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クアラルンプール国際空港ガイド KL市内へのアクセスや利用上の注意点等

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マレーシアの中心空港、クアラルンプール国際空港。
クアラルンプール国際空港へは成田・羽田・関空・新千歳と、日本国内の比較的幅広い空港から直行便が出ています。
就航会社も日系はJAL・ANA、マレーシア系はマレーシア航空、エアアジアXと、フルサービスキャリアもLCCもそろっています。
(なお、以前は中部・福岡からも直行便がありましたが現在は運行していません。)
直行便ではほかにもコタキナバル便があることはありますが、成田からのみ、しかも週2便ということで、大多数の方はクアラルンプール国際空港からマレーシアに訪れるのではないでしょうか。

クアラルンプール国際空港について、日本からの利用者が気になる点をまとめてみました。

もしよろしければ、以下のマレーシア関連の記事も併せてご覧ください。

もくじ

クアラルンプール国際空港は、KILA・KLIA2の2つのターミナルがあることに注意

クアラルンプール国際空港

クアラルンプール国際空港は、フルサービスキャリア用のKLIAと、LCC用のKLIA2の二つのターミナルに分かれます。
このターミナル、もちろん隣接してはいるのですが、共用施設はなく、近いだけの別空港と思っていただいたほうが良いです。
ターミナルは完全に独立しているため、お互いで乗継が必要な場合にはいったん入国手続きも必要となります。

LCC向けには、LCCTという別のターミナルがLCC用にありました。
こちらは2014年春に廃止となっておりますのでご注意ください。
LCCT時代はターミナル間の移動を、大回り移動で30分以上かけてバスなりタクシーなりで行う必要があったので大変不便でした。
今はターミナル間で鉄道も直結し、それぞれ移動にはバス便もあり、せいぜい10分くらいなのでかなり便利になっています。

空港からクアラルンプール市内への移動手段について

空港からクアラルンプール市内への移動手段はタクシー・バス・鉄道の3種類です。
お値段重視ならばバス、移動先へ直行したいならばタクシー、KLセントラル駅までの時間重視なら鉄道と手段が揃っています。

クアラルンプール市内は渋滞に注意

タクシー&バスの利用を検討する前に、クアラルンプールが、びっくりするくらいの大渋滞都市である事には注意して下さい。
主にビジネスアワー前後(日本と大体同じ9時18時)は、移動は公共交通機関もしくは徒歩推奨です。
遠い移動はそのそもこの時間をさけることが推奨です。
とにかく渋滞しすぎてて、ちょっとの移動にすごい時間がかかります。

自分はダイレクトにこの時間でタクシー移動したのですが、ざっくり高速おりるまで1時間、高速おりてからの移動で1時間かかりました。
通常時であればトータルで1時間程度なので、ほとんど倍です。かなりの混雑っぷりでした。

よってこの時間にかぶりやすい便を利用されている方は、鉄道等を利用するか、プトラジャヤあたりに若干立ち寄ってお茶を濁すかを推奨します。
本当に結構な大渋滞になります。

タクシー

ぼられるのがいつも不安になる海外のタクシーですが、クアラルンプール国際空港から出ているタクシーは定額チケット制です。
なのでかならず定額なので安心。
どちらのターミナルでもタクシーのチケット販売所があり、そこからすぐの場所にタクシー乗り場があります。
一番安いバジェットタイプのタクシーで、クアラルンプール市中までは75RM程度。
鉄道だと一人55RMかかるので、2人以上で移動するのであればタクシーの方が安くなる計算です。

バス

もちろんこれがバスであればもっと安くなります。
もちろんこちらもどちらのターミナルからでも、バス乗り場からバスが出ています。
大体10RM前後が相場。安さを求めるのであればこちらです。

注意点としては移動先はKLセントラルになることでしょうか。
KLセントラルから、例えばブキッビンタンであればさらに移動が必要になります。
ですがこちらは直結MRTが2017年夏に整備されたので、だいぶん便利になりました。

鉄道

鉄道はKLセントラルへ繋がっており、KLIA、KLIA2それぞれに専用の駅が直結で整備されています。
KLセントラルからも市内中心部へ、MRT・LRTが整備されています。
KLセントラルまではお値段が55RMと他の移動手段と比べると高めなのがネックになりますが、30分程度でつく高速性が魅力です。
ブキッビンタンまでの移動はここからMRTがベストでしょうか。
直結MRTは2017年夏に整備されています。
トータル1時間かからないくらいの移動時間に抑えられるため、だいぶん便利になりました。

両替所情報

マレーシアリンギットへの両替方法は別記事にて紹介しています。

各空港にはもちろん両替所があるのですが、具体的にどのあたりにあるのかはやや不安なところ。
実際は結構いっぱいあるかつ空港内のレートはそこまで大きく変わらないので、見かけた所で両替すれば良いです。
ちなみにKLIA、KLIA2共に税関前の手荷物受け取り所の脇に両替所があります。
もちろん手荷物受取開始までには結構時間がかかります。
荷物を待つついでに両替をしておくのがベストでしょう。

免税店

KLIAに関しては不思議なつくりをしており、出国と入国のゲートは同じ場所にあります。
(到着して最初のターミナルが共通で、そのあとモノレールに乗った後に出国と入国が分かれる)
免税店は到着した場所にもあるため、入国時に眺めることができるような作りになっています。
免税店が気になる方は、到着時にどんなものがあるのか、さらっと見ておくとよいでしょう。
但し、免税店は比較的値段が高いことも多いです。
定価で売るようなものはともかく、スーパーで値下げしてうってそうなものは高い事のほうがおおいです。
この点は留意してご覧ください。

また、これ以外にも出国時にしか入れないエリアにも、KLIA・KLIA2共に免税店があります。
こちらのエリアのほうがお店の数は豊富です。

クローズ時間について

一部便は深夜便になるため、免税店が開いているかは結構気になりますね。
私自身は成田行きのJAL便使いましたが、出発の22:50までは、基本的にほとんどの免税店が開いていました。
お店によっては24時間あいているお店もあるようです。
日をまたぐ便もいくつかありますので、全部のお店がしまっている、ということはなさそうです。

機内持ち込み制限について

日本と違うのが、液体の持ち込みチェック。
これが実際に飛行機に乗るときにもあるのです。
つまり、出国手続き後、免税店でジュースを買っても、機内には持ち込めません。
これは結構要注意です。知らずにつかまっている人は結構います。

ポイントとしては、持ち込む場合には免税店のほうで持ち込み専用に厳重な封印をしてくれます。
これをしてあれば持ち込みOKになります。
ただし、もちろん免税店でかったときでないと封印はできないので注意すること。
あとはこの封印、一個一個する場合があり、結構時間がかかる場合があります。
この時、たくさん買うとかなり時間がかかり大行列になってしまうことも。
このあたりはきちんと理解した上で対応しましょう。

国際線⇒国内線乗換

乗換の際、どのくらい時間を見ておけばいいでしょうか。
KLIA1からKLIA1で私自身の実績があります。
イミグレ通過後手荷物をうけとってから、更に国内線にチェックインする場合だと。
イミグレは空いてる&手荷物は遅い&チェックインはすいてる&移動は全部走る、という条件で、1時間はかかりました。
乗降所がだいたい出発15分前くらいにはもう閉まってしまうので、最低でも1時間15分はかかります。
というかこれはもうアウトなパターンです。イミグレが混んでたら終わりです。

個人的にはクアラルンプール国際空港、遅延も加味すると最低でも2時間半はとっておきたいのが正直な所ですね。
JAL便⇒JALコードシェア便とかで保証がついてるならまた別でしょうけど。
これでも遅延&イミグレ混んでるとかくらったら少し焦るレベルですね。

ちなみに、私自身は1時間40分の乗り継ぎをやろうとして、遅延して、危うく乗り過ごしそうになりました。

乗継トラブルエピソード

私自身は、マレーシアは新婚旅行で初めて訪れました。(ランカウイのリゾート狙いでダタイに)
海外には何回かは行った程度で、あまり慣れているわけではありません。

この時、マレー半島全域が何時間と続く激しいスコールに見舞われていました。
これだけ降り続いているスコールをマレーシアで見たのは、私自身この時だけです。
この影響により、マレー半島を発着する航空便はのけなみ遅延が発生していました。
この影響を私自身も受けてしまいました。

クアラルンプール国際空港、実は結構な混雑空港です。
旅客数は成田よりも多く、韓国・仁川やタイ・スワンナプームと争うほどのレベル。
マレー半島全体の便が遅れていたため、マレー半島の中心空港であるクアラルンプール国際空港はもはやパニックです。
こうなると着陸自体ができないんですね。
このときはJAL便を利用しており、皆様おなじみ飛行機の経路マップを見ていたのですが。
あきらかに上空でぐーるぐーるまわっているんです。降りれない。
ただ降りれないだけならよかったのですが・・・
私自身はこの時、自分で手配した(JALから手配していない)乗継便でランカウイに行く予定でした。
その乗り継ぎ時間、1時間40分。

・・・あれ、これまずいのかな?

正直クアラルンプール上空までは、予定より早いペースできていたのです。
こりゃ早着だと、乗り換え余裕だと。
しかしぐーるぐーるぐーるぐーる上空を回る事、なんと1時間近く。
やっと着陸して空港に入ろうとすることには、30分近い遅延となっていました。

・・・これ、まずい。

しかしそんな状況にも拘わらず、リンギットは手元にない。
既に時間もだいぶんと遅くなっており(このとき19時)、ランカウイ国際空港の両替所が開いているかわからない。
そして預入手荷物もある。
そんな中、乗り換え時間はどんどんと迫っている。
初めての空港で、両替して、入国審査して、荷物受け取って、国内線いって、チェックインして、飛行機までいかないといけない。

・・・間に合わなくない?

この時下した決断は、新婚旅行で行っていたので。
お互い別行動にして、手荷物受取所で合流することにして、片方は両替、片方は荷物を受取。
いつ荷物がくるかわからないのでね・・・。
(結果全然来なかったので、全く意味はありませんでしたが!)

正直あんまり慣れてない海外で、新婚旅行でいって、さっそく別行動とか。
電話ももってはいるけど、通じるのかとか繋げ方とか把握してないので。
このときは本当にどきどきしました。いろんな事を立て続けにしないといけないので。

なんとか無事両替もできて、荷物も受け取り、入国審査も突破。
ここからはもうダッシュです。国内線の場所なんてわからないけど。
でもクアラルンプール国際空港は超親切なので、日本語の案内が書いてある!
このとき本当にありがたかったです。
そしてダッシュ、超ダッシュ。これ間に合わなかったらせっかくのダタイが一泊ダメになります。
今日も夜どうしていいか全然わからない、困る!
走る、走る、走る!

・・・結果、乗継先の便もスコールの影響で大幅に遅延していました。
そもそも次の飛行機が乗降場すらきていないというオチ。
まあそうか、ランカウイとクアラルンプールを往復するような便ならそうなるよね・・・。
この時は本当に運が良かったです。

結果として乗継先の便も30分以上の遅延。走らなくてもよかったですね。
ただ、もし遅延していなかったら間に合っていなかったと思います。

と、いう事で結論。
クアラルンプール国際空港の国内線乗り口は、入国審査混んでない&手荷物は遅い&国内線混んでない、の条件で本気だして1時間程度。
なので遅延を考えると1時間40分は厳しいです。もう少し余裕もつか、素直にコードシェア便乗るのがお勧め。

まとめ

クアラルンプール国際空港は日本語の説明もついている事もあり、あまり空港内で迷うことは少ないかと思われます。
空港内は確かに非常に広いですが、基本的には一本道。
ガイドが豊富についているため、そのまま行けば迷うことはないものとおもわれます。
(国内線乗り継ぎでもない限り、周りの人についていけば大体あってます)

移動手段さえ決めておけば、あとは案内に従うだけで大丈夫です。

もくじ