
現在GoToトラベルキャンペーンは一時中断されています。再開日程は未定です。詳しい情報が決まり次第、更新します。
GoToトラベルが開始になりました。最大で旅行代金の50%が補助されるとあり、非常に注目度が高いキャンペーンです。
私自身、実際に何度も使っていて、知人でも使う人がいたので使ってみた経験をもとに相談に乗っていました。
それで分かったのは、「ただ適当に予約するだけ」だと、「全然お得にならない」場合があります。逆に「きちんとルールを分かって予約する」と、「とんでもなく安く旅行ができる」事もあります。
具体的には、以下のような感じです。
- マイカーでの旅行の場合(飛行機や電車を使わない場合)
- 大人のみの場合、注意事項はほとんどありません。予約方法での差はあまりないです。一通りGotoの利用方法をまとめてますので、このページをさらっと見れば十分です。
- 子連れの場合は、人数申告に要注意。場合によっては一部GoToが適用されない事も。後述してまとめます。
- 飛行機や電車での旅行の場合
- 航空券や電車をGoTo対象にするにはコツが必要です。後述してポイントをまとめます。
- 子連れの場合、何も考えず予約すると、子供料金が大人料金とほぼ同じ金額取られて全然お得にならない場合があります。このあたりも後述して注意事項をまとめます。
と、条件によってお値段がかなり違ってくるので要注意です。具体的には、LCCで予約すると結構高いです。JALやANAとLCCが殆ど同じぐらいの値段。JALやANA利用のほうが万単位で安かったりする場合も結構あります。この辺りもきちんとご説明します。
結構この差、大きいんですよ。LCCだと成田や関空だったりするので不便な場合多いですからね。
ここでは、以下の流れでGoToトラベルについてご説明します。
- 昨今求められる旅行の「新しいカタチ」について
- GoToトラベルの概要
- GoToトラベルの注意点、徹底的にお得に旅行するポイント
- おススメの旅行地
皆様のお役に立てれば幸いです。
求められる旅行の「新しいカタチ」
GoToトラベルに関しては、成立にもいろいろ紆余曲折があり、批判の声もあるのは事実でしょう。私自身も、なかなかこのご時世で難しい所はあると感じているのは正直な所。
昨今のご時世に合わせ、旅行もそれに適応した形で行う事が求められています。
では、具体的にはどういう事が求められるのでしょうか?
新しい旅のエチケット
現状、日常生活の中でも「新しい生活様式」を意識した行動を、大なり小なり皆様していると思います。マスクをする、手洗いはしっかり、三密は避ける…等々。意識されている方は多いのではないでしょうか。
そんな中で、旅行でもやはりこれらを意識した行動が求められます。具体的には国土交通省が出している、「新しい旅のエチケット」がありますね。こちらになります。

基本的には今の基本的なルールと変わりありませんね。
マスクをして、手洗いはしっかり、三密を避ける。旅行する場合にも、これらのルールは変わりません。
理想的な旅行スタイルは、ホテルへおこもりの、のんびりスタイル。観光地も人気観光地をさけて、3密のない場所を選ぶのが理想になってきます。
今までも似たような旅はしていませんか?

というようなことを書くと、「そんな旅行、何が楽しいの?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。
ただこればっかりは好みの問題ですが、私自身は結構楽しいと思います。
具体的には温泉旅館などの旅行がイメージしやすいでしょうか。あとは沖縄等のビーチリゾートでのんびりする旅行もイメージが付きやすいと考えます。また冬にかけては、スノーボードなども当てはまりますね。
そう考えると結構、皆様似ている旅はしていると思います。
あとは、都市部のシティホテルとか。おこもりが楽しいと思います。また、ちょっとマイナー気味な観光地等も楽しめるかなあと思いますね。具体的なおすすめ旅行地はこの後ご案内します。
セルフコントロールをしっかりした、楽しい旅を
いずれにせよ、求められるのは「自主性」です。
例えば旅行は近場にする、とか。混雑している公共交通機関を避ける、とか。混雑してる場所があれば寄るのは諦める、とか。熱が出た場合には旅行は諦める、とか。
旅行する場合には、感染拡大防止のためのこういった基本的なルールを守れば、私自身としてはそれほど心配する必要もないのかな、と思っています。(そもそも都市部の人混みで働いているほうがよっぽど感染リスクも広めるリスクも高いでしょう…)
GoToトラベルについて
では続いて、GoToトラベル事業がどんなものかご案内。
GoToトラベルのポイント
ざっくりとポイントは以下の通りです。
GoToトラベル予約の注意点
まずは行き先と、そこへの交通手段(マイカーなのか、電車なのか、飛行機なのか)、そして参加者を決めてください。参加者については、特に子供が含まれるのか、含まれる場合は何歳なのかを決めてください。
では上記が決まった上で、それぞれの属性ごとに注意点をご説明します。自分が当てはまる箇所について確認してください。
ここがGoToトラベルを利用する上で、重要なポイントになります。
全ての方への注意事項
全ての方に当てはまる注意事項は1つ。
現地で追加清算になった分の金額は、GoToトラベル対象になりません。
具体的には朝食や夕食の有無、場合によっては近場の施設のチケット付きプランとかですね。
これらのものを、現地で頼む予定がある場合には、それが含まれたプランを事前に予約しておけば補助金額が増えます。
例えば朝食代金が2000円だったとします。事前にこれが含まれたプランにしておけば、半額の1000円相当がGoToトラベルの補助対象になります。ですが、現地で申し込むと実費で2000円必要で、GoToトラベルの補助対象になりません。
特にマイカーの方等で、駐車料金が別に必要な場合は、それが含まれているプランを取っておくほうが良いでしょう。また、近隣の観光施設に行く予定がある方は、それが含まれたプランにしておくとかなりお得になります。
子連れの場合
子連れの場合は、宿泊時の子供料金について事前に確認しておくことが重要です。
例えば楽天の場合。楽天の場合幼児は未就学児を指しますが、ホテルによっては4歳以上とか個別にルールがある場合があります。
もしくは小学生から添い寝はNGですよ、とか。いろいろあります。
で、そういった個別ルールに気づかないで、現地で追加清算になった場合。追加清算となった分については、GoToトラベルの補助対象外と言われる可能性がかなり高いです。
ただ、実際の清算に関してはホテル側の対応もあります。どのように扱うかはホテルによって対応が分かれると思いますが、少なくともトラブルになりやすい点だと思うので、予約前にホテル側に子供料金については電話確認しておくのが無難だと思います。
…なんでこんなこと書くかというと、私がこれをやってしまったので…。うちには幼稚園児がいるのですが、「幼児・食事布団なし」で検索して引っかかったから大丈夫だろうと思っていたら、別の所に「幼稚園児は幼稚園児代金が発生します」とかいてあったんですよね。
現地で追加清算になりました。
面倒な事になりがちなので、本当電話確認をおススメします。
飛行機利用の場合
LCC、意外と安くならない説があるので、この点ご注意を。というかJALもANAもLCCに対抗できるレベルまで値段を下げてきてます。かなり追い込まれてるんでしょうね…。
飛行機を使う場合は、チケットだけ単独で取るとGo To対象になりません。必ずパックツアーを使いましょう。割引が適用されます。
で、おすすめのパックツアー業者は、大人だけなのか、子供もいるのかで違います。子供もいる場合、一見子供対応にみえても、勝手に大人扱いにされてとんでもない値段が出てくる業者があります。
このあたりも含めて、実際に予約してみておすすめの業者をまとめました。
結論から言うと、楽天トラベルのJAL楽パック・ANA楽パックが一番安かったです。私自身もこれで全部予約とってます。比較結果は以下の通り。
おすすめのパックツアー(大人のみ編)
もし仮にLCCで行くのであれば、エアトリがおススメです。
行き・帰りで別のLCCを組み合わせられて、ホテルも自由に選べて、さらに航空券代含めてGo Toトラベル対象だからです。更に、エアトリだと1泊のみ予約もできるため、途中でのホテルチェンジも可能です。
ちなみにエアトリで「東京~沖縄」「LCC」「大人2名」「3泊4日」で予約した場合の参考価格は以下。

座席指定なし・荷物7kmで大人2名62,420円です。
ただ、前述した通り、JAL・ANAもかなり頑張ってるので…。例えば同一日程でJALパック利用だとこちら。

時間帯はちょっと違いますが、座席指定あり・荷物20kgで大人2名で63200円です。
もちろん航空便の日程・時間やホテルによって値段は変わってくるのでこれは一例です。一例ですが、こういう事結構あるので、正直あんまLCC使う理由無くなってるな…というお値段設定ばっかりです。最近は。
ちなみに楽天のJAL楽パックだとこちら。

座席指定あり・荷物20kgで大人2名で53,820円です。
…というので、もはや取るなら楽天のJAL楽パック・ANA楽パックが一番安いかなー…。というのが正直な感想ですね。これが一番おススメです。楽天だと紙クーポンもらえますしね。紙クーポンだけ対応の所、かなり多いんですよね。
おすすめのパックツアー(子連れ編)
結論としては大人のみ編と同じで、楽天のJAL楽パック・ANA楽パックがおすすめです。で、子供の場合はLCCを使おうとするととんでもない料金になる事があるので(おそらくシステム的に対応できてない)本当に注意して下さい。
この辺りは、連れていく子供の年齢(乳児、幼児、小学生)で結構違いますし、前述したホテルの宿泊規定にも各サイト完璧に対応しきれてるとは言いにくい状況です。基本はJAL楽パック・ANA楽パックで取りますが、きちんと宿泊規定も確認した上で、にしましょう。
同じように見てみましょう。エアトリで「東京~沖縄」「LCC」「大人2名・幼児2名」「3泊4日」で予約した場合の参考価格は以下。

座席指定なし・荷物7kmで大人2名・子供2名で102,480円です。
で、同一日程、JALパック利用だとこちら。

時間帯はちょっと違いますが、座席指定あり・荷物20kgで大人2名・子供2名で83,000円です。
楽天だと。

座席指定あり・荷物20kgで大人2名・子供2名で75,270円です。
なので子連れでもやっぱり楽天のJAL楽パック・ANA楽パックかなーという感じですね…。かなり激安です。
電車利用の場合の注意点
上記でいろいろと航空券利用の場合をご説明してるのですが、この状況なので、航空券のほうが安い場合が結構あります。このあたりはご注意頂きながらご判断下さい。
電車利用の場合には、JR東日本だとびゅうトラベルのダイナミックレールパックが組みやすいですね。ただ、全国となると日本旅行のJR+宿泊プランが組みやすいと思います。
途中でホテルチェンジした場合の注意点
あとかなり要注意なのが途中でホテルチェンジした場合。
紙クーポンの有効期限が、最初のホテルのチェックアウトまでになる場合があります。(楽天トラベルのJAL楽パックはそうでした。)
どういう事かというと、例えば12/1~12/5まで旅行に行ったとします。地域共通クーポンが30000円分だったとします。
全日程おなじホテルにした場合には、紙クーポンは12/1~12/5の有効期限で30000円分もらえます。ただ、途中でホテルチェンジした場合。例えば初日は到着が遅いので空港近くのホテルを取って、2日目から目的地のホテルに泊まった場合です。この場合、初日のホテルで全額のクーポンを受け取る事になるので、12/1~12/2の有効期限で、30000円分もらう事になります。
これ私くらったんですよ。かなりの短期間で大金を使わないといけないので結構困ります。
これは初日にバス周遊チケットや、観光地のチケット、おみやげなどを買う事で私はなんとかしました。もしくは開きなおってユニクロとか無印でも使えるので、欲しいもの買っても良いと思います。ドラッグストアで化粧品とかも、邪魔にならないので良いですね。
GoToトラベル対応事業者
1個だけ要注意事項があります。
かなりばたばたして始まったGoToトラベル事業、現在も結構ばたついています。
クーポンに関しては、電子クーポンは紙クーポンと比べると、半数のお店でしか使えないという情報も。(「電子クーポン、半数「使えない」 スマホ対応店舗」-共同通信)
ただそもそも、大手は使えるように対応していますが小型店だとなかなか対応も難しいようで、使えないお店も多いです。取扱店舗はこちらから事前に要チェックです。
また、以下では各事業者のGoToトラベル詳細ページにリンクしています。クーポン利用が必要だったりと、割引適応条件は事業者によって異なります。確認した上でお申し込み下さいね。
事業者名 | 対応内容 |
紙クーポン | |
電子クーポン | |
インターネットでは電子クーポン | |
宿泊およびダイナミックパッケージは電子、国内ツアーは紙 | |
電子クーポン | |
原則電子クーポン | |
紙クーポン | |
電子クーポン |
正直ビックカメラとかファミリーマートとかで使えますし、ユニクロでも楽天でも大手ドラッグストアでも使えるので、使えるところでさっさと使っちゃうのが無難な気はします…。現地でしか使えませんし有効期限もありますからね。
おすすめ旅行地
では昨今のご時世に合わせると、どういった旅行をするべきなんでしょうか。
基本的には、おススメなのは近場の温泉地。もしくは、近場の自然豊かなエリア、といった所がおススメです。
正直私が首都圏在住なので、首都圏近郊のエリアしか思いつかないのですが…。あくまでイメージなので、皆様もお近くのエリアに置き換えてご覧になってみて下さい。
- 温泉地
- 草津、鬼怒川、那須塩原、箱根、熱海…などなど
- 近場の自然豊かなエリア
- 房総半島方面にのんびり1泊
- シティホテル
- 横浜で夜景がきれいなホテルに1泊
- リゾート
- 沖縄本島のリゾートホテルでおこもりホテル
これらの地域で、密になる場所をさけ、ソーシャルディスタンスを保ったのんびりした旅行をするのをおススメします。
当サイトでこれまで紹介していた記事だと、以下の場所があてはまりますでしょうか。
温泉
近場の自然豊かなエリア
シティホテル
特に横浜のシティホテルはおススメ。夜景感動します。
朝一番なら山下公園とかも人が全然いないので、お散歩にちょうどいいです。休日の昼間のみなとみらいは人が多い(今はどうなのかよくわかりませんが…少なくはないはず)ので、避けましょう。
あと関西の方であればりんくうタウンとか泊まりはいかがでしょうか?個人的には楽しめたんですけど。わざわざ泊まりで行く方は少ないでしょうし。
さいごに

以上、GoToトラベルについてまとめました。
賛否両論ある施策ではあると思いますが…。ただ、こんなブログ書いてるので、観光業の方の悲鳴もかなり分かるんです。
観光業の方のピークは、3月の春休み、5月のゴールデンウィーク、8月の夏休みなんです。もはやそれが全滅しそうな勢いだと考えると、かなり厳しい状況になっているのは間違いないです。
ただもちろん感染防止対策も大事なので…私から最後に伝えたいのは。
①感染防止対策の徹底!
②旅行はいつも一緒にいる少人数で!
③旅行はお手頃な近場の密にならないところへ!
これを守っておけば、個人的には旅行は問題ないでしょう。
なので個人的には、行くとしたら、例えばお隣の県ぐらいまでででしょうか。その上で、ある程度著名な観光地エリアであれば、きちんと対策をしていれば問題ないと考えます。