皮膚洞で生後間もない赤ちゃんを大学病院へ連れて行った時の記録

当記事の観点は「病気の治し方」ではなく、「生後間もない赤ちゃんをどうやって大学病院へ連れていくか」という受診の体験談を記載している点に留意いただきご覧ください。
当記事の内容は一患者の保護者の体験談ですので、記事全体(特に医療情報)の正確性や信頼性は担保できません
当記事に記載されている内容により不利益等を被ったとしても、一切の責は負えませんので、そのつもりでご参照ください。

うちの子は生まれてすぐ外形上の異常があったため、念のため大学病院で診察を受ける必要がありました。
ただ、いきなり生後間もない赤ちゃんをつれて大学病院へ行けと言われても、そもそも自分自身が大学病院にかかったことすらないのに、どうしたらいいのかわからない方が大半なのではないでしょうか。
その際、インターネットで様々な情報を調べながら、慣れない中訪れました。
ネット上では様々な情報が残っており、正直自分も読んで助かったので、そういう方の一助になればいいなと思い記載しています。

出生後の対応から大学病院で受診するまでを流れを追って体験談をまとめました。

出生直後

うちの子の出産は40時間オーバーの大難産だったのですが(それはそれで別に書こうと思っていますが)、出生後にもいろいろありました。
出生後はまず、生まれた子供に外形上の異常がないか、助産師二人がかりで確認を行います。
指の本数やおへそがあるか、おしりの穴はあいているか等々。
この際、外形上でほかの子にはないものが見つかりました。
おしりの穴を背中側にのぼっていった、おしりの割れ目がちょうどおわったくらいの場所に、くぼみがあったのです。
くぼみというか小さな穴といっていいくらいで、その穴が貫通しているのかしていないのかは目視だと分からないレベルでした。

一人の助産師さんはこの異常を認めて、もう一人の助産師さんと確認をしていましたが、問題ないとの判断はできないとの事。
そのため、産婦人科に来ている小児科医に確認をとることになりました。
この際、助産師さんからは「詳しくは私では分かりません」とのコメントしかもらえません
そういう方がほとんどなのではないでしょうか。
ただ、その場にいる助産師さん・看護婦さんは、特に問題のない赤ちゃんが専門ということを頭に入れて落ち着きましょう。

親の気持ちとして、なんでわからないんだ、と思うのは正直なところですが。
この後聞きましたが、私の子供の症例はだいたい100人に1人程度である事とのこと。
子供を産んだ産婦人科は、地域では大きい中規模程度の産婦人科で、月に30~40件くらいの出産は扱ってそうでしたが、そうだと考えるとうちの子のパターンは年間3~4例しか扱わないケースです。
希なケースの場合、助産師さんや看護婦さんが実地で扱う場合がすくなく、本当に判断がつかないのです。

正直親の立場として気が気ではないですが、異常のことは答えられないかもしれませんが、今後どうしたらいいかについては、助産師さんや看護婦さんはとても力になってくれます。
いったん冷静になり、今後どうしたらいいかを話しましょう。

小児科医検診

出産後、だいたいの病院では子供の様子を専門の小児科の先生が見てくれます。
これはまだ入院している間に、勝手に見てくれるものです。
この際、外形上の異常が認められるため、退院後、可能な限り速やかに大学病院を受診するように指示がありました。
紹介状を書いていただけるとの事。

産後入院中

正直、この時点では不安で不安で仕方ありません。
ネットを見まくってどういう症例なのか、どういうことをしなくてはいけないかを調べまくりました。
この時点で親ができることはありません。
いったん冷静になり、自分の子供に何ができるのか、どうすればいいのかを考えましょう。

看護婦さんに「生後一週間とかで外でて大丈夫なんですか?」と聞きましたが
「可能な限り避けるべきだけど、病院だけは仕方ない」との回答。
外気浴すら生後一か月からなのですから、大学病院への受診なんてかなりの大冒険です。

まず、病院入院中に大学病院への予約を早急に済ませましょう。
特に大学病院によっては、予約が患者側ができず、紹介元の病院から直接いれないと受け付けない場合があります。
そこらへん、産婦人科の看護婦さんはあまりわかっていないことも多いです。
繰り返しますが、大学病院に紹介するような事態は看護婦さんたちもそんな多く経験していません
慣れていないので、そこまで知らないことも多いです。
ただし、聞けばきちんと調べて教えてくれます
まずは受診先の大学病院のホームページをみて、予約はどういれるのか調べましょう。
場合によっては大学病院へ電話して聞いてみましょう。
大学病院から、病院から直接でないと予約できないといわれた場合には、きちんとそれを伝えれば産婦人科から申し込みを入れてくれます。

予約を入れないでの受診は避けましょう。というかやめてください。(予約を受け入れてない場合は仕方ないですが)
産後間もない(一週間たってなくてまだ床上げもしてないような)母親と、生後一週間の赤ちゃんでの大学病院でひたすらまたされるのは、どちらにも大変よくありません。
赤ちゃんは予防接種の一本もまだ打っていない時期。外にでるのはかなりリスク高いです。
というか、予約してても大学病院は待ちます。
必ず予約をいれましょう。

大学病院受診(一回目)

まずどうやって大学病院へ行くかが問題です。
私はもう開き直って自宅からタクシーでいきました。
結構かかりましたがもうこれは必要経費、仕方ありません。
なお、タクシーの場合はチャイルドシートがなくても法律的に乗って問題ありません。
但し心配だという方は、タクシー会社によってチャイルドシート付タクシーを予約できる所もあります。
ただしこちら使うとさらにお値段高額になり、帰りの時間は読めず予約ができない、その場合貼り付けにすると待機時間にもお金がかかるとお金お金ラッシュになります。
お財布と相談して決めていただければいいかと。

大学病院クラスまでいくと、小児科、という分類ではなく、小児科から更に科の分類が分かれています。
受診した科は、小児神経外科、という、小児の神経系を専門に扱う科でした。

受診は、仕事を休んでもとにかく夫婦で行くべきです。
大学病院はとにかく広いですし、いろんな場所でいろんな手続きがあります。
特に会計する場合にはいろいろやらないといけません。
まずこの時点だと子供の保険証もできていないので、いろいろ聞いたりもしないといけません。
奥さんは子供を見てるだけで精一杯、自分の体もまだ重い時期です。
とにかく奥さんを動かさず、動き事は自分がしましょう。

一回目の受診で、ここでやっと具体的な話を聞くことができます。
うちのこは「皮膚洞」が疑われるとのことでした。
この時いわれたことは大体以下の通りです。
・だいたい100人に1人くらいの割合で発生する症例
・その100人に1人のうち、外形上の異常が大きく目立つ場合には3~4人に1人、先天的な障害が認められる
・外形上の異常は今回は大きく目立たないので、この場合だと10人に1人くらいの割合で先天的な障害が認められる
・CTをとって判断しないといけないが、子供の場合睡眠薬を飲ませて取らないといけない。生後1週間で飲ませることは避けたい。
・そのため生後3カ月を待ってCTをとることとしたい。

ネットでもいろいろ見ましたが、大体皆さん同じことを言われる様子。
この間、3カ月空きます。ですので聞きたいことはこの時にきいておきましょう。
・どういう兆候が見られた場合には、3カ月待たずに再受診したほがいいか
・外形上の異常がある部分に対しては、どういった対処をするべきか
・普段の暮らしをする上で、留意したほうがいい点があるか
等でしょうか。専門の先生からいろいろ聞いておいたほうがやはり安心です。

この後、次の病院の予約をして完了です。
次受診する際には睡眠薬飲ませるため、いろいろ注意事項があります。(昼寝させるなとか、服装の指定とか)
きちんと聞いておきましょう。

診察は10分程ですが、病院の滞在時間は2時間程度でした。
診察自体の待ちは産婦人科でちょっとまつな、くらいの時間でしたが、その前後の初診手続きや会計に時間をとられます。

大学病院受診(2回目)

続いて2回目の大学病院受診。

ここで気を付けていただきたいのは、睡眠薬、はっきりいって弱いです。
当たり前ですが、生後三か月の赤ちゃんにそんな強い睡眠薬を飲ませるわけがありません。
ですので、睡眠ペースを受診になるべくあわせましょう。難しいんですけどね。

まず受診する前に、CTを受けるところから始まります。
睡眠薬をくいっとのませてCTへ。
CTは大人と同じものになります。

このCT、赤ちゃんにさせるのはかなり難しいです。
CT自体、5~10分くらい撮影してたのですが、その間赤ちゃん動いたらだめです。
寝返りもダメ。やり直しになります。
そして睡眠薬結構弱めなので、CTの機械に置いたらいつものように普通に泣きます。
普段の寝かしつけの時とあまり変わらない難易度だと思ってください。
睡眠薬はいってるから寝てるだろうと多少雑に扱ったらえらい目にあいました。
なお、これで寝ない場合CTが取れず、別日にやりなおしになるようです。
(睡眠薬の追加はリスクがあるため、しないほうがいいと勧められました)
細心の注意を払って対応してください。

CTに入っている自分の子供をみて、ああ自分ですらCTなんてとったことないのに、まずわが子にとらせるなんて…
なんて感傷的な気分に浸れることはなく、とにかくCTもすごいうるさいので、頼むから起きるな、頼むから寝返りするなと祈ることしかできませんでした。

CT撮影が完了してから、受診となります。
うちの子の場合は、結果を確認し問題なしでした。
ただ、おしりにくぼみはあるままですので、これはどうしましょうかと聞いたところ。
気になるようでしたら取りましょう。簡単にとれるので整形外科かかってくださいとのこと。
ただ今手術するのは勧めないので、やるならある程度大きくなった3~5歳くらいがいいんじゃないか、とのことでした。

CT等全部いれて、かかった時間は3時間30分程でした。

さいごに

大学病院にかかったメモは以上です。
自分も情報が欲しくてネットで調べまくったりしたので、同じような経験をされる方のお役に立てば幸いです。

最後に重要なことだけもう一度繰り返します。

・子供が生まれた産婦人科ではあまり詳しいことは教えてくれません。(年に数回のパターンなので、正直産婦人科だと専門外のためだと思われます)
・大学病院行くときは予約を必ず入れましょう。この際、紹介状があっても個人から予約は受け付けず、病院からしか予約を受け付けていない大学病院もあるので、電話等で確認した上で入院中に予約を入れておきましょう。
・大学病院へは夫婦でいきましょう。床上げ前の母親と生後一週間の赤ちゃんだけでの外出は大変危険です。各種受付や清算等、ならんだり結構大変なので、そこらへんのサポートが必要です。
CTとるとき、睡眠薬は弱いです。赤ちゃんは普段のねかしつけと同じように慎重に扱いましょう。

SHARE