日本国内の両替
国別両替まとめ
ベトナムの物価、安いイメージはありますが実際どのくらいなのでしょうか。
もちろんモノによって高かったり安かったりするので、一概には言いにくいのですが。
例えば英movehubなどが採用している、NUMBEOの物価統計によると、東アジア諸国の点数は以下の通りになっています。
(ちなみに1位はスイスで121.16点)
ではベトナム近郊の東南アジア諸国の点数はどうなっているでしょうか。
ということで、東南アジアはシンガポール以外大体同じくらいの物価という、まあそうだよね、という結果に落ち着きました。
上記の順位は大体皆様の想像通りかとは思いますが、とはいえじゃあ具体的にいくらなの、というのは観光客目線で気になるところですね。
そこで、ベトナムの首都、ハノイのデータを中心に、観光客が気になるもののお値段をまとめました。
ベトナムの物価は、東南アジアではトップクラスにやすいです。
まずは全体の傾向から比較してみましょう。
ちょっと前にはなるのですが、エクスペディアが出している観光コスパランキングがあります。
こちらは2015年ごろの調査にはなりますが、観光客が感じる感覚にかなり近いと感じています。
こちらによれば、五つ星ホテルのお値段はマレーシア・クアラルンプールに譲るものの。
(それでもこの中で3位と、ハノイはかなり安いのですが)
それ以外のお値段の平均だと、ハノイが一番安く観光できる、となっています。
例えば東京都の比較だと、初乗りタクシーが13分の1、食費は4分の1、ビールは3分の1などなど。
観光にかかわるあらゆるものの値段がかなり安いです。
ベトナムドンの両替レートも、物価を考える上では非常に大事になってきます。
ベトナムドンは実は、10年の間に結構レートが動いています。
ここ最近で一番ベトナムドンが高かったのはリーマンショック前の2007年初頭頃、1ベトナムドンが0.008円にかなり近づいた時期がありました。
しかしそのあとリーマンショックの影響で一気にベトナムドンは安くなり、2011年の後半ごろには半分以下の1ベトナムドンが0.0035円にまで落ち込みます。
そのあとベトナムドン相場は持ち直し、現在は1ベトナムドン0.005円くらいが平均です。
なのでベトナムドンが一番高かった時期に行っている人は、日本円に換算すると、今の倍近いお値段を払っていました。
この時期に行っていた方だと、結構お値段は高く感じていたと思います。
2013年頃からベトナムドンのレートは大きく変わっておらず、概ね0.005円ぐらいを相場に動いています。
なのでこのころ行かれている方は、大体「安いな」という感覚をもっているはずです。
こうやってきちんと計算すると、両替レートの大事さがわかってもらえるかと思います。
両替レート的には今はベトナムにかなり行きやすい時期ですね。
では早速、ベトナムの物価がどのくらいなのかご案内してきましょう。
ベトナムでも日本でも身近なもののお値段をご案内します。
物価はハノイに多数出展しているローカルスーパー、Vinmartを基本に、コンビニ等の値段もまぜながらご案内しています。
なお、ベトナムドンは1ベトナムドン=0.005円としてレートを算出しています。
これ以降、ベトナムドンはVNDとして表記します。
まずは飲料系から。
まあ大体想像通りのお値段ではないでしょうか。
とはいえやはり、輸入になるエビアンやモンスター等のお値段はすこしお高めですね。
ただそれ以外のソフトドリンクは大体半額以下といったところでしょうか。
特にビールが安いのは、好きな方にはたまらないですね。
ローカルビールであれば1本50円というのはかなり激安。
ソフトドリンクと変わらないお値段で買えます。
そしてその他の品物。
お菓子系は総じてそんな安くなかった印象ですね。
現地のローカルお菓子とかで10,000VDN(50円)なものはありましたが。
それ以外は大体これくらいの値段です。輸入物がおおいのでしょうか。
カップヌードルとか袋めんとかは安い印象でした。
現地にローカライズされているようで、味はシーフードだったのでちょっとびっくり。
また謎のベトナム産コシヒカリがうってました。値段だけはかなりやすいですね。売れるのかな。
また意外と高かったものの例として、紙おむつ。
全然日本価格ですね、これ。ベトナムでも紙おむつのシェアは高いみたいですが、おむつ代が大変そう・・・。
もっと安い所があるんでしょうか。
また参考までに、コンビニ価格。
ハノイ旧市街だとやたらサークルKをみかけて、サークルKの値段です。
コンビニだと押しなべて2~4割り増しといったところでしょうか。
日本でもそのくらい値段違いますね。
とはいえ元の値段が安いので、そんな目くじら立てるほどではないですが。
では続いて、非常に重要なお食事。
こちらはGoogleでもトリップアドバイザーでも鉄板だと非常に評価の高い、現地の高級レストラン、エッセンスレストランのもの。
かなりいい感じの雰囲気で、利用者はほとんどが欧米系でした。
高級レストランなので、かなり割高ではあります。
・・・割高なんですが、それでこんなもんです。
安くない居酒屋くらいのお値段ですね。
こちらは評判にたがわず、味も接客も非常に良かったです。
ハノイのバイクの多さに嫌気がさしたときに、落ち着いたレストランでおいしいもの食べられるとほっとします。
観光客に人気のエッグコーヒー店。
なんかネットでみたのと値段違うなと思ったのですが、どうも値上げしたようです。
値上げしてもこれくらいですが。
前はエッグコーヒーで25,000VND(125円)くらいだったみたいですね。
おいしかったですし全然いいんですが。
こちらはホイアンの旧市街地からやや離れたところにあるレストラン。
ローカルフードからピザ・パスタまで、一通りそろっています。
割と観光客向けかな?と思ったのですが、それでもこのお値段ですからね。
味はもちろんおいしかったです。
基本的にベトナムで外れひかなかったですね。きちんと選んでお店行ったっていうのはあるのですが。
どちらかというと意外なのはマックでした。
高い。
日本と同じくらいとってるような・・・。
個人的にはこの値段だすなら、ローカルのお店いったほうがいいですね。
マックはマックですからね。
とはいえそもそも、ベトナムのマクドナルドは店舗数が少ないです。
出店はここ数年の事で、ハノイに至っては2017年末にオープンしたばかり。
現地の感覚的にはアメリカの人気ファーストフード店、といった所で、普通にちょっとお高めの場所なんでしょうね。
観光地の代表的なチケットの値段もまとめてみました。
総じて安いです。
気にするほどの値段じゃないです。
特にテーマパーク等があるわけではないですからね。
基本的には世界遺産の観光になる、というのが大きいのかもしれません。(それも贅沢な話ですが)
タクシーは日本と比べるととにかく安いです。
例えばハノイの、ノイバイ国際空港から旧市街地まで出ようとすると大体30キロくらいなので2000円ちょっとといった所。
日本で例えるなら羽田空港~吉祥寺間が大体30キロで、これタクシーにのったら普通に10000円は越えるくらいはかかります。
空港からタクシーで市街地行けるのは、本当に楽でありがたい・・・。
全般的に、ホテルの値段は少し安いくらいですね。
そもそも外資系の著名ホテル自体が、ベトナムには少ない印象ですね。
なくはないんですが、少ない。
ただ、少なくても名前知ってるホテルに泊まりたい人は多いです。
となると結構値段は思ったより安くないな、という印象を受けます。
なのであまり超著名ホテルがこの値段で!っていうのはそんなないです。
それでも安いことは安いんですが、ものと場所によりますね。
私は現地系ホテルを中心に滞在しましたが、10000円もだせばかなり十分な接遇をしてもらえるホテルに泊まれます。
このぐらいの金額が目安になるかなと。
5000円くらいのホテルでも、(評判が良い所に宿泊したという理由はあるかもしれませんが)一切不満はなかったです。朝ごはんも非常においしかったです。
以上、ベトナムの物価についてまとめてみました。
総じて、お金は本当使わなかったなあ、という印象です。特に節約を意識していたわけではないのですが、物価が安いですからね・・・。
とはいえ安かろう悪かろうではなく、ホテルでは皆様非常にホスピタリティ溢れる対応をしていただいたことが印象に残っています。
みんなやさしい!暖かい!
特にハノイの5000円くらいのホテルに宿泊したのですが、こちらのホテルでは私の翌日の出国フライトの関係で、朝ごはんが間に合わない時間にチェックアウトする必要がありました。それを知ると、なんとお弁当を用意していただけていました。
有難かった・・・。
またご飯も値段が安くてとにかくおいしい!ベトナムローカルフードも日本人の口に合いやすいのでしょうか、とにかく食が進みました。
マレーシアにいってもシンガポールにいっても大体日本食がこいしくなって食べてしまうのですが、ここでは一切食に不安がなく、日本食も恋しくならずに旅を終えました。
ので、ベトナムは、安くて優しくてごはんがおいしくていい所、という非常に良い国だな、という印象です。
ただあのどう考えても危ないとしか言えない原付だけは、ストレス高かったですが・・・。こればっかは仕方ないのですが。
是非皆様もベトナム旅行を楽しまれてみてください。