高千穂峡へ観光に行ってきました 美しい滝に圧倒されるパワースポット

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日本神話では天孫降臨の地とされる宮崎県・高千穂。
表題の写真のような景色は大変神秘的で、訪れる人をみな虜にしていきます。
地元・九州の人でも訪れるのはなかなか大変な場所なのですが、都心から熊本観光とセットで訪れました。

はっきりいって、かなり行くのが大変です。
ですが、これまで日本国内いろんなところへ訪れましたが、この風景の神秘さはナンバーワンだと思います。
というか、夕暮れ時にいったら神秘的すぎてむしろ恐怖心さえ感じるほどでした。
そんな高千穂峡の魅力と、観光ポイント・行きかた・注意事項を徹底ガイドします。

注:熊本地震の影響で、熊本~宮崎間の道路は大きなダメージを受けています。特に車を利用される方は最新の交通情報をよくご確認ください。

もくじ

観光ポイント

主要観光ポイントは次の地図の通りです。

高千穂峡

ここを見ないわけがないですね。
皆様はほとんどこれを見に来ているようなものですから。
写真は皆さまどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
とにかくこの景色は圧巻。美しい。

ただここ、九州外の人はピンときにくいでしょうが、かなりの人気スポットなんです。
平日でも結構混雑、土日も結構混雑するスポット。
九州随一、日本でも指折りの絶景スポットですからね。
特にボートは超大人気で、結構な時間の乗船待ちがあります。
平日に行けるのであれば平日に訪れたほうが確実に良いです。
とにかく混んでいます。

ただ待ち時間をつぶすスポットはまったくないというわけではありません。
こんな感じのハイキングコースも整備されています。

ここはやはり、とにかく風光明媚。
景色が全体的に整っていて、これだけ歩いていて楽しいスポットも珍しいです。
まずボートの受付をして、ごはんを食べたり周辺を散歩したりしながらのんびりまちつつ。
最後にボートにのって帰る。これくらいののんびりさ加減がいいのではないでしょうか。

ただ個人的には、ここへは宿泊で訪れてこそ本領を発揮すると思っています。
夕方、人がいなくなってから、とにかくこの場所は神秘的になります。
詳しくは後述します。

高千穂神社

ここもパワースポット感が結構あります。
なんせ語りが神話時代から入りますからね。
神様がここに舞い降りたわけですから、こういったパワースポット的な話はそこらかしこにあります。
個人的にパワースポットどうこうにそこまで強い興味はないのですが、やはり伝統が長い神社ですし、源頼朝公がどうとか、樹齢800年オーバーの杉がどうなど、やはりその神話に基づいている、長い歴史の積み重ねが実際に見てわかるわけですよね。

そういった実物の積み重ねに、力を感じざるを得ません。
近隣には結構な数の神社がありますが、中心はこちらの神社。
高千穂峡や町の中心部からも近く、アクセスは良いためおすすめです。

神都高千穂大橋

この写真に写っているるのは高千穂大橋。
この橋を見下ろすように新しくできた橋が神都高千穂大橋です。
この辺りで一番大きい橋ですね。この絶景にも圧倒されます。見下ろす価値あり。
近くには道の駅もあります。休憩スポットでもありますし、おみやげもかえます。
レンタサイクルで気楽に眺められる絶景としてお勧め。

ただ道の駅のこの像は怖いです。

がまだせ一番

お土産屋さんその2。
直売所とお肉屋さんがあり、車利用の方が一番使いやすいのでしょうか。
遠方からの観光できているとさすがに野菜は買いにくいですが。

ただここの一番のおすすめは、高千穂牛レストラン、和(なごみ)。
肉です。お肉。
なんでも国和牛能力共進会で、内閣総理大臣賞をとったのだとか。
要は日本一認定がされたことがあるお肉ということで。

もう大変おいしかったです・・・。
やわらかジューシー。
お値段が若干張りますので、リーズナブルなランチをお勧め。
(それでも2000円程度しますが。)
味は大満足な一品です。

あまてらす鉄道

私が行った時には諸事情により乗れなかったあまてらす鉄道。
2008年末に台風被害により復旧が難しくなり、廃線となった高千穂鉄道の跡地を利用されて運営されています。
ポイントは橋梁からの景色。
廃線前は日本一高い鉄道橋梁として有名だったようで、この観光資源をなんとかいかせないかと、現在もあまてらす鉄道として、旧高千穂駅からこの橋梁までを結んでいます。
絶景スポットが楽しめる場所ですね。

ただ、廃線されるくらいの場所ですし、今は完全に観光客向けとなっています。
なんとか地元の努力で、軽トラ(!)を改造した車両で運転がされています。
公式ホームページで運行状況は要確認。
最近は人気も出てきており新型車両も手配ができ運行が予定されているとのこと。
地元の努力により運営されている観光資源です。

行きかた

九州の方で車で行かれる方は、高千穂町観光協会のページをご参照いただいたほうがいいかと思います。

それ以外だと空港利用の方が多いでしょうか。
熊本空港から訪れる方向けにご説明します。
高千穂は宮崎県ですが、地理的に熊本との結びつきが近く、熊本空港から行ったほうが行ったほうが近いです。
ですので熊本空港から行くのがお勧めなのですが、そこから鬼のような山道で片道2時間かかります。
ですのでレンタカーで行くには、正直結構キツイと思います。行きも帰りも。
なのですが、バスは1日2本、午前中と夕方の便しかありません。

時間制限があるが勝手につくバスでいくか、時間制限はないが2時間の山道を選ぶか。
各種条件によると思いますので、どのくらい車の運転がお好きかで選ばれるといいと思います。
現地でもレンタカーを借りることもできます。

ここらへんはどう考えるかですね。
現地では遠い観光ポイントはとことん遠いので、行くのであれば車は推奨です。
観光ポイントを絞ってレンタサイクルもおすすめです。自然が多くて気持ちいいので。
私はレンタサイクルにしました。

個人的にはバス移動で、遠めの観光地いくならタクシー、近場はレンタサイクルがお勧めです。
周辺観光地はそうでもないですが、高千穂峡自体は車結構混んでいて、時間のロスが多くなってしまうとおもいます。

宿泊したほうが良いのか?

主要な観光スポットはご紹介した通りです。
レンタサイクルを使ったとしても、大体3~4時間もあれば回れます。
熊本空港からバス便でこられる方も、きちんとルートを決めておけば朝の便で来て夕方の便で帰ろうとしても回り切れる時間です。
タクシーであれば無理なく回れますし、レンタサイクルも近場限定にはなりますが主要な観光地は回り切れます。
無理なく帰れるレベルなのではないかなあと思います。

では宿泊のメリットはなんでしょう。

夕方・早朝の高千穂峡は人がいなくて神秘的

先ほどの通り、回りきれるのでと考えている観光客は多く、夕方以降はがくんと人が減ります。
バスの時間もありますし、車の観光客も慣れない山道を夜間走り倒すのは普通はストレスになるので、明るいうちに帰ります。
その結果、夕方の高千穂峡はかなり空いています。
とくにハイキングコースは本当に人がいなくなります。土日でも。
また、同じ理由で早朝から訪れる人も少なく、特にボートのオープンより早い、6時台の時間もすいています。

その結果がこれです。

とにかく人がいない。
でも景色は異常に神秘的で美しい。
何かこう、このまま千と千尋状態になってしまうのではないかと思うくらい、恐怖感すらわいてきます。
昔の人がここを神様が降りてきた場所だ、といった理由が分かる気がします。
神秘的過ぎて怖い。
天狗が降りてくるんじゃないか、といった印象すらありました。
この圧倒的な神秘的な自然を楽しむためにはやはり人がいると感じれないと思うので。
人がいない中の散策を是非楽しんでいただきたいです。大変おすすめ。
そのため、日が長い夏場の来訪を強くお勧めします。
夏休み期間はライトアップもしているようですし。

ちなみに高千穂峡、橋が三つあります。
これがその橋が三つ写った写真。
一番奥にうつっているのが神都高千穂大橋。先述した主要観光スポットにあげています。
真ん中に大きく映るのが高千穂大橋。上からの写真は先ほどのせていて、この写真だと反対側からになりますね。
一番手前に写っているのが神橋。
なにせこの渓谷ですから、橋がないと渡れない。
それぞれの端から美しい景色を眺めることができます。
なお、この写真はさらにその手前にある名もなき橋からとっています。

高千穂神楽

毎日開催している、神楽。
神様に奉納するための昔ながらの舞です。
高千穂神社で毎日(!)夜開催されており、これも神話の地ならではでしょう。
この地だからこそ、のものですね。

こちらはごめんなさい、私自身は日中のレンタサイクル疲れとお酒が入ったことにより疲労がピークでいけなかったのですが・・・。
なかなか他では見られないものだと思います。

宿泊お勧めポイント

宿泊はホテル高千穂がお勧め

個人的には国民宿舎 ホテル高千穂がお勧めです。

単純に高千穂峡から一番近いお宿です。歩いて行けます。
すぐ裏に遊歩道の入口があって、お散歩コースがてらいけるのが強み。
すぐ休めるのはありがたいですね。
高千穂神社からも近く、夜神楽もスムーズに見られます。
主要市街地からはやや遠いのがデメリットですが、レンタサイクルもありますし、歩けないほどの距離ではないです。

居酒屋

先述した通り、お昼で帰る方も多く、夜はあまり賑やかではありません。
私は市街地にある無我夢中という居酒屋さんへ夜は行きました。

宮崎といえばチキン南蛮。
宮崎県の方からすると、他の土地のチキン南蛮の味が許せなくなるのだとか。
もも肉なのかむね肉なのか、タルタルソースはどうなのかといったレベルでいろいろ違いがあるようでして。
そんなレベルでこだわりのあるチキン南蛮、お勧めです。

昼は地のもの、高千穂牛で舌鼓。
夜は宮崎の名物料理を楽しむ。
そんな感じで満喫してみてはいかがでしょうか。

レンタサイクルで回りきれるのか

主要観光スポットではレンタサイクルが整備されており、主要なところでレンタルすることができます。
相互返却まではできないようなので、借りた所で返す必要はありますが、実は以外と観光スポットは固まっています。
主要観光地では国見ケ丘、天岩戸神社がかなり離れており、自転車では往復一時間以上+坂道になります。
場所によって電動のレンタサイクルにはなるので、無理というレベルではないですが結構きつめ。
お時間と要相談ですね。

まとめ

アクセスは不便ですが、しかしこの神秘的な大自然はそういった場所だからこそ。
この山間の場所には、何か不思議な力を感じざるを得ません。
熊本観光、宮崎観光のおともに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

皆様の旅がたのしいものとなりますように。

もくじ