最近注目度が非常に高まっている都市、ベトナム・ダナン。近年は日本からの直行便も、フルサービスキャリア・LCCともに続々と就航しており、大変アクセスも良くなってきました。
年間を通じて暖かい温暖な気候、食事もおいしい、日本との時差が2時間と短い。そして何より、広大なビーチ。子連れで楽しむための条件がそろった都市で、実際いってみてかなり楽しめたのでおススメです。
ただとはいえ、海外となると日本とは異なり、いろいろな点が気になってしまうもの。そこでここでは、実際にベトナム・ダナンに子連れで訪れた経験を踏まえて、おすすめのポイントや、ここはきをつけたほうが良いな、と思った点、おすすめの観光スポットなどをまとめてみました。
子連れでベトナムへいくならダナン一択

まず最初にお伝えしておきたい事。子連れでベトナム行くのであれば、ハノイ・ホーチミンはおススメしません。基本的にダナン一択です。
私自身ハノイにも行ったことがあるのですが、子連れじゃ楽しめないな、と思いました。理由としては大きく2点あるのでご案内します。
なお、かなり否定的な事を書いていますが、ハノイ・ホーチミン自体はベトナムの魅力あふれる、素晴らしい都市だと感じました。実際普通に大人だけで訪れたときは、いろいろトラブルには巻き込まれながらも、それも旅の醍醐味ですからね。全体としては行ってよかった、楽しかった、刺激を受けた、と思いました。触れ合う人々やホテルスタッフも非常に暖かくて優しい人が多く、ベトナムは良い国だな、と思っています。
ただ、それと子供を連れていって楽しめるかは別問題です。子供を連れていく上ではまず安全性を私は最優先するので、その意味で子連れだとハノイとホーチミンは難しいな、と感じたので、その理由をご案内します。
ハノイ・ホーチミンは道の混雑がひどすぎる
まず、道の混雑がひど過ぎます。本当に「考えられない」という表現がぴったりなくらい、混雑しています。写真見ればわかると思うので、こちらを。

ハノイ市街地の交通風景です。ハノイの人口は800万人オーバー。東京23区の人口が900万人オーバーなので、かなり近しい人数がハノイに居ると思ってください。
で、それなのにも拘わらずハノイには通勤電車がありません。(郊外都市にいく電車しかないが、それも本数が少ない)じゃあどうやって通勤するの?となるのですが、みんな原付で通勤します。都内のあの満員電車の人数が、全員原付に乗りだしたらどうなるか、考えただけで恐ろしいですがその景色がハノイで広がっています。
結果、会社が始まる時間と終わる時間帯は通勤ラッシュで道が酷い事になっています。上の写真の様子が、ハノイ中の道で繰り広げられます。しかもハノイ、信号もかなり少ないので、この光景の中を当たり前に道を横断させられます。
…結構本気で、ハノイに連れて行ったら子供が死ぬと思います。私は。というか、大人でも死ぬかと思いました。道を歩いているだけでストレスが溜まり、すごい疲れます。あれを子連れではできません。無理です。
もう少し分かりやすく、動画で。
ここも信号無いので、この中を横断しないといけません。
ちなみにこれは大通りだからこんなもんで済んでいますが、ハノイの旧市街地とかだと狭い道でこれやられて、しかも歩道もめっちゃ狭い、とかそういうのもあります。そして歩道があるとこんどは、そこに渋滞を待ちきれなくなった原付が突っ込んでくる、それも2~3分に1台のペースで来る、とかがザラです。
土日だと通勤が少ない分まだマシなのですが、この光景見てあまり子連れで行きたいとは思えないのは正直な所ですね…。
ただこれは日本でも同じようなものだと思います。公共交通機関が無いため、バイクの混雑がひどいハノイ・ホーチミン。ではその公共交通機関が発達した東京がどうなのかといえば、満員電車がひど過ぎて、その公共交通機関自体を子連れで利用することができません。子連れどころか、可能であれば大人だって利用したくありません。
そういう意味で考えれば、ハノイも東京も同じようなもんだよなあとおもいます。結局人が多すぎる場所に、子連れは向かないのでしょう。
ちなみにダナンだとこんな感じ。朝7時なので、このあともう少し混みます。ただ、ダナンは全体的に道も広めにとってありますし、歩道も割と整備されているので、ハノイ程交通事情に気を使わなくてよいのはメリットですね。
ダナンの人口は123万人なので、広島の119万人あたりがイメージに近いでしょうか。程々栄えてるくらいなので、バランスとしてはちょうどいいのかなと思います。
ハノイ・ホーチミンは大気汚染がひどすぎる
あと、ハノイ・ホーチミンは大気汚染もかなり酷いです。こちらも写真で。

写真奥、車はかなり走っているのですが数台前既に白くなっていて見えないのが分かるでしょうか。
また、こちらはかなり大型の吊り橋なのですが、写真左、吊り橋のワイヤーが少し上にいったらもう見えなくなっているのもわかるかと思います。

こちらは道路。すぐ脇にたつ大型のビル、上のほうは完全にもやがかってみえなくなっています。
これら、濃霧?と思いそうですが、PM2.5です。これが全部PM2.5。特にハノイは、火力発電の影響と原付による排気ガスの影響でこれだけどえらい事になります。特に曇った日は、大気が空に抜けていかないので酷い事になります。この日も曇りでした。お話になりません。
もちろん季節や時期により、こうなったりならなかったりなのですが、ハノイは割としょっちゅうこんな感じになります。で、ここに子供を連れていきたいですか?という話ですね。
ダナンは海沿いで空気の循環がいいのか、これほどの濃霧、というのは経験したことが無いですね。曇りの天気多いなーという印象はありましたが、先は普通に見えます。ただ原付はやはり多くはしっているので、特に道路沿いの空気が排気ガスくさいな、とは思う事はありましたが。さすがに、リゾートホテル内ではそういう事は感じませんので安心です。
子連れでベトナム・ダナンってどうなの?
…と、最初ネガティブ情報から入ってしまいましたが、ダナンはかなりおススメなのです。そんなダナンのおすすめポイントをまとめてみました。
おすすめポイント
ラグジュアリーなビーチリゾートホテルでのんびりできる

やはりダナンといえば、豊富なビーチリゾート。特にここ数年の開発はすさまじいものがあり、ダナンの海岸沿いには国内外の超有名リゾートがずらっと並んでいます。
世界的に有名なブランドで言えば、インターコンチネンタル、フォーシーズンズ、ハイアット、シェラトンなどなど。シティホテルもヒルトンやノボテルといったホテルがそろっています。もちろんローカルの有名ホテルもあるため、予算に応じながら快適なビーチリゾートホテルでのんびりした時間を過ごせるのは間違いありません。

私自身が訪れた中では、例えばこちらのインターコンチネンタル。ダナン市街地からやや離れた場所にあるのですが、こちらは割と自然が多いエリアに作られておいます。入口では厳重なセキュリティも引かれており、宿泊者以外は立ち入りができないプライベートなエリアとなっています。もちろんビーチもプライベートビーチです。
ホテル内には猿が闊歩するぐらい自然が満ち溢れていて、高低差のある場所に宿泊棟がちりばめられており、移動はゴンドラ。雰囲気はかなり良かったです。予算があるならばこちらはかなりおススメです。

他にも比較的新しい、シェラトングランデもおススメですね。こちらの売りは何と言っても広大なプール。とんでもなく長いので、圧倒される事間違いなし。もちろんプライベートビーチも完備されています。
こちらは自然はそこまででも無いですが、立地的にダナンとホイアンのちょうど中間ぐらいにあります。どちらも車で20~30分ぐらいの場所なので、しょっちゅういくのは難しいですがさらっと観光に行くぐらいなら、このくらいの距離でちょうどいいな、という感想ですね。

あとこちらのホテルはキッズ向け施設も充実。キッズルームは小さいものの3部屋(ボールプールメイン、テレビとおもちゃメイン、ゲーム部屋の3つ)ありますし、公園遊具がある場所もあり、ビーチにはおもちゃも出してありました。子連れに優しいなーという印象です。
食事がおいしいくて安い

市街地の食事がとにかくお手頃なのがダナンの有難い所。たとえばダナン中心部にあるお土産屋さん、Danang Souvenirs & Cafe。
割と観光客向けのお店だと思うのですが、それでも写真のカフェラテは45000ドン(225円程度)、普通のブラックコーヒーなら25000ドン(125円程度)、ケーキが35000ドン(175円程度)。圧倒的安さ。

ドラゴンブリッジが一望できるおしゃれバー、ブリリアントトップバー。写真のクリスピースプリングロールは89000ドン(445円程度)。フレンチフライが69000ドン(345円程度)。パスタが145000ドン(725円程度)。カクテルは129000ドン~185000ドン(645円~925円程度)、ビールは39000ドン~59000ドン(195円~295円程度)。
写真の景色が見える、ダナンでトップクラスに雰囲気の良いバーですが、それでもお値段はこのくらい。日本の普通のお店ぐらいの値段ですね。

ちょっとローカルよりに、ホイアンの美味しいレストラン、Restaurant & Cafe Tuấn。
写真のホイアンチキンライスが70000ドン(350円程度)、フォーが50000ドン(250円程度)、サイゴンビールが20000ドン(100円程度)、 フレッシュフルーツジュースが30000ドン(150円程度)。ちょっとローカルよりのお店に行くとここぐらいまでお値段が落ちてきます。

ただリゾートメインだと市街地へ訪れない方も多いと思います。じゃあルームサービスだと?というので、シェラトングランデダナンだと、写真右上のホイアンチキンライスが328,000ドン(1640円程度)。スプリングロールは288000ドン(1440円程度)。個人的には場所柄考えると安いかなと。更にここはキッズメニューがかなり割安で、右下のキッズ向けのホットドッグが98,000ドン(490円程度)。普通に宅配ピザサイズだったピザは88000ドン(440円)でした。
キッズメニューの割安っぷりを考えれば、全体的にはお手頃なお値段設定かなと思います。
タクシーが割安
タクシーはかなり割安なので、移動はタクシーを使いつぶすのがベストだと思っています。…ただ、東南アジアあるあるですが、タクシーの評判が悪く、ぼったくりが頻発するのは現実です。
なので現地でのタクシー利用は、Grabがおススメ。私はGrab利用しまくってますが、基本的に嫌な思いはしたことないですね。本当素晴らしいです。Grab。
目安的には、ダナン中心部から空港まで15分程で60000ドン(300円程度)、ダナン中心部から郊外のリゾートホテルまで25分程で200000ドン(1000円程度)、ダナン中心部からホイアンまで50分程で400,000ドン(2000円程度)ぐらいになります。
もうかなり安いですね。日本だと考えられない値段です。現実的にダナンだと公共交通機関がほぼ無いので、タクシーかかりっきりになります。それでもこの値段なら基本気にしないで良い程度のお値段だと思います。素晴らしいですね。
時差が少ない
子連れだと割と時差が大事になってくるかなと思います。大きいと大人にも子供にも負担が大きいので。
この点ベトナムの時差は2時間なので、ほぼ気にしなくてよいのはメリットだと感じますね。ベトナムのほうが2時間遅く、日本が朝9時ならベトナムは朝7時、といった感じ。
いまいちポイント
子供が喜ぶ観光スポットは少ない

ダナンの観光は世界遺産が多いので、大人なら楽しめるスポットも多いです。…が、子連れで楽しめる観光スポットは、殆ど無いのが実情ですね。
基本的にダナンの観光は、世界遺産の3つ。古都のホイアンと、同じく古都のフエ、ミーソン遺跡。あとは世界遺産ではないですが、五行山とかが定番スポットです。
で、このあたりが子供が楽しめるかというと…。うーん…って感じですね。もし行くとしたらホイアンですかね。ランタンのライトアップは有名ですが、綺麗なので子供でも楽しめるとしたらそういった感じの場所かと。お寺とかは子供興味ないでしょうし…。あとは五行山はダナン市街地から近いのでダメ元でチャレンジしても良いかと思いますが、大人でも普通にしんどい階段道なので、あまり小さいお子さんだと厳しいかなーというのが感想です。

基本的に「子供が楽しめる観光」は無いと思っていただいたほうが良いです。「サンワールドアジアパーク」という遊園地はありますが、わざわざダナンまで行って行くほどかと言われるとうーん…という感じ。ガス抜きにはなるかもしれませんが、だったらホテルいろいろいったほうが楽しそうだなあ、という印象ですね。
ちなみにこちらの遊園地の観覧車は、昔琵琶湖にあった「イーゴス108」という観覧車なんだそうです。琵琶湖に作った当時は世界一の高さを誇ったのだとか。関西の方はご存知の方も多いと思います。解体され、現在はダナンで活躍中とのこと。
個人的にはあんまり(子供が喜ぶ)観光は諦めて、ビーチリゾートメインで予定を組んだほうが無難かな、と思います。
飛行機の時間はややかかる

距離は直行便がだいぶん増えてきたので楽になりましたが、それでもまあまあ時間は必要です。
直行便利用の場合、東京からだと行きが6時間30分、帰りが5時間。関空からだと行き5時間半、帰り4時間30分ぐらいが目安になってきます。
かなり絶妙な時間です。行きさえなんとかなれば、帰りは子連れでもギリギリ許容範囲の時間かな、と思います。
非英語圏

言葉はかなり厳しいです。
子連れの定番スポットといえば、中国語圏の香港、上海、台湾や、英語圏のハワイ、グアム、シンガポール、マレーシアあたりとされる事が多いです。実際、このあたりの国々は言葉は割となんとかなる。中国語は同じ漢字圏だけあり雰囲気はなんとなく伝わりますし、英語圏は英語なのでまだ読める事が多いです。
一方、ベトナムはかなりベトナム語です。一応アルファベットではあるのですが、本当何書いてあるのかわからない。これが結構ローカルなエリアに行くと厳しいです。
ただある程度のランクのホテルや、観光客が多いエリアは英語表記がある事が殆どです。ただコンビニとかスーパーぐらいだと、とにかくベトナム語ラッシュですね。これが結構きっついです。
これはどの程度ローカルな場所に行くかにかかってるので、人によってはあまり気にならない場合もあると思います。ただ行く方はある程度覚悟して訪れたほうが良いかなあと思います。
子連れ ベトナム・ダナン のモデルコース

では具体的な場所をご案内する前に、ダナン旅行のイメージモデルコースをご案内します。プランは3泊です。…で、このプランを3泊4日というか、3泊6日といっていいのか、かなり悩む割とトリッキーなプランです。
羽田発のLCCのベトジェット利用を想定したプランとしてます。お値段は安いですが、日本を深夜2:30に出発して、深夜1:00に帰ってくるかなりトリッキーなプランです。ただその分、時期によって値段も信じられないくらい安くなります。(家族3人で75000円切りとか)
ただ、ベトナム航空の直行便も、成田が10:00発、関空が9:30発と行きは常識的な時間なんですが、帰りが成田が0:20発、関空が0:30発と深夜便になっちゃうんですよね…。なのでだったらベトジェットでもいいのかなーと個人的には思ってます。この辺りは予算と好みの問題ですね。あと行きは現地の8時ぐらいに着きますが眠いと思われますので、なんとかホテル側とはアーリーチェックインの調整をしておきたいところ。
いい意味では日程をフルに使えるのですが、悪い意味では特に行きがしんどい日程になってます。行きさえ乗り越えちゃえば帰りはまだなんとかなる範囲かなー、という感想ですね。
五行山とホイアンは一応いれてみましたが、楽しめるかはお子さんにもよると思います。行くにしてもさらっとぐらいが良いかと。お子さんによっては諦める、も大事だと思います。大人は楽しめるんですけどね。どちらかにするならホイアンにして、カフェでジュースとか飲ませると喜ぶかなあと思います。
モデルコース案
1日目:移動日&深夜便でぐったり日

前日23:00 浜松町発(東京モノレール)
前日23:18 羽田空港国際線ビル駅着
2:30 羽田空港発(ベトジェットエア)
(搭乗時間 6:10、ここから現地時間表記)
6:40 ダナン国際空港着
7:30 ダナン国際空港発
8:00 シェラトングランデダナン着
(ホテルでのんびり…する事しかできないと思います)
12:00 シェラトングランデにて昼食
16:00 ホテル発
16:30 Danang Souvenirs & Cafe カフェ休憩&お土産購入
17:00 ビンコムプラザダナン スーパーで必要品購入&プチショッピング
18:00 ブリリアントトップバー ディナー
19:00 ドラゴンブリッジ鑑賞&ソンチャナイトマーケット
20:30 ホテル着
2日目:ホテルでのんびり&ホイアン観光

(日中帯はせっかくのプール&ビーチを楽しむ)
12:00 シェラトングランデにて昼食
16:00 ホテル発
16:30 Restaurant & Cafe Tuấnで早めのディナー
17:30 ホイアン到着、観光
(ランタンのライトアップ見ながら適宜カフェ休憩など)
19:00 ホイアン発
19:30 ホテル着
3日目:インターコンチネンタル満喫

11:00 シェラトングランデ チェックアウト
11:15 五行山観光(奥いくとしんどいので無理のない範囲で)
12:00 Laluna Bar & Restaurant
13:00 シェラトングランデ発
13:30 インターコンチネンタル着 チェックイン
(せっかくのインターコンチネンタルなのでゆっくりと)
18:00 インターコンチネンタルでディナー
4日目:深夜便で帰国

12:00 インターコンチネンタルダナン チェックアウト
(チェックアウト後も少しホテルを探検)
14:00 インターコンチネンタルダナン発
15:10 ダナン国際空港着
18:10 ダナン国際空港発(ベトジェットエア)
(搭乗時間4:50、ここから日本時間表記)
25:00 羽田空港着
(この時間だと若干バスは無くも無いですが、空港付近のホテルに泊まるのが無難だと思われます)
想定予算
…かなりダイナミックなプランではあるので、人によってはいやいやいや、と思うかもしれませんが、ベトジェットはタイミングによってかなり魅力的な運賃を出してきてくれるんですよね。最安値だと往復25000円程、時期によって30000円台の場合も多いので、この料金はかなり魅力的な設定です。
これベースで予算を組むと以下の通りになります。(大人2、子供1を想定)
航空券(羽田~ダナン往復) 3名90000円
ホテル シェラトングランデダナン 2泊 50000円
ホテル インターコンチネンタルダナン 1泊 60000円
ホテル 羽田空港のビジネスホテル 1泊 10000円
上記で210,000円になります。インターコンチネンタルがかなりお高めなので、予算を押さえたい場合にはもう少しホテルランクを落とす事になります。また、ベトナム航空で手配すると一気にお値段が倍近くなるので、この辺りも悩みどころですね。
現地の飲食費用は本当にピンキリなので、インターコンチネンタルとかで食事したら当たり前に10000円は超えてきますし、逆にローカルレストランとかだと当たり前に2000円を切ってきます。このあたりはご希望によりますね。あとタクシー等の移動費は15000円見ておけばいいかな、くらいで済むはずです。
という事を考えて、全体でざっくり25万円前後かな、といった感じですね。ホテルのランクをおとすとあっさり10万円ぐらいは下がってくると思うので、この辺りはお好みで決めて頂ければと思います。インターコンチネンタルやめて、市街地に1泊すると20万円切ってきますが、それでも結構楽しめると思います。
もしもっと日程を延ばせるなら
がっつりビーチリゾートホテルをたくさん楽しみたい場合には、ダナンにはリゾートホテルが続々とオープン中。適宜ホテルチェンジしながら、リゾートライフを楽しんでいただければいいと思います。お子さんが小さいなら、ホテルだけでも飽きずに、楽しめると思います。
ただ別の場所に行きたいとなると…。現実問題、ハノイとかホーチミンはやはりあまり子連れだとおススメできないんですよね。なので、子連れという制約があるなら違う国とセットで訪れる事になります。リゾート観光ではない、シンガポールか台湾あたりは直行便もあるので、この辺りとセットで訪れるのがおすすめかなあ、と思います。
子連れベトナム・ダナンのおススメホテル
ここでは、ダナンの子連れおススメホテルをご案内します。
シェラトングランド ダナンリゾート

私が特に子連れでおススメするのは、シェラトングランデ。子供向け施設が非常に豊富で、写真のようなプレグラがあるのはまず有難い所。

こんな感じでおもちゃ部屋も更に別にあります。さらにもう一室、ゲーム部屋もあったりするので子供がいろいろ遊ぶには最適です。

もちろんキッズプールもしっかり完備。メインプールも非常に大きいので、大きめのエアボートとかあると子供はかなり喜んで遊べると思います。ただメインプールは普通の深さ(大人なら足は付きますが)なので、この点だけは注意頂いたほうが良いかなと思います。

朝食会場いんはキッズコーナーもあり。甘い系のものが置いてありますね。こういう感じなので、かなり子供にはフレンドリーなホテルだなーと全体的に感じました。
前述しましたが、ルームサービスのキッズメニューは100000ドン前後(500円程度)なので、お部屋で安心してご飯を食べさせられるのもポイント高いです。こちらはかなり子連れおススメ度高いです。
宿泊の詳細レポートは次の記事にまとめていますので、こちらも併せてご覧ください。

インターコンチネンタル ダナン サンペニンシュラ リゾート

続いてインターコンチネンタル。こちらはかなりお値段が張るホテルではありますが、その分やはりラグジュアリーな雰囲気が魅力のリゾートホテルです。
まずはキッズルームが写真のとおりで、めちゃくちゃ雰囲気がいいんですよね。これだけ雰囲気がいいキッズルームってのもびっくりしてしまいますが…。

キッズルームは1つですが、2階もあり滑り台もありとなかなかの広さがあるので、うちの子供たちはかなりお気に入りをしていました。この雰囲気があるのは魅力的ですね。

あとこちらはメインプールは子供NGです。なのでキッズ専用プールで遊ばせる感じになりますね。キッズプールは深さも2段階あるので、かなり小さいお子さんでも遊べて安心だなーという印象です。
ただいずれにせよ、あまりプールには力入れてない印象でした。すごい広いプライベートビーチがありますからね…。ビーチ推しなんだと思います。なのでせっかくなのでビーチで遊びたいところではあります。

あとはこんな感じで小型船のブランコがあったりとか。こういう細かいのも雰囲気がすごい良いんですよね。

あとは猿の来襲が定期的にあったりとか。猿は本当たくさん見るので、窓の戸締りはしっかりしてください。ただかなり近い場所で猿を見れるので、うちの子はかなり喜んでいました。

あとは子供向けグッズもチェックインの時にもらえたりとか。こういうの良いですね。
なお、各レストランにはキッズメニュー完備です。お値段はスモールプレートで何種類かあって全て129000ドン(645円程度)、ビックプレートが何種類かあってこちらも全て208000ドン(1040円程度)。フレッシュジュースは175000ドン(875円程度)、デザートは119000ドン(595円程度)です。まあまあしますね!インターコンチネンタルなので、まあこのくらいはするでしょうね…。
全体的にすごい雰囲気が良いホテルなので、その雰囲気を崩さないように、でもキッズフレンドリーな感じがすごいありました。お値段は全体的にお高めで、レストランとかも控えめで食べても家族ずれだと10000円オーバーは確実なので、この点は十分注意する必要はあります。ただ、その価値はあったかなと。行ってよかったホテルです。
ただ子供目線でみると正直シェラトンのほうが楽しいのかもなーというのは、隠せない本音ですね。大人目線だとこれだけラグジュアリー感がかなりあるし、ベトナム感も非常にあるので、大人も楽しみたいんだよ!って時にはありだと思います。子供も楽しめないわけではなく、しっかり設備はそろっているのでもちろん楽しんでいました。どういったホテルを求めているかで、使い分けるところかな、と。
こちらのホテルの詳細は以下をご参照下さい。

ノボテル ダナン プレミア ハン リバー

こちらはリゾートホテルではなくシティホテル。ただ航空便や観光の日程によっては泊まる方もいると思うので、参考までに。こちらはダナンで特に現地の方に人気の高いホテル。前で写真撮ってる方多数。お部屋によっては洗濯機があるタイプも。私は洗濯がしたかったのでこちらのホテルに宿泊しました。
シティホテルでキッズルームあるタイプって嬉しいですよね。こちらもこんな感じでキッズルームがありました。

さらにプールにもキッズプール完備。ハン川を見ながらのんびりプールも良いかもしれません。ただ大通り沿いなのでやや排気ガス臭いな…というのは本音でしたが。
すぐ近くにカフェもありますし、エッグコーヒーとかもそちらはあったのでシティホテルとまるならこちらはおススメ度高いです。お値段もそこまで高いわけではないですからね。
こちらのホテルの詳細はこちらをご覧ください。

子連れベトナム・ダナンのおすすめ観光スポット
はっきり言って、子連れに全力でおススメできるスポットなのかというと難しいのですが…。行くとしたら以下だと思います。いずれも定番スポットですが、お子さんに合わせて訪れてみて下さい。場合によっては早めに切り上げる等もポイントだと思います。
世界遺産ホイアン

子連れでいくならここかなーと言った感じ。
確実に子供より大人が楽しい場所です。お子さんによるとは思いますが、子供はそこまで楽しくないんじゃないかな…。ただ、ダナンからのアクセスが比較的便利(タクシーで40分ちょっと、ホテルが南寄りならより近くなります)ですし、なにせ世界遺産なので。是非いきたいところ。
基本的には何かする場所ではなくて、のんびり街歩きをする感じです。古き良きベトナムの旧市街といった感じ。のんびり街歩きをしてるだけで楽しいです。女の子連れなら子供用アオザイとか買ってみても可愛いと思います。言い値聞くと300,000ドン(1500円程度)とか言われましたが、交渉で240000ドン(1200円)程度にはなりました。ただそれでもなんか物的には高いような…。最初っから値段聞かずに、150000ドン(750円程度)ぐらい?って提示していくのがいいかもしれません。

あとはとにかくいい感じのカフェが多かったので、ドリンク休憩でフレッシュジュースとかケーキとか食べさせて機嫌取るしかないですね。さらっと1~2時間ぶらぶらすれば割と満足できるので、まあそのくらいなら子供もついてきてくれると思います。
五行山

ここはあんまり子連れおススメしませんが…。ただダナン中心部から15分くらいで付くので、アクセスはめちゃくちゃ良いです。
大人だけだと楽しいんですよ、密教寺院で、すごい雰囲気があるんですよね。洞窟の中に大仏像があったりとかして、すごい神秘的な感じで良いんです。
ただ、子連れでいくかと言われれば…うーん…。エレベーターは行きのみで、しかも途中までしかなくて、それ以降かなりの距離を階段で上り下りしながら行かないといけないので、大人だけでも正直結構きつくて大変です。それを子連れでっていうのはより厳しいかもしれない…。

ただ近いしですし迫力はあるので、全部回るのは諦めて、エレベーター近隣の所だけちょろっとまわっておしまいにする、とかいうならアリだと思います。お子さんが行けそうなら最後までいってもいいですが、ほんと工程が長いのと階段がとにかく多いのは気を付けてください。
連れて行ってみて、子供が楽しんでいれば続行、楽しめなさそうなら帰る、という割り切りをしていく場所ですね。大人はこういうスピリチュアルなスポットが好きな人にはかなり楽しい場所です。
ビンコムプラザ

ダナンの現地ローカル系ショッピングモール。現地の雰囲気を味わいたいならここ。スーパーもはいっているのでばらまき用のお土産を買うにはいいかなと思います。
さらっと見ましたが、正直あんまりなー…というのは正直な所です。正直、きちんとしたお土産を探すなら次にご案内するDanang Souvenirs & Cafeのがおススメ。ただ綺麗なショッピングモールなので、ダナン現地の雰囲気がたのしめるんですよ。なのであまり買い物とかは期待せず、 ダナンのモールってどんな感じなんだろう?ってぶらぶらしながら入る分にはおススメです。

こちら、こんな感じですごい広いキッズルームもありはしたのですが、平日の夜だったのですがめちゃくちゃたくさん人がいて大人気でした。すごいなベトナム…。tini worldというベトナムでは人気のプレグラのようです。なんでも、会員は水曜日に割引特典があるのでめちゃくちゃ混むのだとか。確かにこの日は水曜日だった。なので水曜日は避けて行ってください。
料金は大人1人+子供1人セットで60000ドン(300円程度)。安いですね。とにかく広いので、水曜日を避けて訪れて、お子さん遊ばせながら軽くモールを見る、とかいう使い方なら良いのかなーと思います。
Danang Souvenirs & Cafe

おみやげ買うならこちらがおススメ。カフェとお土産屋さんがセットになった場所です。カフェエリアが一部喫煙可なのが玉に傷ですが、お値段的に観光客向けなので人はそんなにいないはず…。
何が大事って、座席があるので親どっちかは子供みて、どっちかはお土産選びに専念できる事ですね。ここは室内にちょっとしたブランコもありましたし、ケーキとかアイスもあるので、子供の休憩にはもってこい、といった印象。あとはもう困ったらここでYoutubeでも見せるしかないです。

お土産は普通にモノがそろっている印象でした。というか、一部はインターコンチネンタルのホテルのお土産屋さんでみた気がする…。値段もこっちのほうが安い…。というので、きちんとしたお土産があるので、普通に選びやすいのがポイントですね。コーヒーとかチョコレートとかあります。お値段はややお高めにはなりますが、物も良いのでお土産買うならここはおススメです。
ドラゴンブリッジ&ソンチャナイトマーケット

ここは無難に来て良いと思います。ドラゴンブリッジ。火は週末にしか吐かないので、タイミングがあったら是非行ってほしい。ただ時間は結構厳格でしかもそんな長くないので、ちょっと早めにいくのがおススメ。あとめちゃくちゃ混みあって、周辺の交通渋滞もかなり酷いので、すこし離れたところでみるのが子連れ的には安全だとおもいます。まあまあ火吹くので念のため離れておいたほうがいい、という意味合いも含めて。

このあたりは夜景も綺麗なので、お散歩にはぴったりです。人もたくさんいますが、そんなに治安が気になる人混みではないですね。雰囲気はすごい良かったです。ただ、スリには気を付けておいたほうが良いと思います。あと人多いのでお子さんと離れないように。
夜景の感じがベトナムらしく、色彩が豊かなのが面白いですね。

あとはナイトマーケットもこの界隈でやっているのでおススメ。食べ物もありますが衛生面どうなのかはかなり怪しいので、あまりおススメしません…。子連れでお腹壊すと悲惨なので。ベトナムですからね…。
食べ物以外にもベトナム定番の切り絵とか、変なおもちゃとか売ってたりするので、少し財布のひもを緩めても良いのかもしれません。ただ観光客向けにまあまあの値段は取ってくると思うので注意。
ダナン旅行の注意点

一個だけ注意点を。
ダナン国際空港からの航空便を利用する前には、3時間前到着で行くことを強くおススメします。
これ本当に。理由は、チェックインカウンターと出国審査の進みが尋常じゃなく悪い。特にLCCの場合最悪です。
何故かはわからないのですが、ダナン国際空港はマシンチェックインじゃないんですよ。今のご時世に人力チェックインなんです。普通にびっくりした。で、LCCならもちろんそこに人さかなないので、チェックインが滅茶苦茶長蛇の列になって大変な事になってます。
ハノイ・ノイバイ国際空港は普通にマシンチェックインだったんですけどね…。なんでダナンだけ。謎です。
あとダナンはバス搭乗もかなり多いです。バス搭乗だと搭乗時間がかなり前倒しになるので、これも早めに行ったほうがいい理由です。LCCだとかなりの確率でバス搭乗です。
更にベトナムの空港って割ときっちりセキュリティチェックして、靴も脱がされてベルトも取らされてかなり徹底してるんですよね。かなり厳しめな印象。なので出国審査もセキュリティチェックも時間がかかるかかる。時間帯にもよると思うのですが、めっちゃ待ちます。
…というのを知らず、私は2時間前に空港着で行ってしまったんですよね。それでも空港着く時間が朝7:30で、あんまり早くいってもな…という面倒くささがあったのは事実です。ただその結果、私、人生初、空港で名前呼び出し食らいました。家族四人分。超恥ずかしい。絶対その場にいた日本人に(LCCで家族連れできて名前呼び出されてるんじゃないよ…)って思われたに違いない。
しかも呼び出された時点でまだセキュリティチェック前。本当今までの人生で一番焦りましたね。本当びっくりした。そっから騒いでセキュリティチェック通過して、私だけダッシュで搭乗口まで走って「いるから!乗るから!」アピールをすごいして子供と妻を待つという滅茶苦茶焦る事をしました。この旅中で一番焦った。なんとか間に合ったから良かったけど…。家族連れで乗り逃がしたらシャレにならないですからね。

敗因はジェットスターのカウンターで40分並んでたからだとは思うんですが。こんな並ばされるとは…。マシンチェックインいれてよ本当…。というので、皆様は3時間前到着を本当おススメします。特にLCCの場合は本当に。ベトジェットとか、ツアー客が殺到して信じられないぐらい並んでましたからね。
写真はベトジェット。時間が朝7:30という違いはあるとは思いますが、ツアー客とかとかちあっちゃうとこのくらい並びます。本当地獄です。信じられないぐらい長蛇の列になってました。注意してくださいね。
さいごに

以上、ダナンの子連れ観光についてご案内しました。
一言で言えばダナンはビーチリゾートです。ぶっちゃけて言えば、ハワイ、グアムだと予算的に厳しい場合にダナンになるのかなと。ただここ数年で一気に開発が進んできた印象があり、とにかく大型のビーチリゾートホテルが多いのが特徴ですね。
全体としてベトナムの印象はとにかく若々しい国だなと。フレッシュで元気なんですよね。ホテルの人も若い人が多く、みんな一生懸命対応してくれていて、すごい快適に過ごせました。これからの国はいいですね、エネルギーに満ち溢れています。
比較的お手頃な値段で、かなり豪勢な旅が楽しめるので、ダナン、おススメです。観光が微妙(あくまで子連れには。大人はかなり楽しいです)な点だけは差し引く必要がありますが、そこらへんはお子さんにもよると思うので、臨機応変に対応しながらやれば、満足した旅ができるのではないでしょうか。