日本国内の両替
国別両替まとめ
中国の物価はいくらぐらいなのでしょうか。成長著しいエリアですので、物価はかなりあがってってどの程度なのでしょうか?イメージ的には安いという印象がありますが、実はそこそこするよ、といったような情報もあったり、具体的にどれくらいかとなると結構分かりにくいものです。
中国といっても広いので、ここでは北京を対象に物価を調べています。物価としては香港のほうが高いので、香港を別項目として建てています。こちらも必要であればご覧ください。
ここでは私が、日本人に人気の世界14ヵ国の情報を集め集計し、物価を比較しました。まず、日本を100%とした場合の、各国の全体の物価を比較した結果が以下の通りです。
こちらでざっくり全体の傾向が分かるかと思いますが、中国・北京の物価は日本の5割程度。だいたい台湾やタイといった国と、物価としては同じくらいになります。
これは全体の傾向なので、もう少し具体的なお値段が出てこないと、イメージはわきにくいかもしれません。そこでここでは、特に旅行する上できになる、飲食費、交通費、宿泊費がどれくらい差があって、どれくらいかかるのかをまとめました。では、具体的な内容をご紹介します。
では早速、飲食費から。中国でコーラやマクドナルド、タピオカミルクティーやレストラン等のお値段を、日本円に換算して各国のデータをまとめています。結果は次の通り。
こんな感じで、北京の飲食費は日本と比べると、大体7割ぐらいのお値段になってきます。比較が難しい所ですが、思ったより高いな、と感じた方も多いかもしれません。
大体タイと同じぐらいですね。タイも最近ちょっと飲食費が上がり気味なので、まあこんなもんといった感じでしょうか。ベトナムや台湾等よりはちょっと割高なお値段ではあります。
では具体的にいくらなのか、見ていきましょう。
最初はコーラ。北京だとどのくらいになるのでしょうか。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 139 |
中国・北京 | 56 |
安いです。こういうのは文句なく安いんですよね、中国・北京。東アジアは物価上昇が著しいですが、それでもやはり落ち着いているのが中国だと思います。
そして比較しやすいのはやはりもうどこの国にでもあるタピオカミルクティー。こちらは台湾の定番店、ゴンチャのお値段で比較します。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 490 |
中国・北京 | 288 |
これは日本人的にはかなり安く感じるのですが、東アジアだと結構高い方に入ります。韓国よりは安いんですが、香港とそれほど変わらないくらいですね。こういう飲み物系は他の物価のわりに、中国は高いイメージがあります。
あとはやはり食費を比較するならマクドナルドですね。こちらはビックマック「セット」で比較しています。日本でも単品のお値段は高く感じますが、セットは普通のお値段になるとおもうんですよね。なのでこちらのお値段で比較します。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 690 |
中国・北京 | 480 |
半額とまではいかないですが、結構割安です。やはり東アジアとしてはお値段やすめの中国ですね。
そして〆は鼎泰豊。こちらは中華レストランでも台湾系ですが、東・東南アジア各国から、欧米まで出店しているので物価を比較するには結構ちょうどよいです。ここでは、私が個人的に好きな小籠包10個と、海老チャーハン、そしてほうれん草のニンニク炒めを頼んだ場合のお値段で比べます。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 3,300 |
中国・北京 | 2,416 |
こちらも結構割安に感じるお値段ですね。東南アジアだとさらにぐっとお値段はさがってくるのですが、中国だとこれくらいのお値段です。これくらい下がってくれると嬉しいですよね。
では続いて交通費を比較。こちらで比べているのは、市内で走る地下鉄1区間分のお値段と、タクシーを20Km乗った場合の料金で比較をしてみました。結果はこの通りになります。
交通費はかなり各国で差が激しい項目です。中国・北京の交通費は日本の2割程度になってきます。
2割って…って感じですが、これが本当信じられないくらい安いんですよ、本当。個人的にはもうこのお値段なので、タクシーをガンガンと乗り回してしまうのがお得に旅ができると思います。
まずは地下鉄のお値段をみてみましょう。中国・北京と東京と走る地下鉄について、1区間使う場合の料金で比べてみます。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 168 |
中国・北京 | 48 |
いや安いです。そもそも高いお値段のものではない、というのもありますが、それにしても安いお値段です。長距離のってももちろん安いので、ほぼほぼ電車はもう気にしなくていいお値段ですね。中国は電車網もかなり整備されているので、主要都市はかなり便利に移動できます。
そしてお手頃感が更に出てくるのはやはりタクシー。20キロメートル乗った場合の料金で比較してみましょう。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 6,490 |
中国・北京 | 944 |
いや安いですね。日本はタクシーの値段がかなり高い、と言うのはあるんですが、それにしてもこのお値段見せられると圧倒的に安く感じます。
これでも他の東南アジア諸国と比べると、お値段は比較的高い方ではあります。ありますが、まあどちらにせよ安いのであまり問題ないですね。
基本的に北京ではタクシーを乗りつぶすのが無難だと思います。これだけお値段も安いので。気にせずどんどんのっていきましょう。その分いろいろまわるのがお得だと思います。
そして最後に宿泊費です。著名な五つ星ホテルと、快適に過ごせるシティホテル。お値段どのくらいの差が出てくるかをまとめました。
結果はこの通り。日本と比べた場合、半値ぐらい、という数字になります。こちらもやはり、お手頃なお値段です。
では、北京中心部にある著名高級ホテルはいくらぐらいのお値段になるのでしょうか。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 73,445 |
中国・北京 | 32,835 |
こちらを見てもわかる通り、半値以下のお値段になっています。お安い。
日本と比べると半値以下。めちゃくちゃ安いお値段です。びっくりします。2割ほどの日本よりお値段はお安くなってはいますが、このクラスのホテルになるとほとんど誤差レベルかと思います。
北京にはセントレジスやマンダリンオリエンタル、フォーシーズンズ、JWマリオットといった有名なホテルが多数あります。日本の同ランクホテルと比べてこのお値段の差なので、やはりかなりお得に宿泊できますね。
もし予算に余裕があるならこういったホテルに泊まってみると、楽しめると思います。
ここではシティホテルの定義として、ジムがプールが併設されているホテルの中で、お値ごろ感のあるホテル、と定義しています。ただ日本だと正直ジムやプールを利用される方はあまり多くないので、こういった条件を付けると割高気味になってしまっているのは少し割り引いていただければと思います。
具体的には北京だと、アロフトやフォーポイントバイシェラトン、ノボテルやダブルツリーバイヒルトンといったホテルで比較をしてみました。お値段こうなります。
国名 | 価格 (円換算) |
---|---|
日本 | 26,964 |
中国・北京 | 14,295 |
こちらもやはりお値ごろ価格ですね。日本だとビジネスホテルぐらいのお値段に感じます。このくらいのお値段でこういったある程度快適なホテルに泊まれるのは嬉しい感じ。実際泊まってみると、やはり施設も広いですし、思った以上に快適に過ごせると思います。
ということで、中国・北京がどのくらいの物価なのかはここまでで分かっていただけたと思います。
ここからは、これまでの個別の物価の情報から、実際に中国・北京へ訪れる場合の料金についてシミュレーションしてみました。実際ざっくり計算しているだけにはなってしまいますが、参考にはなるかと思います。
ここでは、2つパターンをあげて想定予算を出しています。高級ホテルに泊まってタクシー中心に旅行するリッチなパターンと、シティホテルでお値ごろ快適な旅をするパターン。
なお、実際に旅費を組み立てる上では、ホテル代が多くの割合を占めています。このシミュレーションでもそのような形になっているのでご注意を。あとは、現地の費用になるので、この中に航空チケット代が入っていない点にも注意して読んでください。
最初はまずリッチプラン。高級ホテルへ泊まり、ある程度の食事をして、タクシーに乗りまくるような旅行をした場合のプランです。このようなイメージになりますね。
国名 | 飲食費 (円換算) | 交通費 (円換算) | 宿泊費 (円換算) | 合計 (円換算) |
---|---|---|---|---|
日本 | 43,374 | 38,940 | 220,335 | 302,649 |
中国・北京 | 31,056 | 5,664 | 98,505 | 135,225 |
高級ホテル宿泊プランの計算ルールは次の通りです。(3日分なのは、初日と最終日が移動日になるので、半日分のみ計上するため)
半額以下になっています。安いです。ただ飲食費はそこまで差は出ませんでしたかね。交通費と宿泊費がかなり下がっているのがポイントになってきます。
特に交通費はかなり安いです。気にせずどんどんタクシーを使い倒すのが良いでしょう。
つづいて落ち着いて過ごせるシティホテル。少しお手頃なコースで行動してみた場合の料金も出してみました。
国名 | 飲食費 (円換算) | 交通費 (円換算) | 宿泊費 (円換算) | 合計 (円換算) |
---|---|---|---|---|
日本 | 27,714 | 19,974 | 80,892 | 128,580 |
中国・北京 | 19,440 | 2,976 | 42,885 | 65,301 |
シティホテル宿泊プランの計算ルールは次の通りです。(3日分なのは、初日と最終日が移動日になるので、半日分のみ計上するため)
やはり飲食費はそこまで差がでてこないんですよね。安く感じるのは圧倒的な交通費とホテルの差になってくるかな、と思います。ここらへんをうまく工夫すると、ぐっとお手頃にぐっと楽しめた旅ができるかなとおもいます。
中国・北京でお手頃なのは、交通費と宿泊費。こちらはかなりお手頃なので、ここの予算の使い方で旅の満足度が変わってくると思います。
少し予算をいれればかなり快適に過ごせて、コスパがかなり良いです。せっかくの旅行なのでここはしっかりと調べて快適に過ごしたいところですね。
特に高級ホテルもお値段はかなり抑えられます。せっかくなら1泊くらいしたいところですね。
食事代に関しても、全体的にお安いので楽しめると思います。ただ、飲食店に関しては都市部だとかなりお値段の差が激しいです。お店によってはもちろん高級なお値段がする高級店もあります。(サービスもとんでもなかったりします。そういうところが中国ですね。)
このあたりはきちんとお値段を見ながら、でもお手頃で良いお店も、お値段だして豪華なお店もあるので、プランをきちんと組んでおくのが大事ですね。
このお値段がどうか、というところですね。全体的には結構お安いお値段だと思います。
ただ、特に北京市街地だとお店によっては普通に高いお店もあったりします。例えば今市街地でものすごい勢いで成長していると評判のラッキンコーヒー。テイクアウト中心の、中国のコーヒー店です。お値段は安い飲み物でも21元、336円程度ですね。
さてこのお値段、どうでしょう、日本ではスタバのトールで330円。ベローチェなら220円。これだけ見ると、あまり日本と変わりないようにも見えます。
ものによっては日本に追いついているものもあったりするので、たまに油断するとそこそこのお値段がかかる事もあります。市街地のランチとかでも、そんなに安く感じない事があるお店もあります。
このあたりは要注意です。
とはいえ全体的にはお値段はお手頃です。食事は気を付ける必要はありますが、全体的には割安なので、是非いろいろなものを中国で楽しんでみる事をおススメします。