マレーシアの治安について 各都市の状況や留意事項等を大使館情報を踏まえてまとめました

マレーシアは、東南アジアでは比較的治安が良好な国とされています。
実際、私はクアラルンプール、ランカウイ、コタキナバルと訪れましたが、治安上気になる事はそこまで多くありませんでした。
同じ東南アジアでも、カンボジアあたりと比べるとやはり圧倒的に安心さが違います。

とは言えそれでも、やはりマレーシアでの犯罪発生率は日本より高いです。
2016年の犯罪発生率を比較すると(外務省マレーシア安全対策基礎データ)マレーシアの殺人事件は日本の2倍、強盗事件は25倍、強姦事件は日本の7倍発生しているようです。

私自身はトラブルを避けたかったので、訪問時は繁華街の人通りが多い場所に限定し、移動も原則ホテルのタクシーを使っていました。
なのでトラブルに合うわけがないと思えばその通りなのですが、同じかそれ以上に注意していたカンボジアでは、それでもまだいやな目にはあっています。
どれだけ気を付けるべきなのか、加減は難しいものですが、気を付けておくに越したことはないでしょう。

私自身はマレーシアへは計2週間以上滞在しました。
本ページでは、外務省や現地日本国大使館が発出する情報のまとめと、実際現地で治安上の不安を感じた点などをまとめています。
観光時の参考になれば幸いです。

マレーシア治安傾向

全体の傾向

マレーシア全土の傾向としては、治安は比較的良好です。
ですが日本でも、例えば新宿歌舞伎町とよくわからない田舎の奥地では犯罪発生率が異なります。
そのため、マレーシアでも地域により犯罪発生率は異なります。
あくまで概ねの傾向ですが、大きくは以下の通りとなります。
都市別の治安の詳細については後述します。

治安状況(概ねの傾向)都市名
特に良好ランカウイ
良好ボルネオ島全域、マラッカ、ペナン
場所により注意が必要クアラルンプール
要警戒ジョホールバル

特に注意が必要なエリア1:ジョホールバル

一般的にマレーシアで一番治安が厳しい地区はジョホールバルと言われています。シンガポールの対岸にあたるエリアです。
一時期は重大犯罪が多発しており、治安情勢はかなり厳しかったです。
近年は大型の開発を多く実施しており、マレーシア政府としても重点的に対策を行っているため、現在は一時期よりは治安は改善されたようですが、それでも犯罪発生率は高めになっています。
現地のシンガポーリアンはジョホールバルには極力行かないのだとか。

訪れる方は相当の注意の上訪れるようにしてください。

特に注意が必要なエリア2:サバ州フィリピン対岸

また、サバ州のうち、フィリピン国境の対岸となるエリアについては、別の注意が必要です。
(内陸部、コタキナバル等は問題ありません。沿岸部、特に離島です。)
治安そのものはほかのボルネオ島のエリアと同レベルで、良好な地域です。

ですが、このあたりはフィリピン国境が近く、領有権問題も絡んだややこしい情勢の地域となっています。
そのため、スールー王国軍を名乗るフィリピンの武装集団による占拠事件等が定期的に発生しています。
状況により、外国人観光客を含めた死者が発生する事態も生じました。

この情勢により、このエリアには外務省により渡航中止勧告が出ているエリアとなっています。
繰り返しますが、治安そのものは良好です。懸念されているのは、外国人武装集団による襲撃です。

外務省発出情報

外務省及び在マレーシアの日本大使館・各総領事館が発出している情報のうち、特に重要なものをピックアップして引用します。
訪問時には、最新情報をそれぞれのWeb上で再確認願います。

渡航中止勧告

ボルネオ島のサバ州東海岸を中心に渡航中止勧告が発出されています。
外務省海外安全ホームページのマレーシアのページより引用します。

渡航中止勧告地域

【危険度】
●サバ州東側の島嶼部及び周辺海域並びに一部のサバ州東海岸(サンダカン,ラハ・ダトゥ,クナ及びセンポルナ周辺地域)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●サバ州東海岸のうち,レベル3発出以外の地域(タワウを含む)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●サバ州東海岸一帯の大部分及び周辺海域では,海賊事件,身代金目的の外国人誘拐等が多発しているほか,様々な武装勢力が活動を行っていることもあり,目的の如何を問わず渡航は止めてください。
●マレーシアにおいても,ISILをはじめとするテロに関する情勢は予断を許さない状況にあるため,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。

上記の通り、ボルネオ島では一部に渡航中止勧告が発出されている事には留意してください。
あまり観光客が訪れることは多くないエリアのため、ほとんどの方は影響されません。(コタキナバルは対象外です)
このあたりの海域は、小島が多く、海も綺麗でダイバーに人気のエリアです。
ですが、フィリピンとの領土問題に常に悩まされている海域です。
フィリピン人とみられる海賊集団による、殺人や強盗事件等が、定期的に発生するエリアになっています。
そのため外務省の海外安全情報ページでは、2012年以降、常に渡航中止勧告が出続けているエリアです。

2013年に事件が発生した際の記事は、こちらの産経新聞の記事をご参照ください。
事前の詳細な背景事情などはこちらのページが詳しいです。背景が気になる方はこちらをご参照ください。

 

なお懸念されているのは、各記事に記載されているフィリピン人とみられる海賊集団による襲撃です。
定期的に発生しており根本原因(領土問題)が未解決であることから、またいつ襲撃があってもおかしくないため、渡航中止勧告がでています。
エリア全体の治安そのものは、他のボルネオ島と同様で、良好です。
この点は見誤らないようにしてください。

この領域は、一時的な情勢の悪化では済まされない、長年の治安悪化が積み重なっているエリアです。
現地の情勢に詳しくない限りは、基本的には渡航中止するべきエリアです。

私個人としては、知り合いがダイビングとかで行ったりはしましたけど・・・。
確かに海が美しくて大変素晴らしい場所ではあるようです。
ですが、外務省は渡航中止勧告を出していることを忘れないでください。

感染症

以下の感染症について注意勧告が出ています。
これらはアジア太平洋全般で共通している注意勧告となります。温かい国は蚊を媒介した感染症が発生しやすいため、注意してください。

狂犬病

マレーシアでは近年狂犬病による死者はでていませんでしたが、2017年7月に20年振りの死者が発生しています。
ボルネオ島の子供二人が亡くなる、大変痛ましい事故です。
本件も含め5名の死者がマレー半島・ボルネオ島でも発生しているため、注意が必要です。
現地日本大使館発表の狂犬病情報はこちらになりますのでご参照ください。

なお、イスラム教では基本的に犬はNGです。
これはマレーシアでも同様ですので、街中で犬を見ることはそこまで多くないと思います。
特にマレー系の多いマレー半島側では、そもそも犬そのものを見ることが少ないです。
ですが、ボルネオ島ではイスラム教徒はマレー半島側に比べるとやや少ないです。そのため、犬を見かけることもあります。

なお狂犬病は哺乳類全般で発症し得ます。このため、犬以外からの感染する可能性もあります。
基本的なことですが、動物にはむやみやたらに近づかないようにするのがベストです。

外務省/現地日本大使館情報

上記以外の情報も掲載されているので、マレーシアの現地日本国大使館の情報は、訪れる前に要チェックです。
特に参照しておくべきは、まず外務省発表のマレーシア安全対策基礎データで全体の傾向が確認できます。
また在マレーシア日本国大使館の領事情報の直近の治安情報全体と、その中でも定例で出してくれているレポート(例えば2017年10月~12月分)は要参照です。
最新の邦人巻き込まれ犯罪などが記載されており、参考になります。

マレーシア各都市共通の状況について

マレーシア各都市の治安状況について、現地日本大使館発表の情報も交えながらご案内します。
まずどの都市でも起こりえる事象をご案内したあとに、各都市の具体的な情勢を記載します。

クレジットカードのスキミング

定番すぎて怖いマレーシアの犯罪は、クレジットカードのスキミングでしょうか。
マレーシアにはどうも、クレジットカード犯罪に関してかなり技術力のある集団がいるようです。
警視庁の犯罪白書では、マレーシア人のグループが歌舞伎町を拠点に日本で偽造クレジットカードの使用をしていることを問題視している報告をする等、もはやご当地犯罪と化している感があります。

とは言えさすがに超高級ホテル等ではクレジットカードスキミングはないとは信じたいのですが・・・。
ホテル等はデポジット等でクレジットカード出さないと宿泊できない場合がありあます。
(クレジットカードの提示が宿泊費の数倍のデポジットを現金で払うかの二択となる場合が非常に多いです)
いつでも解約できるVisaカードあたりを一枚もっていって、それを使うのがマレーシアでは無難でしょうか。

スキミング事情については別記事でもまとめています。

マレーシアでのクレジットカード利用は要注意 スキミング被害が多発中

2017.11.09

交通事故

クアラルンプール中心部

在ペナン日本国大使館の手引きによると、マレーシアの交通事情は以下の通りになります。

マレーシアの交通事情は日本と比べものにならないくらい劣悪です。
バイクの逆走や歩道通行、急な進路変更は日常茶飯事であり、また、右左折時にウィンカーを適切に使用する車両は稀であり、更に、強引な割り込みや追い越しも頻繁にあります。
また、歩行者は、歩行者用信号や横断歩道が少ないこともあり、車両が頻繁に通行する車道を横断しなければならない場合も多々あります。

ものすごい書き方をしていますが、実際その通りかと思われます。
というか日本は運転マナー丁寧ですよね・・・。
短距離移動が中心ということがあるのかもしれませんが。あまり海外で運転マナーが良い国はきいたことがないですね。

マレーシアは10万人当たりの交通事故発生率で考えると、交通事故発生率は日本の5.5倍、交通事故死者発生率は日本の9.6倍あるのだとか。
しかも交通事故は届けない場合も多いらしいです。
実際自分もタクシーにのっていて、タクシーのドアミラーが他車と接触し、ドアミラーが大破したことがあります。
しかしそれでも運転手は「FxxK!」と叫んだだけでした。それでおしまい。

とは言えさすがに大通りは歩車分離がきっちりしています。
歩道を歩いていて不安を感じる程ではありませんが、信号機はあってないようなものという海外あるあるはマレーシアも当てはまります。
このあたり十分留意して、交通には十分注意したほうがよいでしょう。

また無免許運転も多く、クアラルンプールには100万人の無免許ドライバーがいるという報道もあるようです。
無免許ドライバーは注意しようがないのですが、とにかく車全般に注意しないといけません。

クアラルンプールの治安について

クアラルンプールの犯罪情報

クアラルンプールに訪れる人の数が多い点は差し引く必要があるとは思いますが、やはりクアラルンプールでは犯罪情報が多いです。
コタキナバル大使館の情報等と比較すると、(もちろんコタキナバルでも犯罪被害はあるのですが)やはりクアラルンプールのほうが犯罪情報が多いです。
マレーシアの首都であり、人口も多いことからよからぬことを考える人の数も多くなる傾向にあるようです。
やはり外国であることから、行動する際には不用意な行動をとらぬよう、十分注意する必要はあるでしょう。

例えばブギビンタンのような中心部では派手な犯罪は起きないでしょうが、ひったくりや外国人狙いの賭博詐欺等が多く発生します。
またチョーキットのような、そもそも治安が悪いエリアというものも存在します。
日本でも同じですね、東京も銀座はお金持ち狙いの詐欺犯罪等がありますし、都心部に便の良い一部のエリアは治安があまり良くないエリアがあります。
観光に来て嫌な思いはしたくないですから、気を付けておくに越したことはありません。

とは言え、基本的な注意さえしておけば、防げるレベルではあると思います。

チャイナタウン/クアラルンプール

クアラルンプールで邦人が巻き込まれる犯罪が発生すると、現地大使館より注意勧告がでます。
在マレーシア日本国大使館の領事情報は訪れる前にはチェックしておいたほうがよいでしょう。特に直近の犯罪傾向や感染症等を、四半期ごとに定例でまとめて出してくれています。(2017年10月~12月分はこちら
これらは訪れる前に必読です。
何らかの注意すべきイベントが発生する場合(デモや感染症等)は注意喚起がありますので、事前に確認しましょう。
在ペナン日本国大使館から安全の手引きも出ていますので、こちらも確認してみてください。

特に多い犯罪については、在マレーシア日本国大使館から以下が挙げられています。

また実際に邦人が巻き込まれる被害も以下のように発生しています。

在マレーシア日本国大使館では法人犯罪被害の情報が集まっています。
これらの情報は事前にチェックが必要です。

やはり犯罪者も、体力的な弱者や不注意になりがちな人(女性、お年寄りや子供連れ等)を狙う傾向があるようです。
とはいえひったくり等は関係なく、いかにも不注意な観光者は誰でもいつでも狙われます。
注意しておくに越したことはないでしょう。

クアラルンプールを実際に訪れて感じた治安上の不安点

クアラルンプール・ショッピングモール

実際に街を歩いてみて、やはり治安上一番不安を感じることが多かったのはクアラルンプールでした。
実際に歩いていて町の人の数も一番多いです。
観光客狙いの犯罪で一番よく聞くのはクアラルンプールなのはわかります。

もちろん、治安上留意していれば、そこまで怖い思いをすることはありません。
ですが、クアラルンプールはマレーシアの他の都市と異なり、治安上の不安を感じたことはいくつかあったので例を記載しています。
観光する際のイメージがつけば幸いです。

花売りの少年

これを治安上の不安としてまとめるべきか、というのはありますが、例として。
花を売っている少年というものを、外国で実際に見たのはこれが初めてでした。
クアラルンプール町中の、ブキッビンタンにあるスターバックス店内の事です。
コーヒーでも買って休もうと並んでいる際に、少年から「1ringit」と話しかけられ、花を見せられました。

まあ、少年なので不安を感じるわけではないんですが、なんとも言えない心情になります。
この時自分がどう対処すればよかったのか、今でもわかりません。
お金を渡せばいいのかというと、現地の人からすると、お金は渡すべきではないとも考える人もいるようです。それでお金がもらえると思うと、自分の力で生きていく努力をしなくなるから、だとか。
難しい問題です。

物乞い

これも治安上どう、でまとめるのは難しいですが。
ブキッビンタンの町中には、普通に缶を置いて、そこにお金をいれてくれ、とする物乞いは結構います。
決して珍しくはありません。
特になにかがあるわけではないですが、これだけ栄えている町中でも、やはり貧困の問題はなくなるわけがなく。
やはりいろいろと考えさせられます。

繁華街裏

クアラルンプール中心部

ブギビンタンクラスの街でも、一歩裏に入るとなかなか古い住居街があることもあります。
これがスラム化しているのかしていないのかは、ただの観光客にはなかなか見分けるのが難しいですね。
ブギビンタンなのでそんなに治安面でどう、っていうのはないとは思うのですが。
表向きが綺麗でも一歩入るとすぐ怖くなる、という例ですね。

夜の街

クアラルンプール、イスラム教の国なので、売春等もちろん重罪なのですが。
ブギビンタンのメインロードから少し外れた大通りに、結構わかりやすく夜のお店は並んでいます。
明らかに空気が違いますし、呼び込んでいるお姉さんもいますからね。
これだけ露骨に客引くのは日本でも・・・。
なくはないですけど。
新宿とか上野とか、そういった性風俗エリアと似通った空気の場所がありますね。
もちろんそういった場所は治安上もあまり好ましくないでしょうから、要注意が必要です。
さすがに夜営業ですが、ブギビンタンのメインロードからそれほど離れていないので。

人の混雑

特にチャイナタウンの混雑はすごいです。
これはすられるな、といった感じ。
売っているものも明らかに偽物ですし、あまりまともな印象は受けないですよね。
ブキッビンタンもかなり人通りは多いです。
実際バイクでのひったくりも多いようなので、注意が必要です。

タクシー詐欺

これ、分からないんですよね、こっちが詐欺を受けているのかどうなのか。
実際問題、ちょっといいホテルからタクシー乗ると割高にもなりますし、相場観が分からない。
メーター不正も結構あるときいていて、実際自分もあれはどうだったんだろう、と思うこともしばしば。
とはいえタクシー移動が基本になっていてなかなか難しいんですけど。
きちんと事前交渉して乗らざるをえないのですが、気を張って付かれますね・・・。

ランカウイの治安について

ダタイのプライベートビーチ

ランカウイの犯罪情報

ランカウイの開発は制限されているとはいえ、それでも近年人口は急増傾向にあります。
(2001年64,792人 ⇒ 2010年94,777人)

人口が増えれば犯罪も増えるもの。ランカウイの犯罪も少し増えてきているようです。

では日本人が巻き込まれる犯罪はどのくらいなのか。
在ペナン日本総領事館発表の、管轄領域の邦人犯罪被害届け出件数を以下にまとめました。
なお対象は、ペナン州、ケダ州(ランカウイはこの州)、ペラ州、トレンガヌ州、クランタン州、ぺルリス州の件数となります。

発生時期発生件数
平成28年1月~3月ひったくり1件、置き引き3件、仮睡者狙い1件
平成28年4月~6月車上荒らし1件
平成28年7月~9月女性に対するつきまとい1件、不審者による声かけ1件、空き巣による被害2件、置き引きによる被害1件、スリによる被害1件
平成28年10月~12月空き巣による被害2件、置き引きによる被害1件、強盗による被害1件、インターネットを介した詐欺1件
平成29年1月~3月(発表なし、不明)
平成29年4月~6月ひったくり1件、置き引き2件、強盗1件、車上狙い1件
平成28年7月~9月強盗 1件、 すり1件、 つきまとい1件

なお、事象は概ねペナンでの発生になります。ペナンの人口はランカウイの7倍以上あるので、それも当然ですね。
基本的には現地滞在の日本人の被害が多いようですが、すりやひったくり等、観光客がターゲットになる事象も発生しています。

上の数字だけ見れば、それほど多くないかな、という所でしょうか。
発生しているのはやはりひったくりや置き引き、すりなので、一般的な海外での注意をしておけば十分防げるレベルだと思います。

ランカウイを実際に訪れて感じた治安上の不安点

マレーシアで一番治安面で不安を感じなかったのはランカウイでした。
風情として、のどかな田舎町、といった感じが一番ピンとくるんですよね。
日本でも地方の田舎のほうにいって治安がどうとかは考えないように、
同じようにランカウイでも治安がどうとか考えることはありませんでした。
確かに滞在パターンとして、ホテルライフを楽しむことが多く、町中がメインじゃない事もあげられるでしょうか。

とはいえ町中でも、あまり治安上の懸念はありませんでした。
ホテルでも、あまりバカ騒ぎしているような集団は少なく、少人数で落ち着いた過ごし方をしている人が多いせいか。
町全体が落ち着いた空気です。
悪く捉えれば活気がないという方もいるでしょうが、個人的には落ち着いている、と感じました。

強いてあげるのであれば、ダタイに泊まった際に、あそこは本当にジャングルの奥深くなので、
夜中で歩いていたときに猿やイノシシに襲われるんじゃないかとか、
道にまよったら帰れないんじゃないかとか、治安ではない所で不安を感じたくらいでしょうか。

とはいえもちろん、これは一般的な海外での注意をした上での話です。
基本的な注意事項を守っていれば、ランカウイでは不安を感じることは多くないでしょう。

マラッカの治安について

マラッカ・キリスト教会

ツアーで訪れたレベルですが、こちらも治安上の不安を感じることはありませんでした。
人は多く、観光地っぽい場所ではあるんですけれど。
こちらもまだまだ片田舎の感じが抜けきらないんですよね。
普通通りに気を付けていれば問題はないと思います。

治安上不安を感じた点を強いてあげるとするなら、
やはり観光地をしていて、多くの人が見たいスポットは人がかなり多いです。
密集することは多く、スリやひったくりは警戒しないといけないかな、くらいは感じましたがそれくらいでした。

コタキナバル(ボルネオ島)の治安について

コタキナバル市街地

ボルネオ島は東部沿岸の一部地域に渡航中止勧告が発出

前述の「外務省発出情報」で記載した通り、ボルネオ島には一部地域に渡航中止勧告が発出されています。
この点は十分留意ください。

渡航中止勧告が出ているエリア以外の情勢は安定

上記の渡航中止勧告が出ているエリア以外は、基本的にボルネオ島の治安は問題ないものと考えられます。

上記問題は、前提として1405年~1915年に成立していたスールー王国の領域に対して、スールー王国軍を名乗る集団が襲撃を起こしたものです。
コタキナバルはこの領域に含まれていないこと、またフィリピン領域からも比較的距離があることから、コタキナバルで事件が発生する可能性は低いものと考えられます。
もちろん未来に何が起こるかはわからないため、今後も100%何もないとは言い切れませんが、コタキナバルではこれに類する事件が現在まで発生していないことは事実です。

また、該当地域に関しても、基本的な治安は問題ありません。
あくまでこの問題に伴う、襲撃事件の根本原因(領土問題)が未解決のため、いつまた同様の事件が発生するかわからない、という事象になります。
このため渡航中止勧告が出ている点にご留意ください。

コタキナバル(ボルネオ島)の犯罪情報

コタキナバル市街地

コタキナバルの安全の手引きを、日本の在コタキナバル領事事務所が出しています。
訪問にあたってはこちらを一読される事をお勧めします。一般的に気を付けるべき防犯上の心構えが乗っています。

旅行者に関する最新の安全情報に関しては、こちらも日本の在コタキナバル領事事務所が発出している安全情報を参照してください。
最新情報はここに掲載されるため、必ず旅行前には確認したほうが良いでしょう。
情報としては、上述したサバ州東海岸の海域における治安情勢がメインです。
都市であれば、例えばクアラルンプールですと邦人の犯罪被害がそこそこ発生しており、比較的更新されることも多いです。
ですが、コタキナバルではあまり更新がありません。

直近ですと以下あたりでしょうか。

上記の安全情報に記載があるとおり、基本的な考え方は以下になります。一部引用いたします。

マレーシアは東南アジア諸国の中では,比較的治安の良い国に挙げられています。ボルネオ島のサバ州,サラワク州及びラブアン連邦直轄区もマレーシアの他の諸州と同様治安は比較的良い地域として知られています。
しかしながら,近年の社会・経済状況の変化に伴い,地方から都市への人口の流入,麻薬関連犯罪の増加,不法移民の流入等,治安上の不安定要素も存在しています。管轄区内の主要都市では凶悪事件のほか,侵入窃盗事件,詐欺賭博,スリ,ひったくり等の一般犯罪の発生も目立ち,実際に被害にあっている在留邦人の方々もいます。
いずれにしても,当地における犯罪発生率は日本と比べ高い水準にあり,常に高い防犯意識をもって生活することが望まれます。

という事で、警戒は怠らないようにしましょう。

コタキナバル(ボルネオ島)の犯罪以外の注意事項

サピ島/コタキナバル

海では独クラゲに注意

こちらの注意勧告は必読です。

クラゲは毒性クラゲが生息しているようです。邦人の幼児が亡くなるという痛ましい事故も発生していますので、この点は気を付けてください。

狂犬病に注意

狂犬病に関しては先述したとおり死者も発生しており、注意が必要です。

個人的にはマレー半島側では犬は見なかったのですが、コタキナバル周辺では犬はたまに目にしました。
感覚ですがこちらのほうが観光客の目に犬が触れやすいと思います。
基本的な事ですが、動物にはむやみやたらに近づかないようにしましょう。

実際にコタキナバルを訪れて感じた治安上の不安点

と、上記の通りいろいろ書いてきましたが。
本音を言ってしまえば、クアラルンプールではいろいろと不安を感じる場所もありましたが、コタキナバル滞在中はあまり不安を感じることはなかったのが正直な所です。
比較的コタキナバルは発展しているのですが、片田舎感があまり抜けないんですよね。
夜多少で歩いたりもしましましたが、もちろん人通りが多い所を歩いて居ましたが、特に怖く感じることもありませんでした。
観光向きの場所も多く訪れましたが、特に特筆するような事象はありませんでした。
落ち着いた地方都市です。

都市部ではやはりモール等では人が多く、スリやひったくりを警戒したくらいでしょうか。
また、コタキナバル都市近郊を回っている遊覧ボート等は、独特なシステムとなっていますが
私個人の英語レベルが相当低かったため、システムをあまり理解できず交渉も英語ができないためできずで怖かった記憶はあります。
治安というか、私の英語レベルの問題ですね。

とは言え犯罪は発生していますので、警戒はもちろん必要です。
もちろん私自身も基本的な事項をまもっていたので、危険な目にあうことがなかった事には留意ください。

キナバル山で放し飼いされる犬(寝ているだけです)

更に、ボルネオ島全域で自然に対するアクティビティが多いです。
その中で前述しましたが、クラゲや、蚊等による疾病は起こりえます。こちらは発生確率もある程度あることから注意しましょう。
放し飼いの犬も結構ふつうにいますし、自然相手では何が起こるか分かりませんので注意が必要です。

まとめ

いろいろと書きました。
近隣国ですとシンガポールは日本以上なのではないか、というくらい治安が良いため、このあたりと比べるとマレーシアは治安に不安を感じられがちです。
もちろん対処は必要です。犯罪件数も日本より多いです。
ですが、外務省発表の注意事項を踏まえ、十分注意しながら訪れれば、そこまで危険な国ではありません。
海外であれば当たり前の注意をしたうえで、是非マレーシア訪問を楽しんでください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

のぶ

首都圏在住、アラサーも後半に入った2児の父。旅行が趣味で海外はマレーシアを中心に東南アジア、国内は甲信を中心にどこへでも行くのが好き。良く行った海外情報を中心に、最近は子連れなので首都圏近郊のお散歩情報をお届けします。