マレーシアリンギットの両替に関して、日本・マレーシア現地で徹底調査。パターン別におすすめの両替方法をまとめました。

マレーシアリンギットの両替は国内・現地のどこで両替するのが一番レートが有利なの?



日本で事前に両替を終わらせられないの?



マレーシアでの両替はどのようにすればいいの?



マレーシアリンギットを日本円に戻すにはどうすればいいの?



マレーシアリンギットの両替に関する疑問を、この記事ではまとめて解説します。
マレーシアリンギットの両替レートまとめ(日本国内・マレーシア現地)





マレーシアリンギットの両替は、場所によってどのくらいレートが違うの?



両替場所によって、最大で1万円当たり1600円の差がでます。具体的には次の通りです。
日本国内・マレーシア現地の両替レートを徹底調査し、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
- 日本国内の空港・銀行、マレーシア現地の主要両替所を調査
- 合計20店舗以上のレートを実際に確認の上集計
- 調査日は可能な範囲でそろえる。下記表に示した両替所は2022/12/16に同日調査を実施
場所 | ポイント | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -1310円~ -1529円損 |
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -1407円損 |
![]() ![]() | 日本の空港・銀行よりはレートは良い | -781円損 |
![]() ![]() | 日本の空港・銀行よりはレートは良い | -826円~ -1651円損 |
![]() ![]() | レートが良いが、場所は限定される。 | 最安値 |
(参考)クレジットカード | 決済レートはそこそこ。最安値ではない。 | -362円損 |
パターン別おススメの両替方法



日本で両替しておきたいんだけど、おすすめはどこ?



マレーシア現地での両替は、どうするのがいいの?



ここでは両替場所別の、おすすめ両替所をまとめます。
日本で両替する



マレーシアリンギットを日本国内で両替する場合は、「外貨両替ドルユーロ」がレートが安いのでおすすめです。
日本国内の両替レートに関しては、以下のサイトで確認が可能です。
- 外貨両替ドルユーロ(外貨宅配)
- GPA外貨両替専門店(成田空港)
- 関西国際空港直営外貨両替(関西国際空港)
- セントレア直営外貨両替(セントレア)
- みずほ銀行(羽田空港、主要市街地)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(主要市街地)
- Travelex(各空港、主要市街地)
現地の空港や現地の銀行と比べると同程度~やや良いぐらい。日本の空港や銀行よりは良いです。ただ、クアラルンプール市街地にレートが良いお店があるので、それと比較するとレート差は大きいのが正直なところです。
市街地での両替に不安がある方や、事前に両替を終わらせたい方などにおすすめです。外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。
マレーシアで両替する



マレーシアでの両替は
①空港での両替はレートが悪い(ランカウイを除く)
②大都市には、レートのよい両替店がある
を前提としてください。
上記のレートの例は、すべてクアラルンプールで出しています。ほかの大都市でも同様の傾向で、具体的にはペナン、ジョホールバル、コタキナバルは、空港での両替レートが悪く、市街地にレートの良い両替店があります。
ただし、ランカウイだけは空港と、市街地のレートの良い両替店のレートが同じぐらいです。
各都市の具体的なおすすめ両替店について、このあとご紹介します。
マレーシア現地での両替を徹底解説



マレーシアの両替ってどこでできるの?



マレーシア各都市の両替方法を、都市別にご紹介します。
クアラルンプール


- クアラルンプール国際空港・KLIA1での両替レートは最悪
- クアラルンプール国際空港・KLIA2での両替レートは普通
- クアラルンプール市街地にある銀行の両替レートは普通
- クアラルンプール駅での両替レートは良い
- 中心部・ブギッビンタンの両替レートは非常に良い
クアラルンプールの両替について、具体的なおすすめ両替店などは次の記事でまとめています。
ペナン島


- 事前にクアラルンプール中心部に入る場合、クアラルンプールでの両替がおすすめ
- ペナン国際空港の両替レートは普通
- ペナン中心部での両替レートは良い
ペナン島での両替について、具体的なおすすめ両替店を次にまとめています。
ランカウイ島


- 事前にクアラルンプール中心部に入る場合、クアラルンプールでの両替がおすすめ
- ランカウイ国際空港の両替レートはやや良い
- ランカウイ中心部での両替レートはやや良い
ランカウイ島での両替について、具体的なおすすめ両替店を次にまとめています。
マレーシアリンギットから日本円に戻す両替について



マレーシアで現金を余らせてしまったけど、どうやって日本円に戻すのがいいの?



両替レートの傾向は、日本円→マレーシアリンギットの場合と基本的に同じです。おすすめの方法をまとめました。
日本国内・マレーシア現地の両替レートを徹底調査し、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
- 日本国内の空港・銀行、マレーシア現地の主要両替所を調査
- 合計20店舗以上のレートを実際に確認の上集計
- 調査日は可能な範囲でそろえる。下記表に示した両替所は2022/12/16に同日調査を実施
場所 | ポイント | 最高値と比べた 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -1179円~ -1809円損 |
![]() ![]() | レートが悪くお勧めしない。 | -1431円損 |
![]() ![]() | 日本・現地の空港より良い。市街地の最安値店よりは悪いが、比較的良いレート | -108円損 |
![]() ![]() | 日本の空港・銀行よりはレートは良い | -395円~ -942円損 |
![]() ![]() | レートが良いが、場所は限定される。 | 最安値 |
上記から、パターン別のおすすめ両替方法をご案内します。
帰国前の場合



マレーシア市中の両替所で円に戻しましょう。
基本的には円→マレーシアリンギットがお得な店舗ほど、逆の両替もお得です。各都市別の両替店は以下の記事をご参照ください。
マレーシアの空港や、日本の空港での両替はレートが悪いので避けた方が良いでしょう。
帰国後の場合



帰国後は、外貨両替ドルユーロは郵送で両替が可能、かつ、レートも日本の空港や銀行より有利です。
外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。ただし、両替は3万円以上からになる点にご注意ください。
個人的には3万円以下と少額であれば、寝かせておいて次回の海外旅行で現地で両替しても良いと思います。どうしても両替したい場合には、空港や銀行の両替をあたるのが良いでしょう。最新の両替レートは以下から確認できます。
- 外貨両替ドルユーロ(外貨宅配)
- GPA外貨両替専門店(成田空港)
- 関西国際空港直営外貨両替(関西国際空港)
- セントレア直営外貨両替(セントレア)
- みずほ銀行(羽田空港、主要市街地)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(主要市街地)
- Travelex(各空港、主要市街地)
マレーシアリンギット基礎知識



最後に、マレーシア現地で実際にマレーシアリンギットを使う上での注意点をまとめます。
使用されている通貨
紙幣


- 1リンギット札
- 5リンギット札
- 10リンギット札
- 20リンギット札
- 50リンギット札
- 100リンギット札
現在の紙幣は2012年に改訂されたものです。それ以前のものでは、2リンギット札があったのですが現在では新規の発行はされていません。ただし、現在でもたまに見かけることはあるようです。
また500リンギット、1000リンギット紙幣は1999年に廃止されています。渡されることはまずありえないと思いますが、万が一渡されそうになった場合は拒否してください。
硬貨
- 5セン硬貨
- 10セン硬貨
- 20セン硬貨
- 50セン硬貨
単位は「セン」。「セント」ではないのでご注意を。1セン硬貨がないので、1セン単位のお会計については、以下の計算ルールで切り上げ・切り下げになります。
金額 | 切り捨て/切り上げ | 実際に支払う金額 |
---|---|---|
1リンギット00セン | 何もしない | 1リンギット00セン |
1リンギット01セン | 切り捨て | 1リンギット00セン |
1リンギット02セン | 切り捨て | 1リンギット00セン |
1リンギット03セン | 切り上げ | 1リンギット05セン |
1リンギット04セン | 切り上げ | 1リンギット05セン |
1リンギット05セン | 何もしない | 1リンギット05セン |
1リンギット06セン | 切り捨て | 1リンギット05セン |
1リンギット07セン | 切り捨て | 1リンギット05セン |
1リンギット08セン | 切り上げ | 1リンギット10セン |
1リンギット09セン | 切り上げ | 1リンギット10セン |
1リンギット10セン | なにもしない | 1リンギット10セン |
端数が1、2、6、7センの時は切り捨て。3、4、8、9センの時は切り上げになります。結果、金額は必ず5センの倍数でそろった金額となります。2008年からこの制度が導入されました。
1セント硬貨も、現在ではほとんど流通していません。これはごまかそうとしてるのではなく、現在のマレーシアでは当たり前になっているので要注意です。
さいごに



マレーシアでは、可能な範囲で中心市街地で両替するように心がけましょう。
とはいえ、少しの両替レート差にとらわれすぎて、せっかくの観光の時間が削られてしまうのも本末転倒です。出発前にまとめて両替したり、宿泊場所や観光プラン途中の両替所を利用したり、と、無駄のなく効率の良い両替をするのがおすすめです。
皆様のマレーシア旅行が楽しいものとなりますように。