世界中のいろんなところにお土産はたくさんあります。一般的なのはチョコレートやお酒等でしょうが、その土地土地の特産品であることもあります。マレーシアであれば、例えば紅茶や、ピューター、ボルネオ島だと胡椒が有名だったりしますね。
では、ランカウイ島の特産品としてのおみやげはなんでしょうか。答えは、なまこ。とくになまこ石鹸が人気です。
・・・最初に聞いたときは意味が分かりませんでした。正直、今でもあまり意味はわかっていません。ですがとにかく大人気の品で、お店では常に大量のなまこ石鹸が売られています。
そして大量に買っていく人も、かなりいます。1個あたりのお値段もまあまあする、なまこ石鹸。そんななまこ石鹸についてまとめてみました。
なぜなまこ石鹸なのか


なまこ石鹸だからといってまるまるなまこなわけではありません。なまこの成分がもちろん入っているだけなのですが、それにしてもなぜなまこなのでしょうか。
マレー語で「gamat」。なまこの事を指します。なまこは古来から漢方薬として、滋養強壮や皮膚病の薬として使われてきました。その強い作用は、「海の朝鮮人参」と呼ばれるほど強い薬効があるのだとか。中国では特に中華料理の食材として「海のダイヤ」と呼ばれ高値で取引され、密漁まで横行するほどだそうです。
またなまこ自身も強い自己再生能力を持っています。多少切れたぐらいだとあっさり元に戻り、場合によっては半分に切れた時に2個に増殖できるくらいの自己再生能力があるのだとか。
こういった強い再生能力や、古来からの滋養強壮の効果を狙って。たくさんのなまこが生息していたランカウイ島では、これを特産として取り扱ったのが始まりのようです。ですがあまりに特産として扱いすぎてランカウイ島のなまこが急速に減少。現在では近隣のタイともなまこで協力しながら、ランカウイ島のなまこの安定化を図っているのだとか。
おすすめ販売店
と、言われてもなまこでしょ?となると思います。確かになまこです。ですが実際、石鹸としての見た目は普通のナチュラル手作り石鹸といったところ。
種類によってはフレーバーも選べるようになっており、正直言われないとなまこ原料が入っているとはわかりません。包装もマレーシアのかわいらしい包みにはいっており、なまこ石鹸という名前はインパクトが強いですが。実際の見た目は手作り風のおみやげといったところ。
ランカウイ島の各所でなまこ石鹸は売っています。ですが、日本人向けに整えられたお土産としては、以下の2店舗が人気です。いずれも日本人の方が現地ランカウイ島で経営されているお店。多種多様なフレーバーや種類があり、かつラッピングもかわいらしいのが特徴です。是非どちらも訪れてみてください。
実際見て使ってみるのが一番早いと思います。大きさが大きいものはもっとするのですが、だいたい1個あたり8RM(240円)前後~と思っていただければいいかと。ランカウイ島外で買うともう少しお値段しましね。また複数個買うと割引がある場合もあります。
なお、こちらのお土産屋さん、ピサンが2017年、ガヤミナミは2014年に一度移転しています。最近はさすがに古い情報が出る事は少なくなりましたが、一応ご注意ください。
ガヤミナミ ハンドクラフト


多くの観光客の方が一番訪れやすいのはこちらかな、と思います。ガヤミナミ ハンドクラフト。ランカウイでは結構昔からある定番の日本人向けお土産屋さんで、なまこ石鹸以外にも数々のランカウイ島のお土産を取り扱っていたりします。普通にお土産ももちろんおススメです。
場所的にはパンタイチェナンの中心部からやや南に外れた場所にあります。パンタイチェナンとセットで訪れて頂ければ基本的には問題ない立地だと思います。


お店の雰囲気はこんな感じ。アジアン雑貨が中心ですね。私は昔こちらでピューターも併せて買いました。日本人向けのものがいろいろそろっているのでおススメです。印象としてはなまこ石鹸も種類も多いのですが、どちらかというと雑貨全般取り扱っているイメージですね。
名称:ガヤ ミナミ
公式ホームページ:http://gayaminami.blog95.fc2.com/
住所:Fuuka Villa Lot 13,Seksyen 4, Kg Tasik Anak, Jalan Telik Baru, Mk Kedawang, 07000, Langkawi, Kedah, Malaysia
ピサン ランカウイ


とにかくいろんな種類のなまこ石鹸がたくさんほしい!なんなら石鹸以外にもクリームとかもほしい!とにかくなまこグッズが欲しい!ということであれば、こちらのピサンがおススメです。
立地的にはクアタウンになっるため、宿泊されるホテルによってはちょっとアクセスが悪いかもしれません。ただ圧倒的ななまこ製品の取り扱いがあるので、とにかくなまこを重視されるのであればこちらはおすすめです。


店内はこんなかんじ。とにかく圧倒的ななまこ製品の取り揃えが特徴ですが、もちろんそれ以外のアジアン雑貨の取り揃えもあるためこちらもチェックです。見ていて楽しめるものが多い印象ですね。


それにしてもやはり圧巻なのはこのなまこ製品の取り揃えの多さ・・・。石鹸もとにかく様々な種類のものが置いてありますし、ほかにもなまこクリームやなまこクッキー(!)といった変わり種の物も。ここ1個よっておけばなまこ製品は十分かな、といったボリュームがあります。
名称:ピサン ランカウイ
公式ホームページ:http://www.pisanglangkawi.com/
住所:NO47,JALAN PANDAK MAYAR 5,KUAH,Lankawi
ランカウイ島以外の販売場所
ランカウイ島以外でも、ランカウイ島のなまこ石鹸は取り扱っています。例えばクアラルンプールで一番入手しやすいのはセントラルマーケットのものでしょうか。様々ななまこ石鹸が販売されているので、こちらが一番入手しやすいと思います。


特におススメなのはセントラルマーケットの「HAPPY CREATIONS」というお店。こちら店頭をみていただければわかるのですが。


ピサンで取り扱っているものと同じなまこ石鹸が売られています。お値段は若干割高の12RM(360円)~にはなってしまいますが、ランカウイ島へ訪れないのであればこちらで買われるのもおススメです。
効果
これまで説明してきましたが、やはりこういったのに興味があるのはオーガニックコスメに興味がある方でしょうか。もちろん、売っているお店によって内容は違うと思います。ですが、なまこ自体が保存性のある成分が含まれているため、やはり原材料や素材を丁寧に選んで作っているお店が多い様子。
特に人によって、化学系の素材に反応してしまう方、いらっしゃると思います。
なまこの天然成分自体に力があるため、オーガニックなものを求めている方には結構おすすめできるのかなと思います。人によると思うのですが。気になる方はランカウイ島滞在最初のほうに訪れて、滞在中お試しで使ってみるのもいいのではないでしょうか。ランカウイ島を一度出てしまうとなかなか再度買いに訪れるのも難しいですし、一度に試しておくのはお勧めです。
また気になる保存期間ですが、お店にもよるのでしょうが大体1年程度くらいは大丈夫ということでした。・・・が、気に入ったためものすごい買い込んでしまい(30個以上)。さすがにこれだけの数だと使い切るのに3年近くかかりました。
ですが特に不具合等もなく、カビたりもせず、普通に使い続けられました。自分自身ではあまり違和感はなかったのですが、さすがに3年たつと人や保存条件によって微妙だと思うので、おすすめはしませんが。(冷暗場所に保管はしていました)
まとめ
と、いう事でなまこ石鹸についてまとめてみました。なお、ランカウイ島では他にもなまこクッキーとかもうっています。味は意外と普通でしたが、こちらはさすがにそこまでお勧めはしません。話のタネにせいぜい1個かっておけばいいでしょうか。
このなまこ石鹸自体は、オーガニックを求める人で、結構はまる方はおおいようです。値段もそこまで高価というわけではないですので、まとめ買いされる方は多いのだとか。ただもちろん合うあわないあると思います。先述したとおり、ランカウイ島ではリゾートに長期滞在されるかたも多いはず。気になる方は滞在中試されてみてからまとめ買いされるのをお勧めします。なかなか次来ようとしてもこれませんからね。