マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカード。2022年に「SPGアメックス」からリニューアルされ新しくなったクレジットカードです。
私自身も実際にこのカードをメインにして使っています。こちらのカードの特徴は、日頃の決済にしっかり使うことで、非常に効率良くマリオットのポイントを貯めていける事ですね。さらにこのポイントは航空会社のマイルにも高率で変換ができるので、ポイントを旅行に使いたい、という方に非常におすすめのカードです。
いざ国内・海外に旅行へ行った際、リッツカールトンやセントレジス、シェラトン、ウェスティン、マリオットといったプレミアム・ラグジュアリーホテルから、コートヤードやフォーポインツ、アロフトといったちょっと良いホテルまで、ポイントをこつこつ貯めて行くことができる、ありがたいカードになっています。
私自身も、こちらのクレジットカードをメインに使っています。ここでは、実際に使ってみた上で、どういった点がおすすめなのかをまとめました。

マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカードのポイント

ポイント還元率は1.25%~最大で3%超
まず一番大事なポイント還元率。大きく2種類に分けられます。
- 航空会社のマイルに変換する場合
- 最大1.25%(60,000ポイントをマイルに変換する場合。対象はJAL、ANA、BA、アメリカン航空等)
- マリオットグループの宿泊時に利用する場合
- 宿泊タイミングにより異なるが、平均して2%程度。少ないと1%、多いと3%超で利用できる場合も
- ポイントは貯める旅に、全ポイントの有効期限が2年間延長される。このため、カードを日常的に使っていれば実質的に無期限でポイントがたまる。
航空会社のマイルに変換する場合は、原則は60000ポイントまとめての変換になります。この単位で変換するとボーナスがつき、25000マイルに変換ができるので、還元率は1.25%。JALやANAのカードは1%還元のものが多いので、それらよりも還元率が良いです。
マリオットグループの宿泊時に利用する場合には、タイミングによって還元率は変わってきますが、基本的には1.5%を下回る事は少ないです。ホテルやタイミングが合えば、2~3%程度の還元率で泊まる事ができます。ポイント利用のキャンペーンを行っている場合は、3%を超える場合もあります。
一般的なクレジットカードは、高還元率でも1%に抑えられているものが多いです。航空会社のマイルやマリオットグループの宿泊と用途は限られていますが、その分還元率が高いので、旅行に行かれる方には非常にうれしいポイント還元になっています。
年会費は49,500円。ただし、年間150万円の決済で、50000ポイント分の宿泊特典が付与
年会費は高いですが、その分の還元もあります。
- 年会費は年49,500円
- 年間150万円の決済で、1泊分の無料宿泊が可能。(50000ポイントまでのホテルに無料宿泊可能)
- 入会時は、キャンペーン等で大幅ポイント還元を行っており、有効活用したい。
- 家族カードは1枚無料で発行が可能。
年会費49500円は、クレジットカードとしては高額ですね。
ただ、年間150万円を決済することで、1泊の無料宿泊がつきます。こちらの無料宿泊は、50000ポイントまでのホテルに1泊無料宿泊することができます。
なので50000ポイントのホテルにきっちり泊まり、ポイント宿泊がお得なホテルに泊まれれば、それだけで年会費分のもとは取れます。実際には、50000ポイントを超える分は、15000ポイントまでポイントの追加支払いで宿泊が可能なので、それを利用するのが一番損しませんね。
ただきっちり150万円をクレジットカードで決済できるかですね。家族カードも1枚無料で発行できるので、ご夫婦であれば2人で全生活費を決済すればそこまで無理でもない金額だと思います。単身世帯だときちんと要チェックですね。
マリオットの会員ランクがゴールド会員に
高額なカードですので、もちろん特典はしっかりしています。一番の特典はやはりマリオットの上級会員になれることですね。
- カード利用者は、マリオットゴールド会員にランクアップ
- 通常では、年間25泊以上宿泊する会員向けの特典
- 宿泊時、ルームのアップグレードあり(常時ではなく、ホテルの空室状況による)
- 14時のレイトチェックアウトが可能(常時ではなく、ホテルの空室状況による)
- 追加のボーナスポイントあり
- 会員限定料金あり
- 年間400万円以上の決済を行うと、さらにプラチナ会員にランクアップ
マリオットのゴールド会員の特典は上記の通り。本来、年間25泊する会員向けの特典なので、結構良い特典になっています。
ルームアップグレードはあったりなかったりなので、必ずされる、というわけではないのでご注意を。レイトチェックアウトは比較的通りやすいですが、これも混雑状況に左右されるので、必ずというわけではありません。
あとこれはマリオットグループの特徴なのですが、無料会員でも子供の朝食料金は無料になります。これ結構、子連れはかなり助かったりします。
更に年間400万円以上決済すると、プラチナ会員にランクアップ…しますが、これはなかなか難しいと思うので。もし利用可能な人は狙ってみてください。こちらはより特典が増えます。

マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカードがおすすめな人

上記の特典を踏まえて、このカードがおすすめな人は以下の通りになります。
このカードをメインカードとして、しっかり使える人
基本的にはホテルに泊まるためのポイントが、有利なレートでコツコツと貯まっていくカードです。なので、こちらのカードをメインカードとして、決済を集中させることができる人に向いています。
3年使ってみることとを想定した場合、具体的には以下のイメージになりますね。
- 年間200万円をクレジットカードで決済
- 1年間で60,000ポイント
- 3年間で180,000ポイント
- 年会費49,500円
- 年会費×3
- 年間1回の無料宿泊券(50000ポイントまでのホテル、若干手持ちのポイント追加する想定)×3
上記が必要になりますが、こちらでイメージすると、具体的に以下のホテルに泊まれます。
まず、無料宿泊特典年1泊が3年分。
この対象となる、50000~65000ポイントのホテルは具体例として以下になります。なお、50000ポイントを上回る分は追加でポイント支払いが必要です。50000ポイントを下回るホテルにも泊まれますが、その分のポイントは損になっていまいます。そのため、基本的には50000ポイントを上回るホテルに泊まって追加分をポイントったほうが損がありません。
- メズム東京
- ウェスティン東京
- JWマリオット奈良
- セントレジス大阪
- リッツカールトン大阪
- W大阪
更に、3年間で貯まるポイントが180,000ポイント。これをフルに使った場合、東南アジア各都市の以下のホテルに泊まれます。
なお、必要ポイントは変動するので、だいたいセットで訳180,000ポイント、とご理解ください。また、ポイントで4泊すると1泊分が無料でついてくるので、ここも有効活用したいですね!
- 台湾
- W台北1泊 & 台北マリオット4+1泊
- シンガポール
- Wシンガポール1泊 & ウェスティンシンガポール3泊
- ウェスティンシンガポール4+1泊
- マレーシア
- ウェスティンランカウイ4+1泊
- リッツカールトンクアラルンプール4+1泊
- Wクアラルンプール2泊 & JWマリオットクアラルンプール4+1泊 & プトラジャヤマリオット4+1泊
- ダナン
- シェラトングランデダナン4+1泊 & フォーポイントバイシェラトンダナン1泊
確かに年会費はかかってくるのですが、ポイント還元で、これだけのラインナップに泊まれるとしたら納得じゃないですか?個人的にはこのあたりがかなり決め手になっています。しかもこれだけのホテルに、ゴールド会員扱いで宿泊が可能です。
イメージとしては、年200万決済を3年続ければ、おまけのポイントで東南アジア各地の海外旅行のホテル代が、1旅行分丸まる浮きます。泊まるホテルも基本的に一流どころばかり。最高でしょう?
普通のクレジットカードだと、1%還元でも3年分600万円決済して、60000円相当のポイントぐらいです。とてもじゃないですが、6万円じゃこのホテル群には泊まれません。ここらへんがマリオットポイント還元のメリットですね。
ちなみにこの試算には入会時の特典ポイントは含まれていません。なので、入会時の特典ポイントで豪華なホテルにさらに追加宿泊できるのもうれしいですね。
マリオットグループのホテルが好きな人
ただ今までいろいろ書いてきましたが、こちらのカードはマリオットグループのカードです。そのため、泊まるホテルは当たり前ですがマリオットに限られます。
なので、マリオットブランドのホテルが好きな人でないと、メリットには感じられにくいのかなと思います。
有名どころでいうと、リッツカールトン、セントレジス、マリオット、W、エディション、シェラトン、ウェスティン、メリディアン、コートヤード、フォーポイント、フェアフィールド、アロフトあたりですね。さらに具体的には以下のホテルになります。
基本的には、カード決済でこれらのホテルに宿泊するためのポイントがかなり有利に貯まるカードです。そのため、宿泊頻度そのものは、低くても問題は無いです。
私自身は特に海外ですが、マリオットのブランドのホテルはかなり好きなんですよね。特に東南アジアのリゾートなんかは無敵だな、と感じます。都市部のホテルもかなり好きです。具体的には以下のホテルに泊まっています。
- 国内
- マレーシア
- Wクアラルンプール
- アロフト・クアラルンプール
- アンダマン・ランカウイ
- ウェスティン・ランカウイ
- シンガポール
- フォーポインツバイシェラトン・シンガポールリバービュー
- 台湾
- コートヤード台北ダウンタウン
- フォーポインツバイシェラトン林口
- ダナン
これらのホテルに泊まりたい方には、本当におすすめのカードですね。
さいごに
以上、マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカードについてご紹介しました。最後にまとめると…
- 年間150万円以上、このカードで決済できる人
- 年会費は49500円だが、その代わり年1回マリオットグループの高級ホテルに宿泊できれば問題ない人
- クレジットカードのポイントを、高還元率のホテルのポイントで貯めたい人
以上の方には大変向いているカードだと思います。
