い1RM=35円の時に行くと、122.5円。

円換算すると1.4倍程度、お値段が変わってきます。日本の自動販売機で売っているジュースの値段は、160円ほど。レートがいいときは大体半値程度に感じますが、レート悪いときは少し安い位になります。

なので、現時点のレートでは平均して3分の1くらいには収まってきますが、レートが悪いときに行くと半分かもう少し高くなる程度になる場合もある、というのが全体の感覚ですね。

マレーシアの総合物価評価まとめ

これまでの内容をまとめると、以下の通りになります。

マレーシアの総合物価評
  • 主要14ヵ国中では物価が最安値(飲食費、交通費、宿泊費の観点から。当サイト独自調査)
  • 世界138ヵ国中では90位。(全般的な物価から。NUMBEOより)
  • アジア観光コスパランキング1位(エクスペディアより)

という事で、やはり全体的に物価は安い、という評価になりますね。

ここまでで、マレーシアの物価はとにかく安そうだ、という事はわかっていただけたと思います。

そこでこれ以降では、物価を「飲食費」「交通費」「宿泊費」の3つに分け、更に具体的に物価を紹介していきます。

値段は、日本円換算で安いときのレート(1RM25円)と高いときのレート(1RM35円)を併記していますので、参考までに。

マレーシアの具体的な物価について(飲食費)

まずは飲食費から。飲食費に関して、当サイトの独自調査にて世界14ヵ国の飲食費を比較してまとめました。

マレーシアの飲食費を世界と比較
マレーシアの飲食費を世界と比較

こちらは主に外食費から調査を行った結果です。マレーシアは、日本と比較した場合にほぼ半値程のお値段になります。

価格的には概ねベトナム、台湾、フィリピン、インドネシア等の国々と同じくらいですね。

マレーシアの飲食費は全面的に安いです。スーパーやショッピングモール等で、「え、こんな安いの?」と驚くことはしばしば。

とはいえ具体例を見ないと分かりにくいと思うので、まずは1店舗、具体的なもののお値段を見てみましょう。

鼎泰豊の値段で物価を比較

鼎泰豊/パビリオン
鼎泰豊/パビリオン

私自身は物価を比較する上で、よく「鼎泰豊」を使います。ご存知台湾発祥の有名中華料理店ですね。

鼎泰豊の値段設定は、その国の「ちょっと良いレストラン」のお値段になっています。鼎泰豊を見れば物価が分かるといって良い値段設定だと思いますね。

この鼎泰豊のお値段を、東・東南アジアの人気国同士でお値段を比較しました。

鼎泰豊の小籠包、海老入り炒飯、青菜のニンニク炒めを合計した値段で比較しています。なぜこのメニューを選んだかと言えば、単に私がすきなメニューだからです。

レートは2019/10時点のレートを丸めて利用しています。

  • 韓国:3,563円
  • 日本:3,300円
  • シンガポール:2,952円
  • 台湾:2,275円
  • マレーシア:1,643円

これを見て頂けると、マレーシアの安さが分かるかなと思います。

台湾はお値段が安い印象がありますが、それよりも更に安い価格になっています。大体日本より半値以下になりますね。

特に小籠包のお値段は10個入りで554円程度。日本だと10個も頼めば1400円するので、かなりお手軽に小籠包を楽しめます。

では、これ以降はマレーシアの飲食関連の物のお値段をさくさくとご紹介。

全体的に、例えば中華料理店は本当に、バーミヤンか、それとも王将か、日高屋かっていうぐらいの値段ですが、れっきとした高級店です。味は最高です。

鼎泰豊(その他のメニュー)

小籠包/鼎泰豊
小籠包/鼎泰豊

こちらでは個別にいくらなのかご紹介します。

  • 小籠包(8pcs):12.5RM (312.5円 ~ 437.5円)
  • 蒸し餃子(6pcs):11.5RM(287.5円 ~ 402.5円)
  • 焼売(6pcs):15.5RM(387.5円 ~ 542.5円)
  • 豚肉饅(2pcs):6.8RM(170円 ~ 238円)
  • ほうれん草のニンニク炒め:13.5RM(337.5円 ~ 472.5円)
  • エビチャーハン:15RM(375円 ~ 525円)
  • 中国茶:2.5RM(62.5円 ~ 87.5円)

ちなみに鼎泰豊の日本のお店と比較してみたら下の通りになります。

  • 小籠包: 780円
  • 蟹小籠包:1380円
  • えびチャーハン:980円
  • ほうれん草のガーリック炒め 390円:780円
  • 中国茶 :無料(日本では水変わりに中国茶出てきます)

概ね1/3~1/2ぐらい、というのがわかりやすいですね。高級ランチ10000円、とゆーのが4000円、とかになると一気に身近になります。

味はもちろんそのまま絶品です。

高級ホテルランチ(リッツカールトン Le Yen)

高級ホテルのランチもご案内します。対象は日本人にも大人気、リッツカールトンの中華レストラン、Le Yenです。

ちなみにこの国、基本的に食べ物がおいしいのですが、中国系が多いせいなのか中華料理も絶品です。

  • チャーハン :32RM(800円 ~ 1,120円)
  • えび餃子:12RM(300円 ~ 420円)
  • シューマイ:13RM(325円 ~ 455円)
  • 中国茶:4RM(100円 ~ 140円)
  • マンゴープリン:13RM(325円 ~ 455円)

Old Town White Coffee(マレーシアローカルのコーヒー店)

オールドタウンホワイトコーヒー/KLIA
  • コーヒー:4.5RM(112.5円 ~ 157.5円)

マレーシアローカルのコーヒーチェーンだとこのくらいですね。
ちなみにこちらではアイスとホットで値段がほんの少し違います。

ちなみにこちら、食事もかなり豊富です。モーニングセットだとこのくらいのお値段です。
なお、モーニングセットなので、全てコーヒーなどのドリンクが付きます。

  • ナシレマセット:4RM(100円 ~ 140円)
  • パンセット:6.5RM(162.5円 ~ 227.5円)
  • カヤトーストセット:7RM(175円 ~ 245円)
  • 麺セット:11RM(275円 ~ 385円)

スターバックス

スターバックスコーヒー/クアラルンプール
スターバックスコーヒー/クアラルンプール

スタバって本当世界どこいっても値段変わらないですよね・・・。
スタバはスタバでした。レートによっては気持ち安い位です。

  • アイスラテ:10.5RM(262.5円 ~ 367.5円)

Marrybrown(マレーシアローカルのファーストフードチェーン)

Marrybrown/ランカウイパレード
Marrybrown/ランカウイパレード

続いてはマレーシアローカルのファーストフードチェーン、Marrybrown。マレーシアでは超有名な、いわゆるマクドナルドっぽいお店ですね。

ハンバーガーセット/Marrybrown
ハンバーガーセット/Marrybrown

こんな感じの分かりやすいハンバーガーセットが出てきます。

こちらの特徴として、イスラム教徒の多いマレーシアでは豚肉が禁忌、更にインド系住民は牛肉が禁忌という事で、取り扱いが全て鶏肉になっている事ですね。

という事で、全体的に鶏肉料理のレベルがマレーシアは高いです。おススメ。

  • チキンバーガーセット:9.2RM(230円 ~ 322円)
  • タワーバーガーセット:15.9RM(397円 ~ 556円)
  • チーズチキンセット:15.4RM(385円 ~ 539円)
  • ナシレマセット:11.8RM(298円 ~ 413円)
  • キッズミールセット(チキンナゲット):10.3RM(257円 ~ 360円)

お値段はこんな感じ。日本のマクドナルドが、チキンチーズバーガーセットが500円、ナゲットのハッピーセットが500円。そう考えるとやはり半値程度が目安ですね。

ローカルレストラン

かなりローカル向けのお店。メインはカレーですがナシゴレンとかも。ここではロティチャナイを食べましたが、普通においしかったです。

こちらのお値段はかなり破格になります。

  • ナシゴレン:5.6RM(140円 ~ 196円)
  • ナシアヤム:6RM(150円 ~ 210円)
  • ミーゴレン:6RM(150円 ~ 210円)
  • ロティチャナイ:1.2RM(30円 ~ 42円)
  • お水(非ミネラルウォーター):0.3RM(7.5円 ~ 10.5円)
  • お湯:0.5RM(12.5円 ~ 17.5円)
  • アイスコーヒー:1.2RM(30円 ~ 42円)
  • ホットコーヒー:1.8RM(45円 ~ 63円)
  • ファンタ、コーラ:2RM(50円 ~ 70円)
  • ミネラルウォーター:1.5RM(37.5円 ~ 52.5円)

ロティチャナイの値段がかなり安いですが、感覚的にはクロワッサン1個的なお値段と思ってください。

ナシゴレンと牛丼のお値段で見比べてみると釣り合うかもしれませんね。

スーパー

Mercato/パビリオン
Mercato/パビリオン

まずはスーパーの具体的なものの値段を紹介します。

記載はクアラルンプール中心部の高級スーパーのものです。コンビニよりは安いですが、庶民派スーパーをきちんと探せばもう少し安くなるかな、ぐらいのお値段となっています。

飲料(水、コーラ等)

  • 水(ペットボトル):0.75RM(18.75円 ~ 26.25円)
  • 水(エビアン):4.55RM(113.75円 ~ 159.25円)
  • コーラ(缶):1.8RM(45円 ~ 63円)
  • コーラ(ペットボトル):2.45RM(61.25円 ~ 85.75円)

マレーシア生産のものだとかなりお安めのお値段に感じますね。特に水とかはすごいお値段になっています。

一方輸入系の飲み物は総じて高くなる傾向に。例えばエビアンとかは結構しますね。日本と変わらないぐらいの値段になっています。

酒(ビール)

  • ANCHOR STRONG(酒税あり):8RM(200円 ~ 280円)
  • ASAHI SUPER DRY(酒税あり):10RM(250円 ~ 350円)

詳細は後述しますが、マレーシアはイスラム教国のため酒税が非常に高いです。ただし、ランカウイ島であれば酒税が免税となるため、次の値段になります

  • ASAHI SUPER DRY(酒税なし):2.5RM(62.5円 ~ 87.5円)

お菓子

ファミリーマート/クアラルンプール
ファミリーマート/クアラルンプール
  • ポッキー:2.85RM(71.25円 ~ 99.75円)
  • プリッツ:2RM(50円 ~ 70円)
  • プリングルス(大):5.2RM(130円 ~ 182円)
  • ハーゲンダッツ:10RM(250円 ~ 350円)
  • キットカット:9.9RM(247.5円 ~ 346.5円)

こちらは結構ものによって差が激しいですね。現地生産と思われるものは安いです。輸入扱いになっているのが高いのかな?

なお、昔は「Pocky」が「Pork」に音が近いからと、マレーシアでは「Rocky」として販売していました。いたのですが、現在は普通にPockyとして売っています。数年前に入れ替わりました。

野菜・果物・お肉

こちら野菜を1kgで表記することが多いので、実際どんなもんなのかピンとこないのですが…。キャベツとか見るとそんなに安いわけでもないのですが、ポテトとかは安いのかなーという印象です。

あとりんごとかは安いですね。お肉やバナナは輸入物なので、日本とそんなに変わらない印象ですね。気持ち牛肉は安いでしょうか。

  • オーストラリア牛100g:4.69RM(117.25円 ~ 164.15円)
  • たまねぎ1kg:3.99RM(99.75円 ~ 139.65円)
  • 中国産ポテト1kg:3.98RM(99.5円 ~ 139.3円)
  • キャベツ1/4カット:2.49RM(62.25円 ~ 87.15円)
  • フランスリンゴ1個:1.19RM(29.75円 ~ 41.65円)
  • ドールバナナ:5.99RM(149.75円 ~ 209.65円)

インスタントラーメン

マレーシア独自の麺類も多く、インスタントラーメン売り場は結構面白いです。
お値段もリーズナブル。

  • 現地の袋めん(複数個入り):4.5RM(112.5円 ~ 157.5円)
  • 現地のカップ麺:1.5RM(37.5円 ~ 52.5円)

マレーシアの具体的な物価について(交通費)

続いて交通費。マレーシアの電車やバス、タクシーといった公共交通機関の値段を世界と比較した場合、以下の通りとなります。

マレーシアの交通費を世界と比較
マレーシアの交通費を世界と比較

と、こちらを見て頂くと分かる通り、マレーシアの交通費は日本の五分の一以下。85%OFFのお値段となっています。

85%OFFと聞くと、なかなか意味が分からないお値段になると思いますが、本当です。

これは具体的なお値段を見たほうが分かりやすいと思うのでご案内します。特にタクシーは超激安です。

タクシー

クアラルンプール駅/クアラルンプール
クアラルンプール駅/クアラルンプール

最も安さを実感するのはタクシー。タクシーは主要拠点やホテルから乗ると定額制が利用できる場合もあります。

利用時には、タクシーにランクがあり、普通タクシーと高級タクシーでお値段が違う点は留意する必要があります。

例えば空港から乗る場合は以下のお値段ですね。

  • クアラルンプール国際空港⇒クアラルンプール市街地(60km、バジェットタクシー):75RM(1875円 ~ 2625円)
  • クアラルンプール国際空港⇒クアラルンプール市街地(60km、プレミアタクシー):102RM(2550円 ~ 3570円)

ちなみに日本だと、成田空港から柴又駅(千葉県から東京都に入ったところ)が約60キロ、23400円ぐらいします。関西だと関西国際空港から神戸の西ノ宮駅ぐらいが60キロちょっとですね。こちら20000円ぐらいです。

これと比べればもうとんでもないお値段設定になっているのが、わかっていただけると思います。

ただこれは市街地の一般タクシーの話。高級ホテル等から乗る、ランクの高いタクシーだとプレミアタクシーより高い値段になることもあります。このタクシーランク制、日本にはなくてやや分かりにくいのでご注意ください。

ただ市街地で乗る分には普通のタクシーだとぼったくりや犯罪被害もあるので、高いタクシーのったほうが安全、という向きもあります。

なお、コタキナバルではタクシーの値段は若干高めになるので留意してください。

  • コタキナバル国際空港⇒コタキナバル市街地(8km、バジェットタクシー):30RM(750円 ~ 1050円)

といってもこれくらいではありますが。

公共交通

比較しやすい、首都の空港と首都の中心駅までの交通機関で比べてみます。

マレーシアだと、クアラルンプール国際空港からKLセントラル(55キロ前後)。

日本だと、成田空港から東京駅(70キロ前後)。

この条件で比較してみましょう。

  • KLIAエクスプレス:55RM(1375円 ~ 1925円)
  • バス:10RM(250円 ~ 350円)

参考までに、成田エクスプレスで東京駅までいくと3020円。バスで成田空港~東京駅は1000円。

京成スカイライナーで日暮里駅までなら2470円。スカイライナーのほうが37分と時間的にも近いのでこっちのが良いかもしれませんが。

また最近、クアラルンプールには地下鉄もできました。始発駅Sungai buloh~終点駅kajangの料金は以下。距離にすると50キロ程。

  • my rapid(クアラルンプールの地下鉄):6.4RM(160円 ~ 224円)

こちらも参考までに、東京メトロの最長区間は有楽町線和光から、東西線西船橋まで。距離的にも時間的にも、少しメトロのほうが短いですが似ていて、お値段は310円になります。

マレーシアの具体的な物価について(宿泊費)

続いて宿泊費。マレーシアの宿泊費を比較した結果は次の通りです。

マレーシアの宿泊費を世界と比較
マレーシアの宿泊費を世界と比較

マレーシアでは特に5つ星ホテルのお値段が安い事で有名です。

エクスペディアの調査では、クアラルンプールは世界で一番安く5つ星ホテルに泊まれるという調査結果が出ています。こちらから一部引用すると、以下とのこと。

  • クアラルンプール:10,469円
  • バンコク:13,817円
  • ホーチミン:18,565円
  • ラスベガス:23,418円
  • ソウル:29,146円
  • 台北:32,680円
  • 香港:34,686円
  • 東京:43,862円

日本人の感じる肌感覚とそこまで差はないのではないでしょうか。以外なのはホーチミンといったベトナムの都市よりクアラルンプールのほうが安い事ですね。

ちなみにこちら、1室料金のため、クアラルンプールは2名宿泊だと一人当たり5,000円ちょっとです。

値段だけ見ると完全に東横インかアパホテルですが、本当にこれくらいの金額でヒルトンなりマリオットなりシャングリラなりに泊まれます。

以下にマレーシアの代表的な高級ホテルの宿泊価格をまとめます。

比較できる同一ブランドが国内にある場合には、同一ランクと思われる日本に所在するホテルの部屋の宿泊料金をまとめます。

ホテルに関しては日本での金額と比較するために、1RMが30RMと仮定して金額をまとめます。繁忙期等で値段が異なることもあるため、あくまで目安としてご参照ください。

クアラルンプール

フロント/Wクアラルンプール
フロント/Wクアラルンプール
  • Mandarin Oriental
    • Kuala Lumpur(KLCC):18,000円
    • 東京(日本橋):46,000円
  • Grand Hyatt
    • Kuala Lumpur(KLCC):18,000円
    • 東京(六本木): 49,000円
  • Shangri-La
    • Kuala Lumpur(ブキッビンタン):12,000円
    • 東京(丸の内):44,000円
  • Marriott
    • Kuala Lumpur(ブキッビンタン):14,000円
    • 東京(品川):22,000円
  • Westin
    • Kuala Lumpur(ブキッビンタン):15,000円
    • 東京(恵比寿):26,000円
  • The Ritz-Carlton
    • Kuala Lumpur(ブキッビンタン):18,000円
    • 東京(赤坂):46,000円
  • Hilton
    • Kuala Lumpur(KL Sentral Station):14,000円
    • 東京(新宿) :26,000円

ランカウイ島

プール/ウェスティン ランカウイ リゾート
プール/ウェスティン ランカウイ リゾート
  • Four Seasons Resort
    • Langkawi: 66,000円
  • The Datai
    • Langkawi: 44,000円
  • Westin Resort
    • Langkawi:20,000円
    • 北海道(留寿都):47,000円

コタキナバル

ル メリディアン/コタキナバル
ル メリディアン/コタキナバル
  • Shangri-La
    • Kota Kinabalu(Rasaria Resort):14,000円
  • Sutera Harbour Resort
    • Kota Kinabalu:16,000円

マレーシアの具体的な物価について(その他)

観光施設

ペトロナスツインタワー/クアラルンプール
ペトロナスツインタワー/クアラルンプール

観光面ではツインタワーの料金を比べるのが良いでしょうか。
ツインタワー、結構お値段します。

  • 外国人
    • 大人(13~60歳):85RM(2125円 ~ 2975円)
    • 子供(3~12歳):35RM(875円 ~ 1225円)
    • 高齢者(60歳~):45RM(1125円 ~ 1575円)
    • 幼児(~3歳):0RM
  • マレーシア国民
    • 大人(13~60歳):30RM(750円 ~ 1050円)
    • 子供(3~12歳):15RM(375円 ~ 525円)
    • 高齢者(60歳~):15RM(375円 ~ 525円)
    • 幼児(~3歳):0RM

こうやってみると結構高いですね。
ちなみに東京スカイツリーは、最上階までのぼると4~5歳は1440円、小学生は1950円、中高生は2880円、大人は3600円です。
まあこうやってみると外国人料金で結構とっているので、差は少なくなっていますね。

マレーシアの都市ごとの違いについて

クアラルンプール

KLCC公園/クアラルンプール
KLCC公園/クアラルンプール

ブキッビンタンのスーパーは比較的値段が高いため注意

ブキッビンタンには高級ショッピングモールが多く並んでいますが、この中にあるスーパーはやはりお値段がやや高いですね。
ただこれは成城石井とかクイーンズ伊勢丹に行って値段が高いよと文句言っているようなものです。

安く買いたいのであればイオンに行ってください。
本当にクアラルンプールにはイオンがいっぱいあるので、買えるのであれば安いです。
ですが中心部からは離れるためその時間はもったいないですね。

ブキッビンタンであれば、スンガイワンプラザのスーパーは比較的地元価格かと思います。

お酒は高いため要注意

基本的にマレーシア全体で、お酒は高いため注意してください。

ちなみにアサヒスーパードライはマレーシアでは現地生産しています。
それで値段は10RM程度します。350缶で250円前後。日本のが断然安いです。
なんでもマレーシアは世界で二番目に酒税が高いのだとか。

それもそのはず、この国はイスラム教国です。基本的に禁酒です。
イスラム教国だと販売すらしていない国も多いですね。
ですがここは多民族国家、中華系・インド系もいるので、都市部では普通にコンビニとかで売っています。
ですが、値段には全然お得感がありません。

お酒を楽しむのであれば、後述するランカウイ島は免税になるのでお勧めです。

コタキナバル(ボルネオ島)

基本的にマレー半島側でも、ボルネオ島側でもそこまで値段は変わりません。
ですが、感覚的にですが、ボルネオ島側のが若干物価が高い気はします。
本当に若干ですが。

一番わかりやすいのはタクシー代金でしょうか。
コタキナバル国際空港からコタキナバル市街地まで、大体8キロくらいで15分くらいの移動距離になります。
これでお値段はチケット制で30RMになります。

まあ日本の感覚であればこれでも安いですけど、同じくらいの距離をクアラルンプール市内で走れば大体15RMくらいでしょうか。
個人的には倍くらいしてるなあ、という感覚はあります。

というのもボルネオ島側の2州には高い自治権が認められており、タクシーの値段等も違うようなのですよね。
実際ボルネオ島に入るには、国内であるクアラルンプールからの移動でもパスポートが必要です。
これはマレーシア人であっても同じです。

ただ全体で言えばそこまで大きく変わることはありませんので、少し違うのもあるよ、くらいで覚えていただければいいかと思います。

ランカウイ島

免税の島・ランカウイ島ではお酒が激安価格

パンタイチェナン/ランカウイ
パンタイチェナン/ランカウイ島

またマレーシア半島側の北西の島・ランカウイ島は島全体が免税の島となっています。
そのため税金がかかるような品物はこの島は激安価格です。
といってもそこまで差がでるようなものは多くないんですが、一番激しいのはお酒でしょうか。

というのもマレーシアはイスラム教国家、基本的にお酒は禁忌なのです。
但し、中国系住民やインド系住民も多くいることから、街中でもお酒は普通に売られています。
ただしクアラルンプール市内であれば、例えばマレーシアで現地生産しているアサヒスーパードライ、350mlの缶で10RMはします。
日本より全然高いです。レートが悪いと倍近くに感じることもあります。
これは酒税が異常にマレーシアは高いからなんですね。

これが免税になると、ランカウイ島では2.5RMといったところでしょうか。大体四分の一程度のお値段です。
ペットボトルのジュースより安くなります。
このお値段であれば激安ですね。

ということで、これも同じマレーシア国内で値段が異なる例でしょうか。
お酒を楽しみたいのであればランカウイ島に行くべきです。
ただ安いからといって飲みすぎには注意しましょう。

マレーシア人と外国人で値段が異なる場合がある

マレーシア国内でメジャーなのが、マレーシア人と外国人で値段が違うこと。
これは普通にありますので、間違えないように注意しましょう。

たとえばクアラルンプール市内であれば、KLタワーのスカイデッキは、マレーシア人は75RM、外国人は105RMです。
だいたいこんな感じでちょっと違うことが多いです。
複数並んでいる場合はだいたいが高いほうの料金になります。

まとめ

ペトロナスツインタワー/クアラルンプール
ペトロナスツインタワー/クアラルンプール

マレーシアの物価についてまとめてみました。
なんとなく全体としての物価感覚が分かっていただけたのではないでしょうか。
大体3分の1くらいにはなるのですが、レートや物によって差があるのがわかっていただけたかと思います。

細かい値段を比べだすと確かにほかの東南アジアのほうが安いものもあります。
ですが旅費の中でもっとも高いウェイトを占める、ホテル代がクアラルンプールをはじめとしたマレーシアは圧倒的に安いのです。
そのうえそれ以外の費用も大きく変わらないか、安いくらいなので、マレーシアではラグジュアリーにかつ安く旅を楽しむことができます。

いろいろと高級店はありますが、どれも世界一安い値段で提供しているといっても過言ではないくらいです。
高級なものを!安くたのしむ!といった意味で、コスパが非常に高いマレーシア。
是非皆様も楽しんでみてください。

もくじ