カンボジア通貨リエル両替ガイド シェムリアップでは米ドルの利用を推奨

カンボジアに限らず、海外旅行をする際には様々な準備をする必要があります。
その中で最も大事なものの一つが、現地通貨。
アメリカならドル、ヨーロッパならユーロ、マレーシアならリンギットといった現地通貨の両替はやり方によっては損する事も多いです。
どこでどうすれば有利になるのかきちんと押さえてから、海外には訪れたいもの。

カンボジアの通貨はリエルです。
ではこのリエル、どこで両替するべきでしょうか?

カンボジアの治安については次の記事でまとめています。
シェムリアップ・アンコールワットへ実際に観光に行って感じたトゥクトゥク利用のポイント

また、アンコールワットの観光案内は次の記事でまとめています。
アンコールワット遺跡群観光案内 実際に訪れておすすめと基礎知識まとめ

カンボジア通貨リエル基本情報

具体的なお話に入る前に、まずはカンボジア通貨の基本的な情報をまとめます。

  • 正式名称
    • 「リエル」が正式名称です。英語表記で「Riel」と表記します。スリーレターコードは「KHR」です。
  • 補助通貨
    • ありません。
  • 流通している紙幣・貨幣
    • 紙幣は50、100、500、1000、2000、5000、10,000、20,000、50,000、100,000の十種類が流通しています。
    • コインは50、100、200、500が一応あるようですが、町中で見かけることはありません。基本的に紙幣のみしか使わないです。
    • 観光客が主に見るのは100~2000リエル。
      • 50リエル紙幣は現在はほぼ見ません。100リエルが最低単位です。これ以下の値段は設定されることがないため、端数も出ません。
      • 5000リエル以上の紙幣を見ない理由は、1ドル=約4000リエル換算されると、おつりとしてこれ以下しか受け取らないためです。これ以上の通貨は見る事は無いですし、大きいリエルは信頼されておらず断られることがあるため、受け取らないほうが良いでしょう。
  • レート
    • 1ドル=4000リエルで基本的に固定されています。詳細なレートはyahoo.comの為替レートページを参照下さい。
    • 大型のスーパーなどきちんとしたお店では、為替レートに応じて1ドル=4100リエルになったり1ドル=4200になったりします。店頭にもその旨表示されている事が多いはずです。
  • リエルの使用頻度
    • 1ドル以下のおつりの場合でしか、使用されていないのが実情です。
    • カンボジア国内では、全体の取引の約8割がドル建てになっています。それだけリエルは信頼されていません。

ざっと知っておきたいのはこのあたりでしょうか。
これを踏まえて、両替についてご案内します。

結論

まず結論から入ります。

  • そもそも日本国内ではカンボジアリエルは手に入りません
  • 現地(特にシェムリアップやプノンペンといった観光地では)はほぼ100%米ドルが使えます。逆にリエルを見るほうが少ないです。
  • 米ドルの両替レートはカンボジアのほうが若干良いですが、治安面で不安があります。
  • このため両替は日本国内で米ドルにしてからの入国をお勧めします。
  • なお、米セント貨幣は流通しておらず、ドルで払ったおつりはカンボジアリエルで来ます。リエルの入手はその程度で十分です。

といったところで、要はカンボジアいくなら日本でドルを両替して持っていくのがお勧め、ということです。

ここではお勧めのドル両替方法と、カンボジアで必要となるドル金額をまずご案内します。
またより詳しく事情を知りたい方向けに、より詳しいカンボジアの現金事情をご案内します。

カンボジア・日本国内のドル両替レート比較

では具体的にカンボジアと日本では、ドルの両替レートはどのくらい異なるのでしょうか。

カンボジア国内のレート

カンボジア国内のレートはWebで確認可能です。
ここではカンボジア最大手銀行のACLEDA Bankと、同じく第二位のCANADIA BANKのレートは以下の通りです。
それぞれ2018/05/09のレートになります。

種別店舗名購入レート
(米ドル)
カンボジア銀行ACLEDA Bank111.20
カンボジア銀行CANADIA BANK111.23
タイ両替商(参考)SUPERRICH THAILAND109.79

このレート、後述しますが日本のレートとはそんなに差がありません。
大体10000円両替して、やっと50円差がでるかどうかといったところ。
正直銀行まで行くトゥクトゥク代のほうがもったいないレベルです。
このため基本的には日本での両替をお勧めしています。

ただ例外がタイです。
カンボジアの隣国タイは、治安が良好なのにも関わらず、両替レートは世界的に見てかなり良いです。
ぶっちゃけタイで1回バーツに変えてドルにするのが一番レートは良いです。
このタイミングでは表記のレートくらいの差がありました。
そのため、タイと同時に訪れる方はタイでドルを用意しておくとお得に行けます。

とはいえそれでも10000円あたり200円程度の差額が関の山。
両替のためにタイにいくと本末転倒なので、近いのでセットで行きます!という人向けの豆知識です。
カンボジアだけの人は日本で両替しておくのが無難でしょう。

日本のレート

ドルの両替は、外貨宅配をお勧めしています。レートが良く、かつ事前に準備ができるためです。

ドル両替に関してはFX口座の開設を薦める方も多いです。
確かにFX口座のほうが最終的なレートは良い場合が殆どです。
ただ、FX口座は証券会社に申し込みが必要で、手間と時間が結構かかるのが難点です。
ドルが流通する海外に多くいくのであれば別ですが、あまりいかないのであれば、ちょっと手間がかかりすぎます。
(なお、大体10000円あたり200円程度得するレベルです。この差のために証券会社にわざわざ口座作るかというと・・・)
外貨宅配は実店舗よりはレートが良い事がほとんどで、かつ、口座振込or代引のみで申し込めて楽なので、こちらをお勧めしています。

以下で、代表的な外貨宅配+店舗のレートを比較してみました。
2018/05/09の例ですので、最新状況はウェブで再確認ください。

種別店舗名購入レート
(米ドル)
店舗(銀行)みずほ銀行両替レート112.30
店舗(成田空港両替)GPA 外貨両替専門店111.81
外貨宅配ゆうちょの外貨宅配112.43
外貨宅配Travelex 外貨宅配111.87
外貨宅配JTBの外貨両替112.56
外貨宅配外貨両替ドルユーロ111.70

上記から、外貨宅配を利用するのであれば店舗よりも安い、外貨両替ドルユーロがお勧めです。
カンボジアと比べても10000円あたり50円程度なので、ほとんど差がありません。
現地での手間を考えると、日本国内での両替をオススメしています。

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こちらをお勧めする理由は、以下の3点からです。

  • 設立から5年以上と運営歴が長く、年間取引高80億円以上と取扱い実績が豊富。利用者の口コミも多い。
  • 最低両替額の設定がなく、いくらからでも両替が可能。
  • レートは店舗よりも良い事がほとんどで、国内最安値クラス。

オススメは外貨両替ドルユーロです。こちらは外貨宅配専門店となるため、レートが他と比較して良いことがほとんどです。
特にマイナー通貨のほうが目立ってレートが良いのですが、ドルも店頭の両替店と比べるとレートが良いことが多いです。
事前に準備した上で空港にいける事もメリットですね。

私自身も、外貨宅配を実際に使用しています。使用した際のレポートは、以下の記事をご参照下さい。
【クーポン情報あり】外貨両替ドルユーロ通貨別レート徹底比較&利用レポート

なお、外貨宅配の場合、一番安い場合(口座振替)でも送料400円がかかるのは注意事項です。
少ない金額だと、送料分損してしまうことがあります。
10万円以上両替して口座振替の場合には、送料が不要になるので基本的にはこちらをおすすめしています。
実際どのくらい両替額が必要かは、次に説明します。

カンボジアにはいくら米ドルを持っていけばいいか

両替金額ですが、現地の物価は異様に安いですが、基本的には現金払いです。
さすがにホテルはクレジットカード使えますが、それ以外は現金の場所が多いため、ある程度の額を持参したほうが良いでしょう。

個人的な経験だと、2泊3日2人分であれば、現金10万円分は両替しておいたほうがいいかなと思います。
具体的な費用について、以下に示します。

  • 入国ビザ(入国時手続きの場合) 30$
  • 空港タクシー(中心部まで) 10$前後
  • アンコールワットチケット 3日券62$
  • トゥクトゥク 1日30~40$
  • 食事 1回1人当たりランチ10$~ディナー$30~(観光客向けレストランの場合)

という事を踏まえますと、出入国で100$+1日100$、といったところが最低限。
これにプラスして、余裕を持たせるために、1人1日あたり50ドル、更に余裕を見るなら100~200ドル程度多めにあると安心できると思います。
私自身は3泊4日(但し最終日はAM7時の便だったので滞在は実質3日)で二人で行く場合に、10万円分両替して持っていきました。
これくらいあっても多少余った程度でしたので、これくらいか、もう少しあっても良いと思います。

10万円であれば、日本円からドルにして全く使わず円に戻したとしても5000円損するくらいです。
もちろん現地でも両替はできますが、治安面で不安が多いですので不足するくらいなら多めに両替しておくことをお勧めします。
また今後、ほかの外国に観光に行く場合には、ドルであれば現地で両替もできるでしょう。
多めにもっておいても、残しておいてそこまで損はないと思います。(レートが変わって損することはあるかもしれませんが)

カンボジア現金事情

ここからは、より細かいカンボジアの現金事情についてご案内します。

日本ではカンボジアリエルは両替できない

まず、日本国内ではカンボジアリエルを扱っているところはありません。
もちろん日本国内の各空港の両替所でも、両替として取り扱っている場所自体がありません。

例えば成田空港では、シンガポールドル、タイバーツ、マレーシアリンギットといった東南アジアの主要通貨は大体取り扱っています。
インドネシアルピアやベトナムドンも取り扱われます。
ですが、カンボジアリエルは取り扱いがありません。

比較的行く人も多いのに、なぜでしょうか。
一番の理由は、そもそもカンボジア国内で自国通貨であるリエルの信頼性が低い事です。
現地では、米ドル利用が中心となっています。

カンボジア国内では米ドルの流通が主流

現地のカンボジア人向けのよっぽどローカルな場所であれば別かもしれません。
ですが、基本的にカンボジア国内で、特に観光客が訪れるシェムリアップ・プノンペンといったような都市は、基本的に米ドルが使えます。
特にシェムリアップ界隈は、アンコールワット観光の外国人だらけです。
むしろ米ドルしか見ない、といってもいい位です。

例えばこちらは外国人観光客向けのレストランのメニューです。
こんな感じで、表記は米ドルのみ。リアルのレートは書かれていません。
また一部のコンビニなんかでも、米ドルの値段しか書かれていません。

シェムリアップ レストランメニュー

シェムリアップ コンビニ

ドルのみでない場合ももちろんあります。
この場合でも、ドルとリエルは併記されています。
街中でドル記載がないものは、私自身は見かけませんでした。

シェムリアップ コンビニ

ここはどこの国なんだっていうくらい、基本的に米ドルオンリーです。
私自身はアメリカ本土に訪れたことがなく、初めてのドルデビューはカンボジアになりました。

両替レートはカンボジアのほうが良いが、治安面で不安

アンコールワット

そんな感じなので、米ドルがあればカンボジア観光はできます。
レートはカンボジアのほうが良いです。
ですが、自信がある方を除き、両替は日本国内でするのがお勧めです。
レートの良しあしが、とかそういう問題ではありません。
治安面で、カンボジアでの両替は個人的には避けたほうが無難かと思われます。
海外にある程度慣れていて、自信がある人はいいと思いますが。

やはりカンボジア、かなり警戒心高めでいることが多いです。
治安はあまりいい場所ではありません。
街中に普通に麻薬ピザ屋があるっていう伝説があるほどです。(本当かはわかりませんが)
そもそも入国ビザを空港で申請する際に、写真を忘れても1~2ドル払えば写真を張らなくていいっていうシステムがよくわからない。
そしてそれも堂々とワンダラー!って請求されるのもよくわからない。
お前それ絶対くすねてるだろ、っていうのがつい最近でも続いているのがカンボジアです。
という感じで入国からそんな感じなので、警戒心基本的に結構高めなんですよね。
空港でそんな感じだと町中の両替所なんかどうなっていることかと。

勘違いしていただきたくないのは、私が行った際のトゥクトゥクのドライバーさんとかはすごい生真面目できちんと案内してくれました。
現地のツアーガイドの方もすごい親切に対応いただいたので、いい印象ももちろんあります。

ですが、100人が100人いい人かといわれると、まあそうではないのは何処の国でも同じです。
結構、現地の人押しが強い人も多く、場合によってはかなり問題がある人もいます。
観光客多いので仕方ないんでしょうけど。かつ慣れない英語でビビってるってのはあるとは思います。
それを差し引いても、大阪のおっさんおばちゃんとおんなじのりでセールストークをされてるだけなのか、はたまたガチで悪質な人なのかは、正直観光客だと判断しずらいんで難しいんですよね。
それがカンボジア国内でしかも英語でされると、ちょっと圧倒されますし、どういう風に疑っていいのかもよくわからないです…。

日本国内で、米ドルに換えての入国がお勧め

ということで、個人的には素直に日本国内で両替するのをお勧めします。

米ドルであれば、他のアジアの国の通貨と比べた場合、日本国内で両替する場合のレートの良さが全然違います。普通に5~6倍は違います。
10万円両替して、使わずに円に戻したとしても、損するのは5000円くらい。
片道だと大体2500円くらい損はしていると思います。
ですが、日本で変えておけば小額通貨多めにもでき、疑われない綺麗なドル紙幣で渡されます。
しかも偽札をつかまされる事はあり得ないでしょう。
安心感から考えると、圧倒的に国内の両替がお勧めです。

シェムリアップ国際空港

ただ10万円両替するのに2500円の両替損がどうしても許せない方は、カンボジア現地で両替してください。
空港が一番レートが悪く、町中がレートが良いという基本は同じです。
空港で多少両替して、町中でがっつり両替するのが一番お得ではありますが・・・。
警戒心をきちんと持って、偽札をつかまされない自信がある方のみですね。
基本はお勧めしません。
個人的には2500円くらいなら、安心を買うための必要経費だと思っています。

例外:タイと同時に訪れる場合はタイでの両替がお勧め

但し、例外ケースがあります。
日本人にも人気の国、タイです。治安も比較的良好で、カンボジアのお隣にありますね。
長期間の休みを取れた人は、タイとカンボジア、両方訪れる方も多いかなと思います。

実はタイ、どんな国の両替レートも非常によいという特性があります。
なので、タイで日本円をバーツにして、バーツをドルにしても、全然まだお得なのです。
二回分手数料がとられる計算にはなるのですが、それでもお得です。

ですので、タイへ訪れてからカンボジアに行く人であれば、この作戦は有効です。
ただまあ繰り返しますが、10万円両替しても2500円のレベルなので、できなかったとしても諦めがきくレベルではあるかなと。
たまたま同時にいくなら少しお得ですよ、くらいで覚えておいていただけるといいかなと思います。

米セント貨幣は流通していないため、ドルのおつりはリエルで出る

これまでドル両替前提のご説明をしました。

ですが、実際町中で使っていると、リエルを全く入手しないわけではありません。
何故か米セント貨幣は町中では一切流通していないため、1ドル以下のおつりはリエルになります。
そのためリエルを入手することは結構多いです。

街中の相場は基本的に1$=4000リエルと思っておけば問題ないです。基本的には変わりません。
このおつりリエルで、リエルは十分足ります。
基本的にほとんど使う機会はありませんが、チップやコンビニ程度でしょうか。

なお、カンボジア国外では近隣諸国でも扱われていないことの多い通貨です。
必ずカンボジア国内で使い切るようにしてください。国外に持ち出しても使えません。
レートそのものはは安定しているんですけどね・・・信頼性は高くない通貨ですね。

ちなみに、どうしても余らせた場合には、カンボジアの空港に募金ボックスがあります。
きちんと使われていることを願いたいですが・・・。
こちらに入れればどこかにはいくはずです。

カンボジアの両替案内

ここまでご説明してもどうしてもカンボジアで両替したい。
もしくは何が何でもリエルが必要、という場合ですが。

もちろんシェムリアップ国際空港にも両替所はあります。
そして当たり前のように、ドルにもリエルにも両替してくれます。
ただこちらは、ドルの両替レートが良くないです。日本のほうがいいのでは、というくらい。
リエルを入手するなら、日本とレートを比べようがないのでここでやるしかないですね。

安全性を求めるのであれば銀行です。
シェムリアップ市内には、カンボジア最大手銀行のACLEDA Bankの店舗があるので、こちらがオススメです。

あとはシェムリアップ川周辺の市内中心部に、両替商はそこそこいるので、ここにいくしかありません。
たとえばこんなところですね。

メイン通りあるけば何件かあるので、ここで両替するしかないですね。
ただ、治安面は十分注意しましょう。特に街中であれば、特にすりに注意です。

まとめ

といったところで、結論は日本でドルを両替してもっていけ!です。
正直シェムリアップ、治安面では不安なことが多々あります。
素直に高級ホテルにとまり、普通より倍以上取られはますがその分安全なホテル所属のトゥクトゥクを使うのを推奨します。
現地で安そうなトゥクトゥク捕まえて、とかやっていると不要なトラブルに巻き込まれやすいです。
ある程度の金額は安全料と思い、使っていくことをお勧めします。

とはいえアンコールワットは誰でも圧巻されるスポット。
訪れてよかったと思うのは間違いないはず。
注意すべきことはたくさんありますが、ぜひ楽しんで訪れてみてください。

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