マレーシアでのクレジットカード利用は要注意 スキミング被害が多発中

海外旅行で持っておくと非常に安心なのがクレジットカード。
あまり多額の現金を持ち歩くのも場所によっては怖いものです。
ある程度の決済は、クレジットカードでできると現金のことを考えなくてよいので楽ですね。

しかし、マレーシアでは少し事情が異なります。
マレーシアではクレジットカードについて、スキミングの被害報告がかなり多い国なのです。
そのため利用は結構危険です。

このページでは、そんなマレーシアに観光で訪れる上で、注意しておきたいクレジットカード事情についてまとめてみました。
結論としてはクレジットカードをあまり使わない、になるのですが、実はクレジットカードは使わないといけない場所もあります
なので全く使わないというのもなかなかできないのです。
この点についても後述してご説明します。

当サイトのマレーシア記事の一覧はこちらです。

マレーシアってどんな国?観光・旅行に知っておきたい情報をまとめました

2017.12.11

マレーシアの主要観光地の選び方はこちらの記事でまとめています。

マレーシア観光案内 おすすめ都市&有名スポットの選び方・ポイントまとめ

2018.02.02

マレーシアにおけるクレジットカードのスキミング被害について

ブギビンタン駅/クアラルンプール

マレーシアではクレジットカードのスキミング被害報告は非常に多いです。
これは地球の歩き方等でも、注意事項としてのっているくらいメジャーなものになります。

具体的な犯罪被害について、大使館のページ等から引用します。
まずは在マレーシア日本大使館が出しているマレーシア生活安全情報の、最近の邦人の犯罪被害をまとめている箇所から引用します。
こういった警告を出すくらい被害が多いという事です。

■ クレジット・カード偽造犯罪
この犯罪は、 クレジット・カードで支払いの際に、仕掛けがされたカード読みとり用端末等に店員が客のカードを通すことにより、カードの磁気情報が不正に抜き取られ、別 の偽造カードにその磁気情報が移し替えられて不正に使用されるもので、国際的な犯罪組織が関与しているとも言われています。カードの盗難や紛失であればす ぐに対応措置をとることが出来ますが、スキミングはカード会社からの請求があるまで気がつかないことが一般的です。
このカード偽造による被害を避けるためには、カードを常に手元に保管して信用のおける店でのみ使用し、カードを使用する際には、必ず目の前でその取扱い を確認することが重要です。また、カード会社からの請求は、速やかに確認し、不審な点があれば、カード会社に直ぐに連絡する必要があります。

また在ペナン日本国総領事館でも、クレジットカードのスキミング被害報告があがっているとのことです。

マレーシアでは、マレーシア人によるクレジットカード専門の国際犯罪組織が暗躍しているようです。
これはマレーシア国内にとどまらず、マレーシアから日本へ出張して犯罪を犯すケースもあるようです。
少し古めですが、平成15年平成17年の警察白書では、マレーシア人集団による日本でのカード犯罪被害の報告があげられています。
最近の警察白書だとあまり上がっていないようですが、こういった背景もあることから、マレーシアではクレジットカード犯罪が多いです。

上記から、旅行者は特にクレジットカードのスキミング犯罪に合わないよう警戒する必要があります。

2017年でもマレーシア人集団が日本で暗躍中

近年ですと、2017年12月に産経新聞からこのような記事が出ています。
こちら以外でも同様の趣旨の記事は多数でており、注意は継続して必要です。

こちらはスキミングするほうではなく、スキミングした後に使うほうではありますが。内容を引用します。

京都市内の百貨店で偽造クレジットカードを使おうとして通報され、逮捕されるマレーシア人が相次いでいる。高級ブランド品を狙っており、今年8月以降で8人に上る。日本はカードの安全性が他国に比べ低く、偽造カードの使用は空港が近い大阪で多発していたが、最近は京都で目立ち始めた。京都府警は、マレーシアで組織的に指示を受けて来日したとみて警戒を強めている。

ということで、日本は狙われているようです。
偽造カードを使うためには、そのまえにカード番号等の情報を入手する必要があります。
マレーシアで組織的な動きを警戒しているのであれば、やはりマレーシア国内での利用には注意が必要ですね。

スキミング対策について

といったところで、ではスキミング被害を防ぐためにはどうすればいいでしょうか。
具体的な対策をまとめます。

ICカード搭載していてもスキミング被害にあることがある

最近はICカードが搭載されたクレジットカードも増えてきました。
そのためICカードがついているんだから大丈夫、と思う方も増えてきたようです。
ですが、あまりICカードがついているついていないは、スキミング被害には関係ありません。

勘違いしてほしくないのは、ICカード自体はセキュリティは非常に高いとされています。
IC部分からクレジットカードを複製するのは相当難しいようです。
そのため、このルートから被害にあうことはほぼないと考えて問題ないです。

ですが、ICカードが搭載されているクレジットカードの多くは、昔ながらの磁気ストライプもついています。
ICカードに対応していないレジがまだまだ多くあるため、磁気ストライプがないカードはほぼありません。
この磁気ストライプ経由でスキミングすることが可能なため、ICカードを搭載していてもスキミング被害にあることがあるのですね。

と、いうことで、ICカードがついているから大丈夫、と思う事の無いようにしましょう。
もちろんマレーシアでもICカード決済は普及しているので、対応していればICカードでの決済になります。
ですが悪い奴はどこに潜んでいるかわからないので、その時にこっそり磁気ストライプからスキミングを・・・となるのです。

クレジットカードの利用は極力さけ、現金での決済を行う

マレーシアリンギット

と、なると対策はただ一つ。
クレジットカードを極力使わない、という事に限ります。
もう対策はこれしかありません。

実際問題、過ごしてみて思いましたが、感覚的にはマレーシアは日本と同程度に現金主義です。
基本的には現金での支払いが主になります。
なので現金で過ごすことにそれほどの違和感はないでしょう。

セーフティーボックス/ダタイ

ただしこの場合、両替用にある程度の日本円と、ある程度のリンギットを持ち歩く必要があります。
ただ今度は多額の現金の管理をしなくてはならず、これはこれで頭を悩ませます。
また前述した在マレーシア日本大使館が出しているマレーシア生活安全情報の、最近の邦人の犯罪被害をまとめている箇所によると、

■ ホテルの室内荒らし
ホテルに宿泊中、合鍵等を使って室内に侵入し金品を盗むという事件が発生しています。
一流ホテルといえども安心はできません。外出の際は「貴重品は室内に残さない」ことが第一です。セーフティ・ボックスを活用することも一案ですが、セーフティ・ボックスに入れて置いた貴重品を、ボックスごと盗まれてしまうという事例もあります。

もうどうしていいかわからなくなりますね。
ちなみに、こういった背景があるせいか、私がマレーシアで泊まったホテルはすべてセーフティボックスはがっちり壁なりなんなりに固定されていました。
さすがに固定されていれば、マスターキーがないと開かないでしょうから、そこまでやるとホテルぐるみになってしまうので・・・。
世界の名だたる有名ホテルがそこまですることはないとは思うんですが。
実際私は被害にはあいませんでしたが、あとは個人の判断ですね。

ホテルのデポジットにクレジットカードは必要

と、いうので極力クレジットカードを使わないと書いてきましたが、どうしてもクレジットカードを使わないといけない場面があります。
ホテル宿泊時です。

ル メリディアン/コタキナバル

デポジットとは

日本でも高級ホテル等では最近増えてきましたが、宿泊時、チェックインの際にクレジットカードの提示を求められます。
これはなぜかというと、ホテル滞在中の各種サービス(食事やルームサービス等)が支払えるのかを確認するために、クレジットカードで確認するからんですね。
これはデポジットと呼ばれる、ホテル宿泊時には極めて一般的な制度です。

もちろん、クレジットカードでのデポジットは拒否することもできます。
カードを持ってない人もいるでしょうから。
ただその場合には、事前に現金で預り金を提示することが必要になります。
もちろんお金は使わなかった分は戻ってくるので、その点は心配ありません。
問題はその額。
多い場合、1泊費用の2~3倍の金額をとられることも珍しくありません。複数泊する場合には、全部事前に払う必要がります。
1泊3万とかするリゾートホテルに4泊したら、36万円分のデポジットを事前に支払い、なんてことも・・・。

もちろんホテルによって金額も異なるので、実際にここまで跳ね上がる事もあまり多くないでしょう。
ですが、ただこれだけとられたとなっても、特に不思議なことではありません。
普通に10万円台のデポジットは、リゾートホテルにとまったらあることです。

デポジットは現実的にはクレジットカードで対応せざるを得ない

じゃあ払えばいいのか、というと、ホテルをチェックアウトする際に確かに戻ってくるのですが、それってつまり帰国間際なんですよね。
そんなときにそんな金額戻されても、また両替所で日本円に戻さなければならず手間があります。
そんな時間はあるでしょうか。空港でやるとレートも悪くなってしまいますし、なかなか悩ましい所です。

という事で、ホテル宿泊時のデポジットだけは、現実的にはクレジットカードでやらざるを得ないのかな、と思っています。

ただまあある程度の高級ホテルでは、さすがにスキミング被害はないと思うんですけどね・・・。
私はホテルと空港の免税店でだけカードを使いましたが、特に被害にはあいませんでした。
ただこればっかりは運なのでなんとも言えないところです。

ちなみに目の前でカード切れば変なことできないでしょ、っていうのはあるかもしれませんが。
リゾートホテルほど目の前でカード切らないんですよね・・・。
チェックインはふかふかのソファーがあるところで、しかもウェルカムドリンク付きでやってくれますからね、チェックインしたりとかで。
そんなところに決済端末あるわけないので、カードは預かりで裏にもっていかれます。
このときにやられたら・・・ってのは否定はできないですね。

まあさすがに大丈夫だとはおもうんですが・・・。こればっかりは本当になんとも言えないです・・・。

ちなみにこれ以外ではクレジットカードを求められることは自分はありませんでした。
まあそうですよね。

いつでも止められるカードを作っておくと安心

実際問題、仮にスキミングにあったとしても、それが正当なものであればクレジットカードの保険でまかなえるはずです。
そのため金額的な被害はないはずなのですが、それでもやはり折衝案として、いつでも止められるカードがあると安心かな、と思います。

メインカードで被害にあうと手間が多い

というのも、普段メインで使っているカードが止まると、手続きは結構面倒です。
例えば携帯電話だったり、ネットのサービスだったり、クレジットカード引き落としにしている人は多いのではないでしょうか。

カードが止まった場合、カード番号は変更となります。
そのためそういったカード引き落としにしているものは、全て番号の変更手続きが必要になります。
またamazon等も登録しているカード番号は変更しなければなりません。
そういった手続きは地味に面倒です。

また、メインカードの明細は注意深く見なくてはいけなくなります。
でもメインのカードとしてつかっていると、明細の項目が多くなりがちで、見落としもでてきてしまうのではないでしょうか。
そういった点から、あまりメインカードをマレーシアで使うのはお勧めできません。

いつカード番号を変えてもいいカードを作っておくと安心

上記から、海外専用というわけではないのですが、いつカード番号が変わってもいいカードは作っておくと安心です。
また普段つかってないカードであれば、明細を見た時に見落とすことも少ないです。

もしカードを作るのであればVISAカードが無難でしょう。
普段JCBやアメックスを使っている方であれば、余計VISAがあれば海外旅行の際に安心です。
VISAをお持ちの場合には、マスターカードでしょうか。
こちらを二枚セットで持っておけば、海外の時には無難ですね。

個人的に海外旅行でお勧めなのは三井住友VISAクラシックカードでしょうか。
私自身は初めて海外に行くに当たって、初めて作ったカードです。

こちらはかなり有名なカードですし、対応は抜群に良かったです。
問い合わせしてもスムーズに電話にでますし、きっちり対応してくれます。
一度カードなくしてしまったことがあったのですが、即座に対応してくれて安心できました。

個人的に決め手は、保証がしっかりしてることですね。
会員保障制度によって、特別なケース以外は、カードの紛失・盗難のお届け日から60日前にさかのぼり、それ以降の不正利用を保証してくれます。
あとは海外旅行保険が適用されるのもありがたいですね。
カードの種類により補償内容が異なるので注意してください。特に何も決済していなくても自動で保険がついてくるカードもあります。

ただ対応や保証はしっかりしているのですが、ポイント制度等は普通です。
ですがマレーシア等のスキミング被害が多い国でポイントどうこういっている場合ではないと思ったので・・・。
個人的にはセキュリティや保証等がしっかりしていそう、という点で選びました。
なおVisaだけじゃなくマスターカードも発行しているようなので、お持ちのカードによって選べばよいかなと思います。


まとめ

ということで、マレーシアのクレジットカード決済事情についてまとめてみました。
とはいえ、それほどみんながみんな絶対合うわけではさすがにないのがスキミング被害です。
そこまで怖がらなくてもいいとは思いますが、しかし被害報告の中では比較的メジャーです。
気を付けておいて被害にあわないのであれば、それが一番良いかなと思います。
皆様も旅行の際は注意深く当たってみてください。


人気No.1記事

日本国内でも、マレーシア現地の空港に近いお得なレートで両替ができます。
マレーシア市街地の最安値にはさすがに負けるのですが、差額は約2%前後の損に収まります。海外やマレーシアに慣れておらず、現地での両替に不安がある方にお勧めです。
日本で事前に、リンギットの両替を済ませておきませんか?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

のぶ

首都圏在住、アラサーも後半に入った2児の父。旅行が趣味で海外はマレーシアを中心に東南アジア、国内は甲信を中心にどこへでも行くのが好き。良く行った海外情報を中心に、最近は子連れなので首都圏近郊のお散歩情報をお届けします。