
タイの通貨はタイバーツ。タイへ訪問する場合、このタイバーツへの両替が必要です。とはいえ、いざ両替しようとすると
- 両替レートはどのくらい?
- 両替はどこでできる?
- お得な両替所はどこ?レートの差はどのくらい?
- どのくらい両替したほうが良いの?物価はいくらくらい?
- タイの通貨は?注意点は?
等々、両替一つだけでもそこそこ疑問が出るものです。ここでは、そんなタイバーツについての疑問をお答えしていきます。

タイの両替は、現地空港が十分安いので、現地空港がおススメです。慣れてなくて不安な方は、差はありますが日本で両替しても良いでしょう。
タイバーツの両替レート
タイバーツのレート
タイバーツは、ここ10年間で1バーツ=2.4~3.7円の間で推移しています。2013年以降では3.4円前後が平均的なレートになります。
ここ最近の動向だと、3.0円に近いとかなりタイバーツ安になっているのでお得な感じ。3.6円に近いとタイバーツ高になっているので、現地に行った際に割高に感じるかな、といった感じのレートで推移しています。
ただ、これはあくまで銀行同士が電子決済を行う上での基準レートになります。実際の両替には、各種の紙幣を管理・準備するコストや、店舗費用、人件費等が上乗せされるので、お値段はもう少し高くなってきます。
この上乗せ金額が両替所によって異なるため、お得・お得じゃないといった差がでてきます。では、具体的にはどこの両替所がお得になるのでしょうか?
日本・タイ現地での両替店のレートについて
では、具体的にレートの差がどのくらいあるのかを確認していきましょう。
両替場所毎のレートの差について、以下の表にまとめました。情報は2018/2/28時点のものです。リンクを付けていますので、必要に応じ最新情報をご確認ください。
ご案内している「外貨両替ドルユーロ」には、100円の割引クーポンがあります。購入時、「クーポンコード」の欄に、以下のコードを入力すると割引となります。
店舗名 | レート (1バーツ=) | 10000円両替で 受取る タイバーツ |
GPA外貨両替専門店 成田空港経営の外貨両替専門店 | 3.830円 | 2611バーツ (基準価格) |
外貨両替ドルユーロ 日本の大手外貨宅配専門店 クーポンコード「opm012」で100円割引 | 3.540円 | 2825バーツ (+729円得) |
Bangkok Bank タイの最大手銀行 | 3.484円 | 2870バーツ (+882円得) |
Siam Home Pro-Fit プーケット市中の両替店 | 3.448円 | 2900バーツ (+984円得) |
Superrich Thailand タイ市中の有名両替店 | 3.412円 | 2930バーツ (+1086円得) |
このような結果となります。
タイバーツの両替はここ数年いろいろと移り変わりはしました。ですが結果として、今はバンコクの主要空港(スワンナプーム国際空港・ドンムアン国際空港)どちらでも、お得に両替ができます。なので、現地空港でどかんと両替してしまうのがおすすめです。
ただ、現地で両替するのは不安…という場合。日本の空港で両替してしまうと結構な損になってしまいます。そのため、外貨両替ドルユーロの利用がおすすめです。こちらは郵送での両替サービスですが、空港よりかなり良いレートで両替できるのでおススメです。
こちらは国によっては現地と同じぐらいのレートで両替できるのですが、タイバーツは現地空港のレートがかなり良く、若干レートが悪いのだけが注意事項でしょうか。
タイバーツをお得に両替する方法
タイバーツの両替をする場合に、レートが安いお店がどこになるのかを次にまとめています。
これはもちろん全体として、こういう傾向にある、というだけなので、個別のお店でレートは異なります。この点はご注意ください。
(↑にあるほど両替レートが良い)
- タイの、市街地の両替店
- タイの、空港の両替所
- 日本の、外貨両替ドルユーロ
- 日本の、空港の両替所
- 日本の、銀行
(↓にあるほど両替レートが悪い)
タイは、現地のレートが良いです。
というか、タイは両替レートが良すぎます。両替レートが良すぎて、米ドルとかユーロとかの両替もタイでしたほうが良かったりする事もあるほど。観光大国のせいなのか、とにかく両替レートが良いのです。
空港での両替レートだけがあまり良くなかった時期もあったのですが、安い両替店が空港にも出店するようになり、今では空港のレートもかなり良くなりました。
なので、タイに関して言えば、現地の観光客が行くような場所があれば、たいてい両替レートは良いです。
特に問題ない方は、タイ現地、そして面倒なので空港でまとめて両替するのが良いでしょう。
ただ、現地での両替は不安…という方もいらしゃると思います。日本では銀行や空港での両替はレートが悪いです。
日本では外貨両替ドルユーロの両替をおススメしています。ただ、現地と比べると若干レートが悪くなりますのでこの点はご注意を。
これを踏まえて、どこで両替するかを決めてください。
日本で両替する場合
ご案内している「外貨両替ドルユーロ」には、100円の割引クーポンがあります。購入時、「クーポンコード」の欄に、以下のコードを入力すると割引となります。
日本での両替をお勧めする場合は、以下のような事情により現地での両替に不安がある場合です。
- 海外旅行に慣れていない
- タイに慣れていない
- 現地の治安に不安がある
特に海外に行った事がないか、もしくはいった事が少ないかで不安があるかたは、日本で両替しておいたほうが良いでしょう。若干損はするものの、不安を残して現地へ行くぐらいであれば、事前に準備しておいたほうが良いとは思います。
日本国内での両替でおすすめなのは、外貨両替ドルユーロ。特に東南アジア通貨には強く、国内ではかなりレートが良く、国によっては現地と同じ程度で両替できる国も多いです。(タイは違いますが)
利用する際の注意事項は次の通りです。
- 設立から5年以上と運営歴が長く、年間取引高80億円以上と取扱い実績が豊富。利用者の口コミも多い。
- 最低利用額は30,000円以上であり、小額から両替対応が可能。(2019年6月1日以降)
- レートは国内最安値クラス。
- 銀行振込の場合、両替額が10万円以上で送料無料、10万円未満で送料400円。
- 郵便書留での受け取りになるため、自宅か郵便局窓口で受け取りが必要。
実際こちらは私も何度も使っていますが、毎回トラブルなくスピィディーに対応を頂けるのでおススメです。実際に利用した際のレポートはこちらにまとめています。
タイで両替する場合
タイの両替は、レートが良いお店が空港・市街地にたくさんあるので有難い限りです。
だいたいの場所でで両替は便利にできるので、お好きな場所で両替すればいいでしょう。
タイでの両替の定番はSuperrich Thailandという両替店です。大体の場所にこちらはあります。ここに行っとけば基本的に間違いないでしょう。
近くにない場合でも、ネットで両替レートが確認できます。大体同じぐらいであれば、近場で妥協してしまっても良いと思います。時間ももったいないですしね。
以下では、代表的な観光地にある、Superrich Thailandの場所を中心にご案内します。
タイ現地の両替所の場所
バンコク
スワンナプーム国際空港
スワンナプーム空港の場合、空港からエアポート・レール・リンク にのってバンコク市街地へ出る方が多いでしょうか。空港から地下1階に行き、エアポート・レール・リンクの駅に入る手前の場所にいくつか両替店があります。
Superrich Thailandは安いですが、ここにみんなレートをあわせてきているので、周りの両替所でも同じはずです。念のためSuperrich Thailandのレートを確認してから両替できれば十分でしょう。
ドンムアン国際空港
ドンムアン国際空港では、ハッピーリッチエクスチェンジが安いです。
場所はわかりにくいですが…。
プラナコーン
ワット・プラケオ、ワット・アルン、ワット・ポー等の超有名観光地があるエリア。フェリーターミナルにほどちかいスタバの隣にあります。観光中に両替したい場合はこちらでしょうか。
サイアム
サイアムスクエアをはじめとしたショッピングの中心地。バンコクの若者が集う街ですね。ショッピングモールの中に両替所があります。
アジアティーク・ザ・リバーフロント
2012年オープンと比較的新しいですが、今やタイの人気スポットです。観光でおとずれる方もおおいはず。もちろんここにも両替所はあります。
プーケット
こちらも基本的には市街地に両替所がいくらでもあります。
ただいちいち探すのも大変なので、ショッピングモールに併設されているところで十分ではないでしょうか。
ジャンクセイロン
プーケット最大のショッピングモール。
地図ではウェスタンユニオンを出していますが、他にも両替店は入っています。
セントラルフェスティバルプーケット
こちらも有名なお店ですね。もちろん両替店があります。
ウィークエンドマーケットも比較的近いですので、訪れる際に足りなくなった場合にはこちらでの両替がお勧め。
タイバーツはどのくらい両替したらよい?
では実際にタイに行く上で、タイバーツはいくらぐらい必要でしょうか。
具体的な物価についてはこのあとまとめますが、タイの物価は概ね日本の半額ぐらいです。ただ、飲食店はいいお店だとそこそこのお値段したりするので、そういうところへ行きたい方はもう少しもっていったほうがいいでしょう。
基本的には日本の観光地へ行くときの半分ぐらいが目安になるかな、と思います。目安としては次くらいでしょうか?
タイバーツ両替の目安
節約するなら : 1人1日当たり1500バーツ~
快適に過ごすなら : 1人1日当たり3000バーツ~
ショッピングをしまくるなら : 1人1日当たり1日4500バーツ~
これは本当にざっくりしたイメージなので、では具体的に香港の物価がいくらぐらいなのか、次で例示します。
タイの物価について
ではタイの物価、実際いくらぐらいなのでしょうか。代表的なものの値段で比較してみました。なお、タイの物価の詳しい内容は次の記事でまとめていますので、ここではざっくりポイントだけご案内します。
全体の傾向として、日本の大体半額以下ぐらいが目安。特に交通費が安いですが、ホテルもかなり安いです、といった感じですね。
飲食
- コーラ : 18バーツ(61円程度)前後
- タピオカミルクティー : 75バーツ(255円程度)前後
- スターバックス(トール・コーヒー) : 125バーツ(425円程度)前後
まずは飲食費。スターバックスはどこの国でも高いのでこれくらいですが、それ以外のものはやはりお安めですね。このあたりは助かります。
マクドナルド
- ビックマック単品 : 119バーツ(404円程度)前後
- ビックマックセット : 185バーツ(629円程度)前後
- ハンバーガー : 29バーツ(98円程度)前後
- チキンチーズバーガー : 39バーツ(132円程度)前後
- ナゲット(6ピース) : 85バーツ(289円程度)前後
- カフェラテ(マックカフェ・S) : 85バーツ(289円程度)前後
- ポテト(L) : 76バーツ(258円程度)前後
ただ、こうやってマクドナルドを見たりすると、そんなに安くないなあという印象は受けます。実際飲食店やレストランとかは結構お値段するお店も多いんですよね。安いお店ももちろんあるんですが。このあたりはお店によるといった印象です。
タクシー
- 初乗り(1km) : 35バーツ(119円程度)前後
- 1km毎(2~12km) : 5バーツ(17円程度)前後
- 1km毎(12~20km) : 5.5バーツ(19円程度)前後
- 1km毎(20~40km) : 6バーツ(20円程度)前後
- 1km毎(40~60km) : 6.5バーツ(22円程度)前後度)前後
- 1km毎(60~80km) : 7.5バーツ(25円程度)前後
- 1km毎(80km~) : 8.5バーツ(29円程度)前後
圧倒的に安いのはタクシーですね。もうぱっとみで信じられないぐらい安いのが分かると思います。
ダメ押しで東京と比較してみますが、初乗り1052mまで420円。それ以降は233mごとに80円です。もはやよくわからない値段ですね。これ。
大体お値段75%OFFですね。タイのタクシー料金は世界的に見てもかなり安い部類に入ります。
これだけ安いと乗らないと本当にそんなので、乗りつぶすのがおススメです。
ホテル
- パークハイアット : 39000円前後
- セントレジス : 36000円前後
- ペニンシュラ : 30000円前後
- JWマリオット : 24000円前後
- W : 24000円前後
あと同じくお手頃なのがホテル。こちらは五つ星高級ホテルですが、それがこのお値段と考えると結構お手頃です。日本と比べるとだいたい半分ちょい安いですね。
まとめ
以上、タイの両替についてまとめてみました。現地空港で安く両替できるのは非常にありがたいですね。これは本当助かります。
タイの中には安い両替店は多いですが、とはいえ、あまり安い店を探して時間をロスするくらいなら、ぱっと両替するのほうが観光客的にはアリだと思います。時間もったいないですしね。
あとは皆様妥協しつつ、楽しい観光を楽しめるラインで両替いただければよいかなと思います。