仙台市天文台。2008年に仙台の錦ケ丘地区にて営業を開始した公開天文台です。
東北地方トップの大きさを誇るプラネタリウムは、首都圏のプラネタリウムと比べても遜色のない大規模なものになっています。年間利用者数でも日本トップ10に入る、人気のプラネタリウムです。
また、プラネタリウムだけでなく、宇宙に関する展示も多数されており、子供はみんなうちゅうにムチューなので結構喜ぶのではないでしょうか。うちの子の食いつきは、実際かなり良かったです。
そんな仙台市天文台、行ってきたのでどんな施設かをご案内します。皆様のお役に立てれば嬉しいです。
仙台市天文台のポイント
仙台市天文台を訪れるにあたって、知っておきたいポイントをまとめました。
日本でトップ10に入る大きさのプラネタリウム
こちらはやはり、とにかくプラネタリウムがおススメ。プラネタリウムの大きさ、つまりドームの直径ですが、こちらは日本でもトップ10に入る大きさ。東日本では、東京の多摩六都科学館、つくばのつくばエキスポセンターに続いて3位の大きさです。
これは一覧でみてみましょう。日本のプラネタリウムの大きさランキング・トップ9は以下になります。トップ9という中途半端な数字になっていますが、10位はドーム直径23mで同率で16施設が並ぶため省略しました。
名称 | ドーム 直径m | 座席数 | 開業年 |
---|---|---|---|
名古屋市科学館 | 35.0 | 350 | 1962 |
愛媛県総合科学博物館 | 30.0 | 300 | 1994 |
多摩六都科学館 | 27.5 | 234 | 1994 |
姫路科学館(アトムの館) | 27.0 | 284 | 1993 |
宮崎科学技術館(コスモランド) | 27.0 | 280 | 1987 |
大阪市立科学館 | 26.5 | 312 | 1989 |
つくばエキスポセンター | 25.6 | 232 | 1985 |
仙台市天文台 | 25.0 | 280 | 2008 |
千葉県立水郷小見川少年自然の家 | 24.0 | 202 | 1997 |
ちなみに愛知は大きい施設が大好きなので、水族館も1位、動物園も1位でプラネタリウムは1・2位独占と大型施設がたくさんあるのでそちらも子連れにはおススメですが、そこは置いておいて。
仙台市天文台がかなり大きいプラネタリウムなのが分かっていただけると思います。そのため、年間入場者数でも、仙台市天文台はトップ10に入り続けているくらい、人気の天文台なのです。
なので、すごいところだぞ!というのがまず最初のポイントですね。
施設が全体的に新しい
こういった教育系の施設って新設は珍しいのかな…と思っているのですが、こちらは2008年の開業。
上のリストを見て頂ければわかる通り、2000年に入ってオープンしたのはここだけなんですよね。
なので設備が全体的に新しいのは特徴だと思います。やっぱいろいろ考えられているので、みていてスムーズに見れますよね。
立地はちょっと微妙、秋保温泉とセットで行きたい
立地は仙台市中心部から離れているのでちょっと微妙です。ただそこまで不便、というほどでもないですね。
仙台中心部からだと大体13キロほど、車で20分かかる距離です。仙台駅前から高速バスが出ているので、それにのると1駅で行けるのは便利。こちらも時間は22分で付きますね。一時間に1本しか無いのはちょっと不便ですが、仙台駅からノンストップで行けるのは便利です。
近隣にお住まいの方だとあまり関係ないでしょうが、観光等で訪れる場合には是非秋保温泉とセットで訪れたいですね。ここから秋保温泉は5キロちょっとなのですぐ着きます。子連れで秋保温泉に行く際に、セットで訪れると楽しめると思います。
秋保温泉に関しては次の記事でまとめていますので、こちらもあわせてごらんください。


仙台市天文台の基本情報
場所
仙台市天文台の場所は以下になります。
土地勘が無い人だとどこ…?ってなりますね。中心市街地からは離れています。前述した通りですが、車だと13キロほど、20分前後かかる距離です。この点だけはご注意を。
行き方
仙台市天文台のサイトにアクセスについてはいくつかパターンの記載がありますが、仙台駅前から行く場合には、「秋保・川崎 仙台西武ライナー」を利用すると直通22分で着くので、これで行くのが一番いいでしょう。
料金
料金は以下の通り。
区分 | 大人 | 高校生 | 小中学生 |
---|---|---|---|
展示室のみ | 610 | 350 | 250 |
プラネタリウム(1回) | 610 | 350 | 250 |
セット(展示室+プラネタリウム1回) | 1000 | 610 | 400 |
未就学児は無料です。
営業時間
【平日・日曜日・祝日】9:00-17:00
【土曜日】9:00-21:30 ※展示室は17:00まで
最終入館は閉館30分前まで。
水曜日、第三火曜日は定休日です。該当日が祝休日の場合、その翌日に休館します。また、学生の長期休み時期は営業している場合もありますので、要確認です。
マップ
フロアマップは公式サイトのこちらにあります。広さ的にはそこまで大きいわけでは無いですね。基本的には全部1Fで済みます。
仙台市天文台の様子


では仙台市天文台の様子をご案内していきます。


外はざっくりこんな感じ。外には広場もあります。


では天文台の中に入っていきましょう。


配置はこんな感じ。基本1階しかいかないです。


フロア案内はこんな感じ。基本は展示室、プラネタリウムと、ひとみ望遠鏡の時間にはそれを見る感じですね。


入口はこんな感じ。


入口にはコインロッカーもあるのでご安心を。100円硬貨が必要ですが、返すときに戻ってくるタイプのものです。


入口はちょっとした休憩スペースやお土産屋さんになっています。


入口にも望遠鏡とかは展示されてますね。


実物は結構大きいです。
プラネタリウム


プラネタリウムはこんな感じで時間割が決まっているのでご注意を。平日はプログラムが少ないので、土日のほうがいろいろやってて楽しめると思います。
特に子供向けのプログラムは長期休みじゃない限り、土日のみの事が多いので要注意。仙台市天文台のプラネタリウムのスケジュールはこちらでチェック。時間とかで本当やってるの違うので、きちんとこれは見ておいたほうが良いです。
「プラネくん」が子供向けのプログラムですね。土日祝の11:30の事が多いので、この時間に狙っていくのがおススメです。変わってるかもしれないので公式サイトのプログラムは要確認です。


プラネタリウムはこんな感じです。やっぱ広いですね、このサイズは。
展示室


続いて展示室。宇宙にかんするいろんな展示があります。


入口はこんな感じでプロジェクター展示。綺麗でした。うちの子は結構これはしゃいでました。


太陽系の模型。動きます。すいきんちかもくどってんかいはこんな感じで動いてるんだよーという説明ですね。


太陽の模型もあります。


キッズルームもありました。


こんな感じです。ちょっとぐずっちゃったらここで休憩もできますね。


星座の分布図とか。こうやってみると面白いですよね。


あとは様々な歴史の中で、人々が宇宙がどういう風になっていると考えていたのか、の模型図。これも面白かったです。


上には太陽系の模型も。大きいですね。


隕石。


江戸時代の仙台藩が天文学にどう取り組んでいたのか、という展示。


ちょっとした実験エリアも。コインを転がして重力を感じよう!とか。


レーザービームの屈折とか。


磁力とか。
全体的に展示ボリュームとしては程よい感じだと思います。しっかり見れる子でも1時間あれば見切れると思いますね。あまり小さすぎる子だと難しいかもしれません。早くても年中~年長さんくらいからかな、という感じ。
ひとみ望遠鏡


こちらは実際に使われている天体望遠鏡の公開ですね。実際にモニターで、その時観測している様子を見る事ができます。


展示はこんな感じ。130cm反射式望遠鏡との事で、大きくて迫力があります。


反対側から。大きかったです。
ただ私が行った時は曇り空で、天体は全く見れず…。残念。
日中帯でも天体は見えるのですが、曇りだと見えないので、行くときは可能なら雲が無いときがいいでしょうね。
その他施設


あとはそのほかにある施設をご紹介します。


上から。ちょっとしたカフェとお土産屋さんがあります。


仙台市天文台オリジナルクッキーとかあったりします。


あとは天体っぽいおみやげですね。


はやぶさとか歴代衛星のマグカップとか。


あとはなんか宇宙っぽいものいろいろ。


結構種類があります。


よくこれだけお土産ありましたね。


あとはカフェですね。ラインナップはこんな感じでした。
惑星広場


外には広場もあります。広かったです。


まあ特になにかあるわけではないのですが、広いので走り回れます。
さいごに
以上、仙台市天文台についてご紹介しました。
実際行ってよかったと思います。お子さん連れの方が多いかな、と思いますが、秋保温泉に近いですし午前中ここによってから秋保温泉行くのが良いかな、と思います。私もそうしました。
プラネタリウムも迫力があったのでおススメです。これだけ大きいのって結構限られます。素直にすごかったですね。
皆様の旅のお役立てれば嬉しいです。