MENU
日本国内の両替
国別両替まとめ
東アジア
東南アジア
北アメリカ
ヨーロッパ
オセアニア
マクドナルド/リゾート ワールド セントーサ

最新のビックマック指数と読み方(主要33ヵ国比較・本日のレートより算出)

このサイトは一部に記事と関連する広告を表示します

このページでは、主要33ヵ国のビックマック指数について、本日の為替レートをもとに算出しました。

また、ビックマック指数を確認する際には注意事項がありますので、指数の後に解説しています。こちらも併せてご確認ください。

もくじ

ビックマック指数(主要35ヵ国)

では早速ですが、最新のレートに基づいたビックマック指数は以下の通りになります。

順位国名指数価格前年比
1スイス131¥1,062↑111%
2アメリカ100¥813↑102%
3スペイン89¥726↑111%
4UAE89¥725↑102%
5イタリア87¥710↑111%
6フランス85¥694↑111%
7オランダ85¥694↑111%
8ドイツ81¥661↑111%
9シンガポール79¥646↑108%
10メキシコ79¥640↑121%
11イギリス78¥634↑112%
12オーストラリア78¥631↑103%
13カナダ76¥615↑105%
14タイ73¥597↑108%
15ニュージーランド73¥593↑109%
16サウジアラビア73¥592↑102%
17チェコ68¥550↑112%
18ブラジル63¥511↑113%
19ポルトガル62¥505↑111%
20韓国62¥500↑111%
21スウェーデン57¥466↑102%
22日本55¥450→100%
23中国52¥426→100%
24香港49¥398↑103%
25ベトナム49¥395→100%
26フィリピン48¥388↑106%
27インド45¥366↑101%
28南アフリカ44¥354↓99%
29台湾41¥331↑101%
30インドネシア37¥301↑101%
31マレーシア37¥300↑101%
32ロシア26¥215↓64%
33トルコ20¥163↓70%
ビックマック指数(Last Update:2023/09/23 00:09:00)

ビックマックセット指数 (主要35ヵ国)

続いて、最新のレートに基づいた、ビックマック「セット」指数をまとめています。

順位国名指数価格前年比
1スイス150¥2,125↑111%
2アメリカ100¥1,420↑102%
3オランダ86¥1,215↑111%
4ドイツ83¥1,182↑111%
5フランス82¥1,168↑111%
6イタリア79¥1,121↑111%
7UAE77¥1,088↑102%
8カナダ75¥1,066↑105%
9スウェーデン75¥1,065↑102%
10オーストラリア75¥1,061↑103%
11スペイン73¥1,042↑111%
12ニュージーランド67¥947↑109%
13チェコ63¥899↑112%
14タイ62¥885↑108%
15イギリス61¥870↑112%
16サウジアラビア61¥869↑103%
17メキシコ60¥856↑121%
18シンガポール58¥830↑108%
19ポルトガル55¥781↑111%
20香港53¥757↑103%
21日本53¥750→100%
22ブラジル51¥719↑113%
23韓国45¥633↑110%
24中国43¥608→100%
25インド41¥588↑101%
26台湾41¥584↑101%
27ベトナム38¥541→100%
28フィリピン37¥527↑106%
29マレーシア32¥458↑101%
30インドネシア29¥415↑101%
31ロシア25¥353↓64%
32南アフリカ19¥268↓99%
33トルコ15¥207↓70%
ビックマックセット指数(Last Update:2023/09/23 00:09:00)

データの前提条件

極力、各国の最新のデータに基づくよう編集しています。ですが、更新が追い付いていない場合もあります。これにより、一部のデータには誤差が生じている可能性もございますので、あくまで参考価格としてご参照下さい。

そもそも、各国のビックマック価格は、同じ国でも都市や店舗により価格が異なる場合も多いです。なので本当に参考程度だと思ってください。

本ビックマック指数は、以下の根拠にて算出しています。

対象国

  1. GDPの上位20ヵ国(アメリカ、中国、日本、ドイツ、イギリス、インド、フランス、イタリア、カナダ、韓国、ロシア、ブラジル、オーストラリア、スペイン、インドネシア、メキシコ、オランダ、スイス、サウジアラビア、トルコ)を対象としました。
  2. また、上記以外に日本人になじみがある国を各エリアから算出しています。
    1. アジアから台湾、タイ、フィリピン、香港、ベトナム、シンガポール、マレーシア、UAE、
    2. ヨーロッパからオーストリア、チェコ、ポーランド、ハンガリー、スウェーデン、ポルトガル
    3. オセアニアからニュージーランド
    4. アフリカから南アフリカ

指数

一般的にビックマック指数はアメリカを100とする事が多いです。

そのためこの表でもアメリカを100とした場合の、各国の相対的な指数を示しています。

金額

各国の金額を、日本円に換算して表示しています。

前年比

前年同月末の為替レートと、どの程度変動があったかを示します。

現地価格に関しては、当年度と同じ現地価格を用いているのでこの点ご注意ください。あくまで為替レートのみでどれだけ変動があったかを示しています。

このため、日本円が当該地の通貨と比べてどの程度上下したかを示す事になります。

ビックマック指数を読み取る上での注意点

ハッピーミール/マクドナルド
ハッピーミール/マクドナルド

そもそもビックマック単品の値段は高い

まず、そもそもビックマックの単品価格。国によりますが、そもそも割高な値付けがされている事も多いです。

これはもう日本でも同じです。単品のビックマック390円、なんとなく高いなあ、と思いませんか?これがポテトとドリンクが300円で付けられて、690円となると、まあこんなもんか、という印象になります。

当たり前ですが、マクドナルドも商売なので客単価を上げたいです。なので、セットのほうがお得に見える値付けをしているわけですね。

これは世界中で同じです。それどころか、もっと激しい値段設定をしている国もあります。

たとえばシンガポール。ビックマック単品だとなんと500円もして、日本より110円程度高いです。これが良く日本よりシンガポールのほうが物価が高くなった!といって引用される事も多々ありますが、セットだとシンガポールは644円。日本より56円安いです。(レートは2021年11月時点)

つまり、単品を高く見せて、セットで買わせたい、と言うのが非常に強く出ているだけなんですね。

アジアは結構この傾向で安いですね。シンガポール、韓国、UAE、サウジアラビア、タイ、フィリピン、ベトナム、中国あたりはかなり単品価格が高いです。ヨーロッパでもイギリス、スペイン、トルコあたりはこの傾向があります。

なので、より実勢に近い価格を見るために、私はビックマック「セット」指数を提案しています。セット価格のがより実勢に近い価格になっている事が多いです。なので、こちらで見たほうが私は物価を理解するのに齟齬が少ないと感じます。

国によってはマクドナルドは高級品

そもそもカンボジアのようにマクドナルドが無い国もあったりします。こういった国では比較そのものができません。

ただマクドナルドがある国の中でも、たとえばベトナム。

ベトナムのビックマック単品価格は、インドネシア、マレーシア、トルコ、台湾、香港といった周辺のアジア諸国より高い設定になります。ただ私自身、ベトナム行ったことありますが、物価はマレーシアと同程度。台湾や香港のほうが明らかにほかのものの物価は高かったです。

ただビックマック単品価格はベトナムのほうが高いです。これは何故なのでしょうか?

これは、ベトナムではまだマクドナルドの店舗数が少なく、「欧米のファーストフード」として、現地ではお高めの商品認定を受けているからです。実際店舗には、ベトナム人の姿はかなり少なく感じました。こういった例外があるので、この点を考慮する必要があります。

じゃあどうやって判断すればいいのか?というので、参考になるのはマクドナルド1店舗あたりの人口ですね。これが少ないほどマクドナルドがその国でメジャーで、多いほどマクドナルドがマイナー、という事になります。まずは表を見て頂きましょう。

順位マクドナルド
店舗数
店舗当たり
人口
1アメリカ14,14623,130
2カナダ1,45825,560
3オーストラリア98126,739
4ニュージーランド16628,880
5香港23731,190
6シンガポール13641,265
7日本2,97542,622
8スウェーデン19144,422
9フランス1,48547,209
10スイス16750,419
11イギリス1,27451,837
12ドイツ1,47255,939
13アラブ首長国連邦17256,970
14台湾41357,094
15ポルトガル17569,662
16オランダ25469,714
17ポーランド47086,894
18スペイン52091,788
19マレーシア282100,701
20イタリア600102,500
21チェコ共和国102106,868
22ハンガリー92111,341
23韓国447115,145
24サウジアラビア304125,247
25フィリピン655163,938
26ロシア755195,911
27ブラジル1,031203,828
28南アフリカ275252,089
29タイ240287,667
30トルコ253312,980
31メキシコ402321,393
32中国2,700513,333
33インドネシア2241,552,941
34インド3005,617,241
35ベトナム225,620,000
マクドナルド1店舗あたりの人口

これ見て頂ければわかる通り、1位のアメリカを初め、香港、シンガポール、日本あたりはマクドナルドはかなり定着しています。

反対に最下位はベトナム。22店舗しかなく、これはベトナム国民562万人につき1店舗しかない事を意味しています。だから割高なんですね。

他にもフィリピン(ジョリービー)や韓国(ロッテリア)など、ローカルのハンバーガーチェーン店が強い所は店舗数が少ない傾向にあります。

こういった点も踏まえて数値を見る必要があります。

同じビックマックでも国によって微妙に違う

まずそもそもビックマックが売れない国があります。ヒンドゥー教圏、わかりやすい所ではインドですね。インドで牛肉ハンバーガーが売れるわけがなく、ビックマックはもちろん売られていません。

なのでインドでは、「マハラジャバーガー」というインドオリジナルのハンバーガーが売られていたりします。鶏肉ハンバーガーですね。上の比較でもこればっかりはどうにもできないのでマハラジャバーガーで比較しています。

あと、そもそも世界中のビックマックが同じ作り方で作られているわけではありません。各国の栄養素表示を見てみると、カロリー等々の数値が全然違う事が分かっていただけるはずです。つまり、国によって作り方が違うんですよね

なので、「完全に同じ商品での比較」というのはできていないです。

ビックマック指数はあくまで目安

ここで言いたいことは、国によって情勢が違う事があり、ビックマック指数は完璧なものではなく、あくまで目安でしかない、という事です。

この数字をあまりにも信じ込みすぎることなく、雰囲気をつかむための参考数値としてみて頂ければいいかな、と思います。

さいごに

以上、ビックマック指数についてまとめてみました。

ビックマック一つでも世界情勢がいろいろ分かって面白いなあ、と思います。是非皆様も、これをきっかけに様々な国へ思いをはせてみてはいかがでしょうか。

もくじ