東北地方を代表する水族館といえば、仙台うみの杜水族館です。2015年5月に閉館になったマリンピア松島水族館を事実上引き継いで、2015年7月に、東北地方最大級の水族館として仙台港にオープンしました。
開業4年間で500万人もの入場者をあつめ、東北地方ではトップクラスの入場者数を誇ります。入場者数で見れば、首都圏トップクラスの水族館とほぼ同等の入場者数となっており、その人気ぶりがうかがえます。
規模的には普通の大きい水族館、といった規模感ではありますが、新しい水族館だけあって、展示の仕方が非常に工夫されています。見ていて面白い水族館だな、と思いました。
そこでここでは、実際に仙台うみの杜水族館に行った際の様子をまとめています。皆様の旅のお役に立てばうれしいです。
仙台うみの杜水族館のポイント
新しく、全体的に質が高い水族館
仙台うみの杜水族館、実際行ってみて感じたのは、新しくて全体的に質が高いな、という事です。
特に印象に残ったのは大水槽でしょうか。美ら海水族館など、大水槽で有名な水族館と比べると確かに規模的には小さいのですが、それでもやはり迫力のある大きさでした。大水槽は2階まで吹き抜けになっていて、2階では座って見れるようになっていたのも面白いですね。定期的に大水槽でのショーもあるので、こちらも見ごたえがありました。
その上で更に、ペンギンの展示スペースも大きかったですし、イルカショーもやっている。
それぞれの展示も、展示の仕方がいろいろと変わるので、あきにくいように作られている。
私は子供達といったのですが、いろんな展示の仕方がされているので最後まであきずにずっと楽しんでいました。元々水族館好き、というのはあると思いますが。
なので水族館としての質はすごい良いなあ、と思います。
これ!というすごい特徴は無い
反面言えるのは、こちらの水族館はものすごいこれが売り!っていうのは無いんですよね。
例えば美ら海で言う大水槽。名古屋港水族館で言う日本一の広さ。葛西臨海公園でいうマグロ。
こういったすごい分かりやすい売り、っていうのは無いんですよね。なので全体的に良いと思うんですが、逆に言うとすごい印象に残る何かがあるわけではない、とはなってしまうかもしれません。
この辺りは何を求めているかだと思うので、お好みで選んでいただければいいと思います。
アクセスは若干不便
あとちょっと細かい話ですが、アクセスは微妙に不便です。
車だとあまり気にならないかもしれませんが、公共交通機関だとちょっと気になるかも。最寄り駅から1.5キロ、20分ぐらいの距離があります。
シャトルバスは30分に1本でてるので、このあたりとのバランスです。
途中に三井アウトレットパークとかもあったりするので、徒歩移動だといろいろまわりながら、という感じになるでしょうか。
基本情報
場所
仙台うみの杜水族館の場所は以下になります。
場所的には仙台中心市街地から東の方。最寄り駅はJR仙石線中野栄駅です。その次から仙台市ではなくなるので、ギリギリ仙台、という立地ですね。
場所的には仙台港のエリアになります。周辺には三井アウトレットパーク仙台港や、スリーエム仙台港パークがあります。あわせて一緒に行ってみるのも良いかもしれません。
行き方
仙台中心市街地からは10キロほど。車なら20分ちょっとです。
ちょっとだけ問題なのは公共交通機関利用の場合でしょうか。
仙台駅からアクセスする場合、まずJR仙石線で18分程乗車、中野栄駅で下車し、そのままシャトルバスで10分程になります。ただシャトルバスは30分に1本程度なので、場合によっては歩いてしまったほうがいいかもしれません。徒歩だと20分程度が目安ですね。
まあそこまですごい問題というわけではないのですが、最寄り駅からはそこそこ距離はあるんですよね。まあ歩けない距離ではないんですけど、ちょっとだけ遠いというのは覚えておいたほうが良いでしょう。
料金
大人2200円、中高生1600円、小学生1100円、幼児(4歳~未就学児)600円。シニア(65歳以上)1600円になっています。
営業時間
営業時間は時期によって異なるのでご注意を。
9:00~17:30と、10:00~17]00の場合があります。いずれの場合も、最終入館は閉館30分前です。冬季に短くなりますが、具体的な営業時間は公式サイト等で確認ください。
マップ
仙台うみの杜水族館のマップは公式サイトのこちらに記載があります。
デジタルフロアマップのほうがどんな展示があるか分かりやすいので、こちらは結構おススメです。
仙台うみの杜水族館の様子
では仙台うみの杜水族館の様子を実際にどんどんみていきましょう。


外観はこんな感じです。
なお、現在水族館前に野球場やテニスコートのある大型公園、高砂中央公園が整備中。こちら子供が遊ぶ遊具も整備される予定との事で、工事完了は令和5年度中を予定しているとの事です。楽しみですね。


では中の様子をご紹介していきましょう。一番最初に当日のイベントスケジュールが出ています。これ結構重要なのできちんと押さえておきましょう。
仙台うみの杜水族館のイベントスケジュールはこちらからでも確認できます。特に押さえておきたいのは、やはりショーが行われる「STADIUM LIVE」と、大型水槽のショーがある「Sparkling of Life」。特に「Sparkling of Life」は実施回数も少ないので要チェックです。
あと「STADIUM LIVE」が行われている20分間は、館内がぐっと空きます。「STADIUM LIVE」の時間をめがけてまずいって、まず空いている水族館を楽しんだ後、その次の回の「STADIUM LIVE」を見る、と言うのもおススメです。
1F 日本のうみ・うみの杜ビーチ


ではまず最初に1階から。こちらは日本の海、特に東北の海の展示がされています。配置はこんな感じになっています。
いきなり大水槽から入るのが特徴ですかね、そのあと展示コーナーがあり、一度半屋外の展示になるのも特徴でしょうか。


ではどんどん見ていきましょう。なお、一番最初はスタッフが撮影してくれるタイプの記念撮影コーナーになっています。写真は一枚1300円ですが、写真のはいったポストカードは無料でもらえるみたいです。このあたりはお好みで。


最初はまず上の水槽から。最初が上っていうのも斬新ですよね。わくわくします。


そしてまず最初にどーんと、大水槽から入ります。
これはインパクトありました。本当。綺麗ですしね。子供達の食いつきもかなり良かったです。


水槽の中を生き生きと泳ぐ魚たち。


圧巻です。


いきなりメインディッシュ、というのもありますが、これはやっぱすごいですね。迫力があります。


ちなみに水槽の中で泳いでいる大きいイルカみたいなのは「スナメリ」。あまり聞いたことがないですが、イルカの仲間ですね。日本ではおもに関西圏で多く確認されており、西の方の水族館だといるところもあるんだとか。東日本エリアで展示されているのは、ここだけという貴重なものです。
2017年に松島沖で定置網にかかってしまったものを保護したのだとか。私初めて見たと思うのですが、なかなか不思議で雰囲気のある感じでした。


ではあとはどんどん展示をみていく感じになりますね。大きい水槽がたくさんあるなあ、という感想です。こちらはカニ。


こういうのとかすごい綺麗でした。


展示に雰囲気があるんですよね。これとかも不思議な感じ。


こういうのもあります。


こういう説明コーナーもあります。


こういった不思議な魚の展示や。


これとかもすごい綺麗でよかったです。


こちらも大型のお魚がたくさん。


マンボウがぷかぷか浮いてました。これも面白かったですね。すごいゆったりと浮いてます。


たくさんのおさかな。


いっぱいいます。1個1個見応えがあるんですよね。


これとか。こんな綺麗に中にはいっているものなんですね。


養殖コーナー。展示が大きいんですよね。すごい。


こういうちょっと脱力系の展示コーナーもありました。こういうのも面白いですね。


本当にいろんな展示がありました。


こちらは深海コーナー。


確かに深海に居そうな不思議なのがたくさんいます。


こちらも深海コーナー。怪しい実験室みたい・・・。


こちらは干潟コーナー。トンネルがあって、干潟の真ん中からにょきっと顔を出して奥の方ものぞけるようになっています。


こちらは希少生物の養殖コーナーですね。


ここから半屋外にでます。ここからは広瀬川をモチーフにしたコーナー。


ここも大きい川魚がたくさん泳いでいます。


ここもいろんな展示があります。


こういう風に日本の川の風景をミニチュアで再現しているんですよね。その水槽っていうのはすごい面白かったです。


こちらにはリスもいたりします。こういうのも面白いですよね。


川コーナーで一旦日本の海はおしまい。そのあと2階に上ると、こちらのショーエリアにでます。
このショーエリアにはまたぐるっといって戻ってくるので、ひとまずここはおいておいて、展示コーナーへ。


2階は世界の海。5大陸別に展示がされています。


またちょっと雰囲気が変わります。綺麗なお魚のコーナーから。


また不思議な魚まで。


こちらはアフリカの生き物たちの展示もあります。


大きい水槽にカワウソがいたり。


綺麗なサンゴの展示だったり。


こちらはシャチがどーんど泳いでたり。


シャチすごいですね。堂々と泳いでます。


また不思議な展示もあったりします。


さかなクンも来ていたようで、こんな解説の展示もありました。


そしてぐるっと展示を見たところで、最後は大水槽の2階部分でシメです。(このあともうちょっとありますが)
ここは座れるようにもなっていて、大水槽のショータイムもあったりするので、それはここで見るのがおすすめですね。


大水槽のショーの内容は、こんな感じのお魚たちが…。


音楽と同時に、突然ぶわーっとたくさん動き出します。というものですね。餌でも撒いてるのかな?すごい勢いで魚が集中して動き出します。


迫力あります。時間は5分ちょっとと短いのですが、是非これは見てほしい所ですね。


こちらは缶バッジ制作のコーナーもありました。有料でした。これはやってたりやってなかったりするのかな?夏休み時期だったから開催していたのかもしれません。やってたらラッキーぐらいで行くのが良いでしょう。


あとここはペンギン展示がかなりしっかりしてます。やはり人気ですよね、ペンギン。


やっぱこのペンギンは、癒されるんですよね。


トンネルをよちよちあるきしてたり。


ひなたぼっこしてたり。


人間の様子を観察してたり。いろんな子がいます。


アメリカビーバーもいました。可愛いですね。


そしてまたこちらのショーエリアに戻ってきます。ではショーの様子を簡単に。
こちらはワシのショーも一緒に行われて、客席を飛び回ったりもしてました。そちらはすいません、客席でやるので写真がとれなかったのですが大迫力で面白かったです。


ショーは大迫力です。


たくさんの子たちが頑張っています。


回転大ジャンプもします。


こちらもすごい勢いでダブルでやってりします。
ショー大満足でした。
フードコート


最後にフードコートもあります。フードコートにも展示があったりするのがすごいですね。


メニューはこんな感じ。詳細は仙台うみの杜水族館のフードコート案内が公式で出ているので、こちらも見ながらどうぞ。


座席はこんな感じ。


広々としてて開放感があっていいですね。


キッズエリアもあります。
お土産


最後にお土産コーナー。仙台うみの杜水族館オリジナルのものといえばこちら。オリジナルキャラクター、ペンギンの「モーリー」。入口の一番気合がはいったところにあります。


モーリーグッズは結構あります。もし気に入ったならここ限定感がありますね。


あとはお菓子とか。


ぬいぐるみ。


ポケモングッズとか。


食べ物系。


小物系。


シールとかタオルとかいろいろ。


ステーショナリー系。


ぬいぐるみ。


ぬいぐるみ。


子供向けの物。


ぬいぐるみ。


キーホルダー。


深海ぬいぐるみ。
といった感じです。お土産コーナーは思ったよりいろいろたくさんありました。
さいごに
以上、仙台うみの杜水族館についてご紹介です。
改めて書いてみて、やっぱ質が高い水族館だなあと。これがすごい!っていう1点豪華主義というよりかは、全体的にまんべんなく質が高い水族館、といった感じを受けました。
展示がいろいろ工夫されていて、いろんなパターンの展示がされているので飽きずに楽しめる水族館だと思います。個人的にはおススメです。
皆様の旅のお役に立てれば幸いです。