
ヨーロッパを訪れる場合には、何か国か周遊される方も多いかと思います。ヨーロッパは概ね通貨がユーロなので、旅行の際も便利なのが助かります。
ただ、なかなか現地の両替事情も分かりにくいもの。もしユーロが切れた場合には現地での両替が必要になるのですが、レートはどのくらいなのでしょうか?一般的にヨーロッパは両替レートが悪いとされることが多いのですが、どのくらい悪いのでしょう。
ここでは、日本でのユーロの両替事情と、オーストリア現地での両替事情をまとめました。皆様の旅行のお役に立てれば幸いです。
日本とオーストリアの両替レートについて

ではさっそくレートからまとめます。オーストリア現地と日本の両替レートはどのくらい異なるのでしょうか。ここでは、日本国内の各所と、オーストリアの主要銀行のレートがどのくらい違うのかをまとめました。
なお、レートは2019/7/24時点のものでまとめています。リンクもつけていますので、最新情報はウェブサイトでご確認ください。
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両替場所 | レート (1ユーロ) | 100,000 ユーロ 当たりの 日本円価格 |
GPA (成田空港直営) | 124.33円 | 124,880円 |
関西国際空港直営 外貨両替 | 124.13円 | 124,400円 |
セントレア直営 外貨両替 | 125.03円 | 125,180円 |
外貨両替ドルユーロ (ネット両替) | 124.12円 (国内最安) | 124,120円 (国内最安) |
Deniz bank (ウィーンの銀行) | 124.94円 | 124,940円 |
Schelhammer & Schattera (ウィーンの銀行) | 124.27円 (現地最安) | 124,270円 (現地最安) |
以上の通りとなりました。ざっくり傾向として、オーストリアの両替レートはきちんとお店を選べば、日本とそんなに変わりないですね。
ただ感覚として、近隣の東ヨーロッパ(ハンガリーやチェコ等)と一緒に訪れる方も多いかなと思うのですが、両替レートはこっちのほうが明らかに良いですね。後程詳しくご説明しますが、もしセットで訪れる場合にはそちらで両替されるのをおススメします。
では、おすすめの両替方法をまとめます。
オーストリアでのユーロ両替のおすすめ方法

オーストリアはちょっと両替事情がややこしいですね。
とりあえず、オーストリアをはじめとして、ヨーロッパの空港では両替するなは鉄板です。とにかくヨーロッパは空港のレートが悪い。なのでヨーロッパの空港でだけはなんとか避けてください。
その上で、ユーロは日本とオーストリアを比べると、日本国内での両替のほうがレートが安いので日本で両替するのがおススメです。不足分がもしでれば、オーストリアで両替する感じでしょうか。
また、近隣のヨーロッパ諸国を訪れる場合はまたちょっと事情が変わってくるので、そのあたりも併せてまとめます。
近隣ヨーロッパ諸国へ訪れる場合
とりあえず近隣諸国での両替ですが、フランスとかをもしセットで行かれる方はフランスには安い両替店があるのでこちらがおすすめです。
あと周辺の東ヨーロッパ、チェコとかポーランド当たりへ訪れる場合にも、こちらの国で日本円⇒ユーロに両替しておいたほうがお得になる場合が多いです。チェコやポーランドはEU加盟国であるもののユーロは導入していません。ですが、物価が安い国々なので、両替手数料も低いです。なのでこちらで日本円をユーロに変えてもお安めです。このあたりは覚えておくとちょっとお得になります。
ただフランスにしても、チェコ&ポーランドなどにしても、お得になる金額は大体1万円あたりで100~200円といったところなので、この金額をどう評価するかですね。不安があるなら事前に日本で両替しておいても、そこまで損になるわけではないです。このあたりはお好みでといった所でしょうか。
日本国内での両替
自宅で出発前に両替するのであれば外貨両替ドルユーロ

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欧州への旅行であれば、物価が高い国が多く、ユーロ両替額はかなりの額になります。私としては空港であまり多額の現金の両替をしたくないのと、事前に手持ちの現金をガラガラなり財布なり同行者なりで分けておきたいなという事があるので、両替は事前に行っています。
最近はインターネットの宅配も利用できて、おススメなのは外貨両替ドルユーロです。日本国内で最安値レベルなので、この点も特に問題ありません。利用に際して気を付けておきたいポイントは以下の通りとなります。
- 設立から5年以上と運営歴が長く、年間取引高80億円以上と取扱い実績が豊富。利用者の口コミも多い。
- 最低利用額は30,000円以上であり、小額から両替対応が可能。(2019年6月1日以降)
- レートは国内最安値クラス。
- 銀行振込の場合、両替額が10万円以上で送料無料、10万円未満で送料400円。
- 郵便書留での受け取りになるため、自宅か郵便局窓口で受け取りが必要。
私自身もこちらのサービスは多く使用しているので、使用した際のレポートは以下をご参照下さい。
【クーポン有】外貨両替ドルユーロは良レート&安全の国内両替でおすすめ
直前の両替であれば日本の空港
ただ事前の両替が間に合わない、とか、面倒な方であれば、日本の空港での両替がおススメです。特にドルとユーロは日本の空港はすごいやる気を出しているので、レートはかなり良好です。(逆にそれ以外の通貨はやる気をだしてないのでレートがかなり悪い)
そして日本国内でも空港によって、レートは結構お店によって違います。なんなら、同じお店でもターミナル毎に値段がちがったりします。この辺りは要注意ですね。国内主要空港で両替がお得な場所をまとめてみたので、参考にしてみて下さい。
- 羽田
- SBJ銀行(出国後エリア)⇒ SBJ銀行のクーポン
- SMBC信託銀行(出国前エリア)
- 成田
- GPA(成田空港直営店)⇒特に第一ターミナルの店舗が安い
- 関空
- 紀陽銀行⇒紀陽銀行のクーポン
- 中部
- セントレア直営 ⇒ただしここは混んでるので三菱UFJでも可。レートはほぼ一緒。
オーストリア現地での両替
繰り返しますが、オーストリアの空港では両替するなが鉄則です。ヨーロッパ全般、空港での両替はNGです。
その上で、基本的にはオーストリアの市街地の両替レートは、安いお店を探せば大体日本と同じぐらいです。安いお店を探せば、といっても、オーストリアの両替は基本的に銀行になります。銀行のレートが大体日本と同じぐらいという大変有難い国ですね。
なので、基本的にはやはり日本でまとめて両替しておいた上で、不足分がでたら市街地で両替、が無難かなといったところ。とはいえ銀行なので、オーストリア各所に店舗があるのはありがたいですね。
ウィーンの両替所
ということで、ウィーンの両替所をご案内します。ただこちらは全部銀行なので、他の都市にも支店は複数あります。必要に応じて探していただければと思います。
Bankhaus Schelhammer & Schattera Aktiengesellschaft
レートはこちらを参照してください。名前が長い。…まあ日本でもついこないだまで、「The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ」なんていう長い銀行があったので何も言えませんけど。
オーストリアの両替というと大体こちらの名前が出てくることが多いですね。実際レートは安く、日本の空港の安いお店と同じぐらいのレートで両替してくれます。なので、基本的にはこちらを探してこちらで両替しておけば問題ないかな、といったところ。
ただこちらは店舗数があんまり多くないのと、銀行なので土日やってないわ営業時間も昼間だけだわ、といったところがネックですかね・・・。このあたりは注意して訪れてください。
場所的にはシュテファン大聖堂や聖ペーター教会のある観光エリアど真ん中という事もあって、かなり観光客的にはアクセスしやすい場所にあります。
銀行のこの風格はさすがオーストリアといった所ですね・・・日本じゃできねえよなあ・・・。
Deniz bank
レートは若干悪くなるんですが、こちらは店舗数が多いんですよね。なので使い分けといったところでしょうか。小額の両替なのであればそこまで差がでるわけではなく、移動時間のほうがもったいなかったりするのでこちらのほうがいいかもしれませんね。
ウィーンだとこんな感じでいっぱいあるのでお好みで。ただやっぱり平日昼間のみの営業で、土日はやってないのでこのあたりは要注意です。
オーストリアの物価
では続いてオーストリア、物価はどのくらいになるのでしょうか。ヨーロッパは東欧ぐらいまでいかないと物価は安くならない事が多いですね。では実際どんなもんなんでしょう。
ここでは比較しやすい、マクドナルドのお値段とタクシーのお値段で比べてみました。
マクドナルド
- ビックマック:3.9ユーロ(約468円)
- マックチキン;3.8ユーロ(約456円)
- ビックマックセット:6.9ユーロ(約828円)
- ナゲット(6ピース):3.6ユーロ(約432円)
- ポテトL:2.5ユーロ(約300円)
- カプチーノ(M):2.8ユーロ(約336円)
- ラテマキアート(M):2.8ユーロ(約336円)
- ハッピーセット;4.2ユーロ(約504円)
正直これだけ見ても値段あんまりわからないと思いますが、例えばフランスのパリだとビックセットが7.5ユーロ(900円)しますし、逆にお隣チェコだと 135コルナ(636円程度) といった所のお値段です。
全体的にオーストリアはやはり物価が高いですね。ヨーロッパはこんなものでしょう。とはいえ東欧に入るとお値段ぐっと下がって、東南アジア並みになることもあります。このあたりは観光プランをうまくたてて、といったところでしょうか。
タクシー
続いてタクシー料金。taxi40100ってとこに乗ってますね。ウィーンの協定料金らしいので、全部同じ料金なはず。
- 初乗り(859,2m):3.80ユーロ(約456円)
- ~4キロまで 1.42ユーロ/キロ(約170円)
- 4~9キロ 1.08ユーロ/キロ(約129円)
- 9キロ以降 1.05ユーロ/キロ(約126円)
東京だと337円/キロなので、大体半分以下といったところでしょうか。ヨーロッパはタクシーが安い所が多いですね。 これはありがたい所。
個人的にはこれだけ安いので、かなり使い倒してしまうと楽に観光できるかなと思います。こういう観光上楽なやつはうまい事使えると助かりますね。
さいごに

ここまでオーストリアの両替についてまとめました。
- 全体として、東欧かフランスに行くのであれば、そちらで両替すると安くできる。(フランスは店舗限定なので注意)
- もし行かないのであれば、日本で両替。
- 不足分は街中で両替してもそこまで損はしない。
といったところでしょうか。
正直、ここまで書いといてあれですが、どこで両替してもオーストリアの場合はそこまで差が大きくないので、あまり気にせずやってしまって大丈夫だと思います。
但し、オーストリアの空港でだけは両替しない。
これだけ守っておきましょう。