日本国内の両替
国別両替まとめ
シンガポールドルの両替に関して、日本・シンガポール現地で徹底調査。パターン別におすすめの両替方法をまとめました。
シンガポールドルの両替は国内・現地のどこで両替するのが一番レートが有利なの?
日本で事前に両替を終わらせられないの?
シンガポールでの両替はどのようにすればいいの?
シンガポールドルを日本円に戻すにはどうすればいいの?
シンガポールドルの両替に関する疑問を、この記事ではまとめて解説します。
シンガポールドルの両替は、場所によってどのくらいレートが違うの?
両替場所によって、最大で1万円当たり900円の差がでます。具体的には次の通りです。
日本国内・シンガポール現地の両替レートを徹底調査し、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
場所 | ポイント | 最安値と比較した 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -470円~ -560円損 |
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -480円損 |
![]() ![]() | チャンギやシンガポール現地の一般両替所と同程度。 | -230円損 |
![]() ![]() | シンガポールの一般市街地と同程度。 | -200円損 |
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -900円損 |
![]() ![]() | レートが良いが、場所は限定される。 | 最安値 |
(参考)クレジットカード | 決済レートはそこそこ。最安値ではない。 | -290円損 |
場所 | 店名 | レート (\100=) | 1万円当たりの 両替差額 |
---|---|---|---|
![]() ![]() | GPA外貨両替専門店 | 0.945 | -470円損 |
![]() ![]() | 関西国際空港直営外貨両替 | 0.942 | -500円損 |
![]() ![]() | セントレア直営外貨両替 | 0.936 | -560円損 |
![]() ![]() | みずほ銀行 | 0.944 | -480円損 |
![]() ![]() | 外貨両替ドルユーロ | 0.969 | -230円損 |
![]() ![]() | Travelex | 0.972 | -200円損 |
![]() ![]() | Peninsula Excelsior Hotel | 0.902 | -900円損 |
![]() ![]() | ARCADE MONEY CHANGERS | 0.992 | 最安値 |
(参考)クレジットカード | VISA決済レート・三井住友系列 (1回払・海外決済手数料込み) | 0.963 | -290円損 |
日本で両替しておきたいんだけど、おすすめはどこ?
シンガポール現地での両替は、どうするのがいいの?
ここでは両替場所別の、おすすめ両替所をまとめます。
シンガポールドルを日本国内で両替する場合は、「外貨両替ドルユーロ」がレートが安いのでおすすめです。
日本国内の両替レートに関しては、以下のサイトで確認が可能です。
外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。
シンガポールで両替するなら、「③チャンギ国際空港」もしくは「①ラッフルズプレイス」「②チャイナタウン」での両替がおすすめです。
(番号は下記の地図の番号と対応しています)
シンガポールの両替が有名なエリアについて、以下の地図で示します。
各両替所の詳細情報は、これ以降でご紹介します。
シンガポールの両替ってどこでできるの?
シンガポールで両替レートが良い場所をまとめてご紹介します。
レートは若干悪いですが、利便性が良いのでおすすめなのはチャンギ国際空港です。
可能であればこの後紹介するラッフルズプレイスやチャイナタウンで両替ができるとよりベストです。ただ、なかなかそうはいかないと思うので、チャンギで両替してもそこまでレートは悪くないです。
チャンギ国際空港は、JALもANAもZIP AIRもスクートもターミナル1利用です。ターミナル1以外はシンガポール航空ぐらいですね。なので基本的にはターミナル1のことだけ抑えておけばいいかと思います。
チャンギの両替は、UOBとTravelex、Changi Recommendがあります。どこもレートは大差ないので、余裕があれば見比べて安いほうで両替する、ぐらいでOKです。
チャンギほど両替がしっかりしている空港はなかなかないので、心配しなくても大丈夫です。
到着後の制限エリアにも、荷物受け取ってロビー出た後にも、搭乗フロアにもしっかり両替店はあり、各ターミナル2種類の両替店がありますがすぐ近くにあるため比較も簡単です。
基本的には到着後、荷物受け取って出たらすぐの場所にちょっと探せば両替店は見つかるので、そこで両替すれば大丈夫。ほとんど24時間営業しているので、深夜到着でも安心です。
心配な方はチャンギ空港の地図もあるので、チェックしてみてください。
更に詳しいチャンギ国際空港での両替の情報は、以下の記事で詳しくまとめていますのでこちらをご参照ください。
若干移動が手間になる場合がありますが、レートが良いのでおすすめなのは「ラッフルズプレイス」です。シンガポールではトップの両替レートの良さです。
マーライオン公園とかからも徒歩圏ですし、観光で両替するには結構便利です。
ラッフルズプレイスでの両替の詳しい情報は、以下の記事で詳しくまとめていますのでこちらをご参照ください。ここではおすすめの両替店を紹介します。
ただし、こちらはビジネス街のエリアにある両替所なので、営業時間は短く、土日は閉まっている場合が多いのは注意ですね。平日昼間なら、という条件で便利なエリアです。とくに「The Arcade」の建物に両替店は集中しています。
レートはどこでも平均的に良いのですが、おすすめは写真の通り、ラッフルズプレイス駅側の入口に並んでいる2件、「Arcade Money Changers」と、「CITY MONEY CHANGER」がレートが良いです。2件並んでいるので、見比べて安いほうで両替すれば十分です。
こちらも若干移動が手間になる場合はあるものの、レートが良いためおすすめなのは「チャイナタウン」です。
チャイナタウンもラッフルズプレイスと同レベルにレートは良いですね。シンガポールの両替は、可能であればこの2か所で行いたいところです。
チャイナタウンでおすすめの両替所は以下の2件ですね。
チャイナタウンでの両替の詳しい情報は、以下の記事で詳しくまとめていますのでこちらをご参照ください。ここではおすすめの両替店を紹介します。
こちらはチャイナタウンでもかなりレートが良い両替所だと思います。私が見た範囲では土日も営業していました。
若干場所が分かりにくいのでご注意ください。チャイナタウン駅の、D出口下りてすぐの場所にあります。大通り側じゃないほうの路面に面しています。Google Mapに掲載がないのでわかりにくいですが、だいたいここら辺にあります。
ここレート表でてるんですが、カウンターの前までいかないと分からないぐらい小さいんですよね…。気にせずレート表をガン見するのをお勧めします。
レートはこちらも良いですね。どちらで両替してもいいと思います。
ただ、この建物自体、チャイナタウンなので中国元のレートが良いお店が多いです。そのため、中国元のレートが一番良いお店には行列ができていることがありますが、そのお店が日本円の両替も安いとはかぎらないのでご注意を。きちんとレートを見ましょう。
この2件は安定して安いですが、確実さを取るなら2件を見比べられればよりベストです。私が見た時はどちらもほぼ差はなかったです。
で、ここからは注意事項なのですがまずマリーナベイサンズはびっくりするほどレートが悪いです。チャンギより全然悪いですし、日本の空港と同レベルのレートの悪さですね。
まあ観光客しかいないでしょうから…。ここでの両替だけは本当に避けたいです。どうしようもならないか、よほど少額というなら仕方ないですが、本当に可能な限り避けたい。
でもどうしても両替する!というかたは次の記事をよんでください。
ただそれならほかに近くに両替所がないの?ということで…。ただ近くにはないんですよ。若干遠くなります。ラッフルズプレイスいくか、次に説明する両替所にいってください。
マリーナベイサンズではなくて、マリーナスクエアに行ってみてください。
あんまり話題にはならないんですが、地味に便利なモールなのがマリーナスクエア・サンテックシティ・ミレニアウォークの3モール。マンダリンオリエンタルのましたと、その裏にあるモールたちです。
3つあるので併せたらとんでもない広さがあるモールで、お店もマリーナベイサンズのモールと比べるとかなり庶民的なお店が多く、現実的にショッピングを楽しむならこっちのほうがお勧めです。中心部にあるためアクセスも良いです。
で、ここのモールに両替店がいくつかあります。レートはそこまで良いわけではないのですが、チャンギと同じかちょっと安いぐらいです。少なくともマリーナベイサンズよりは全然良いです。
利便性が良いので、この周辺で観光しててほかのエリアに行く余裕が無い時の両替場所としておすすめですね。各モールに両替店は入っているのですが、私が見た限りレートが良さげなのはマリーナスクエアに入っている「Fountain Money Changer」でしょうか。ただ結構距離はあったりするので、自分がモールで行きたい場所の近くにあるモールでも仕方ないとは思います。
オーチャードでの両替の詳しい情報は、以下の記事で詳しくまとめていますのでこちらをご参照ください。ここではおすすめの両替店を紹介します。
オーチャードの両替といえばラッキープラザなんですが…。両替店はパンデミックを経てぐっと減っている印象です。
昔は両替といえばラッキープラザ、という印象もあった気がしますが、今はすごいおすすめって感じでもない気がします。オーチャード自体の人気が下がっている、というのはあると思います。最近は別のエリアでも十分大きくて回り切れないモール、ありますからね。
ただそれでもいろいろと魅力的なお店はあるので、もしホテルが近かったり訪れたりしているのは両替するのは全然ありだと思います。おススメの両替店は
ラッキープラザの入口すぐの場所にある「AZEEZ MONEY CHANGER」がおすすめです。
レート出てないですが、ラッキープラザは最近レート出てないのが基本な気がします。とはいえ私が両替した段階では、ラッフルズプレイスやチャイナタウンよりはレートが悪かったですが、まあ妥協範囲かな、といったレートでした。
お店の場所がすごい分かりにくいので注意。看板に出ている、階段降りた先すぐにあるお店です。
このお店の手前の階段の上にも両替店があるのですが、そこが信じられないぐらいレート悪くて、日本よりも更に悪く、世界で一番レート悪いんじゃないか、といったくらいレートが悪いお店があったのでご注意を。そこと間違えないでください。地下のお店です。
リトルインディアでの両替の詳しい情報は、以下の記事で詳しくまとめていますのでこちらをご参照ください。ここではおすすめの両替店を紹介します。
リトルインディアもなんか最近はいまいちな気がします…。談合してるの?ってくらい各お店のレートが同じレベルですし。レートが悪いわけではないのですが、わざわざ両替しに行くほどは良くないな、という感じですね。
こちらも近くに泊まっていたり、観光で近くに寄った際であれば両替しても良いと思います。
おすすめの両替所はムスタファセンターにある両替所ですね。写真左にうつっています。
周辺にもいくつか両替所はあるのですが、レートはほぼ同レベルですね。
シンガポールで現金を余らせてしまったけど、どうやって日本円に戻すのがいいの?
両替レートの傾向は、日本円→シンガポールドルの場合と基本的に同じです。おすすめの方法をまとめました。
日本国内・シンガポール現地の両替レートを徹底調査し、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
場所 | ポイント | 最高値と比較した 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -420円~ -530円損 |
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -410円損 |
![]() ![]() | チャンギやシンガポール現地の一般両替所と同程度。 | -310円損 |
![]() ![]() | シンガポールの一般市街地と同程度。 | -200円損 |
![]() ![]() | レートが良いが、場所は限定される。 | 最高値 |
場所 | 店名 | レート (\100=) | 1万円当たりの 両替差額 |
---|---|---|---|
![]() ![]() | GPA外貨両替専門店 | 1.040 | -420円損 |
![]() ![]() | 関西国際空港直営外貨両替 | 1.042 | -440円損 |
![]() ![]() | セントレア直営外貨両替 | 1.051 | -530円損 |
![]() ![]() | みずほ銀行 | 1.039 | -410円損 |
![]() ![]() | 外貨両替ドルユーロ | 1.029 | -310円損 |
![]() ![]() | Travelex | 1.018 | -200円損 |
![]() ![]() | ARCADE MONEY CHANGERS | 0.998 | 最高値 |
上記から、パターン別のおすすめ両替方法をご案内します。
可能であれば、シンガポール市中の両替所で円に戻すのがベストです。ですが、現実的にはチャンギ空港での両替になるでしょう。
帰国前で、もし以下のエリアへ無理なく行けるのであれば、以下のエリアでの両替がおすすめです。
ただ日本円に戻す場合は、少額の場合が多いと思います。現実的に市中の両替所に行くのは手間です。チャンギ空港で両替するので手を打つのも無難だと思います。
日本の空港で両替するのは、シンガポールと比べてレートが悪くなるので避けるのが良いでしょう。
帰国後は、外貨両替ドルユーロは郵送で両替が可能、かつ、レートも日本の空港や銀行より有利です。
外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。ただし、両替は3万円以上からになる点にご注意ください。
個人的には3万円以下と少額であれば、寝かせておいて次回の海外旅行で現地で両替しても良いと思います。どうしても両替したい場合には、空港や銀行の両替をあたるのが良いでしょう。最新の両替レートは以下から確認できます。
最後に、シンガポール現地で実際にシンガポールドルを使う上での注意点をまとめます。
10,000シンガポールドル札は2014年、1,000シンガポールドル札は2021年に発行停止となりました。
なっています。ちょっと前は1,000シンガポールドル札はカジノ等で見かけるときもありましたが、現在は発行停止のため利便性が極めて低くなっています。発行停止となった紙幣は保有しないほうがよいでしょう。
基本的に5セント以下の端数は、切り捨てで請求されることが一般的です。1セント硬貨は発行停止となっているので、現在使われる事はほぼありません。(一応貨幣としては有効です)
シンガポールのお隣、ボルネオ島の北部中央に所在するブルネイ・ダルサラーム。こちらの通貨がブルネイ・ドルなのですが、シンガポールでは「1ブルネイドル=1シンガポールドル」として、等価で通用することになっています。
シンガポール国内でも利用できる紙幣なので、まれにおつりでもらうことがあります。変な感じではありますが、特に意識せずシンガポールドルと同様に使用して問題ないようです。(私は1回だけ見ました。殆どもらうことはないです)
ただし、シンガポール外では超マイナー通貨扱いになり、特に日本では両替すらできなくなります。受け取った場合はシンガポールで即時利用することをおすすめします。
シンガポールの場合、きちんとしたところで両替さえすれば、両替のレート差は少ないです。
少しの両替レート差にとらわれすぎて、せっかくの観光の時間が削られてしまうのも本末転倒です。
出発前にまとめて両替したり、宿泊場所や観光プラン途中の両替所を利用したり、と、無駄のなく効率の良い両替をするのがおすすめです。
皆様のシンガポール旅行が楽しいものとなりますように。