日本国内の両替
国別両替まとめ
韓国・ソウルには以下の2つの空港があり、どちらも日本との間で直行便が就航しています。
空港が二つあるんだ…何が違うの?
日本で例えるなら、以下のようなイメージです。
仁川空港 : 日本だと成田空港のイメージ
金浦空港 : 日本だと羽田空港のイメージ
もはやこれでこの記事の言いたいことのほとんどは終わりなのですが、ここではさらに具体的な数字でこの2つの空港の違いを見ていきます。
ではまず、仁川空港と金浦空港の場所について確認しましょう。
見て頂ければわかる通りなのですが、ソウル駅から見た場合、金浦空港の方が近く、仁川空港のほうが遠い事がわかっていただけるかと思います。
では、具体的に何が違うの?ということで、仁川空港と金浦空港の違いを、表にまとめました。
項目 | 仁川空港 | 金浦空港 |
---|---|---|
所在地 | 仁川広域市中区 | ソウル特別市西区 |
距離 (ソウル駅から) | 約48km | 約15km |
所要時間 (ソウル駅から) | 最速43分 (空港鉄道) | 最速22分 (空港鉄道) |
国際線利用者数 (2019年) | 約7,116万人 | 約427万人 |
日本との直通便 | 羽田 関西 成田 札幌 仙台 静岡 中部 広島 松山 米子 高松 福岡 北九州 佐賀 大分 宮崎 熊本 沖縄 | 羽田 関西 |
主な航空会社 | JAL ANA 大韓航空 アシアナ航空 チェジュ航空 ZIP AIR ピーチ エアソウル エアプサン イースター航空 t’way Jin Air | JAL ANA 大韓航空 アシアナ航空 チェジュ航空 |
ポイントは以下の通りです。
仁川国際空港 | 金浦空港 |
---|---|
ソウル駅から最速43分 日本国内18空港から就航便あり JAL、ANAから、韓国系LCCまで多数の航空会社が利用可能 | ソウル駅から最速22分 羽田・関空のみ LCCはチェジュ航空のみ、航空券のお値段がお高め。 |
と、いったところでしょうか。ざっくり概要としては上記の通りとなります。
では、実際に仁川空港・金浦空港に訪れてみての感想をまとめました。
では、実際に仁川国際空港に行ってみての感想をまとめてみました。
やはり広さは圧倒的に仁川が広いです。
そもそも仁川の国際線は、世界有数の規模。アジアでは香港・仁川・チャンギでトップ3で、日本で一番多い成田空港の国際線利用客数の倍近い利用客がいるわけで、規模的にもかなり大きいものになります。
当然ターミナルの規模も大きく、当然それに比例して空港に施設も多いので、空港として楽しいのは仁川ですね。さすがにチャンギほどは充実していないのですが、仁川もいろいろあるなと感じます。
ただこれはどこの空港でも同じだとは思いますが、到着エリアはそれほどでもないですね…。出発エリアのほうがいろいろあります。まあ、ついたらすぐ市内入る方がほとんどだとおもうので、それはそうなのですが。
やはり仁川空港の最大のメリットは、非常に就航本数が多い、という事。
日本国内各地の地方空港からもアクセスできるのがまず便利です。関空や成田といいった大型空港では、1日に30本程度の就航便があり、時間帯や航空会社も選びたい放題なのもうれしい点ですね。
LCCの選択肢も非常に多いので、価格も全体的にお安めなのが嬉しい所です。この結果、基本的にはやはり仁川を利用される方が多いのかな、と思います。
これはもうどの国のどの空港でも、空港は郊外にあることが多いため宿命だとは思うのですが…。やっぱりソウル中心部まではちょっと出にくいです。
仁川からソウル駅までは、直通電車のA’REXがあります。ソウル駅まで直通で、ほとんどの方が使う第一ターミナルからなら43分。お値段も9500ウォンとお手頃。かなり便利なのです。
が、問題は、本数が少ない。平均的に2時間に3本ぐらいしかこの直通電車はなくて、時間によっては結構待ちます。
そしてソウル駅に直通なので、そこからホテルまでの移動はもちろん必要になるので、トータルだとやはり遠いな…というのは正直なところです。
仁川行きのバスも各所から出ているので、バスでダイレクトアクセスすることもできるのですが、乗り場が分かりにくいですし、時間もそこそこかかかることを考えるとうーん…という感じ。
このあたりの使い勝手はどこの国でもわりとそうなので、仁川だから、というわけではないのですが。あるあるのお悩みがあります、といった感じですね。
詳細な時刻表は、AREXの公式ページから「時刻表」ボタンをおして確認してみてください。この時間はきちんと把握して移動しないと、結構まつことになるので注意です。AREXのリアルタイム運行情報もあるので、スマホつながったらすぐ確認することをおすすめします。
これはもう個人的な恨みなだけ、ではあるのですが。
私自身、海外には割といろいろ何回も行っています。割と慣れている方だとおもうのですが、私が唯一、タクシーのぼったくり被害にあったのはここ、仁川の空港タクシーです。
ベトナム・マレーシア・タイですら被害にあったことないのですが…。韓国でまさかあうと思っていませんでした。
深夜便利用で、もうすでに日付が変わっている時間で、疲れていて、最大限油断していたのが原因だと思います。まさか韓国で空港タクシーがメーター倒さないなんてことがあると思っていなくて、途中で、「あれ、こいつメーター倒してねえぞ…」って気づいたときにはもう遅かったです。
相場の倍は持っていかれました。もう最悪な韓国旅行の始まりでしたね…。
という事で、油断していたのが悪いんですけどね。韓国は大丈夫だろうと思っていたんです。やっぱりここは海外です。ぼったくりタクシーは普通にいます。気を付けてください。
続いて、金浦国際空港の様子をまとめてみます。
率直な感想としては、「え…?これだけ…?」という感じでした。羽田ぐらいの設備はあるのかな、と思っていたのですが、全然ないですね。仁川とは比べ物にもならないです。日本の小さめの地方空港ぐらいの規模ですね。
はっきりしておきたいのは1点、「国際線ターミナルはとにかく規模が小さい」という事です。そもそも方針として、国際線は仁川国際空港が基本で、こちらの空港は羽田、関空、上海、台北といった近郊都市の便のみになっているので、まあそりゃ小さくなるでしょう、といった感じですね。
知っておきたいポイントとしては、こちらの空港は割と大きめのロッテモールが隣接してはいるので、少し歩けば時間つぶすには困らないとは思います。通路でつながってはいますが、ただちょっと距離は離れるのでそこだけは気にしておきたいところですね。
反面、国内線は非常に充実しています。お店もそここそこにありますし、割とぶらぶら見ているのは面白かったです。
ただ国内線は日本もそうですがさくっとのってさくっと降りる方が多いので、仁川のほうがいろいろ見るものはあるかな、という印象です。韓国はLCCも充実しているので国内線もさくさくお手頃に乗れてよいですよね。
そしてこの国内線ターミナル、国際線ターミナルとはかーなり離れています。すんごい離れています。歩くはまあまあ面倒な距離ですね。なのであんまりこちらで暇つぶし、とかいうのは現実的ではない距離ですね…。
ソウル駅までは最速で22分。仁川の半分ぐらいですね。
半分だとそれだけきくと大した差がなさそうですが、やはり本数が全然違います。1時間に7~8本は走っているので、そこまで時間を気にせずきたやつにふらっとのっても、それほどまたないというのがまず楽です。
さらに金浦空港駅には多数の路線が乗り入れています。ソウル近郊の各所に非常に行きやすいのもメリットですね。
総じて、ソウル駅にダイレクトに行ければよく、さらに電車の時間がうまいこと噛み合うなら仁川でもそれほど差は無いですが、ソウル駅からやや離れたところにいきたかったり、電車の時間がかみ合わなかったら金浦は圧倒的に有利ですね。
トータルの時間はかなり金浦のほうが早くなってくると思います。
韓国路線で就航しているのは日系会社ではJAL、ANA。韓国系では大韓航空とアシアナ航空。
唯一チェジュのみLCCとして就航しています。
こうなってくると圧倒的に航空券のお値段は高くなってきます。これはまあとにかく不利な点ではありますね。
都内在住だと羽田からさくっと金浦にいけるのは時短でいいのですが、このあたりはお金との要相談になってきます。
以上、金浦空港と仁川空港の違いについてまとめました。
はっきりと言ってしまえば、とはいえ空港なので、そりゃ近いほうが便利なわけです。付属施設なんておまけなので。
なので、首都圏であれば成田より羽田のが便利ですし、関西圏であれば関空より伊丹のほうが使いたいわけです。そりゃそうですね。
なので、それと同じで、ソウルでも仁川空港より金浦期以降つかいたいのは本音です。同じことは台湾の桃園より松山空港のが便利な点にも言えますね。
ただまあ、現実問題予算と近隣空港の問題があるので…。うまく使える方はぜひ使ってみてください、という形でしょうか。私は基本的に成田~仁川を使うと思います。
以上、皆様のお役に立てれば幸いです。