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チャンギ国際空港/シンガポール

シンガポール・チャンギ国際空港(SIN)をスムーズに使うポイントまとめ

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シンガポールの玄関口、チャンギ国際空港。
東南アジア随一の大規模な空港で、各種設備が大変高度なレベルで整備されていることから、Skyraxの調査ではチャンギ国際空港は6年連続で世界一の空港として選ばれているほどです。

そんなチャンギ国際空港、もちろん日本からシンガポールに行く上で最初と最後に訪れる事になる場所です。ここでは特に観光者がチャンギ国際空港を利用するうえで、必要となる事項についてまとめています。皆様の観光のお役に立てば幸いです。

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もくじ

チャンギ空港ってどんな場所?

シンガポールの空港なんですが、やたらとすごいすごいと評判ですよね。実際の所どうなのかというところをお話しますが、まずはプロモーションムービーから。こういうのを空港が作るところが外国ですね。

すごい行きたくなるのが不思議です。空港なのに。

チャンギ空港を利用する際に知っておきたい基礎知識

チャンギ国際空港/シンガポール

まず、シンガポール・チャンギ空港を利用するにあたって、観光者が知っておきたい基礎知識をまとめます。4つのターミナルの運用、日本の空港と異なる制限エリアの運用、中心部へのアクセスの3点です。

ターミナルは全部で4つ

チャンギ空港は全部で4つのターミナルがあります。2012年頃まではLCC用のターミナルがあったのですが、現在は改修され専用のターミナルはなくなっているため、利用する航空会社がどのターミナルかはきちんと確認するようにしましょう。日本からの利用者が多いと思われる航空会社の利用ターミナルは以下の通りです。

航空会社名就航
空港
利用
ターミナル
日本航空(JAL)羽田
成田
1
ジェットスター・アジア航空関空(経由便)
那覇
1
デルタ航空成田1
全日本空輸(ANA)羽田
成田
2
スクート成田 (経由便)
関西
新千歳
2
シンガポール航空羽田
成田
関空
中部
福岡
新千歳
3

こんな感じのラインナップとなっています。
ポイントとしては、日本便ではターミナル4を利用することはありません。ただ格安航空券として出回りやすいベトナム経由のベトナム航空便や、お隣クアラルンプールのLCC・エアアジア便がターミナル4利用になります。直行便を利用する限りは、ターミナル4を使うことはありませんのでご注意を。

これ以外の航空会社利用や、詳しい情報(アーリーチェックインの場所など)はチャンギの公式ページに情報がありますのでチェックしてください。

制限エリアの運用は日本と異なるため利用に注意

シンガポールへ初めて訪れる方が戸惑いやすいのが、制限エリア(出発時は出国審査後、到着時は入国審査前のエリア)の運用。 日本と異なるため注意してください。

ただし、これもターミナル4以外を利用する場合です。ターミナル4の場合には日本と同じ運用ルールなので、この点もご注意ください。

出国エリアと入国エリアは同じ場所

シンガポールへ初めて訪れる方が戸惑いやすいのが、制限エリア(出発時は出国審査後、到着時は入国審査前のエリア)の運用。

例えば、日本の空港であれば、出発時に飛行機に乗る場所と、到着時に飛行機から降りてくる場所が違います。このため、日本の免税店で物を買いたい場合には、出発時に購入しておかないといけないため、日本人的にはかなり使い勝手が悪いのが日本の制限エリアです。

これが、チャンギ空港の場合は(ターミナル4を除き)出発時に飛行機に乗る場所と、到着時に飛行機から降りてくる場所は同じ場所になります。このため、到着時にも出発時と同じ免税店や遊ぶエリアを利用することができます。

預入荷物レーン/チャンギ国際空港

このため、到着時にチャンギ空港で少し遊んだり、ご飯を食べたり、免税店を事前にチェックしたりすることができます。ただし、預入手荷物が受取れないエリアのため、預入手荷物はレーン脇に放置されます。レーン流れたまんまということは無く、誰かに取り出されて、レーン脇に置いておかれるようです。(体験済み)

シンガポール便は近いとはいえ8時間前後ありますので、少し休憩してから入国できるのはなかなかありがたいですね。子供を遊ばせる遊具もありますので、フラストレーションがたまった子供のストレス発散にもちょうどいいです。

この運用は隣国マレーシアのクアラルンプール国際空港のKLIA1でも見られたりします。新しめの大型空港だとたまに見かける運用ですね。

手荷物検査のタイミングが異なるため注意

で、これだけだとああ同じなのね、となるだけなのですが、注意しなくてはいけないのが手荷物検査のタイミング。日本と異なるタイミングで手荷物検査が入ります。

日本では、以下の流れになりますね。

  • 出国審査 → 手荷物検査 → 免税店エリア → 搭乗ゲート → 搭乗

一方、シンガポールでは以下の流れとなります。

  • 出国審査 → 免税店エリア → 搭乗ゲート → 手荷物検査 → 搭乗

搭乗する直前に手荷物検査が入ります。

この場合、何に注意しなくちゃいけないかというと液体物です。国際線で、規定量を超える液体物は持ち込めないのはご存知かと思います。もちろんシンガポールでもこの制限は同じです。

問題となるのは免税品ですね。免税店では液体物を買った場合にはパッキングがされます。このパッキングを外してしまうと機内に持ち込めなくなるのでご注意下さい。このためペットボトル等のパッキングしていない液体物は、免税店のエリアでかったものであっても持ち込めません。この辺りの運用が変わってくるため、利用者はご注意下さい。

シンガポール中心部へのアクセス

Changi Airport Station/シンガポール

中心部へのアクセスは、タクシーもしくは電車となります。以下に比較表を載せます。

タクシー電車
所要時間20分前後1時間程度
費用$20前後$1.78
利用方法各ターミナル
の出入り口から
ターミナル2 or 3
から
利用可能
時間
24時間
(深夜早朝等
 割増運賃に注意)
5:30頃~23:00頃
(詳細は後述)

個人的には重たい荷物抱えてホテルまで行くのしんどいので、チャンギから市内はタクシーが楽かなと思っています。シンガポールはタクシーは安いので。このお値段だと日本じゃ成田に行く電車賃にもならないくらいですし。

あとは深夜便だと、MRTが動いてなくて使えない、っていうのもあったりします。結構深夜到着便はチャンギだと多いので、この辺りはネックになってきますね。夜中についてしまうと、タクシー使うしかありません。詳しい時間を知りたい場合には、案内はチャンギの公式サイトMRTの公式サイトで確認してください。

チャンギ空港のやる事リスト

アライバルガーデン/チャンギ国際空港

続いて、私自身がチャンギ空港でいつもやっていることをまとめました。皆様も必要になる事が多いと思いますので、参考になれば幸いです。

出入国カード

シンガポールでは出入国カードを記載する必要があります。こちらは入国する人数分必要です。日本語の出入国カードもあり、日本からの直行便であれば機内で日本語のものが配布されるはずです。

基本的には機内で記入されることをお勧めします。ただ忘れていても、入国審査前にカードと記入台はありますので、こちらで書いても構いません。

また、記入した出入国カードは、出国審査後にスタンプを押されて半券がパスポートに挟み込まれます。この半券は出国審査の際に必要となりますので、絶対になくさないでください。パスポートにずっとはさんだままにしておきましょう。

半券を失くしたら?

ぶっちゃけ、昔は失くすと結構怒られたみたいなんですが、最近はチャンギの出国審査は自動化されています。機械にパスポートかざして、カメラで顔認証して、指紋とって出国審査おしまいなんです。だから、半券使う場面がなくて、審査後に自分で捨てる事になります。

じゃーいらないじゃんっていうと、今はいらないんですよね。ただ一応何かあったときに困るため、もっておく必要はあります。なくさないように注意はしましょう。

あと、出国時に機械を使わない場合もあります。子連れだったりジョホールバル方面に陸路で出国する場合ですね。こういう場合は対人での出国審査になりますので、やはり必要となるため注意してください。

・・・ちなみに、こんな偉そうなことを書いていますが、半券失くしたこと、私はあります。 しかも子連れかつジョホールバル方面に陸路で出国する場合に。審査官にもタクシーの運ちゃんにも怒られましたが、怒られるだけで出国はできました。

ただ子連れだったので見逃された感はありますが、別室送りで取り調べになる場合もかなりあるとタクシーの運ちゃんはいってました。その場合はいろいろと面倒になるので、やっぱりなくさないように注意しておくほうがいいですね。

無料Wifiについて

Wifiパスワード発行端末/チャンギ国際空港

チャンギは無料のWifiが飛んでいます。利用するためには専用の端末から、パスワードを発行する必要があるため注意してください。端末は上の写真のようなパソコン風のものから、専用の機械まで様々な見た目のものがあります。到着しし次第見つけたら早めにパスワードはとっておいたほうがいいでしょう。

パスワードの発行のためには、パスポートの顔写真ページをスキャンする必要があります。画面に指示がでていますので、画面の指示に従ってください。また、パスワードは数字で出てきますが、レシートで出してくれるタイプと出してくれないタイプがあります。出してくれないタイプのものの場合、画面の表示が消えてしまうと分からなくなってしまうので、画面をスマホのカメラかなにかで撮影しておくことをお勧めします。

パスワードの有効期限は1時間。再発行も可能です。

入国・出国審査について

入国審査自体は大したことしないです。パスポートと入国カードの提出、あとは指紋ですね。チャンギの指紋は両方の親指です。入国審査は自動とはいかないので、さすがに対人です。

なお、子連れの場合には専用ゲートでの受付となる場合があります。普通に並んでれば必要だったら係員が誘導してくれるので、指示に従いましょう。

なお、入国の際の指紋情報をもとに、チャンギ国際空港の出国審査は自動で行われます。
パスポートをかざして、カメラで顔認証して、指紋やるだけ。簡単で結構あっさり出国できます。出国スタンプが押されないのは個人的には残念ですが。このあたりもかなり進んでいます、シンガポール。

なお、子連れは自動出国できないので、対人カウンター行きです。この辺りも人がいるので指示に従いましょう。

両替

両替所/チャンギ国際空港

チャンギ空港の両替レートは市中と比較した場合比較的良好です。正直、市中でこれより良い両替レートを出すお店は限られます。()個人的にはチャンギ空港で必要な金額は全部両替してしまっていいと思います。

なお、チャンギ国際空港の両替店は基本的にUOBもしくはTravelexです。どちらも両替レートにはほとんど差がありません。各ターミナルの入国前、入国後のエリアに両替店があり、すべて24時間営業しているので安心です。手厚いです、シンガポール。

シンガポールの両替事情に関しては、別の記事でもまとめていますのでご参照ください。

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Simカードの購入

Simカードショップ/チャンギ国際空港

シンガポールの通信会社は以下の三社。それぞれトラベラーズsimの詳細情報ページにもリンクを張っていますので、必要な方は参照してください。特にSingtelはSim2枚で15days100Gb:50$というのもあるので、2人で訪れて長くいる方にはおすすめできるプランもあったりします。

  • Singtel → 7days100GB:$15、12days100GB:$30 等
  • Starhub →  7days100GB:$12、12days100GB:$32 等
  • M1  → 7days100GB:$12、12days100GB:$30 等

要注意ポイントは、一番安いSimがチャンギでなかなか売ってないんです。Sim会社っぽいカウンターに行くと、$30オーバーのsimしか店頭に表示されていない事が殆ど。一部は直接聞いてみたこともあるんですが、一番安いSimは無いといわれました。

セブンイレブン/チャンギ国際空港

解決策ですが。ターミナル1もしくはターミナル2であれば、出発フロアからさらに一段上に上がった3Fに、セブンイレブンがあります。こちらのセブンイレブンでm1の$12のsimをであれば売っていますので、こちらを購入すると安上がりです。
またチャンギのTravelexであれば、Singtelの$15のsimを売っている事があります。差は少ないのでこちらでもいいかもしれませんが、Travelexはお店によって$15のsimの店頭表示があったりなかったりします。ないお店で買えるのかはよくわかりません。

チャンギ空港の様子

簡単に写真でチャンギ空港の様子をご案内します。結構ターミナル事に様子は異なってきますので、ご注意下さい。

Social Tree/チャンギ国際空港

ターミナル1の制限エリアにあるオブジェ。大きなデジタルサイネージ上に、自分が撮影した写真を掲載することができるというもの。良く紹介されているのは見るんですが、試している人はそんなにいませんでした。目は引くんですがなんだかよくわからないんですよね。

Water Lily Garden/チャンギ国際空港

制限エリアには屋外に出れる場所があり、ガーデンが整備されています。チャンギに到着するとエアコンがガンガンにきいており、あまり常夏を意識させないのですが、屋外に出るとさすがの暑さが南の島を感じさせてくれます。

クリスマスイルミネーション/チャンギ国際空港

撮影日は1/8でしたが、まだまだクリスマス気分は続いています。基本的に東南アジアはクリスマスを過ぎてもずっと出ているイメージですね。日本でもツリーだけ撤去してイルミネーションはそのまま、っていうのが多いですしね。

クリスマス時期でも雪が降らないどころかぽかぽか陽気のシンガポールではありますが、チャンギのオブジェは雪だるまでした。やはり常夏の国でもクリスマスは寒い時期のイベントである、というイメージはあるのでしょうか。

ちなみにこのオブジェが切り替わったのはいつかというと。

旧正月オブジェ/シンガポール

こちらは同じ場所で撮影日は1/28。1月も後半に入ると街は一気に旧正月に向けて様々な飾りつけが始まります。シンガポールは全体的に無国籍風ではあるものの、やはり中華圏の影響が大きいのだな、とこういったイベントごとで感じますね。

写真だけだと「なぜ豚?」となりますが、この年の干支が「亥」だったからですね。「亥」は日本と中国で動物の解釈が異なり、日本だと「猪」ですが、中国だと「豚」になります。こういった十二支の解釈でも文化の違いを感じます。

トリックアート/チャンギ国際空港

かと思えばトリックアートが突然にあったりします。記念撮影に。

休憩所/チャンギ国際空港

24時間営業のチャンギ国際空港、この写真は日付がかわってすぐあとぐらいですがまだまだ人がいます。休憩所の数が多く、休みやすいため朝の便を待つ人がこういう感じで休んでいるのをよく見かけます。

アエロテルトランジットホテル/チャンギ国際空港

広大かつ航空便の数が多いチャンギ国際空港では、制限エリアにホテルがあります。出国しないで宿泊するホテルは大変不思議な気分です。こちらはアエロテル。

アエロテルトランジットホテル/チャンギ国際空港

シングルのお部屋は本当に部屋だけで、シャワートイレは共用のものになります。利用は6時間$63~、1時間単位で利用時間を設定でき、もちろん追加したら料金が取られます。1時間$12くらいですね。高い。

チャンギ国際空港

こういった観葉植物系がかなりしっかり手入れされているのもチャンギ国際空港ならでは、といった感じですね。池には鯉がいたりします。

ヘリテージゾーン/チャンギ国際空港

こちらはシンガポール様式のプラナカン建築風のお土産屋さん。更にこれでプロジェクションマッピングもされます。気合が入っています。

プラナカンギャラリー/チャンギ国際空港

こちらはプラナカン文化を紹介するギャラリー。無料です。中は結構きっちりしていました。

TWGショップ/チャンギ国際空港

このTWGショップは有名ですね。見ているだけで圧巻されます。この陳列は本当にすごい・・・。生でみると迫力がかなりあります。

プレイグラウンド/チャンギ国際空港

子供が遊ぶためのプレイグラウンドもきっちり整理。

プレイグラウンド/チャンギ国際空港

各ターミナルにこのクラスのプレイグラウンドがきっちり整備されているのは、子連れには本当ありがたいです。

まとめ

以上、チャンギ国際空港の様子についてまとめました。

訪れて、確かにチャンギ国際空港はすごいですね。圧巻されます。時間つぶしには困らない事間違いなしです。

ただとはいえ、ここは空港なので・・・。シンガポールが目的な人は、入国時はさらっと入るでしょうし、出国時も空港いくくらいなら市街地の観光しておきたいかな、というのは正直なところです。とはいえ、3時間前に余裕をもって空港についておいて、のんびり空港で最後の時間を過ごすのにはかなり贅沢な場所ですね。

シンガポールはトランジットにも力を入れており、このあたりの影響は大きいのかもしれません。確かに出国せずに乗り換え時間をまつだけでも、かなり楽しめるのは間違いないですね。

もくじ