ベトナムで今、注目度が急上昇している都市といえばダナンです。ハノイやホーチミンと比べると、いまいち知名度が高くない事は事実です。ですが、個人的には実際に訪れてみて、ベトナム観光で一番楽しい都市はダナンなんじゃないかと感じるくらい素晴らしい都市でした。
近隣は世界文化遺産として、ホイアンの古い町並み、ミーソン聖域、 フエの建造物群が指定。それぞれ車で片道30分、1時間、2時間とアクセスも便利。更に近年開発が著しいビーチにはフォーシーズンズやインターコンチネンタル、ハイアットといった外資系の著名リゾートホテルもそろい踏み。もちろんローカルのホテルも豊富で、さまざまなビーチリゾートホテルから選ぶことができます。
ここでは、私自身はベトナムは同時にハノイも訪れていますので、このあたりの様子も踏まえながら、ダナン観光のポイント、ダナンの基本的な情報、そして観光スポット情報など、ダナンを訪れるにあたって知っておきたい情報をまとめています。皆様の観光のお役に立てば幸いです。
ダナンってどんな場所?

実際、ネットや雑誌でも情報が少ないように感じて、不安ではありました。ですが、訪れてみてかなり楽しめました。世界遺産観光も楽しいですし、ビーチリゾートもありますし、街歩きも楽しめます。ベトナムの楽しいポイントがぎゅっと濃縮された町、という印象です。

しかもハノイやホーチミンは人が理解できない量の原付が走っていて、道を歩くのに危険を感じ、外をただ歩いて移動するだけで疲れます。ですが、ダナンは(それでも多いですが)まだ原付はまだ人間が理解できる量ですし、なにより道が比較的整備されていて歩きやすいです。このあたりの差も大きいですね。
個人的にはベトナム初めての人であれば、まずダナンをおススメしたいくらい素晴らしい街です。(ハノイも楽しいのですが、癖が強くて万人にはおすすめしにくい)快適なベトナム観光を楽しめます。
ダナン観光のポイントは、大きく次にあげる3つでしょうか。
街歩き

まずはのんびりダナンの街歩きですね。ダナンはベトナム第三の都市で、非常に発展した都市でもあります。とはいえそこまで大都市、という感じはなく、日本の地方都市ぐらいの発展具合ですが、こののんびりとしているが田舎でもない空気が非常に心地よく感じられます。

市街地を歩いていて楽しめるのは食事。個人的な印象として、ベトナムの料理はかなり日本人に合う印象です。私自身が基本的に、外国人観光客に人気の評判店しか訪れていない、というのはあるとは思います。それでもお値段は比較的リーズナブルで、かつ非常においしいごはんを楽しむことができました。海外だとしばらくすると、現地の料理におなかが疲れて日本食が食べたくなることがよくありますが、私はもちろん同行者もベトナムでは一切ありませんでした。かなり日本人の肌に合う料理がでてきます。

そしてお勧めしたいのは、やはりここは東南アジア。スパ&マッサージはかなりおすすめしたいです。あっさりめのフットマッサージでも40分やってもらって1200円前後ですし、おしゃれなスパで全身がっつりマッサージしても60分2000円前後~120分3750円。非常に安いです。観光していると結構歩いて疲れるので、毎日いってもいいくらいかなと思います。(というか私は毎日行きました)
もちろん市街地の観光スポットもあります。詳しいスポットは後述しますが、荘厳で雰囲気のあるお寺や、フランス植民地時代を思わせる教会、地元ローカルも愛用する市場等々。世界遺産じゃなくても、それぞれが非常に趣のある観光スポットで楽しめました。
世界遺産
ダナン中心部からアクセスしやすい場所に、世界遺産が3つほどあるのもポイントです。簡単に概要をご案内します。

まずは中心部から車で30分ほどの場所にある、「ホイアンの古い町並み」。こちらは市街地から近いこともあり、必見のスポットです。17世紀頃に繁栄した古い港町で、港湾都市としての役目がダナンに移されたため現在は経済的には衰退しています。ですが、その古い時代の街並みが現在でも多く残っているため、世界遺産として認定がされました。こちらは基本的にはのんびりとした街歩きがメイン。風情のある街並みは、ただ歩いているだけでも楽しめます。街中には雑貨屋さん・お土産屋さんはもちろん、各種カフェ等も豊富にあり楽しめます。
日本で言うなら、京都の祇園、金沢のひがし茶屋街、高山の三町のベトナム版といえばいいでしょうか。ベトナムの伝統的建造物がずらっとならんだ中で、それぞれお土産屋さんやカフェ等があり、街歩きをしながら興味があるお店によってみる感じですね。普通に歩いているだけで楽しめます。

続いて中心部から車で1時間ほど、「ミーソン聖域」。7世紀から13世紀頃の、古代チャンパ王国の遺跡です。チャンパ王国と聞くとよくわからない方も多いでしょうが、アンコール王朝とかと戦っていた王国ですね。そのためアンコール遺跡には、敵としてチャンパ兵の姿も描かれているようです。イメージはベトナム版アンコール遺跡といったところですが、アンコールワットやアンコールトムのように大型で残されているわけではないので、どちらかというと小ぶりな遺跡が点在している中でメインとなるものが1つある、程度のイメージですね。
最後は中心部から車で2時間、「フエの建造物群」。フエは19世紀頃のベトナム周辺を統治していた王朝の首都で、この時代の建造物群が多く残されています。建造物は中国の影響を強く受けており、施設は紫禁城などの中国の施設を参考に建築されています。
それぞれ魅力あるスポットですので、お好みに応じて観光プランに組み入れて頂ければいいかなと思います。個人的にはベトナム文化を強く感じる事の出来る「ホイアンの古い町並み」 が一番お勧めです。
豊富なビーチリゾート

そして最後は豊富なビーチリゾート。ダナンは最近本当に開発が著しく、南シナ海沿いの沿岸部には様々なビーチリゾートホテルが続々とオープンしています。規模間のあるホテルがずらっと並んでいるその姿は圧巻の一言。すごいです。

もちろんすべて海沿いで、ビーチもプライベートビーチ。それぞれのホテルの趣向をこらしたリゾートの数々は、どれに宿泊しようか考えているだけでも楽しいですね。プライベートビーチのある高級リゾートホテルは、フォーシーズンズで80,000円前後~(1泊大人2名、以下全て同じ)、インターコンチネンタルで50,000円前後~、ハイアットで25,000円前後~。著名ホテルは予算に応じて決める形になるでしょうか。ほかにもダナンの老舗リゾートホテル、フラマリゾートダナンは20,000円前後~。比較的リーズナブルな日系ホテル、グランヴィリオオーシャンリゾートは20,000円前後~。スペイン系のメリアダナンは15,000円前後~。またもしプライベートビーチを重視しておらず、パブリックビーチが目前にあればいいようであれば、フォーポイントバイシェラトンダナン等も10000円前後からあります。
比較的手が出しやすいホテルから、超高級ホテルまで、さまざまな種類から選べるのがダナンのビーチリゾートの特徴です。
ダナン基礎知識
ここではダナンを観光するのにあたってしっておきたい基本的な情報をまとめています。
ダナンの場所
ハノイとホーチミンの真ん中ぐらい、中部の中心都市がダナンです。地図でいうとこういった場所にあります。
ダナンへのアクセス・行き方

ダナンへは、ベトナム航空が2014年から、成田からの直行便を就航させています。当初は週4便の就航でしたが、ダナンの注目度が向上していることから増便され、2019年からは毎日運航するようになっています。また、2018年からは関空からの直行便も就航。ダナンへはかなり便利にいけるようになっています。片道5時間半前後で直行便でいけるようになると、ぐっと身近に感じますね。往復で40,000円前後でいけるので、お値段的にも訪問しやすいです。

もう少し安くしたい場合。ベトナム資本のLCC、ベトジェットエアが2018~2019年、成田や関空に続々就航しています。安いと往復20000円前後でハノイまで行けますので、ここから往復10000円前後でダナンまで行けます。少しでも安くしたかったり、セットでハノイにも行くのであればベトジェットもおすすめです。また、マカオ航空のマカオ経由便は時折往復30,000円台で出ているので、マカオにも興味がある方はこちらも要チェックです。
言語

ベトナムの公用語はベトナム語で、ベトナムの一般市民には英語が通じないことも多いです。
とはいえ、観光地化されているエリアでは、特に問題なく英語が通じます。私自身が観光に訪れた際には、特段言葉で困るようなことはありませんでした。ダナンは観光客も多いエリアなので、タクシーでも片言の英語ぐらいであれば通じましたし、特に問題ないと思います。これはホテルはもちろん、レストランやカフェ、スパ等でも同様でした。よっぽどローカル向けの場所に行けばまた別かもしれませんが、観光客が行くようなエリアではあまり気にする必要は無いでしょう。
ベストシーズンについて

ベトナムは縦に長い国。南部ホーチミンまでいくと常夏の気候で、年間を通じて28度前後のあたたかな気温です。
ただダナンだと微妙に冬には気温は下がります。とはいえ、12~1月で、最高気温が25度ぐらいなので、ほとんど下がりませんが。街歩き中心ならこの時期のほうが過ごしやすい気候でしょうし、逆に海やプールメインの場合にはこの時期は外せるなら外したほうがいいでしょうね。私自身は1月に訪れて半袖ポロシャツで過ごしましたが、街歩きには非常に快適な気温でしたが、プールはちょっと微妙なライン、という印象でした。
なお、ハノイまで行くと12~1月は寒い時期が1~2週間あるようなのでご注意を。その時期は普通に長袖に上着がいるくらい寒く、学校には暖房がないためお休みになるぐらいのようです。
交通手段

ダナンの移動は基本的にタクシーかバスです。ベトナムのタクシーは非常に安いので、あまりお値段は気にする必要はないですが、ベトナムのタクシーの質の悪さは有名ですね。
基本的に流しのタクシーは使わないほうが無難です。東南アジア観光ではGrab利用がおすすめです。私自身もGrabをマレーシア、シンガポールでも使っていますが、非常に快適に使う事ができました。特にクアラルンプールなんかもタクシーの質は悪いですが、非常に快適に滞在することができたのはGrabのおかげだと思っています。
本当に東南アジアではGrabはもはや必須といっていいです。東南アジアの観光が革命的に便利になるので、ぜひ利用してください。
時差
日本のほうがベトナムより2時間進んでいます。たとえば、ベトナムの朝8時は日本の朝10時ですね。 2時間あると若干時差ボケを感じることもありますが、ほとんど許容範囲内。すぐ慣れられるでしょう。時差が少ないのは東南アジア観光の大きなメリットです。
外貨両替

両替レートは悪いほうから順に、日本の空港>ダナンの空港>外貨両替ドルユーロ>市街地の宝石店、になります。外貨両替ドルユーロで事前に必要な両替をしておいて、市街地の宝石店で追加両替をするのがおススメです。
詳細な情報は以下にまとめています。

ダナンモデルコース
ダナン観光のモデルコースをまとめてみました。直行便&最終日は深夜便になるため、3泊5日の工程の割には比較的フルに動けるんじゃないかな、と思います。日本からの移動時間が短いのはやはりありがたいですね。
1日目:移動日

06:45 日暮里駅発 京成スカイライナー乗車
07:30 成田空港着
09:30 成田空港発(ベトナム航空 移動時間6時間00分)
20:25 ダナン・タンソンニャット国際空港着
21:30 ダナン・タンソンニャット国際空港発
22:00 ハイアット リージェンシー ダナン リゾート 着
2日目:リゾートのんびり&ホイアン観光

午前中はリゾートでのんびり
12:00 ハイアット リージェンシー ダナン リゾート 発(タクシー)
12:30 ホイアン・Restaurant & Cafe Tuấn着 ランチ
13:45 Restaurant & Cafe Tuấn発
14:00 ホイアン旧市街着 観光
15:30 カフェ休憩
16:30 ホイアン旧市街観光
18:00 ホイアンナイトマーケット観光
19:30 ホイアン発
20:00 Cabanon Palace着 ディナー
21:30 Cabanon Palace発
22:00 ハイアット リージェンシー ダナン リゾート 着
3日目:五行山&リゾートでのんびり

10:00 ハイアット リージェンシー ダナン リゾート 発
10:20 ダナン大聖堂観光
11:00 ハン市場観光
12:00 ハン市場発(タクシー)
12:10 Hải sản A.Việt着
13:30 Hải sản A.Việt発
13:45 マッサージタイム
15:00 五行山着 観光
16:30 五行山発
16:45 ハイアット リージェンシー ダナン リゾート 着 リゾートタイム
ディナーをホテルで頂いてのんびり
4日目:ビーチリゾートでのんびり&帰国

12:00 チェックアウト
12:20 ビンコムプラザ ダナン着
ランチ&お土産などおかいもの&カフェ
16:30 マッサージタイム
18:30 ドラゴンブリッジ&ソンチャナイトマーケット観光
19:30 ブリリアントホテル トップバー着 ディナー
21:00 ブリリアントホテル 発
荷物を引き取りながら空港へ
22:05 ダナン国際空港着
5日目:飛行機移動

00:05 ダナン国際空港発(ベトナム航空 移動時間05時間30分)
07:35 成田空港着
09:17 成田空港発 京成スカイライナー乗車
09:54 日暮里駅着
もし日程に余裕があるなら
もし日程に余裕があるのであれば、まだダナンには世界遺産が二つありますので、そちらの観光プランを入れてみてもいいと思います。また、リゾートのランクをもう少しあげて、丸々1日リゾートでゆっくりする日を作ってみてもいいかもしれません。
また更に訪問地を追加する場合。個人的にはダナンに訪問した場合には、あまりハノイやホーチミンへ訪れても雰囲気が似ているので、あまり楽しめないかなと思います。セットで訪れるのであれば、経由便として設定しやすいマカオや台北などの観光がおススメです。
ダナン中心部のおすすめ観光地・レストラン
まずはダナン中心部にあるおすすめ観光地をご案内します。
五行山(ダナン中心部から20分ほど)

個人的に一番重要な観光地はこちら、五行山。山なんですが、山頂部は仏教寺院になっており、様々な仏像や彫像が残されています。入口は普通の歴史ある寺院、といった印象ですが、最奥部は切り立った渓谷の中や自然の洞窟の中に、寺院や大仏が作られており、その荘厳な風景はかなり見ごたえがあります。

写真が悪く雰囲気を伝えきれてなさそうで申し訳ないんですが・・・。いわゆるパワースポットですね。洞窟の雰囲気が本当に圧倒されるんですよ。ぜひ訪問していただきたい場所ですね。ただ、山なので上り下り大変ですが。一応エレベータはあるのですが、途中までなので、そこから更に上ってそしてくだらないといけないので、結構しんどいのにご注意ください。

あと特徴的なのが、各種彫像が陶器を割ったものを張り付けて作られているんですよね。これは拡大ですが、柱一本に全部こういった装飾がしてあるので、こういった点も結構見ごたえがありました。
ドラゴンブリッジ(ダナン中心部)

続いて市内中心部の橋、ドラゴンブリッジ。この界隈はかなりにぎわっているため、橋渡って夜歩き回っているだけで、ベトナムの熱気が非常に伝わってくるスポットです。

ドラゴンブリッジの先頭部はこんな感じ。週末土日夜は、炎を噴くイベントをやっています。かなりの人気で道路封鎖されるくらいです。20:30頃からいったほうがいいでしょう。(21時にいったら私はもう終わった後でした・・・残念)

夜景がかなり綺麗に見えるので、夜の訪問が非常におすすめです。近くに小さいですがナイトマーケットや川沿いのライトアップなどもあるのでセットの訪問をおすすめ。(後述します)
ソンチャナイトマーケット (ダナン中心部)

ダナンのナイトマーケット情報がほとんどなくて結構苦労したんですが、一応あります。それがこちらのソンチャナイトマーケット。なんか最近いろいろあったようで、既存のナイトマーケットは撤収されて、こちらに新しく作られたのだとか。ナイトマーケット事情の変動が結構多いので、このあたりは要注意です。

とはいえ、ハノイのナイトマーケットとかとくらべるとちょっと拍子抜けでした。どちらかというと物販メインで、そこまで規模も大きくないな、というのが正直なところです。とはいえ、ドラゴンブリッジのすぐそばですし、街の雰囲気を味わいに訪れてみるのはおススメです。
リバーサイドパーク(ダナン中心部)

ドラゴンブリッジの先頭側、川沿いはきれいにライトアップされています。見たところ地元の方のデートスポットといった感じ。ライトアップはかなり綺麗なので、一見の価値あり。

あと自分が訪れたときには週末だったのですが、カラオケ大会のイベントをやっていました。歌ってるのはどう考えても素人さんなのですが、なかなかこういったイベントを野外でやって、そして結構人が見に来ているのが面白いですね。イベントは常時やっているわけではないですが、やっていたら覗いてみるのも楽しめるのではないでしょうか。
ハン市場(ダナン中心部)

ハン市場はダナンの台所といった風情。入口によっては魚を扱っているエリアに入るため、かなり強烈に生臭いので注意してください。あと道向かいにある両替屋さんはダナンでトップクラスにレートが良いのでおススメ。両替情報は以下にまとめています。


上からみたらこんな感じ。市場は結構広いです。まだ左右にもかなり広がっています。ベトナムのお店は陳列が非常に美しいですよね。
1階は食品系で、あまり観光客向けではないかもしれません。2階に上がる階段の近くにマグネット等観光客向けのお土産のお店は少しあったので、そちらはチェックしておいていいと思います。

2階は衣料品メイン。アオザイ等はベトナムらしいでしょうか。興味ある方は訪れてよいと思います。ナイキやノースフェイス等のブランドものが大量にならんでいて、一見本物に見えるぐらいレベルは高いですが、ここにあるのは全部偽物なので注意してください。しかも値段も、日本人と見たら普通にかなりふっかけてきます。要注意。ふっかけあいが楽しめる人だけ。
ダナン大聖堂(ダナン中心部)

ハン市場に比較的近いダナン大聖堂。フランス統治時代のものだそうです。中心部にはこういった歴史的なものは少ないので、ついでに訪れてみると楽しいと思います。
ブリリアントトップバー(ダナン中心部・バー)

個人的に、ダナンで一番訪れてほしいのはこちらのブリリアントトップバー。ブリリアントホテルの最上階にあるバーです。ホテルも普通に便がいいのでおススメ。
やはりポイントはこのダナン中心部が一望できる景色ですよね。この景色だけみてたらシンガポールか、と思うぐらい非常に夜景が美しかったです。(さすがにシンガポールには勝てませんが、見ごたえはかなりあります。)正直ベトナムの夜景がここまできれいだとは思っていなかったので、驚きました。色使いもかなり豊かで面白いです。

カクテルは155,000ドン(約775円)~。ベトナムの物価を考えると結構な値段ですが、雰囲気代です。とはいえベトナムローカル缶ビールなら39,000ドン(約195円)で出してくれます。

食事はバーなので種類は少ないですが、あります。こちらの春巻きは890,00ドン(約445円)。軽食系はだいたいこのくらいのお値段ですね。あとステーキは200g319,000ドン(約1595円)からありました。

こちらの焼き鳥が109,000ドン(約545円)。お酒を飲みながら、食べ物を食べながら、ダナンの夜景を見ながら優雅な時間を過ごせます。インサイドとアウトサイドがありますが、断然アウトサイドがおススメ。席は限られるので、タイミングが重要です。
Cabanon Palace(ダナン中心部・フレンチ)

続いてはダナン市街地にあるフレンチ料理レストラン、Cabanon Palace。オーナーはフランス人の方なんだとか。ワインなどはこだわりのものをフランスから輸入していました。元フランス植民地なので、ご縁があるのでしょうか。
一部メニューは日本語併記もあるので助かります。かなりこだわりぬいてそうで、混雑している場合には食材の提供まではお時間がかかる場合があるのでご注意を。急いでいる場合にはおすすめできません。
ドリンクはソフトドリンクが30,000ドン(約150円)~、ベルギービールが150,000ドン(約750円)~。カンパリ系は95,000ドン(約475円)~。ワインは一部はグラスで頂けて、120,000ドン(約600円)~。

フランクステーキ250gで390,000ドン(約1950円)。肉厚ジューシー。

野菜グラタンは155,000ドン(約775円)。こちらも濃厚なお味。

パスタボロ、230,000ドン(約1150円)。結構ボリューミーです。
Hải sản A.Việt (ダナン中心部・シーフード)

こちらは中心部からやや外れたところにあるシーフード店。人気のお店のようで、夜は大盛況のようなのですが昼はすいてましたね。こちらは通常メニューはおいしくてお手頃。海鮮系もおいしいですが、値段の幅がかなり激しいので、きちんと値段を見て頼むようにしてください。いくらベトナムでもモノによってはそこそこお値段はするようです。(それでも750,000ドン(3750円)~とかで量もありそうだったので、モノとしてはかなり安くはあるのですが)

奥が生け簀になっていて、エビが泳いでいました。シーフードらしい光景。アウトサイドとインサイドがあります。ドリンクはローカルビールで15,000ドン(約75円)~。ソフトドリンクは10,000ドン(約50円)~。

フライドシャコ。ウィズカーリック。750,000ドン(約3750円)。普通においしかったですが、ちょっと高めの印象ですね。シーフードは全般的に高いのだと思われます。

とはいえそれ以外の料理はチャーハン80000ドン(約400円)ですし、その他も120,000ドン(約600円)、150,000ドン(約750円)といった価格が多いですね。
ダナン郊外のおすすめ観光地 (世界遺産) ・レストラン
ホイアンの古い町並み
まずは中心部から徒歩30分ほどの場所にある、「ホイアンの古い町並み」。こちらは市街地から近いこともあり、必見のスポットです。
ホイアンは17世紀初頭から、中国やオランダ、そして日本は江戸幕府との間の貿易が行われており、非常に繁栄した港町でしたが、日本は鎖国に向かい、その他各国も様々な情勢変動により撤退。17世紀後半からは衰退していくことになります。最終的には貿易の中心地はダナン港へ移されることになります。
街並み観光

まずは街並み観光。先述しましたが、雰囲気は祇園(京都)やひがし茶屋街(金沢)のベトナム版といった感じ。異国情緒が極めて強く、歩いているだけで楽しくなれるパターンですね。

この独特の雰囲気は、ベトナムに来たことを実感させてくれます。

名物ランタンもこんな感じで店頭に並んでいて目を楽しませてくれます。ぱしゃっと一枚、適当にとるだけでもこんな感じでいい雰囲気になるんですよね。

かと思えばこんな感じのよくわからないのも売ってたりしますがそこはご愛敬。各種雑貨やアオザイなど、お土産をかうならこちらは非常におすすめです。

そして何よりカフェも非常に多く、どのお店もかなり雰囲気がいいんですよね。のんびり街歩きしながら、ちょっと疲れたらカフェ。せっかくなのであまあまのベトナムコーヒーを楽しむのもいいのではないでしょうか。
ここからは簡単に主要スポットのご案内。
来遠橋(日本橋)

まずは日本橋。ホイアンのド定番ですね。1600年ごろから江戸幕府が鎖国をするまでのあいだ、ホイアンには日本人街がありました。この橋は日本人街と中国人街を結ぶ役目をしていたようです。
フーンフンの家

200年前にホイアンの豪商が建てた家。現在でも8代目が続いているのだとか。建物はベトナム・中国・日本の様式が入り混じった独特のオリエンタルなものになっています。
福建会館

こちらは中国系の移民のための集会所だったようです。かなり広く、ホイアンで一番見ごたえのあるスポットだと思います。

奥には寺院も。線香が独特ですね。紙にはいろんな国の言葉でお願い事がしてありました。
広東会館

こちらも中国系の移民のための場所ですね。日本の移民は1600年初頭のみしかおらず、すぐ鎖国してしまったため、港町としては中国系の力が強かったようです。

福建会館とにていますが、こういった竜の彫刻等、やはり見ごたえはあります。
カムフォー寺

こちらは日本式の寺院。まあまあの広さでしたが人はそんなにいませんでした・・・。華美で荘厳な中国式と比べると、日本式の寺院はどうしても落ち着いて見えるので地味ですね。とはいえホイアンと日本の縁を感じれるいいスポットだと思います。
Restaurant & Cafe Tuấn(ベトナム料理&洋食)

個人的には質・値段的に、ダナン&ホイアンのレストランではこちらが一番お勧めのお店です。働き者お姉さん(自分が訪れたときはド臨月でした)が、ガシガシ働いています。


こちらは一押しなのできちんとまとめたいと思います。味はもちろん絶品です。
- フォー(鶏肉):50,000VND(250円)
- ホイアンチキンライス:70,000VND(350円)
- 揚げワンタン:70,000VND(350円)
- チキンチャーハン:80,000VND(400円)
- サラミピザ:100,000VND(500円)
- カルボナーラ:80,000VND(400円)
- ブラックコーヒー:20,000VND(100円)
- サイゴンビール:20,000VND(100円)
- フレッシュフルーツジュース:30,000VND(150円)
- ソフトドリンク:20,000VND(100円)
安くておいしいんですよ。最高のお店です。ホイアンからはちょっとはなれていますが、訪問の価値あり。お姉さんの働きっぷりにはほれぼれします。
Cộng Cafe(カフェ)

ホイアンのカフェは全体的におしゃれで雰囲気があります。さくっとはいってもそんなに外れは無いと思いますが、おすすめしたいのはこちら。アイスベトナムコーヒーで29,000ドン。(約145円)。高いやつでもマンゴースムージーの59,000ドン(約295円)とかなので、本当お値段は気にならないですね。

疲れた体に甘いコーヒーがしみわたります。雰囲気がいいカフェがたくさんありすぎて、逆にどれにしたらいいか迷うぐらいですね。
ランタンライトアップ&ダナンナイトマーケット
私自身は今回飛行機の関係で行けなかったのですが、ランタンのライトアップがある夕方以降はまた違った景色が見えるようです。18時からはナイトマーケットもあるようなので、時間帯があうかたは、お昼過ぎぐらいから訪れるのがおすすめです。
ミーソン聖域

時間の関係でこちらはいけなかったのでさっくりと。
アンコール王朝とも戦ったチャンパ王国の遺跡。同じ年代だけあってアンコール遺跡ににた雰囲気のようです。ただアンコールワットのように大型の遺跡ではなく、周辺部にある小さめの遺跡がいくつかあるような雰囲気とのこと。
こちらは片道1時間なので迷ったのですが、アンコールワットいったことあるしなあ、という事で見送りに。
フエの建造物群

こちらも時間の関係で行けなかったのでさっくりと。フエは19世紀頃にベトナムを統治していた王朝では首都であったので、文化的な遺産が多く残されているようです。片道2時間とかなりかかりますが、規模は大型のようです。
こちらも迷ったのですが、時間がかかりすぎるのと、自分が行ったときにはハノイで古都ホアルーに行く予定があったので断念。古都2種類みても飽きちゃうかな、というので。似たような場所に訪れないのであればおススメだとおもいますが、時間がかかる点は注意ですね。
さいごに
以上、ダナンの観光情報についてまとめました。個人的にはベトナムいくのであれば、ハノイでもホーチミンでもなくダナンが一番いいかなと思います。
ハノイも楽しかったのですが、あそこの中心部はせまい道がかなりあるのに、原付がものすごい数走っていて、道を歩くだけでめちゃくちゃつかれてちょっと帰りたくなるほどでしたからね・・・。あとPM2.5がひど過ぎて、様子が悪いと目の前が排気ガスとかで真っ白なんですよ。200メートル先も見えないくらい真っ白。マスクわすれたせいで普通に具合わるくなってきましたからね。
・・・と、悪い事を書いてしまいましたが、ハノイはハノイですごい人も優しかったですし、中心部の観光や郊外の世界遺産も雰囲気があって楽しめたので、もちろん面白いスポットではあります。人は多すぎるぐらいでしたが、突き抜けるようなベトナムのパワーを感じることができます。
ただちょっとそういう点をふまえてもアクが強いな、というので、まずはアクのないダナンあたりから入ると、ベトナムを楽しむことができるのではないでしょうか。