レビュー:ヤクン・カヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)
この記事では、シンガポールのカヤトースト店、「ヤクン・カヤトースト(Ya Kun Kaya Toast) 」についてご紹介します。
Ya Kun Kaya ToastのYoutube動画
シンガポールで定番のローカルレストランについては、Youtube動画も作成しています。この中で、1分程度で簡潔に料理の様子をご紹介しています。再生ボタンで直接ヤクン・カヤトーストが再生されますので、併せてごらんください。
ヤクン・カヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)ってどんなお店?
カヤ(ココナッツジャム)をトーストで挟んだ、「カヤトースト」が人気
シンガポールのカヤトースト店。日本にも店舗があるぐらいの、超定番・超人気のカヤトースト店です。
カヤとは、ココナッツジャムのこと。カヤをがっつりとしたバターを添え、焼いたトーストで挟み込んだ料理がカヤトーストです。シンガポール・マレーシアではかなり定番の料理になっています。
ヤクンカヤトーストは、シンガポールのカフェといえば、シンガポールのお店といえば、といったときに、一番最初に名前が挙がることも多い、シンガポールの超定番店です。チャンギ空港にも多数の店舗がありますが、いつも満員。シンガポール市中のお店も、オープン前から並んでいて、一日中いつでも大盛況です。
ただシンガポーリアンはテイクアウトされる方も結構多いようで、特に朝は席にはあっさり座れたりすることもあります。このあたりはお店の立地にもよりますね。
シンガポールでは観光客に大人気の超定番店
1944年に、シンガポールの小さな屋台として始まったヤクンカヤトースト。今ではシンガポールで70店舗以上、国外にもマレーシア、タイ、インドネシアといった近隣の東南アジア諸国をはじめ、中国や台湾、そして日本にも2020年に再上陸しています。
そんなヤクンカヤトーストですが、2店舗目ができたのは1999年と割と最近の話。そこから20年ちょっとで、これだけの大規模な店舗に成長しています。
観光客目線で見た場合には、結構いろんなところで目にしますし、いつも混んでいるのを目にします。割とどこにでもあるので、行きやすいと思います。
強いて言えば、セントーサ島内とマリーナベイサンズには無いぐらいでしょうか。ただどちらもちょっとずれればお店はあるので安心です。
実際に食べてみた
では、実際の食事の様子をご紹介します。
店舗の様子
こちらはチャンギ空港の店舗の様子。見て変わる通り、めっちゃ混んでます。
チャンギは混んでますね…。いつでも混んでる印象です。みんな最後に食べてから帰ろうとするのかな?ボリューム的にも、もし機内食があるならこのくらいのボリュームがちょうどいいのかもしれません。
チャンギで以降としている場合には、覚悟しておいたほうがいいです。チャンギでトップクラスに混んでいます。
こちらはマリーナベイにほど近い、マリーナスクエアにあるヤクンカヤトースト。こちらはほどほどの混み具合でした。時間を外していった、というのはあると思いますが。
たくさん店舗があるエリアのほうが、まだ混雑はマシな気がします。
オーダーはカウンターにて
オーダーはカウンターで行い、呼び出し用のベル(日本でもフードコートとかによくあるアレです)をもらって、なったらカウンターで受け取るスタイルです。
席はセルフサービス。片づけもセルフサービスのお店が多いですね。
メニューはそこまで多いわけでもなく、上に表示されているので事前に決めてオーダーがおすすめです。
実際の料理の様子
こちらが「Kaya Toast with Butter Set」。お値段5.6シンガポールドル。エリアによってお値段は違います。都心部の店舗の方がお値段高いのでご注意ください。
こちらが王道のセットですね。半熟卵がついているのが特徴でしょうか。Dark Soya Sauseはたまごにかけていただきます。あまり聞いたことないですが、食べたこともあんまないですね。東南アジアものみたいです。
ただトーストもコーヒーもかなり甘めなので、このソースをかけた卵がちょっと塩味でちょうどよくなるイメージですね。
こちらがトースト。うすいトーストをしっかりやいてあります。中にはバターとカヤジャムがたっぷり塗り込んであります。
カロリーはあまり気にしない方がいいでしょう。この場合もう気にしても仕方ありません。頂いてしまいましょう。
そしてコーヒーも問題で、基本的になにもしなければ甘々のシンガポールスタイルのコーヒーです。甘いコーヒーで甘いトーストを食べるという、正気ではない事態になりますが、もうこれがシンガポールスタイルです。
本当に体が心配になるぐらいの糖分を取りますが、外はあついのでがっつりいただいてください。こんなことができるのは東南アジアぐらいなので、カロリーのことは忘れてしっかり頂きましょう。
ただどーしてもという方は、ヤクンの日本語サイトにもオーダー方法がまとまっています。更に詳しいコーヒーのオーダー分類もあります。これはシンガポール・マレーシアスタイルのカフェだと共通です。(反対にスタバやコーヒービーン等は通じないです)覚えておけばいいでしょう。
ちなみに、日本でいうブラックは「Kopi-O-kosong(コピ・オー・コソン)」です。これは覚えておきましょう。標準の「コピ(kopi)」だと、練乳に砂糖が入った激アマコーヒーの提供になります。
店舗の場所について
ではざっくりと店舗の場所をご紹介します。
シンガポールの店舗
シンガポールはこんな感じになっています。店舗一覧はヤクンカヤトーストの店舗一覧を参照してください。
観光客が行くとしたら、マリーナスクエアやワトソンズ、クラークキーセントラル、セントーサ島の手前のVivo Cityあたりでしょうか。
チャンギにも1~3ターミナルにありますが、混雑は激しいです。
というかどの店舗も基本ピークタイムは混んでます…。しいて言えば、お昼前の午前中のがまだ行きやすいと思います。むしろ朝一は結構混んでるので、避けた方がいいかもしれません。
シンガポール外の店舗
シンガポール以外にも、多数の国で店舗を出店しています。
中国やインドネシア、フィリピン、マレーシアなどに店舗があります。マレーシアはシンガポール発祥のブランドはあんまり営業していない印象(逆もしかり)で、ヤクンもそれに漏れずクアラルンプール国際空港くらいしか店舗がないですね。
そんな中、やはり日本に再上陸したことが素晴らしいでしょう、という事で日本の店舗の情報を。
日本
一度豊洲のららぽーとに出店して撤退したのですが、2020年パンデミックの最中に再上陸しました。現在は千代田区で2店舗が運営しています。
行ったことありますがシンガポールそのままですね。コーヒーも現地スタイルのものを頂けます。半熟卵のソースもダークソイソースがおいてあるのもすごいですが、さすがにこれは日本人だと拒否感がある人もいるのか普通の醤油もおいてあるのが、違いといえば違いだと思います。
詳細は日本のヤクンカヤトーストの公式サイトを。霞が関ビルの店舗はチキンライスやラクサも提供しています。
さいごに
以上、ヤクンカヤトーストについてご紹介しました。
イメージとして、やはりシンガポールのカフェといえばここ、という印象は強いですね。なんだかんだ言ってシンガポール言ったら絶対一度は行ってしまうお店です。
この甘々コーヒーは、絶対日常的には飲みたくないのですが、あのいついってもあっついシンガポールにいると、なんか不思議と癖になって飲みたくなる…。そんなイメージです。ぜひ皆様もシンガポールで訪れてみてください。